大会情報

  • 日程 2019年03月10日(日)
  • 会場 さいたまスーパーアリーナ(メインアリーナ)
  • 観衆

    16,000人(超満員札止め)

  • ONEDAY 公開中!
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    大会概要

    対戦カード

    プレリミナリーファイト第1試合/-53kg契約/3分3R


    璃明武 Riamu

    プレリミナリーファイト第1試合/-53kg契約/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 2-0
        29-28/29-29/30-29
    • ×
    x

    吏羅 Rira

     1R、ともにオーソドックスでローを出し合う。吏羅は構えをサウスポーにスイッチして璃明武の出方を見る。そしてクルリと回り璃明武にバックスピンキック。ジリジリと前に出てロー、ヒザを放つ璃明武に対し、吏羅は下がって距離を作り、バックブロー、掛け蹴りと放つ。
     2R、やはり前に出る璃明武に対し、吏羅も離れて自分の距離を保つ。前に出ながら右ストレート、左フックとパンチも振るう吏羅だが、璃明武はよく見えておりブロックする。逆に飛び込んでのヒザをボディに放った璃明武だが、吏羅がその瞬間を左フックでとらえる。吏羅にカウンターがあるため、璃明武は注意しながらローを放っていく。

     しかしここで璃明武の左ローが吏羅の下腹部に誤爆。吏羅は顔をしかめてダメージの回復に努める。だがダメージが大きく吏羅はなかなか試合に戻れない。しかし、立ち上がると気迫で試合再開に臨む。璃明武には注意が与えられる。

     3R、ミドルからパンチを連携する吏羅だが、璃明武はよく見えており当てさせない。だが、ここで璃明武の左ローが再び吏羅の下腹部に誤爆。吏羅は咳込んで苦しそうな様子を見せる。璃明武に警告が与えられて再開。吏羅はバックスピンキック、ジャンプしての二段蹴りと放つが、璃明武はクリーンヒットさせない。璃明武が先に左フックを当てるが、吏羅の左フックに璃明武はダメージを見せる。さらに左フックを見舞う吏羅だが、璃明武もボディへのヒザで猛反撃。吏羅はこれを前蹴りで遠ざけて終了となる。判定は29-28、29-29、30-29で璃明武。璃明武がデビューからプロ3連勝を飾った。

    プレリミナリーファイト第2試合/K-1スーパー・バンタム級/3分3R


    森坂 陸 Morisaka Riku

    プレリミナリーファイト第2試合/K-1スーパー・バンタム級/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        29-28/29-28/30-28
    • ×
    x

    黒田 勇斗 Kuroda Yuto

     1R、両者ともオーソドックスでミドル、ローと蹴りを多く使った展開。上背でまさる黒田がプレッシャーを掛け、森坂をロープ際まで押していく。蹴りにボディ打ちを交える黒田に、森坂はバックブローを織り交ぜ応戦する。

     2R、このラウンドも両者バチバチと蹴り合うが、森坂はパンチで前進すると、その後でクルリと回転してバックブロー。これをアゴに当てて黒田をダウンさせる。立ち上がった黒田に森坂はハイキックなど襲い掛かるが、黒田は再びのバックブローはヒットさせず、形勢を立て直していく。距離を詰めて上下の左フックに右ローで森坂を攻める黒田。

     3R、このラウンドもバックブローの森坂に黒田も後ろ回し蹴りでやり返す。回転技のトリッキーな攻撃を続ける森坂に、黒田はガードを上げパンチを弾きながらローキック。森坂もしかし黒田の攻撃が見えてきたか左ボディフックは腕でブロックする。森坂は左ミドルを多用。黒田もボディへのヒザ、左ボディフックと放つが、森坂をとらえられない。判定は29−28、29−28、30−28の3−0で森坂。2Rに奪ったダウンで勝利を掴んだ。

    プレリミナリーファイト第3試合/K-1スーパー・フェザー級/3分3R


    友尊 Yutaka

    プレリミナリーファイト第3試合/K-1スーパー・フェザー級/3分3R

    • ●
    • KO
      • 3R 0分41秒
    • ×
    x

    川口 拓真 Kawaguchi Takuma

     1R、サウスポーの友尊に対し、川口はオーソドックス。だが序盤の探り合いで川口の右ローが友尊の下腹部に入ってしまう。幸い大きなダメージには至らず再開。友尊は右から左を繋いだワンツーで川口からダウンを奪取。立ち上がってきた川口に友尊は右フックでダウンを追加する。後のなくなった川口に友尊は3度目のダウンを迫る。しかし川口はクリンチも駆使して友尊にパンチを当てさせず1Rを乗り切る。

     2R、初回に2度のダウンを奪っている友尊だが勝ち気にはやらず、ミドルを当ててそこからのワンツー。しかし川口が左フック・右ストレートととらえて効かせ、流れを引き寄せる。左フックと右ストレートで迫る川口だが、友尊もボディ打ちとフックで応戦。そして川口が突っ込んできたところへ右フックをカウンターで打ち込み、体勢を崩れさせて3度目のダウンを奪う。

     3R、倒し返さんと友尊に向かっていく川口だが、友尊はそこへ引っ掛けるような右フック。これで川口が足から崩れ、4度目のダウンを喫したところで様子を見てレフェリーが試合を止めた。

    プレリミナリーファイト第4試合/K-1スーパー・ライト級/3分3R


    FUMIYA Fumiya

    プレリミナリーファイト第4試合/K-1スーパー・ライト級/3分3R

    • ●
    • KO
      • 3R 1分47秒
    • ×
    x

    中野 滉太 Nakano Kota

     中野は契約体重を700gオーバーしてしまったため、減点1とグローブハンデを課せられた上での試合となる。
     1R、FUMIYAはローからパンチを連係していくが、中野はこれをグローブで弾き当てさせない。中野はローを当てて前に出ると、左フック、アッパーと当てFUMIYAをフラつかせる。だが、この後で中野のローがローブローとなってしまい、FUMIYAのダメージ回復に時間が取られる。
     FUMIYAは気合いの声を上げて試合に戻りロー・ミドルと左の蹴りを放つが、中野に前蹴りで下がらせられ、パンチでロープを背負わされる。
     2R、左右の蹴りから前に出たいFUMIYAだが、中野はこれを許さない。しかし左右の剛腕を振るって中野を下がらせ、ロープを背にしたところでヒザ蹴り。だが、これが中野の下腹部に直撃となってしまう。
     ローブローのリプレイが流れると会場から苦悶の声が漏れるほどであったが、中野は立ち上がり試合再開に臨む。しかしがやはりローブローの影響があるかFUMIYAの左ボディフックにガードが下がり、さらに再び左インローがローブローとなり中野はダメージに膝をつく。
     しばらくして何とか立ち上がった中野は呼吸を整え試合を再開。FUMIYAにはローブローの累積とダメージで減点1となる。中野はローからワンツー、左フックとFUMIYAをとらえる。これにFUMIYAも右ストレートと左フックで応戦する。
     3R、両者左ミドルの蹴り合いからスタート。そこから左ストレートが相打ちとなるが、ダウンを喫したのはFUMIYA。
     立ち上がったFUMIYAに中野はボディフックを打ち込むが、中野も同じ技でやり返す。FUMIYAはサウスポーにスイッチするも、中野は再びの左ボディフックで2度目のダウンを奪い、これでFUMIYAをノックアウトした。

    第1試合/スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R


    小澤 海斗 Ozawa Kaito

    第1試合/スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R

    • ●
    • 延長判定
      • 3-0
        10-8/10-8/10-8
    • ×
    x

    覇家斗 Hayato

     1R、小澤は開始とともに跳びヒザを放ってスタート。覇家斗は慌てた様子を見せず対処する。小澤は左ハイ、跳びヒザと放ち、覇家斗のパンチをブロックし、蹴りもスウェーでかわしていく。覇家斗の攻撃が見えているか、小澤は蹴りに合わせて左ストレートを伸ばす。そして接近戦では右ショートフックを打ち込む小澤。

     2R、小澤は速いフットワークでリングを回り、覇家斗が前へ来たところで左ハイ。覇家斗はサウスポーの小澤に距離が掴みづらいか、前に出て間合いを詰めんとする。小澤は左回りしてこの間合いを詰めさせない。覇家斗が右ストレート、右ミドルと放ってきても、小澤は右フック、左ミドルと放ち、距離を巧みにコントロールして打ち合わない。覇家斗が迫ると左ハイでアゴ先をかすめる。

     3R、覇家斗は軽快なステップから間合いを詰めてパンチの距離に持ち込み、ショートパンチの回転で小澤を巻き込まんとする。そしてワンツーとヒザで小澤をとらえ、やや小澤をフラつかせる。しかし小澤は右回りして再び打ち合いの距離を外す。覇家斗は再びすぐ前に出て小澤に迫る。小澤は覇家斗の前進に左ストレート、左ミドル・ハイと合わせるが、覇家斗は止まらない。覇家斗も跳びヒザ、右ストレートと小澤を追う。判定は29−29、29−29、30−30でドロー、延長戦となる。

     延長R、開始から小澤は右フックを振るって前に出る。さらに左ストレートも当てる小澤だが、闇雲に打ち合いはせず、左ミドルを織り交ぜる。覇家斗は左フック・右ストレートとパンチを中心に小澤を攻める。左目の周辺から出血の見られる小澤。ここで覇家斗はヒザ蹴りを放たんとするが、そこへ小澤の左ストレートがヒット。転倒した覇家斗にダウンが宣せられる。ダウンを奪った小澤は余裕が出たか、ガードを下げ笑顔を見せて覇家斗を挑発し、後ろ回し蹴りの大技も見舞う。覇家斗はミドルと力を込めたパンチで迫るが、覇家斗をとらえられない。判定は3者10−8で小澤。復活の第1歩となる勝利を上げた。

    ■試合後の小澤海斗のコメント
    「(試合の感想は?)新しい環境になって3ヵ月なんですけど、全然まだまだ結果も成果も出てないので、これからまだまだ継続して努力していくだけですね。(相手の印象は?)ひと言で言うと、タフすぎる。(これからの目標は?)フェザー級のベルトがホントに欲しいので、これからもっと練習して強くなります。(マイクで何か言いたげでしたが?)『魔裟斗さん、誕生日おめでとうございます』とKO勝ちして言いたかったんですけど、KO勝ちできなかったので、言えなかったです」

    ■試合後の覇家斗のコメント
    「(試合の感想は?)あんだけ人生かけるとか強気なこと言っといてこういう結果、結果というか自分のファイトスタイルが出せなかったこと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。(相手の印象は?)自分が仕掛けなかったのもあるんですけど、殴り合いたかった気持ちもあって……でもそこが小澤選手のよさだと思うので、小澤選手にはこれからも頑張ってほしいと思います。(これからの目標は?)今後はちょっと、ゆっくり考えたいと思います」

    第2試合/スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R


    近藤 魁成 Kondo Kaisei

    第2試合/スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 2R 2分23秒
    • ×
    x

    瑠久 Ruku

     1R、一昨年のK-1甲子園決勝で対戦した2人は互いにオーソドックスで向かい合う。長身の近藤はプレッシャーを発して前に出る。瑠久は踏み込むと右ストレートと左フックで浅くではあるが近藤をとらえる。だが近藤は慌てることなく、ジャブと右ローでその後は懐に入らせない。瑠久が入ってきたところへ逆に右ストレートを飛ばしてヒットする。

     2R、近藤はやはり前に出ていく。プレッシャーをかけてジャブを突き、瑠久をジリジリと下がらせる。瑠久は状況を打開しようと左ボディを放ちにいくが、ここで近藤のカウンターの左がヒット。近藤はフラついた瑠久に跳びヒザで襲い掛かり、右ストレート、ボディを交えたパンチ連打をフォローしダウンを奪う。立ち上がった瑠久はダメージがあったか目を気にしている。近藤は逃さずストレート、左フック、ヒザと猛攻して瑠久を攻め落とし、K-1甲子園での決勝に続き返り討ちにした。

    ■試合後の近藤魁成のコメント
    「(試合の感想は?)今までで一番いい勝ち方で、プロの戦いを見せられたかなと思います。(相手の印象は?)この前やったときより強くなってたんですけど、構えた時に勝てるかなと感じたので。今回の試合、勝つことを考えてましたけど、もっと先に目標があるので、今回は勝ってよかったなあと言うよりは、勝たないとダメだった試合でした。(これからの目標は?)来年の3月で高校を卒業するんですけど、高校生の間にK-1のベルトを獲りたいので、あと1年の間に早く獲りたいなと思います」

    ■試合後の瑠久のコメント
    「(試合の感想は?)もう、完敗ですね、今回は。もう何も言うことはないです。(相手の印象は?)やっぱ、メチャクチャ強くて、何を狙ってくるのか分かんなくなってきて、一発もらってそのまままとめられて、終わったって感じですね。(これからの目標は?)完全に完敗なので何も言うことはないので、今日は思いっきり落ち込みたいと思います。でもしっかり復活したいと思います。応援に来てくれたみなさん、本当にすみませんでした。次も頑張るので、応援よろしくお願いします」

    第3試合/スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R


    ゴンナパー・ウィラサクレック Gonnapar Weerasakreck

    第3試合/スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30-29/30-29/30-29
    • ×
    x

    リュウ・ウェイ Liu Wei

     ともにサウスポーだが、長身のウェイがゴンナパーをロープに詰めていく。しかしゴンナパーは押し込まれたままになっておらず、右ミドル、右フックとパワーある攻撃を振るっていく。右フックの上下打ち、左ミドルとウェイを攻めるゴンナパー。そして左ローを浴びるとウェイは右足を気にする素振りを見せる。だがゴンナパーが打ち気になると、ウェイはそこを逆にカウンターの右フックでとらえる。しかしゴンナパーはさらに左ローを追加して初回を終える。

     2R、ウェイがダメージを見せる右足にゴンナパーは左ローを追加。前蹴り、右ボディフックでゴンナパーをストップせんとするウェイだが、ゴンナパーはウェイの攻撃の合間をぬって左ローを飛ばす。ワンツーから右フックを連係するウェイだが、ゴンナパーはガードの奥から攻撃を見てダメージを負わない。ゴンナパーのローを足を引いてかわす。

     3R、ウェイはワンツーフックとパンチを回転させ、逆にゴンナパーの左ローを浴びるが弱気なところを見せない。足のダメージを感じさせるウェイだが、距離を詰めパンチをまとめる。これにゴンナパーは右ミドル、左ローとやはり蹴りで応戦する。ウェイはプッシングも交えてゴンナパーに応戦し、右フックを打ち込んで終える。判定は30−29、30−29、30−29の3−0でゴンナパー。実力外国人同士の一戦を制した。

    ■試合後のゴンナパーのコメント
    「(試合の感想は?)まず勝つことが目的だったので、それを達成できてよかった。ただ試合の内容に不満が残るので、これからはそこを改良していきたい。(相手の印象は?)相手もしっかり練習や対策をしてきたんだなと思った。ただ、自分には勝てなかったんだなという印象だった。(これからの目標は?)次の目標は、自分が戦っている階級でのタイトルマッチだ」

    ■試合後のリュウ・ウェイのコメント
    「(試合の感想は?)パフォーマンスは自分としてはすごくよかったと思うけど、一つ敗因があるとすれば、もう少し距離を取って戦えばよかったかなと思う。(相手の印象は?)ひと言で言えば、すごく堅牢な選手だった。パンチもすごくスピードがあったし、キックもすごく重かった。今回、ゴンナパー選手と拳を交えることができて、非常に光栄です。

    (これからの目標は?)帰国後、自分のパフォーマンスを全面的に鍛え直したい。もしチャンスを与えてもらえるのであれば、ゴンナパー選手とリベンジ戦に臨みたい。また、もちろんライト級のチャンピオンベルトも狙っているで、日本に来てゴンナパー選手とのリベンジマッチ、そしてライト級のタイトルマッチに挑みたい」

    第4試合/スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R


    大沢 文也 Osawa Fumiya

    第4試合/スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R

    • ●
    • 延長判定
      • 0-3
        9-10/9-10/9-10
    • ×
    x

    篠原 悠人 Shinohara Yuto

     1R、大沢は距離を作って篠原のローをかわし、そこからステップインしての左フックを当てる。大沢は篠原を前に来させ、パンチを誘って逆に右ストレートを狙う。篠原も右ストレートを伸ばしてヒット。だが大沢はまたすぐに距離を開け、篠原を誘う。

     2R、再び距離を作る大沢に篠原はステップインしてボディフック。大沢はもっと打ってこいとジェスチャーを見せる。顔の前にガードを上げ、大沢は前に出て左右ボディフック。距離が近くなり両者バッティングが見られる。篠原は少し下がって逆に距離を作る。だが、大沢も安易に乗って入ってはいかない。

     3R、大沢はガードを上げ、歩を進めて前に行く。篠原はボディへのヒザを打ち込むが、大沢は下がらない。大沢はガードを下げて誘うものの篠原は乗っていかない。大沢もボディフックから入っていくが、篠原のガードを切り崩せない。判定は29−29、30−30、29−29でドローと差がつかず延長ラウンドの実施となる。

     延長R、篠原は顔からボディとパンチの連打をまとめる。大沢はパンチの手数こそ劣るが、右オーバーハンド、右ストレートと的確にヒットを上げる。篠原はパンチ一辺倒にならず、ヒザを交えて大沢のボディをとらえる。大沢はガードしての前進、あるいは左フック・右ストレートで間合いを詰め、ボディ打ちへと繋げる。判定は3者10−9で篠原。慎重な戦いを見せ、キャリアが上の大沢を下した。

    ■試合後の篠原悠人のコメント
    「(試合の感想は?)大沢選手はテクニックがあって、やりにくいだろうなとは思ってたんですけど、1R、距離もけっこう遠くて、フェイントとかの駆け引きもあったりしてけっこうやりにくくて。自分の中でもドローかなと思って、延長で行くしかないと思ってたんですけど、やっぱ最後までやりにくかったなという試合でしたね。

    (相手の印象は?)今までにいなかったタイプでしたね。やったことないタイプのベテランの選手で、駆け引きもあって。延長に行ったことなかったんで、そこは経験になったかなと思うんですけど、今回は反省が多いです。(これからの目標は?)今回、しっかりKOとかで勝ってライト級のベルトに挑戦したかったんですけど、今日の内容じゃそんなデカい口叩けないと思うので、しっかりもう1回一から練習して出直したいなと思ってます。でもやっぱK-1ライト級のベルトはしっかり狙っていきたいので、今後も頑張っていきたいなと思ってます。

    (今日のタイトルマッチの感想は?)卜部選手がかわして当てて勝つのかなと思ってたら、林選手がけっこうプレッシャーかけて当てたので、すごいなあと思ったんですけど、僕は林選手にKOで負けてるので、しっかりリベンジととともにタイトルマッチ、ベルトを狙っていきたいなと思いました」

    ■試合後の大沢文也のコメント
    「(試合の感想は?)そうですね……何にもないっす。何かもう、すみませんって言葉しか出ないです。ホント、メチャメチャつまんない試合して、会場のお客さんのつまんなそうな話し声が聞こえるぐらいつまんない試合しちゃいました。(相手の印象は?)お互い考えてることが一緒なんだなって試合中に分かりました。『あ、これ僕が打ったらカウンター来るな』ってメッチャ思ってて。篠原君もたぶん同じようなことを思ってたんじゃないかと。お互いに会話してたっすね、リング上で。(これからの目標は?)あったんですけど、今日試合に負けちゃって、しかもああいう形の負けなんで、内容がちょっとアレなんで、正直何もないです、今は。先のことは何も考えられないです」

    第5試合/K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R


    シナ・カリミアン Sina Karimian

    第5試合/K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30-29/29-28/29-28
    • ×
    x

    加藤 久輝 Kato Hisaki

     1R、加藤は開始から走るように向かうと奥足への左ローを連打。やや面食らったかのカリミアンだが、巨体を舞わせ跳びヒザで対抗する。身長差のあるカリミアンだが、加藤は左ローを続行。カリミアンは打ち下ろしの右ストレート、左フックと繰り出し、さらにボディへの跳びヒザ、前蹴りを放つ。だが加藤は左スイングフックを当て、カリミアンの足を止める。

     2R、加藤はカリミアンのストレートを頭を振ってかわしながら左ロー。だが、カリミアンもこのローにパンチをカウンターで合わせる。カリミアンが放つボディへの跳びヒザを効かされた加藤だが、逆に左スイングフックを当てる。しかしカリミアンはその後で前蹴りを連打し、追撃させない。さらにストレートの相打ちではリーチでまさり、加藤を下がらせる。

     3R、ローから攻めていかんとする加藤だが、カリミアンがやはりリーチに勝るストレートを当て、消耗の見られる加藤に左右のストレート・体圧でさらにプレッシャーを掛ける。下がりながらもミドル、フックを返す加藤だが威力が落ちておりカリミアンにダメージを与えられない。一方余力の見られるカリミアンはストレートとヒザで攻める。終了間際、左から返した右フックを効かせ、さらに左右フックをフォローした加藤だが、ダウンを奪うには至らず終了となる。判定は30−29、29−28、29−28の3−0でカリミアン。初防衛を成し遂げた。

    カリミアンのマイク
    「ミナサン、コンバンハ。ヨロシクオネガイシマス。ファンのみなさん、応援してくださったみなさんに本当に感謝しています。もう一度さいたまに来て戦ってベルトを守れたことを本当に嬉しく思います。スポンサー、会長、マネージャーにも感謝していまう。この勝利をお年玉としてイラン国民に与えたいと思います。日本のファンのみなさん、前回の優勝の後6ヵ月日本に滞在していましたが、みなさんはとても優しくしてくれて嬉しいです。ありがとうございます」


    ■試合後のシナ・カリミアンのコメント
    「(試合の感想は?)自分の試合には満足していない。もっとできたはずだけど、できなかった。でも幸いにこの試合は勝つことができた。(相手の印象は?)試合前はいろいろ私を挑発していたので、もっともっと期待していた。いい選手ではあると思いますが、期待はずれでした。(これからの目標は?)今まで以上にこの道で成長していきたいと思うし、業界で名前が知られている大きい選手にチャレンジしていきたいと思います。(リング上で名前を挙げていた選手は誰?)アーテム・バキトフというキックボクサーで、ロシア人選手です」

    ■試合後の加藤久輝のコメント
    「(試合の感想は?)まあ、負けましたね。これからコーチたちと何が足りなかったか分析して、次の試合の時に同じミスをしないように頑張ります。(相手の印象は?)大きかったですね、やっぱり。去年よりはレベルアップしてましたね、戦い方も変わって。やりづらかったです。(これからの目標は?)ケガはないので、今回何がうまくいかなかったかをしっかり分析して、またリングに戻りたいと思います」

    第6試合/K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R


    卜部 功也 Urabe Koya

    第6試合/K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

    • ●
    • 延長判定
      • 0-3
        9-10/9-10/9-10
    • ×
    x

    林 健太 Hayashi Kenta

     功也はサウスポー、林はオーソドックスで両者向き合う。右ストレート、右ミドルで迫る林だが、功也は余裕を持った見切りで林の攻撃をさばいていく。そして左ミドル、左ストレート、左ミドルと的確な攻撃を林に当てる。右ジャブを突いて林を制し、ボディへのヒザを打ち込む功也。林はパンチの距離に持ち込めない。

     2R、林はボディストレートを打ち込み、功也が跳びヒザ、左ストレートを放っても下がらずに右ストレートを伸ばしてとらえる。功也は跳びヒザ、左ストレートと繰り出し、林を下がらせんとする。左ミドルからストレート、ロングフックと角度を変えた左パンチを振るう功也。だが、林も右ストレートをヒットさせる。ロープ・コーナーを背にする功也はヒザ蹴りで出ようとするが、この時功也の足がローブローになってしまい一時中断。再開すると林はプレッシャーを弱めず、右ストレートと左フックで功也に詰め寄る。功也は右ジャブ・左ストレート、左ミドル。林はこれを被弾するも下がらない。

     3R、林はやはりプレッシャーを発して功也をコーナー・ロープ際に追う。功也が出ようとしても手を伸ばして功也を押し戻す。ボディへのヒザも打ち込む林。功也の左ストレートがとらえても林は止まらない・下がらない。しかし功也も林の強打はクリーンヒットさせていない。林は左右のパンチを上下に振り分け、ボディにヒザを入れ、右の打ち下ろしで功也をフラつかせる。林はなおも止まらず左フックと右ストレートでラッシュして終了する。判定は29−29、29−29、29−29でドロー。延長戦で勝敗を決する。

     延長R、勢いに乗っている林は功也をコーナーに詰め、功也が出ようとしても押し戻して出させない。やや足がフラついたかの功也だが、左ストレートを連続でヒット。だが林もすぐに盛り返す。功也は跳びヒザ。しかし林は後退を見せず功也に向かう。ボディをまぜたパンチで林は功也を攻める。パンチ一辺倒とならず、ヒザ蹴りも入れて反撃する功也だが、林につかまり右・左のフックと、右ストレートと当てられる。フラつく功也も必死に倒れず、ハイキック、そして左ストレートと林に当て返して終える。判定は3者10−9で林。林が涙のベルト戴冠を果たした。

    林のマイク
    「まさか自分がチャンピオンベルトを……(涙で途切れ途切れとなる)。毎日練習とか減量とかプレッシャーとか、家にいても子どもたちに塩対応になっちゃって、でもチャンピオンになってファイトマネーも上がると思うので、行きたいところに全部行こうと思います。頑張りました。これからも応援よろしくお願いします」

    ■試合後の林健太のコメント
    「(試合の感想は?)功也君はK-1ファイターというか立ち技の中でも僕的にパウンド・フォー・パウンドというか一番強いと思ってて、ずっと見本にしてた選手やったんで、正直、タイトルマッチが決まったときは『ああ、功也君か、いけるかなあ……』という迷いもあったんですけど、練習していくうちにそんな迷いもなくなって、昨日の記者会見でも言ったんですけど、『自分がどれだけできるか楽しみやな』ってぐらい、ホンマに練習してきたんで、『あとはやるだけやな』って思ったら、しっかりベルトを巻くことができました。

    (相手の印象は?)警戒してたストレートは速くて、いっぱいもらっちゃったんですけど、僕もこないだのトーナメントで準決勝、決勝とけっこうパンチでやられちゃったんで、ディフェンス、よけることを意識して練習してきたので、けっこう練習の成果は出たかなと思います。(これからの目標は?)ずっと言ってる、盛り上げる試合。みんなが興奮してウォーー!って熱くなるような打ち合いをしていきたいので、もっともっとこう……自分はパンチのあるファイターやと思ってるんで、世界中から打ち合えるようなファイターを呼んでもらって、外国人とリングの上でバッチバチに殴り合って、お客さんを興奮させたいと思います。

    (距離を詰めたのは作戦通り?)自分の持ち味はプレスかけてしんどくさせるというか、距離を潰すということなんで。あれで距離を潰してなかったら、たぶんもっと蹴られてたかなと思います。だから距離を潰して蹴られなくして、ストレートとかのパンチをよけてという練習の成果が出ましたね。(いいパンチももらっていましたが)功也君は蹴りもパンチも最強やと思ってたから、どれかはもらってもしゃあないかなという、肉を切らせて骨を断つみたいな作戦で行きました。

    (試合後、功也選手とは話しましたか?)話しました。記者会見のときに『あんまり同門という感じはしない』とは言ったんですけど、今回は相手が功也君やからKRESTには行ってなかったですけど、普段はKRESTでスパーリングもけっこうしてるんで、やっぱ仲間ですし、先輩ですし、功也君も後輩やって言ってくれるから、『これからも練習でもよろしくね』って言ってくれました。いい先輩です、ホンマに」

    ■試合後の卜部功也のコメント
    「(試合の感想は?)対戦相手の、同門の健太が強かったですね。気持ちもすごく出ていて、強かったです。(相手の印象は?)ホントに何か堅実というか、相手の流れに持ち込まれたなというのはあるんですけど。本当にいい選手です。頑張ってほしいです。(これからの目標は?)いやあもう、今後は考えられないですね。分かんないですけど(苦笑)。もうけっこう長くやってるんで、あとはどう締めるかという、それぐらいですね。
    (ローブローのときには?)当たっちゃったなみたいな感覚はありました。(その後、キックの軌道が高めでしたが、意識しましたか?)まあ蹴るヤツは蹴るんで、もうちょい、僕は性格的に……もうちょい行けばよかったんですけどね。行けなかったですね。下は狙いづらかったですね。もう一回取られると印象悪いなと思ったんで、自然と高めになっちゃったかなと思います。

    (『締める』というのは、現役をという意味ですか?)そうですね。いろんな人と相談しなきゃいけないですけど。でももうラストスパートだとは、自分の中でずっと感じてたので。あとはどこで集大成を見せるかとか。もう一回、ベルトは目指せないです、正直。キャリア的にも、もう一回ベルトを巻こうという気持ちには……。負けた今の状況だからとかじゃなくて、僕は試合前から負ける覚悟もしてるので、それも受け入れて、負けたら負けたでどういうプランで行こうかとか考えてたので。もうそろそろですね」

    第7試合/スーパーファイト/K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R


    金子 晃大 Kaneko Akihiro

    第7試合/スーパーファイト/K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R

    • ●
    • 延長判定
      • 3-0
        10-9/10-9/10-9
    • ×
    x

    玖村 修平 Kumura Shuhei

     1R、両者まずはオーソドックスでミドルを蹴り合うが、どちらも目がよくクリーンヒットさせない。距離が詰まりパンチの打ち合いに移行すると、金子が右ストレート、左フックを当て優勢。金子はここから出ていき、右ストレート、左フック、跳びヒザとロープを背負った玖村を攻める。玖村もラウンド終盤、跳びヒザ、バックブローと放つが、金子はよく見えており当てさせない。
     2R、金子は前蹴りで玖村を転倒させる。そして右ミドルを連続で玖村に当てる。金子は前蹴り、ミドルから距離を詰め、左ボディフックで玖村をダウンさせる。金子は一気にパンチで襲い掛かるが、ここで玖村がバックブローを直撃させてダウンを奪い返す。ダメージの深い金子に玖村はパンチをまとめ2度目のダウンを奪う。

     3R、両者パンチを交錯させる。金子はダウンを奪った左ボディフックを再び打ち込む。しかし玖村は右ストレート、左フックと当てて盛り返す。パンチの打ち合いでは金子に分があり、右ストレート、左フックと玖村を押す。金子は玖村をコーナーに追い詰め、左フックの上下打ちで玖村を追い詰める。左ボディフックを効かせた金子は右ストレート、左右フック、右ストレートとさらに玖村に迫る。しかし終了間際は玖村が左右ストレートで反撃して終了。判定は27−27、27−27、27−27でドロー。延長戦に突入となる。

     延長R、金子が右ストレートを当てれば玖村も左ストレートを返す。金子はここで前蹴りをボディに打ち込み、続いてヒザ。延長ラウンドでも玖村をロープに追い詰める。そして金子は右ミドルを当て、ジャブからの右ストレートで玖村をフラつかせる。玖村はバックブローを放つが、これは金子にブロックされる。玖村をコーナーから出させない金子はボディへのヒザも見舞う。左右のストレートが強く、玖村が前に出てきてもさらにストレートを打ち込み、そしてバックスピンキックと意外性ある攻撃を見せる。右フック、左ストレートと金子は玖村をフラつかせて試合を終える。判定は3者10−9で金子。新世代同士による好勝負を制した。

    ■試合後の金子晃大のコメント
    「(試合の感想は?)いやー全然、ダメダメっす。そんな感じです。(相手の印象は?)やる前と正直変わんないですけど、アレ(バックブロー)は予想してなかったですね。(これからの目標は?)今回、こんな感じの試合だったので、まだまだだなと思いました」

    ■試合後の玖村修平のコメント
    「(試合の感想は?)はじめダウン取られて気持ち折れてたんですけど、前回の大阪大会で悔しい結果で終わってたんで、ここで終われないと思ったので、そこから頑張ろうと思って……結果負けちゃいましたけど、楽しかったですね。(相手の印象は?)想像ではもっと2倍3倍強いと思ってたので、全然勝てるなと思ったんですけど、パンチは強かったですね。(これからの目標は?)ホントは勝って武居選手に挑戦アピールしたかったんですけど、僕にはKrushチャンピオンの弟がいてるんで、負けた身では言えないですけど、まだ僕は武居選手に挑戦したいと思ってるんで。次は決まった試合全部勝って、すぐ挑戦したいなと思ってます」

    第8試合/スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R


    小宮山 工介 Komiyama Kosuke

    第8試合/スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30-29/30-28/30-29
    • ×
    x

    郷州 征宜 Goshu Masanobu

     1R、ともにオーソドックスから郷州は前に前に出て間合いを潰していくが、小宮山は足を使って正面に立たないようにして圧力を受けない。顔面前蹴り、郷州の入り際に合わせる左右フックと放つ小宮山。だが郷州も戦いのスタイルを変えることなく、前に出て右クロスを打ち込む。小宮山は足を止めず、郷州の周囲を回るようにして攻撃を見舞っていく。

     2R、前に出る郷州、リングを回る小宮山という両者の図式は変わらず。小宮山はフットワークを止めず、郷州のパンチを受けても連続では被弾しない。闘牛士のように試合を展開する小宮山。パンチをかわし、あるいはもぐってかわしクリンチで郷州に追撃させない。

     3R、郷州は右ストレート・右クロスと振るっていくが、小宮山は距離を作ることでパンチを目先でかわしていく。そして次第に右ストレート・右フックとカウンターを合わせるようになってくる。やや出足が落ちて見える郷州に対し、小宮山はフットワークを落とさず郷州の周囲を回り、左右のパンチ・前蹴りを浴びせ、やはりクリンチも織り交ぜ、郷州に適打のヒットを許さない。判定は30−29、30−28、30−29の3−0で小宮山。1年ぶりの試合となったが勝利を上げた。

    ■試合後の小宮山工介のコメント
    「(試合の感想は?)約1年ぶりにリングに上がることができて、華やかなリングの空気を吸えて、刺激を感じました。(相手の印象は?)本当に気持ちがすごく強くて。もともと僕も試合からちょっと遠ざかっていたこともあって、郷州戦のオファーをいただいた時に、郷州選手だから今回の試合を受けたというか。『K' FESTA.1』のときに3回花道を歩かせていただいて、最後KO負けで幕を閉じる形だったんですけど、そこで僕の中である意味区切りがついた気持ちだったんですけど、郷州戦のオファーをいただいた時に、タイムリープじゃないですけど、格闘技の神様から手を差し伸べてもらったような気持ちになって、郷州選手だから今回、受けました。(これからの目標は?)今日、久々にリングの空気を吸えて、刺激的で、また現役を続行したいなと言う気持ちも芽生えてきたので、みなさん楽しみにしてください。

    (郷州戦の前までは区切っていた?)武士は死に場所を求めて生きると言いますけど、自分も空手家であり武道家として、『K' FESTA.1』のとき、最後はやられてしまいましたけど、ある意味区切りがついたので、でも郷州戦のオファーをいただいた時に、先ほど言ったような心境でした」

    郷州征宜
    「(試合の感想は?)小宮山選手を捕まえるのが目標だったんですけど、捕まえきれなくて、本当に情けない試合をしてしまって申し訳ありませんでした。(相手の印象は?)初めて負けた相手が小宮山選手だったので、本日勝ってリベンジしたかったんですけど、それが叶わず、残念ですね。(これからの目標は?)負けたままでは終われないので、もう一度挑戦したいですね。小宮山選手もそうですし、もっともっと他の選手にも勝っていきたいと思いますので、もう一度頑張りたいなと思います」

    第9試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R


    左右田 泰臣 Soda Yasuomi

    第9試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30-29/30-29/30-29/
    • ×
    x

    松花 征也 Matsuhana Masaya

     1R、ともにオーソドックスで腕を高くした似た構えを見せる。左右田はジャブ・ストレートから前に出てローに繋ぐ。松花はこれに左ミドル・右ローで応戦。左右田は身を低くしてそこからボディにもジャブを伸ばし、ローを返す。左右田は慎重な立ち上がりを見せる。

     2R、お互いジャブから次の攻撃に繋げる。左ミドル・右ローと蹴り主体の松花より、左右フックに右ストレートとパンチをメインにする左右田がペースを握る。松花も蹴りを返していくが、左右田はよく見えており、自身も右ローを返す。左右田は左ボディもメリ込ませる。

     3R、松花は蹴りからパンチにシフトを変え左右田に迫る。左右田は真正面からパンチの打ち合いに応じるのではなく、プッシング・ヒザ蹴りを織り交ぜ、松花を下がらせて攻撃を集める。松花も手数を落とさないが、圧力で勝るのはパンチ・ヒザ&プッシングの左右田。判定は30−29、30−29、30−29で左右田。幻の対決に勝利して因縁を断ち切った。

    ■試合後の左右田泰臣のコメント
    「(試合の感想は?)今回はちょっと個人的にも勝ちにこだわりすぎてしまったかなと。そういう意味で悪いところが出て、課題が残る試合でした。(相手の印象は?)試合前と変わらないですね。いい選手ということは間違いないので。(これからの目標は?)とりあえず、ちょっと充電期間が必要かもしれないので、次につなげたいなと思います」

    ■試合後の松花征也のコメント
    「(試合の感想は?)2年ぶりの試合だったので、だいぶ感覚などない状態だったので、久しぶりでいろいろ焦るところも多々あったんですけど、でも、試合やれたのですごくよかったです。結果的に負けちゃったんですけど、次また勝てるように頑張りたいと思います。(相手の印象は?)やっぱりパンチがすごくうまいなあというのは感じて……一発一発がすごく重かったです。ボクシングテクニックも、全然向こうのほうが上だったなあという感じはしました。(これからの目標は?)今回負けちゃったんであんまり大きなことは言えないんですけど、次は勝てるように、一生懸命、一日一日を大事にしていきたいと思います」


    第10試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R


    佐々木 大蔵 Sasaki Daizo

    第10試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        28:29/27:30/27:30
    • ×
    x

    安保 瑠輝也 Anpo Rukiya

     1R、サウスポーに構えた安保は左ハイに続いてて左ストレートを伸ばし、これを佐々木に当ててダウンを奪う。立ち上がった佐々木に対して、安保はすぐさま得意の跳び二段蹴り。佐々木は落ち着いて左ミドルを放っていく。安保が勢いを発して出ようとしても、それをいなして勢いを受けない。それでも安保は跳びヒザからストレートとさらに佐々木にダウンを迫る。

     2R、安保はサウスポーとオーソドックスをスイッチしながら試合を進める。しかし佐々木は前蹴りとジャブでけん制し、安保に攻めさせない。安保がパンチを狙ってもいち早く察知してバックステップ。安保もロングレンジの左ストレートを伸ばし、続いて左ハイキック。佐々木は戦いを楽しむかのように笑顔を浮かべる。

     3R、ローを当てていく佐々木。安保は跳びヒザからストレートと伸びやかに攻めるが、佐々木はこれを直撃させない。逆に安保をロープに詰め、ボディフック・顔面フックとジリジリと攻めていく。佐々木を押して出んとする安保だが、佐々木は下がらず、逆に安保を押し戻してフック・アッパー・ストレートと安保を攻める。安保はポジションを入れ替える。だが佐々木は再び安保をロープ際に戻す。ショートのパンチコンビネーションで優勢となる佐々木だが、安保も打ち下ろしのストレート、フルスイングの左フックを振るって応戦。判定は29−28、30−27、30−27で安保。佐々木の後半の追い上げを振り切って勝利した。

    ■試合後の安保瑠輝也のコメント
    「(試合の感想は?)勝つことができてよかったですけど、内容としては全然納得行ってなくて、自分があんまり好きじゃない、勝ちだけの選手みたいになっちゃってるんで、まあ……そうですね、不甲斐ない結果になったなと思います。(相手の印象は?)正直、効いた攻撃は何一つないんですけど、近い間合いの距離であったり、そういった部分は、経験を積んできた分、うまさはあったんで、ちょっとやりにくい部分もあったのかなあというのはありました。

    (これからの目標は?)ここでKOでバッチリ勝って、この階級のチャンピオンは俺しかいないって言いたかったとこなんですけど、内容が内容なんで自分をちょっと一回見つめ直して、また派手な安保瑠輝也になって……まあこの階級を盛り上げられるのは、日本人では僕しかいないと思ってるんで、有言実行して、これからまたしっかりと魅せられる選手になれるように頑張ります」

    ■試合後の佐々木大蔵のコメント
    「(試合の感想は?)結果が全ての世界なので、まあ、負けっていうことで、また一歩一歩上っていかなきゃいけないなと思ってます。(相手の印象は?)やっぱりリーチが長くて、自分と同じぐらいのタッパの人とやるより……180cmぐらいの人とやるのは初めてだったので、そういう部分では、『ああ、この距離に伸びてくるな』って、一発目のダウンがそうだったんですけど……リーチが長いなっていう印象ですかね、終わってみて。そこを突かれたなって感じです。

    (これからの目標は?)結果が全ての世界なんですけど、僕の中での今回の目標が『楽しむ』っていうことだったんで、この『K' FESTA』っていう雰囲気だったり花道だったりっていうのは、本当に自分自身すごく楽しかったので、今は、『次また何かやりたい』っていう思いが芽生えてますね」

    第11試合/K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R


    村越 優汰 Murakoshi Yuta

    第11試合/K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30-28/30-28/30-28
    • ×
    x

    卜部 弘嵩 Urabe Hirotaka

     1Rが始まると、弘嵩は右のパンチからサウスポーの村越に入っていく。村越は距離を取り、得意の左ミドルを飛ばして応戦。遠い間合いから速い踏み込みを見せる弘嵩だが、村越もそこへ右ジャブを合わせ、弘嵩が来ないと左ミドルを再び飛ばす。だが、弘嵩もそれを見て取り左フックをカウンターで当てる。

     2R、距離を取る村越に、弘嵩は依然速い踏み込みでパンチを狙っていく。だが村越もよく見えており弘嵩のパンチを当てさせない。逆に村越は距離があることで弘嵩のパンチを見切って空を切らせ左ミドルを当てる。弘嵩の踏み込みに合わせたヒザ蹴りもヒット。試合は次第に村越のペースとなってきたか、跳びヒザ、ハイキック、ボディへのヒザと次々攻撃を当てていく。

     3R、村越はやはり距離を作り、左ミドル・左ハイ、前蹴りと蹴りを使い分け、さらに左ストレートでも飛び込む。弘嵩は鋭い左フックを振るうが、村越にかわされ空を切る。村越は左・右とヒザ蹴りを連続でヒット。その後で今度は弘嵩の顔にストレートを当てる。完全に弘嵩の動きを見切っているかの村越。弘嵩が突っ込んでくるのをさばきボディにヒザを突き刺す。判定は30−28、30−28、30−28の3−0で村越。王座を守り弘嵩の2階級制覇を阻んだ。

    村越のマイク
    「卜部選手は昔から試合を観ていて尊敬している選手だったので、試合ができてすごい嬉しかったです。今までK-1に来て強さを見せられていなくて、まだ全部は見せられていないけど、少しは見せられたかなと思います。K-1フェザー級チャンピオン村越優汰を忘れないでください」

    ■試合後の村越優汰のコメント
    「(試合の感想は?)今日の試合はどうしても勝ちがほしかった試合だったんで、何としても勝つというのが最終的な目標でした。(相手の印象は?)トップでずーっとやってる選手なので、すごく強い選手だと思って練習もやってきましたし、実際に試合してみても、レベルの高さは感じました。

    (これからの目標は?)今までずっと、K-1に来て強さを見せられなかったって言ってきたんですけど、少しは、今回の試合で自分の強さを見せられたかなと思います。これからもっと自分の強さを見せていきたいので、期待してください。(足を引きずっていましたが、自分の蹴りで?)いつも自分は自分で蹴って痛めるパターンが多いです(笑)」

    ■試合後の卜部弘嵩のコメント
    「(試合の感想は?)うまく作戦にはめられちゃった感はありましたけど、それでも……ちょっと気持ちが先に行き過ぎちゃったかなという感じですね。(相手の印象は?)やっぱりいいファイターだし、今日やってみて、またさらにいいファイターだなと思いました。だけど、今の率直な気持ち、別に僕は村越君より弱かったから負けたわけじゃなくて、今でも僕は村越君より強いと思ってて、今すぐにでももう一度やりたいです、気持ち的には。

    (これからの目標は?)目指すところはフェザー級のタイトルマッチにもう一度挑戦することですね。どうやったら最短でまた挑戦できるか考えています。今日勝ったホルヘ・バレラとか、勢いのある強いファイターがいるんで、そこらへんとすぐにやらせてもらってもいいですし、そこで結果を出すことが一番最短ルートかなと思ってます。

    (功也選手が負けたことは影響した?)いや、特になかったですよ、別に。まあ驚きはしましたけど、確かに。『まさか功也がこうなるとは』という気持ちはありましたね。だけど、僕と功也の間には数試合ありましたし、気持ちは整理できてましたし、『功也が負けた分、絶対自分は獲ってやろう』というプラスの気持ちになったんで、それは特にあんまり関係ないかな。結果的には、卜部兄弟にとって最悪の日になっちゃいましたけど、でもここからまた這い上がるから面白いんであって、意味があるんだと思います。ここでやめちゃったら、後輩とか下の選手に何も伝えられないですけど、ここでもう一回チャンピオンになれたらいろんな人にパワーを与えられるし、そういう選手でありたいので、ここで諦めちゃいけないなと思ってます。

    (功也選手が弱気な発言をしていたんですが、先ほどの発言は自分に対してのものですか?)僕は自分の気持ちです、素直に。弟とは現時点の気持ちはかなり差がありますけど、僕は根っからのファイターなので、何度でも立ち上がってやるという気持ちですね」

    第12試合/【DIVINER Presents】 K-1 WORLD GPウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R


    久保 優太 Kubo Yuta

    第12試合/【DIVINER Presents】 K-1 WORLD GPウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

    • ●
    • 延長判定
      • 2-1
        10-9/9-10/10-9
    • ×
    x

    城戸 康裕 Kido Yasuhiro

     ジャングルポケット斉藤慎二と共演した煽りVを経て城戸は入場。1R、城戸はサウスポーに構え左ミドルを飛ばす。オーソドックスに構えるが、またサウスポーに戻る。城戸が左ローを入れると、久保もすぐに左ローを返す。城戸が前に出ても、久保はすぐに察知してバックステップする。

     2R、城戸はこのラウンドもサウスポーに構え、モーションのない左ストレートで浅くではあるが久保の顔面をとらえる。城戸のローキックでも久保は体勢を崩す。しかし久保はプレシャーを掛け城戸をコーナーへと追い込む。城戸はローからヒザを打ち込むが、久保も近距離でボディフックを打ち込む。

     3Rも両者サウスポーで向き合う。久保は左ローから飛び込んでの右フックを浅くヒットさせる。しかし城戸はハイキックを放って当てる。城戸も体ごと飛び込んで左ハイキックを放っていくが、クリーンヒットはない。判定は30−29(久保)、30−30、30−30でドロー。延長戦で勝敗を決することとなる。

     延長R、城戸は左ローからスタート。久保が左ストレートを伸ばすが、これは城戸が横へのステップで逃れ当てさせない。ここで城戸の左スネ周辺から出血が見られ、ドクターのチェックと処置が行われる。再開後、城戸はその左足でローを放つ。城戸は右フック・左ストレートを放ち、すぐに久保の近くから離れる。城戸は体格差を活かし、ストレートから組むと押していく。だがラウンド最後は久保が連打して城戸を下がらせて終える。判定は10−9(久保)、10−9(城戸)、10−9(城戸)の2−1で久保。ベルトを死守した。

    久保のマイク
    「すいません、宣言通り塩試合になってしまいました。3Rに勝ったと思って集中力が切れちゃって、延長ラウンドに城戸選手の執念を感じて強かったです。いつまで突っ走れるか分からないですけど、1戦1戦大事にしたいと思います。K-1ファンからは嫌われてると思うんですけど、戦う姿を見てください」


    ■試合後の久保優太のコメント
    「(試合の感想は?)ベルトが返ってきて、とりあえずホッとして、よかったなと。
    (相手の印象は?)3Rでもう『勝ったな』と思って気を抜いちゃってたところがあって、延長の前半、城戸選手のベルトに対する執念を感じて、僕も負けてられないぞという気持ちで応えて、頑張りましたね。(これからの目標は?)試合中、どこかのタイミングで目を骨折しちゃっているので、とりあえず家に帰って休みたいです。

    (目のケガはいつ?)頭が当たった瞬間があったので、それかなと思ったんですけど。僕がガーッと行っちゃって、頭から突っ込んだときに。ボディブローを打とうとしたときがあったんで、そのときに当たったかなと。(ピケオー選手からのラブコールについては?)11月のとき、(木村“フィリップ”)ミノル君とピケオーがやったときに対戦表明されてたりして、でも今日のところは疲れすぎてて次のことを考えられないというか。僕はピケオー選手と野杁選手との試合を見てなかったんですけど、見たら僕も燃えるんじゃないかなと思うので。ただ、体重はちょっとキツかった部分も、今回、実はあって。そのへんの体重管理をどうしようかなというのがあって。

     僕の計量の姿を見ましたか? めっちゃショボショボで、一般人かよと思うぐらい、自分の映像を見て『やべえな、コレ』と思うぐらい萎んでたんですよ。キレる体を作れなかったというか、そういう部分があったんで、そのへんちょっとなあと……。当日、今日はめっちゃリカバリーしてムキムキになってたんですけど、ちょっと体重もあるし、どうしようかなと。とりあえず今日はケガしちゃってるんで、ケガを治すことに専念しようかなと」

    ■試合後の城戸康裕のコメント
    「(試合の感想は?)結局、どんな試合だろうが、面白かろうが面白くなかろうが、ベルト取ることが目標だったので、それに関しては全然ダメだったな、と。獲れなかったことに関して全然ダメだったなとしか思えない感じですね。(相手の印象は?)やっぱうまいですね。僕もキャリアは長いし、久保君もキャリアは長いし、でも僕のほうが長いは長いんですけど、ほぼどっこいみたいなものなので、『ああ、うまいな』と思いながら戦ってましたね。(これからの目標は?)格闘家はみんなたぶん思ってると思うんですけど、負けたときとか、悪いことしてないのに犯罪者みたいな感じで周りが見てるみたいな心境、メンタルになったりするんですけど、休まなかったら終わらねえかなと僕は思ってるんで、ベルト獲る時までしっかり頑張ろうかなと思いますね。まだまだ頑張ります!」

    第13試合/日本vs世界・7対7/K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R


    武居 由樹 Takei Yoshiki

    第13試合/日本vs世界・7対7/K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分54秒
    • ×
    x

    サンドロ・マーティン Sandro Martin

     日本vs世界・7対7、武居が志願の先鋒戦に出陣。1R、武居はサウスポーからの蹴りを放ち、サンドロの蹴りは見切ってかわし、パンチを合わせていく。武居は左右に体を振るフェイントを見せ、そこから左ストレートを伸ばし、右ボディフックをめり込ませる。サンドロのミドル、フックがよく見えている武居。サンドロの攻撃をかわし右ボディから左ハイ、そして倒れ掛けたところに右フックも追加しダウンを奪う。残り時間は少なかったが、武居はフック・ストレート・ハイキックと攻撃をまとめ、防戦一方で手が出ないサンドロを見てレフェリーが試合を止めた。

    武居のマイク
    「サンドロ選手、ありがとうございました。いま格闘技が人気になっていて他の団体も盛り上がっていますが、K-1が世界一です。K-1は負けません。これからもよろしくお願いします」

    武居由樹
    「(試合の感想は?)自分が先鋒戦で、とりあえず1RKOで勝てたのでよかったと思います。(相手の印象は?)準備期間がたぶんあんまりなかったと思うんですけど、それでも強かったと思います。(これからの目標は?)このベルトの価値を上げていきたいなと思っているので、どんどん強い選手と戦って、武居由樹とこのベルトの価値を上げていきたいと思います」

    サンドロ・マーティン
    「(試合の感想は?)残念なのは、準備する時間が短かったこと。次はしっかり準備したい。(相手の印象は?)とても素晴らしい選手であることは間違いないが、もし次の機会があればしっかり準備して、次は勝ちたい。(これからの目標は?)もっと練習してもっと強くなりたい。スペインに帰って2週間後にはムエタイの試合があるので、しっかり勝ちたいと思います。またK-1に戻ってきたい」

    第14試合/日本vs世界・7対7/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R


    野杁 正明 Noiri Masaaki

    第14試合/日本vs世界・7対7/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-2
        29-29/29-30/29-30
    • ×
    x

    ジョーダン・ピケオー Jordann Pikeur

     1R、ガードを固める野杁にピケオーは接近するとボディブローを打ち込んでいく。野杁も打たれっぱなしにはならず、ガードから右ストレート、ローをピケオーに当てる。ジャブで野杁を下がらせるピケオー。野杁は集中してガードを固めると、ピケオーは垂直にジャンプする跳びヒザ。野杁はコツコツとローを入れていく。野杁はヒザ蹴りもピケオーの左脚に入れる。ピケオーはこれに対し再び垂直跳びでの跳びヒザ。だが野杁が放つ脚へのヒザを嫌がっている。ピケオーがボディを打ちに接近戦へ来ると、野杁は右・左とローを集める。

     2R、野杁はピケオーのパンチをガードで弾き、ローキックを打ち込む。そして左ボディからハイキックを当てピケオーをフラつかせる。跳びヒザ、顔面前蹴りとさらに攻める野杁だが、ピケオーはそこから勢いを戻し、野杁のガードを破ってストレート、フック、ボディストレートと攻め込む。だがピケオーも攻め疲れが見られる。それでも圧力をかけて野杁を下がらせるが、ここで野杁がハイキックを放ってヒット。しかし、ピケオーはなおも圧力を発して野杁をロープ・コーナーに詰める。

     3R、野杁はガードを固め右ローキック。しかしピケオーは距離を詰めてパンチの間合いに持ち込む。野杁も脚へのヒザ蹴り。野杁をロープに追い込みパンチで迫るピケオー。野杁はパンチののカウンターを放ち、ヒザを放つがかわされる。鋭いヒザとフック・ストレートを振るう野杁だが、もう一歩のところでクリーンヒットさせてもらえない。ピケオーのアッパーにやや失速する野杁。だが、ピケオーも出力が落ちている。ピケオーは野杁をコーナーに詰めパンチとヒザを集め攻勢を印象付けて終える。判定は29−29、30−29、30−29の2−0でピケオー。日オランダ怪物対決を制した。

    ピケオーのマイク
    「久保はどこだ? 一つだけ言わせてくれ、久保、見ていたか? すぐにでもタイトルマッチをやろう。今日の試合は楽しんでもらえたかな? 応援ありがとうございます」

    ■試合後の野杁正明のコメント
    「(試合の感想は?)ピケオーが強かった。それだけですね。(相手の印象は?)試合前と特に変わらず。ホント強かったなというだけですね。(これからの目標は?)タイトル挑戦がだいぶ遠ざかって、ゼロからのスタートだと思うんですけど、組まれた試合を一つ一つクリアして、必ず2階級制覇、そして今年中にピケオーにリベンジしたいと思います。
    (2Rにいい攻撃が当たって倒せそうでしたが?)けっこう手応えを感じて、そこで一気に詰めたら倒せたんじゃないかなと思ったんですけど、自分の実力不足で詰め切ることができなかったんで、そういうところが今後につながる反省点かなというのを試合で感じました。(ピケオー選手がうまかったから詰め切れなかった?)目が死んでなくて、パンチも死んでなかったですし、もらうことを恐怖に感じたというか……とにかく詰め切れなかったですね」


    第15試合/【株式会社 武州鳶 Presents】日本vs世界・7対7/K-1フェザー級/3分3R・延長1R


    芦澤 竜誠 Ashizawa Ryusei

    第15試合/【株式会社 武州鳶 Presents】日本vs世界・7対7/K-1フェザー級/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分41秒
    • ×
    x

    ホルヘ・バレラ Jorge Varela

     1R、リング中央からよく伸びる左右のストレートを放つバレラに対し、芦澤はロープを背にする。バレラは打ち下ろすような右ストレートを当て、その後で左フックでとらえ芦澤をダウンさせる。立ち上がる芦澤だが、バレラのフックで2度目のダウンを喫する。最後も右ストレートを浴びて腰が落ち、その後の左フックで芦澤が3度目のダウン。バレラの強打の前に芦澤が沈んだ。

    バレラのマイク
    「こういった大会のリングに立てて勝てて嬉しい。これから私の時代を作っていくので、楽しみにしていてほしい。私は日本を愛している」

    ■試合後のホルヘ・バレラのコメント
    「(試合の感想は?)この日のためにかなりきつい練習もしてきたし、今日という日を迎えられて、みなさんに感謝したい。(相手の印象は?)みなさん知っての通り、素晴らしいし有名な選手。だから自分もしっかり練習してきた。(これからの目標は?)もちろんこのK-1にまた戻ってきて戦いたい。それと私がいるチームには素晴らしい選手がたくさんいるので、彼らも日本でみなさんに見てもらいたい」

    第16試合/日本vs世界・7対7/K-1女子-51kg契約/3分3R・延長1R


    KANA Kana

    第16試合/日本vs世界・7対7/K-1女子-51kg契約/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-2
        28-30/29-29/29-30
    • ×
    x

    ヨセフィン・ノットソン Josefine Knutsson

     1R、ヨセフィンは開始からすぐに間合いを詰めてパンチを手数多く繰り出し、距離ができると前蹴り・ミドルと打ち込む。KANAはまず様子を見ているか。後ろ回し蹴りも放つヨセフィンだが、KANAはよく見えておりダメージを負わない。次第に反撃へと転じるKANAだが、ヨセフィンは馬力と圧力があり下がらせることができない。KANAがパンチを振るおうとするとヨセフィンはバックステップで距離をあける。
     2R、ヨセフィンはやはり前に出る。KANAもジャブから右ストレート、右アッパーとヨセフィンに応戦する。KANAはインローのけん制から右スイングフックを放って当てるが、ヨセフィンはこれにひるまず下がらない。KANAが来ると下がり、自身が出る時は馬力を発して押していくヨセフィン。KANAはパンチにハイキックも織り交ぜていくが、まだ均衡を崩せない。

     3R、ヨセフィンは激しくパンチを回転させてKANAに迫る。打ち合いに応じバックブローを返すKANAだが、やはりヨセフィンは下がらない。KANAは右ローで足元から切り崩すに掛かる。接近戦でもヨセフィンはヒザを打ち込み優勢。だが、ヨセフィンは組みつきに注意を与えられる。打点の高い前蹴りなどヨセフィンは技の多彩さが目立つ。KANAはボディから左右フックを振るい、ヨセフィンを攻め試合を終える。判定は30−28、29−29、30−29の2−0でヨセフィン。リベンジを成し遂げた。

    ヨセフィンのマイク
    「この気持ちをどう表現していいか分からないぐらい嬉しい。本当にKANAにリベンジをしたくて、今回の試合を受けて頂いてありがとう。KANA選手のことはリスペクトしているので、勝てて嬉しく思っている。チームのみんなのサポート、日本のファンのみなさん、いつも応援ありがとうございます」

    KANA
    「(試合の感想は?)ヨセフィンが自分より強かった……ですね。(相手の印象は?)しっかりこの試合に向けて準備してきたんだなというのは伝わりました。(これからの目標は?)K-1の女子は、自分しか引っ張っていく人がいないので、また一からスタートできるように考えます。(試合の対策をどう考えていた? 足りなかったところは?)前回は距離を取れずという感じだったので、最初から至近距離で戦おうと考えていて、いきなり自分の距離を作ってコツコツ当てていこうというプランだったんですが、そんなに思うように行かないという感じではなかったんですが、向こうもそれに対応してきて、対応してきた上に対応されたという感じですかね」

    第17試合/日本vs世界・7対7/-68kg契約/3分3R・延長1R


    和島 大海 Wajima Hiromi

    第17試合/日本vs世界・7対7/-68kg契約/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分21秒
    • ×
    x

    木村“フィリップ”ミノル Kimura "Philip" Minoru

     1R、和島がサウスポーから左ミドルを打ち込む。和島は距離を作って木村にパンチを振るわせず、リーチを活かした左ローを打ち込んでいく。懐の深い和島に対し、木村はボディにストレート。続いて顔にストレートを放ち、ガードの上からでもこれを効かせ、左フックをフォローすると和島はダウン。和島はバッタリと倒れ、起き上がることができず。木村が豪快がKO勝ちを収めた。

    木村のマイク
    「みなさん、元気ですか? やっぱスーパーアリーナめっちゃいいですね。夢の舞台だったので。こうして夢の舞台に立てるのもトレーナーやチームのみんなのおかげなので、これからも精進していきます。もう1回ピケオーにリベンジできるように頑張ります。K-1のファンは最高です。愛してます」

    ■試合後の木村“フィリップ”ミノルのコメント
    「(試合の感想は?)今回はけっこう順当に作戦勝ちという感じですね。狙ってたパンチが当たって、100点という感じです。(相手の印象は?)和島選手は実際、自分の中ではメチャクチャ強いと意識していて、70kgでも見た試合はほぼ相手を完封していて、ピケオーとも激戦していたので、なかなかタフな、ハードな試合になるなあと思ってたんですけど、自分のパンチが上の階級にも通用してよかったなと思います。(これからの目標は?)K-1のベルトですね、K-1に出てる以上は。どういう形で挑戦になるか分からないですけど、K-1のベルトを狙っていきたいです。(狙うベルトの階級は?)ウェルター級で。チャンピオンは久保君がいるんですけど(笑)、階級を変えるつもりはないんですけど、どうにかこうにかチャンスが巡ってくればいいなあみたいな。トーナメントでもいいなあと思ってますね」

    ■試合後の和島大海のコメント
    「(試合の感想は?)やっぱり木村選手は強かったですね……。(相手の印象は?)印象通り、すごくパンチが強かったかなと思います。(これからの目標は?)2連敗しちゃったんで、とりあえず勝ちたいですね」

    第18試合/日本vs世界・7対7/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R


    皇治 Kouzi

    第18試合/日本vs世界・7対7/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30-29/30-28/30-28
    • ×
    x

    ヤン・サイコ Jan Szajko

     昨年12月に武尊と大激闘を繰り広げた皇治が日本vs世界に登場。1R、両者オーソドックスで皇治は距離を取ってサイコの出方を見る。ロープ・コーナーに詰め、パンチとヒザで攻める皇治だが、振りが大きくなりサイコをとらえられない。皇治は右ローから左ボディを繋ぎ、これをサイコに効かせる。皇治はプレッシャーを利かせており、サイコを再びコーナー・ロープに追い詰める。

     2R、皇治は倒そうとする気持ちが強すぎるか、フックを空振りするとバランスを崩す。サイコのフックに右ハイを合わす皇治だが、これもヒットできず。皇治は依然パンチが大きくなってしまいサイコをとらえられない。だが、左ボディフックは当たる。サイコの動きを見て取った皇治はヒザを突き上げヒットさせる。

     3R、皇治はローとヒザを繰り出しながらサイコに向かい、パンチの後で右ローに繋げる。サイコもヒザを突き上げてくるが、皇治はプレッシャーを緩めず、ロープに追い詰め左ボディでエグる。サイコが出ようとしても皇治は押し戻して左フック・右ストレート、ハイキックと攻撃を見舞うが、サイコをとらえ切れずに終わる。判定は30-29、30-28、30-28の3-0で皇治。倒すことはならなかったが、2019年の初戦を白星で飾った。

    皇治のマイク
    「なんで人間って簡単に倒れるんですかね、って言おうと思っていたんですけどすみません。強かったです。遠いところから来てくれてありがとう。倒せなかったの反省します。大宮司さんに怒られながらまた頑張ります。俺は格闘技界を変えたいです。そのために強くなるためにやってます。デカいこと言ってるんで、格闘技界を変える男になるので注目していてください。次出てくる男前くんに、武尊、俺にやられる前にやられるなよ、絶対。K-1最高!」

    ■試合後の皇治のコメント
    「(試合の感想は?)いやー、人って簡単に倒れへんなと改めて思いましたね。ファンと約束したことを守れなくて、それはちょっと情けなくて、悔しいですね。(相手の印象は?)いやいや、ドイツからね、遠いところから来てくれて、ナイスガイやったけど、まあ弱かった。(これからの目標は?)いつも言ってるように男は貫かなアカンから、やられたことはやり返したいし。やっぱりね、武尊の首を刈れるのは俺しかおれへんやろうし、まあスーパースターは俺やっていうのをね、証明できるように、今後はやっていこうと思います。

    (相手より上回った点は?)見てた通り、全て上回ってたのは俺やけど、まぁ、ホンマ難しい、人を倒すのは。だからちょっと、後で武尊に教えてもらおうと思うて。どないして倒すの?いうて。(武尊選手が倒したところは見ていた?)倒すところは裏におって見てなかったんやけど、まあでも、ラジャも大したことないっすね。俺は倒れへんかったからね(笑)。まあまあ、俺はホンマに最高級のファンと最高級の陣営に、今サポートしてもらってるんで、これで倒せないというのが自分自身けっこう悔しくて、珍しくけっこう凹んでますよね。でもね、俺マジで格闘技界を変えたいんですよ。変えたいし盛り上げたいし。武尊は武尊の盛り上げ方で盛り上げたらいいし、俺は俺の盛り上げ方で盛り上げて、また武尊とやってヤツの首を刈ったらいいし。いつも言ってるようにね、みんなが見たがってるカードをできるように俺が一つ一つ頑張っていこうと思うし。そのためにはね、とりあえずぶっ倒さないといかんから、そこをまた自分の目標として頑張っていこうと思ってます。

    (8月に大阪が決まってますが、何がしたい?)まだ俺が出るか分からんけど、俺が出えへんかったら開催できるモンもできへんやろってなってまうと思うけど、もうねえ、俺もずっと追う立場やったけど、今は追われる立場で。追う立場でまだいたいけど、追われる立場でやる相手おらへんからね。まあ、男はどんなへこたれても何やっても、言ったこと貫かないかんから、俺の首刈るって言ったヤツは必死こいてそれを貫けって感じやし、俺は俺でまだやることがあるから必死こいて。まだ大阪も盛り上げたいし、地方も盛り上げたいし、とりあえずK-1をね、格闘技界を盛り上げていけたらなと思ってます」

    ■試合後のヤン・サイコのコメント
    「(試合の感想は?)お互いに勝ちに行くという気持ちが強く入った試合だったが、負けたのは残念だ。今回の試合のために特別な練習はしていなかったが、それも負けた要因ではないかと思いました。100%のコンディションを作れなかったのは反省点でした。(相手の印象は?)試合前のコメント等を効いていても、口だけのイヤなヤツだと思っていたが、試合後は声をかけ合って、いい選手だなと思った。機会があればお酒でも飲んで話してみたい。自分はいつでも相手のことをリスペクトしています。皇治選手に対してもそれは同じだ。

    (これからの目標は?)希望としては今後もK-1で戦っていきたいです。そのために練習内容を根本的に変えて、ハードなトレーニングをしてきたいと思います。60kgよりも57.5kgのほうが適正体重なので、もし6月のK-1に出られるなら、57.5kgの試合に出たいと思います。(皇治のパンチで効いたものは?)ノー。考えていたほど、彼のパンチは強くありませんでした。何度かもらったが、頭が下がることもなかったし。今回負けた理由は100%のコンディションにもってこれなかったことが一番だと思います」

    第19試合/日本vs世界・7対7/-59kg契約/3分3R・延長1R


    武尊 Takeru

    第19試合/日本vs世界・7対7/-59kg契約/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 2R 2分43秒
    • ×
    x

    ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー Yodkitsada Yuthachonburi

     K-1王者・武尊とムエタイ王者ヨーキッサダ―による一戦。1R、武尊は左インローを当ててスタート。ヨーキッサダーの出方を様子見する。左インローを連続でヒットする武尊。ヨーキッサダーも前蹴りを返す。武尊は左インローを続行し、前蹴りも織り交ぜる。武尊は慎重な構えで距離を詰めない。そのまま左インローと前蹴りをさらに放っていく。ヨーキッサダーの右ミドルを受け、武尊は左右フックをリターン。だがヨーキッサダーはこれをブロックする。ヨーキッサダーの右ミドルに対して、武尊はボディフックを交えた連打。残り時間10秒の合図が鳴ると、武尊はバックスピンキックを放つ。
     2R、武尊はやはり距離を取り、前蹴りとインローを見せながら、飛び込むとボディフックを打ち込む。ヨーキッサダーは右ミドル、ヒザ蹴り。ヨーキッサダーの右ミドルの直後に武尊はスピードある左インロー。ヨーキッサダーは左ミドルも出し始める。武尊は左インローを継続。武尊はプレッシャーを掛け、ヨーキッサダーに右ストレートを打ち込みダウンを奪う。立ち上がったヨーキッサダーに武尊は右スイングフック、左・右とフックを打ち込み、これでこれまでKO負けのなかったヨーキッサダーを打ち倒してKOした。

    武尊のマイク
    「この試合は僕の中でも、人生の中でも大一番だと思っていて、でも万全で試合に出るのは難しくて、たくさんの人とのおかげで無事勝てたので、サポートしてもらって感謝しています。ファンの方のSNSでのメッセージやコメントも全部見てるんで、励みになるし気合い入るんで、ありがとうございます。この試合にめちゃめちゃ懸けてたんで、しゃべることが見つからないんですけど、いま格闘技が盛り上がっていて、ブームだと思うんです。昔の格闘技ブームにはまだかなわないかもしれないけどもう(格闘技ブームは)始まってるんで、今日からスタートということで、みなさん一緒に盛り上げてください。これからはもっともっとK-1が最高ということを証明するために戦わないといけない相手もいると思うんで、それを実現させるのは難しいですけど、ブームで終わらせないで、このジャンルが野球とかサッカーとかバスケットボール、オリンピックみたいな、始まったらみんな見る、みんなが知ってるっていうものにするためこれからも盛り上げていくんで、よろしくお願いします」

    ■試合後の武尊のコメント
    「(試合の感想は?)僕の中ではメチャクチャ大一番で、正直いろんなものを背負ってたってこともあるし、今回の相手がホント思い入れがあるというか……戦うことをずっと目標にしてた相手だったので。僕はもともとムエタイのジムに修行に行って、始めたジムもムエタイの系列のジムだったので、そこに対する思いの強さというか、そこを超えないと最強と名乗れないというのがすごく心にあったので、今回、ずっと対戦したいと伝えてて、やっと実現することができて、勝てたのは本当にうれしかったですね。

    (相手の印象は?)こんなに僕が前に出られないことって今までなかったと思うんで、自分でもビックリしたし。隙がないというか、僕は最初ずっとインローを蹴ってたと思うんですけど、逆に言うとインローしか蹴れなかったんですよ、あの状態で。それぐらいの相手って今までいなかったんで。ミドル一発で『これもらいすぎたら腕折れるな』と思ったし、ホントに、どっちが先に覚悟決めるかっていう試合でしたね、ずっと。

    (見事なKOでしたが、対策は?)ずっと対策はしてて、そのためにアメリカにも行ってずっと修行もしてて。ホントいろんな格闘技を学んだんですけど、今回結局出せず。それぐらい完成されてる選手だったんで。400戦やって倒れてないっていうのもちょっとおかしいし、どういう突破口を見つければいいんだろうと思いながら戦ってましたね、ずっと。

    (これからの目標は?)これからは、勝ち続けることはもちろんなんですけど、意味のある試合をしていきたいと思うし、正直立ち技の選手って選手生命が短いし、ピークでやれる期間って限られてると思うし、その中でもどれだけ意味のある試合をして……意味のない試合なんてないんですけど、その中でも特に意味のある試合をして、やり切って、全部勝って、K-1最高を証明するっていうのと、あとは格闘技全体を昔のブームの時以上に知ってもらう。格闘技ほど人にパワーを与えられるスポーツってないと思うので、それを伝えるために僕は試合以外のところも、批判されることも多いんですけど、それをやっていくのが僕の使命だと思うし。それプラス、こうやって試合を勝ち続けていくことが僕のやることかなと思うので、そのために毎日全力でやりたいと思います。

    (インローしか蹴れなかったということは、別のプランがあった?)ありました。アメリカに行ったのも、空手だとかMMAとかボクシングとかいろんなジムに行って、相手の映像を見せて、これに有効な技はないかというのをいっぱい聞いて、持って帰って日本で練習して、どれを突破口にしようっていうのを持ってリングに上がったんですけど、今回ケガもあったりしたので、出せる攻撃がすごく限られてて、その中でインローしかなかったというのがありました。(ケガというのは?)試合の1週間前に右足の甲を骨折してて、右が蹴れなかったので、左しかなかったというのがありました。

    (では一発目のダウンの右のパンチはとっさに?)ミドルに全くスキがなかったんですよ。ミドルがメチャクチャ重くて、一発蹴られた時に『腕、これ耐えれないな』と思って2,3発蹴られて力が入らなくなってきてたので、これはヤバいなと思って、ミドルに何か合わせないとと思ったんですけど、ミドルはあんだけ蹴り込んでるミドルなので、パンチを合わせる隙がなくて。どこかなと思ったら、ローキックに隙があるなというのが1Rで見えて、だから倒したのはローキックの後の隙だったと思うんですけど、感覚で。考えてなかったですけど、感覚で『あ、今だ』って感じで打ったのが入った感じですね。

    (リング上で言った『実現するのが難しいこと』のためにどうしたい?)それはホントに、格闘技界をこうやって盛り上げていくことが一番の近道だと思ってるので、僕はとりあえず目の前にある試合を勝ち続けて、意味のある試合をして。あとは格闘技以外の活動をすることで、格闘技やK-1がもっともっと広まっていくと思うので、それで見たいと思う人が増えれば実現していくと思うので。そのために毎日全力でやるだけかなと思ってます。

    (格闘技ブームとはどこから?)会場がデカくなるとかTV中継とかもそうだし、全体で、見たいと思う人が増えることだと思うし。ワールドカップとかだと、その時間になるとTV見たりパブリックビューイングしたり、街全体が一色になるじゃないですか。あれがブームだと思うので、今日みたいにK-1の大会があったら、ゴールデンタイムとかは渋谷の街がK-1一色になる……渋谷だけじゃなくて日本中、世界中がK-1を見るような状態にしたいなと思ってます。一大行事にしたいと思います。日本だけじゃなく、世界の」

    ■試合後のヨーキッサダーのコメント
    「(試合の感想は?)悲しいし、もったいないことをしたなと思う。(相手の印象は?)パンチだけが強い選手だと思います。(これからの目標は?)タイに戻ってしっかり練習して強くなって、また武尊選手と戦いたい。(パンチの強さは想定外?)想定外の重さだった。当初の考えでは、これほど重いとは思っていなかった。(インローは効いた?)いろいろな経験を積んできて、これくらいの脚のダメージでは全く問題ないと思っていて、やはりパンチが重かった」