大会情報

  • 日程 2019年01月26日(土)
  • 会場 後楽園ホール
  • 観衆

    1,850人(超満員札止め)

  • 開催日時概要

    17:00開場/17:10プレリミナリーファイト開始/18:00本戦開始

    大会概要

    対戦カード

    プレリミナリーファイト第1試合/Krush女子アトム級/2分3R


    豊嶋 里美 Toyoshima Satomi

    プレリミナリーファイト第1試合/Krush女子アトム級/2分3R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        28:29/26:30/26:30
    • ×
    x

    菅原 美優 Sugawara Miyuu

     K-1アマチュア全日本王者の菅原が注目のプロデビュー戦。1R、菅原は前蹴り、横蹴りを連発し、左フックを引っ掛けるように当ててダウンを奪う。再開後、右ストレートを中心にKOを狙うが、豊嶋も右ストレートを当てて反撃する。豊嶋はリングを右回りしていくが、菅原はこれを左横蹴りから再び右ストレート、左フックで追っていく。そして菅原はパンチから出てヒザに繋げ、これを豊嶋に効かせる。

     2R、豊嶋はリングを回る動きから前に出ていくが、菅原はそれを前蹴りと横蹴りで止め、そこから右ストレート。さらにボディへのヒザを当てる。これがやや効いたように見える豊嶋だが、すぐさま反撃に転じる。菅原もワンツーに力を込め、やや打ち疲れが見えるものの、カウンターの右ストレートで豊嶋をとらえる。

     3R、肩で息をする菅原だが、左ミドルで豊嶋の前進をストップ。菅原は接近戦でヒザを打ち込みボディを効かせると、そこから豊嶋に右ストレート・左フックでラッシュ。豊嶋も右ストレート、サウスポーになっての横蹴りと放つが、菅原がすぐにワンツーで押し戻してくる。判定は29−28、30−26、30−26の3−0で菅原。菅原がデビュー戦を白星で飾った。

    プレリミナリーファイト第2試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R


    足利 和正 Ashikaga Kazumasa

    プレリミナリーファイト第2試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R

    • ●
    • KO
      • 1R 1分4秒
    • ×
    x

    斎藤 祐斗 Saito Yuto

     1R、齋藤は重心と手を低くした独特な構えから右ローを当てる。そして左ミドルを効かせると、そこからボディストレートを打ち込みダウンを奪取。立ち上がった足利だが、斎藤はバックスピンキックをわき腹に突き刺し、初回KO勝利を上げた。

    プレリミナリーファイト第3試合/Krushスーパー・バンタム級/3分3R


    山脇 魁斗 Yamawaki Kaito

    プレリミナリーファイト第3試合/Krushスーパー・バンタム級/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        28:30/28:30/28:30
    • ×
    x

    龍斗 Ryuto

     1R、ステップを踏み小刻みに動く山脇に対し、龍斗はジリジリと歩を進める。山脇の出入りに右ストレートを合わせ、効かせる龍斗。だが、山脇はすぐ体勢を戻す。パンチ主体で攻める山脇に龍斗は前蹴り、左ミドル、ヒザ蹴りでボディをとらえる。

     2R、山脇はジャブ・左ミドルといった攻撃で龍斗を下がらせるが、ここで右ローが龍斗の下腹部に誤爆。一時インターバルが取られる。再開すると龍斗は前蹴り、左ボディと山脇を攻める。しかし山脇も動きを落とず、右ローを龍斗に当てる。龍斗は左ボディフックを織り交ぜた攻めを続けるが、山脇は流麗なフットワークで捕まらない。

     3R、龍斗はリング中央に立ちプレッシャーをかける。山脇は足応えのあったローを放つが、龍斗はそこへ右ストレートでカウンター。さらに左フック、右ストレートとパンチで山脇を攻める。山脇は変わらず右ローを入れるが、龍斗は止まらない。龍斗はボディストレートを織り交ぜ、さらに左フック、右ストレートとパンチで山脇を押して試合を終える。判定は30-28、30-28、30-28の3-0で龍斗。Krush2勝目を挙げた。

    第1試合/Krushウェルター級/3分3R・延長1R


    加藤 虎於奈 Kato Kona

    第1試合/Krushウェルター級/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:28/30:26/30:27
    • ×
    x

    海斗 Kaito

     1年前に対戦している両者。この時は加藤がKO勝利を収めている。1R、両者サウスポーで向き合う。右ジャブを放ち様子見する海斗に対し、加藤は左ローを打ち込む。加藤のこのローが気になるか、海斗は蹴り足をキャッチしてしまいレフェリーから注意を受ける。加藤はローを皮切りに左ストレート、右フックと攻めていき、右フックが両者相打ちとなるが、ダウンしたのは海斗。加藤がポイントでリードして初回を終える。

     2R、攻めて出んとする海斗だが、加藤は右インロー、左ローと前進を止める。だが海斗も右ジャブ・左ミドルで加藤を攻め込ませない。加藤は右インロー、左ローと放って入れる。ダウンの挽回に向かいたい海斗だが、加藤が小刻みに放つ右インローに阻まれる。

     3R、加藤は左右のローを放ち、海斗が攻め入ってくるとすぐにバックステップして懐に入れさせない。ダウンを喫している海斗は右ジャブのリードから左ストレートを繋いで攻めるが、加藤はディフェンスに崩れを見せず大きくは攻め込ませない。左ストレートを強打する海斗だが、加藤の巧みなクリンチに止められる。判定は30-28、30-26、30-27の3-0で加藤。1年ぶりの再戦で、海斗を返り討ちにした。

    ■試合後の加藤虎於奈選手のコメント
    「(試合を振り返って?)自分のパンチがたまたま入って倒せたと思います。海斗選手はメチャクチャ強かったです。(対戦前と相手の印象に変化は?)変わらず強いってイメージです。どうやって倒すかが、自分の中でプレッシャーだったんで。勝っても海斗選手は凄く強いっていうイメージしかないので、これから自分もがんばっていきたいと思います。(今後の目標は?)K-1とKrushのチャンピオンを取ることです。あと、日本人トーナメントを8人で、-67.5kgでやったらおもしろいと思っていて。その一人に選んでもらえたら確実におもしろい展開になると思います」

    第2試合/Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R


    松本 篤人 Matsumoto Atsuto

    第2試合/Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:28/30:28/30:28/
    • ×
    x

    迅也 Jinya

     1R、迅也はサウスポーから左・右とローを蹴っていく。松本は前蹴り・右ローで前に出るが、迅也はそこへ右ジャブ、左フックを当てる。小気味よい動きの迅也に対し、松本は前に前に出て迅也の動きを潰す。松本の圧力をやや苦にしている迅也。バックブローを放つも松本に当たらず、迅也はバランスを崩す。

     2R、松本はこのラウンドも開始からグローブを高くして迅也に圧力を掛けていく。松本が左フック・右ストレートで詰めより、迅也は鼻血も噴き出す。接近戦で手が出ない迅也に対し、松本は逆にショートパンチを当て、さらに迅也の鼻血を激しくさせる。ロープ際を回って圧力を避けんとする迅也だが、松本はすぐついていき圧力を弱めない。

     3R、蹴りを放って松本の前進をストップせんとする迅也だが、松本は前進を止めない。右ジャブを突き、距離が開くと後ろ回し蹴りを放つ迅也だが、松本は右ストレート、左右のショートフックと迅也にヒットさせる。松本は自身が得意とする近距離での戦いに持ち込み、試合を優位に進める。この前進&圧力を持て余す迅也はクリンチしてしまいレフェリーから注意を受ける。判定は30-28、30-28、30-28の3-0で松本。堅固なファイトスタイルを見せ勝利した。

    ■試合後の松本篤人選手のコメント
    「(試合を振り返って?)1年半ぶりで、リングに立つのがたいへんだったんですけど、まずは勝ててよかったと思います。ホッとしてます。(対戦前と相手の印象に変化は?)自分より身体のサイズが小さいかと思ったんですけど、やってみたらパワーがけっこうあって。思っていた以上にアグレッシブで凄くいい選手だなと思いました。(今後の目標は?)今日、タイトルマッチをやる松下選手に一応前回、勝ってるんですけど。スッキリ、いい勝ちかたができたら『次は僕』って言いたかったんですけど、ちょっと今日の感じだと……。まあ、定期的にKrushには出させてもらいたいなと思っているので、今後ともキックと仕事と家庭と、全部がんばりたいなと思います」

    第3試合/Krushライト級/3分3R・延長1R


    瓦田 脩二 Kawarada Shuji

    第3試合/Krushライト級/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 3R 2分59秒
    • ×
    x

    蓮實 光 Hasumi Hikaru

     1R、右ローで前に出る蓮實に対し、瓦田はリーチのある右ストレート主体で応戦。瓦田はリーチを活かし、ジャブ・ストレートで蓮實を懐に入れさせない。蓮實も間合いを詰めると上下にフックをまとめ打ちするが、瓦田もブロックして当てさせない。蓮實は組みつきと組んだ後で足を掛ける行為が見られ、レフェリーがイエローカードを提示、減点1となる。

     2R、MMA出身の蓮實は体の強さを活かし前に出て瓦田に圧力を掛ける。接近して左右のフックを強振する蓮實に、瓦田は逆に顔へのヒザ、離れた間合いではボディに前蹴りを突き刺す。しかし蓮實はお構いなしとばかり前に出る。瓦田はボディへのヒザから顔に連打をまとめるが、蓮實はそこから逆に打ち返す。右アッパーも突き上げる蓮實だが、瓦田はダメージを見せず、打ち下ろしの右ストレートを決め蓮實をダウンさせる。
     3R、ダウンのビハインドとなった蓮實はボディから顔面へ左右フックを回転させる。だが、瓦田のガードは変わらず堅固でクリーンヒットはない。蓮實は足払いで瓦田を転倒させるが、立ち上がった瓦田は左ハイキックから右ストレートをクリーンヒット。これには倒れないかった蓮實だが、瓦田の左右連打からの右ストレートにこの試合2度目のダウンを喫する。右ボディフックの強打から反撃する蓮實だが、瓦田はその打ち終わりに顔面ヒザを叩き込み、これでトータル三度(みたび)蓮實を倒し、KOで勝利した。

    ■試合後の瓦田脩二選手のコメント
    「(試合を振り返って?)蓮實選手はイメージ的に、ライト級でトップのパワーがあると思うので警戒してました。そのパワーに耐えれるなら俺の勝ちとわかっていて。はじめにガードの上からパンチをもらったんですけど、いけるぞと思いました。距離感もテクニックも俺のほうが上だし、カウンターさえもらわなかったら勝てると1R目から思ってました。(対戦前と相手の印象に変化は?)ムチャクチャ相手を研究したので、そんなに変わってないですけど。ちょっと組み付きと足払いが多かったのはイヤでしたね。(今後の目標は?)試合前に今年のKrushで一番目立つと言っていたので、いいスタートは切れたと思います。応援してくれている人のためにもがんばっていきたいなと思います」

    第4試合/Krushフェザー級/3分3R・延長1R


    伊澤 波人 Izawa Namito

    第4試合/Krushフェザー級/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:27/30:28/29:28
    • ×
    x

    和夢 Kazumu

     1R、和夢は小刻みなステップから右ローキックを入れていく。伊澤はこれにバックスピンキックを返し、自身も打ち下ろしのローキックを放ちながら前に出ていく。和夢はフットワークを止めずに応戦し、そこから左右フックを強振して伊澤を攻める。伊澤はローに加え、カカト落としで相手の足を狙う。だが、和夢のパンチがうるさく、思ったようにローを入れられない。すると伊澤は左右フックを放ち、これが和夢の顔面をとらえる。そして顔への攻撃の後でローを放ち、手数を増やす。

     2R、和夢はやはりパンチを主体にして伊澤に向かう。伊澤はブロッキングで和夢のパンチを弾きながら間合いを詰め、そこからロー、脚へのパンチと和夢の足を潰しに行く。和夢はラウンド中盤から脚を気にし始め、やや効いてきたような素振りを見せる。伊澤は和夢をロープに詰め、さらに右ローを追加する。

     3R、伊澤はガードを高くした構えで和夢をコーナーに詰め右ローを浴びせる。1・2Rより足を狙われ、ローを嫌そうにする和夢。足の踏ん張りが効かなくなっているか、和夢は伊澤の前進に抗することができず押されてしまう。伊澤はこれを見て攻撃にパンチの比重を増やし、意識を散らしたところで右ローキック。和夢もフットワークで距離を開けストレート、右ローを当てるが、伊澤は終了間際に左ハイを当てて、ダウンを奪って試合を終える。判定は30-27、30-28、29-28の3-0で伊澤。多彩な蹴り技を存分に見せこれで4連勝とした。
    ■試合後の伊澤波人選手のコメント
    「(試合を振り返って?)KO勝ちしたかったので残念な感じになっちゃいました。勝てたことはうれしいんですけど、倒さないとK-1、Krushは評価してもらえない団体だと昔から思っているので。自分の中ではまだまだ反省点がいっぱいの試合になってしまいました。(対戦前と相手の印象に変化は?)あんなにローを当てたのに最後まで倒れなかったのは、自分の中でもなんでだろうと思っています。今回は相当ローを練習してきたので。(今後の目標は?)今日みたいな勝ちかたでは評価してもらえないと思うんですけど、いま伊澤波人は国内4連勝中です。ちょっとでも伊澤波人を知ってもらえたらうれしいです。次は強い相手とやらせてください、ありがとうございました」

    第5試合/初代Krushクルーザー級王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R


    杉本 仁 Sugimoto Hitoshi

    第5試合/初代Krushクルーザー級王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 2R 1分7秒
    • ×
    x

    俊雄 Toshio

     杉本は初代K-1クルーザー級王座決定トーナメントで3位になっており、今回の初代Krushクルーザー級王座決定トーナメントの優勝候補と一角とみられている。対する俊雄は直前に愛する弟を亡くしており、特別な想いを胸にリングに立つ。

     1R、オーソドックスの杉本にサウスポーの俊雄。まずはお互いローを蹴り合い、相手の出方を見る。杉本は右の蹴りをロー・ミドルと使い分け、俊雄のわき腹をとらえる。そして左フックを振るうが、俊雄はその内側を抜き、右ストレート・右フックを当てる。この被弾でやや杉本はプレスできなくなる。

     2R、間合いを詰めんとする杉本に対し、俊雄は脚への前蹴りを飛ばしてストップする。杉本は左ボディフックを2発打ち込み、これで意識を下に落とした後で右ストレートからの左フックをズバリと決め、俊雄をなぎ倒しKOで初戦を突破した。

    杉本のマイク
    「クルーザー級の初戦をKOで勝てたので、この勢いでクルーザー級のKrushのベルトを巻きたいと思います」

    ■試合後の杉本仁選手のコメント
    「(試合を振り返って?)練習どおりにはいかなかったんですが、KOで勝ててホッとしてます。(対戦前と相手の印象に変化は?)思ったよりパンチができて、けっこう重くてビックリしました。(今後の目標は?)これで一回戦勝てたので、とりあえずはもう一回勝ってベルトを巻きたいと思います」

    第6試合/初代Krushクルーザー級王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R


    K-Jee Keiji

    第6試合/初代Krushクルーザー級王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R

    • ●
    • TKO
      • 2R 1分13秒
    • ×
    x

    工藤 勇樹 Kudo Yuki

     初代K-1クルーザー級王座決定トーナメント3位のK-JeeがKrushのベルトを狙う。対するはトーナメント最年長の34歳・41戦と最多のキャリを誇る工藤だ。

     1R、工藤は間合いを取ってサウスポーからのミドル・ローを飛ばすが、K-Jeeは速いステップインからフック・ストレートとパンチで襲う。工藤はこれをブロックで弾き、コツコツとローを入れていく。工藤は左ボディから右ロー、左ミドルとコンビネーションの最後を蹴りに繋げヒットを上げる。

     2R、K-Jeeは左ローを当てて工藤を打ち合いに誘い込み、右ストレートをヒット。工藤も右ストレートを当てるが、K-Jeeは左フックからの顔面ヒザでダウンを奪取。ダメージの色濃い工藤は何とか立ち上がるも、K-Jeeはすぐさま跳びヒザで追加のダウンを奪い、セコンドからタオルが投入されてTKOで勝利した。

    K-Jeeのマイク
    「いやぁ、マイク考えてなかった。Krushのクルーザー級は今日から始まって、まだ人数も実力の差も少ないんで、とりあえずデカい奴はみんなKrushに上がってこい」

    ■試合後のK-Jee選手のコメント
    「(試合を振り返って?)ちょっと最初に見過ぎたというのはありますね。(対戦前と相手の印象に変化は?)思ったよりきれいに動く選手だなって思いました。(今後の目標は?)いま出ているKrushのメンバーで一番になって、K-1のベルトを取りに行こうかなって思います」

    トリプルメインイベント第1試合(第7試合)/第4代Krushバンタム級王座決定戦/3分3R・延長1R


    萩原 秀斗 Hagiwara Shuto

    トリプルメインイベント第1試合(第7試合)/第4代Krushバンタム級王座決定戦/3分3R・延長1R

    • ●
    • 延長判定
      • 0-3
        9:10/9:10/9:10
    • ×
    x

    晃貴 Koki

     同郷の先輩で憧れの存在である武尊の後を追い上京してきた晃貴と、Krush2戦目にして大きなチャンスを得た萩原による第4代Krushバンタム級王座決定戦。晃貴のセコンドには武尊がつく。

     1R、リングを回る萩原に対し、晃貴はグイグイと前に出て、威力を感じさせる右・左のフックを振るう。これに対し萩原はジャブを細かく突き、晃貴のプレッシャーを受けないようにする。ジャブとリングを回るフットワーク&ポジショニングで晃貴の照準を外す萩原。ミドル、ローと放ち晃貴をとらえる。

     2R、萩原のミドルに晃貴はすぐローを返す。晃貴は右クロスを強振し、これで萩原をとらえる。晃貴は一層圧力を増して前に出る。対する萩原もフットワークでリングを回ることを止めない。そして右ハイキック・前蹴りを当て、晃貴とのパンチの打ち合いにも応じる。これに対し晃貴は右・左のフック、右ストレートとパンチを主体に戦う。

     3R、蹴りの後でバランスを崩した萩原に晃貴は左右のフックで迫る。萩原も前に出て左ボディフックからストレート。晃貴は萩原が前に来たところに右ストレートをカウンターで打ち込む。技の多彩さは萩原だが、威力で勝る晃貴が印象で上回るか。萩原はワンツーから右ハイキック。そして跳びヒザ、右ストレートと晃貴を下がらせる。

     晃貴はコーナーを背にするも右ストレートを返す。右ストレート、左フックを当てる萩原だが、晃貴が前に出る圧力で下がらせて試合は終了。判定は30-28、29-29、30-30で晃貴に1票入るもドローとなり、勝負は延長戦にもつれ込む。

     延長R、晃貴は接近戦で馬力を発揮して萩原を押す。これに倒し萩原は距離が開くとハイキックを飛ばす。蹴りのあとで足がフラつく萩原だが、前に出て右ストレートを当てる。圧力のある晃貴を受け止め、押して下がらせる萩原。だが晃貴は接近際に右ストレートを当てる。右ハイ、バックブローを放つ萩原だが当たらない。攻撃に蹴りを織り交ぜる萩原に対し、晃貴はやはりパンチ主体で戦い終了のゴングとなる。判定は3者10-9で晃貴。武尊の後を追い、Krush王者の夢を成し遂げた。

    晃貴のマイク
    「今日はたくさんの応援ありがとうございます。自分1人の力じゃ獲れない、ジムの代表や仲間に鍛えてもらって獲れたベルトです。本当にありがとうございます。……何言えばいいか分からないですね(笑)。僕はまだ一度もK-1に出たことがないので、6月両国のK-1に出させてください。お願いします。たくさんの応援ありがとうございます。押忍。喋るのが得意じゃないんでこの辺で失礼します。Krushのチャンピオンになって武尊くんに肩車してもらって写真撮るの夢だったんでいいですか?(※このあと武尊に肩車されて記念撮影を行った)」

    ■試合後の晃貴選手のコメント
    「(試合を振り返って?)チャンピオンになれて夢みたいな感じですね。(対戦前と相手の印象に変化は?)気持ちが強くて、殴り合っていて楽しかったです。最後は気持ちでした。(自分のペースになかなか引き込めなかったと思うが?)相手は思ったとおり、うまくてやりづらかったですけど、最後は気持ちでいけたかなという感じです。(武尊選手からは試合後に何か?)本当に良かったねって言われました。『チャンピオンになれると思わなかった』って言われました(笑)。(今後の目標は?)K-1に出たことがないので、武尊くんと同じ舞台で一緒に試合がしたいですね。-55kgでも試合できると思っているので。Krushのチャンピオンになれたということで、K-1でもチャンピオンになれたらいいなと思います」

    ■試合後の萩原秀斗選手のコメント
    「(試合を振り返って?)技術云々もそうなんですけど、気持ちのほうで負けたっていうのが悔しいです。延長を取られたのは、気持ちで負けたということなので。僕も人生かけてましたけど、晃貴選手もかけていて。僕のほうに優しい部分が見えてしまい、そこは(梶原)龍児さんに指導していただきました。(対戦前と相手の印象に変化は?)とくに変わらないですね。(今後の目標は?)自分は今回タイトルマッチで負けてしまったんですけど、いまはタイトルを取るときじゃないんだなって思います。もっと揉んでもらって、僕自身ももっととんがっていかないと、Krushのベルトは巡ってこないんじゃないかと思います。次のチャンスをもらえるまで、僕も死ぬ気でやっていきます」

    トリプルメインイベント第2試合(第8試合)/第7代Krushスーパー・ライト級王座決定戦/3分3R・延長1R


    松下 大紀 Matsushita Daiki

    トリプルメインイベント第2試合(第8試合)/第7代Krushスーパー・ライト級王座決定戦/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 2R 0分36秒
    • ×
    x

    鈴木 勇人 Suzuki Hayato

     試合前のメンチ切りと殺傷力あるラッシュが持ち味である松下と、サウスポーからの蹴りを武器にする鈴木によるスーパー・ライト級王座決定戦。松下のメンチ切りに鈴木も一歩も引かず応戦して試合開始を迎える。

     1R、鈴木がサウスポーからの左ミドルを連発して先制。松下の進入を阻む。鈴木は左の蹴りをハイ・ミドルと高さを変えて打ち分ける。松下は蹴り終わりに右ロー、右ストレートを返し、そこからラッシュ。鈴木は一瞬松下のストレートに下を向くが、持ち応えると再び左ミドルを蹴る。しかし松下は右ストレートから再び連打に入り、ボディにもパンチを散らす。ここも鈴木がガードに徹してこらえる。

     2R、鈴木の左ミドルに右ローを返した松下だが、鈴木は左ミドルを連打。松下のガードの上から左の蹴りを蹴り込むと、これがボディにめり込み、松下からダウンを奪う。立ち上がった松下は右ストレートを振るって向かうが、そこへ鈴木はカウンターの左ミドル。これでわき腹をえぐって松下をマットに沈め、鈴木がKO勝利でベルトを手に入れた。

    鈴木のマイク
    「今日は応援ありがとうございました。念願のKrushのベルトを獲れて、いろんな人のサポートがなかったら獲れなかったと思っています。サポート・応援してくれるみなさま、チームキングスのみなさん、ありがとうございます。対戦してくれた松下選手、本当にありがとうございます。パンチが強くて、最初にストレートを左目にもらって見えなくなってしまいました。ここで満足することなく、もっともっと強くなって、少しでも感動してもらえる試合ができるように頑張ります。ありがとうございました」

    ■試合後の鈴木勇人選手のコメント
    「(試合を振り返って?)いまはホッとしてます。(対戦前と相手の印象に変化は?)とくにはないです。想定していたとおりの選手でした。パンチは気をつけたんですけど、頭にもらっちゃって。左が見えなくてアセッたんですけど、自分の武器を信じてやりきりました。(1Rでいける感触はあった?)なかったですね、目が見えなくなっていっぱいいっぱいで。でも、セコンドに戻ったら師匠である(久保)優太くんに『自分の武器を信じれば絶対に大丈夫だから』と言われて、最後までやりきろうと思って。2R目は距離感もわからなくて、自分の武器を信じた感じでした。(今後の目標は?)Krushのベルトを取ってからがスタートラインなので。これからはK-1のベルトを目指して、強くなって活躍していきたいと思います」

    ■試合後の松下大紀選手のコメント
    「(試合を振り返って?)負けたんで、最悪です。(対戦前と相手の印象に変化は?)僕が思ってたより強かったです。(今後の目標は?)自分のために忙しい時間をさいて集まってくれたみんなのために、二度と負けないようにがんばりたいと思います。すみません」

    トリプルメインイベント第3試合(第9試合)/Krushフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R


    西京 春馬 Saikyo Haruma

    トリプルメインイベント第3試合(第9試合)/Krushフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-2
        29:30/29:29/28:30
    • ×
    x

    江川 優生 Egawa Yuki

     昨年6月、第2代K-1フェザー級王座決定トーナメントで決勝まで進んだ西京だが、両脚が攣ってしまい無念の敗退。それ以来7ヵ月ぶりの復帰戦でKrush王座防衛戦を迎える。対するはボクシングテクニックと強打の左を併せ持ち、同門の兄貴分・武居由樹に次ぐKrush王者を目指す江川だ。

     1R、西京はサウスポーからの左ミドルで先制。その後も間合いを保ち、江川が右ローを入れるとすぐさま左ローを返す。江川は強引に前へ出て近距離に持ち込み、左・右のフックを当てる。再び距離を開ける西京だが、江川は右・左とミドルを放って間合いを詰め、ガードの上からでもパンチを浴びせていく。西京は左フックを振るうも江川は当てさせず、逆に右ストレートを当てる。

     2R、江川は右ローを入れて西京をロープに詰めんとするが、西京はこの入り際に左フックを合わせ、横へのステップで体をかわす。江川はミドル、ワンツーと放ち、そこからフォローの左フック、右ストレートと当てる。西京は前蹴りを挟むなどして連続でのヒットは許さない。間合いを詰める江川に対し、連打から左ストレートを放つ西京だが、これは江川がブロックする。

     3R、実力伯仲の両者。江川は最初の攻撃をブロックされても、続いての右ストレート、右ボディアッパーと手数を増やす。江川が右ローを放つと西京はここに左ストレートをカウンター。だが江川もクリーンヒットさせない。西京はミドル、ヒザ、左ストレート、右フックと振るうが、江川は攻撃がよく見えている印象で的確にブロックしてダメージを負わない。江川は1発目を防御されても、2発3発と攻撃を続ける。このまま試合終了となり、判定は30-29、29-29、30-28の2-0で江川。リングサイドで観戦した武居も涙する中、江川が王座戴冠を果たした。

    江川のマイク
    「ほんと自分がこのリングでベルトを巻いているのが夢のようで、このリングに導いてくれた古川会長とPOWER OF DREAMのみんなにも感謝しています。今日来てくれた応援団のみんな、ありがとうございます。ベルトを獲ってやっとスタート地点だと思っているので、上のリング、K-1のリングのチャンピオンを獲りたいです。これからもっと頑張っていくので江川優生とPOWER OF DREAMをよろしくお願いします」

    ■試合後の江川優生選手のコメント
    「(試合を振り返って?)勝ったいまでも実感がなくて変な感じです。(対戦前と相手の印象に変化は?)やっぱりトップでやってるだけあって、ちょっと当たったくらいじゃひるまないので凄い選手だなと思いました。(左をもらうという展開が続いたが?)受けるなら受けて、しっかり返してやろうという気持ちでした。(思ったよりも打ち合った印象?)終盤はパンチにも打ち返してきて、気持ちが強いなと思いました。(作戦としては?)蹴ってからパンチ、パンチから蹴りというイメージで組み立てました。(古川会長からは?)『泣くんじゃねえ、相手に挨拶してこい』って言われました(笑)。(今後の目標は?)」責任を持って、この大会を大きいものにしたいと思います」
    ※西京選手はノーコメント