大会情報

  • 日程 2018年08月18日(土)
  • 会場 名古屋国際会議場イベントホール
  • 観衆

    2,650人(超満員札止め)

  • 開催日時概要

    15:00開場/15:10プレリミナリーファイト開始/16:00本戦開始

    大会概要

    対戦カード

    プレリミナリーファイト第1試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R


    齋藤 祐斗 Saito Yuto

    プレリミナリーファイト第1試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分5秒
    • ×
    x

    山口 将 Yamaguchi Sho

     1R、ともにオーソドックスだが、齋藤はサウスポーにもスイッチを見せ、オーソドックスからの左フックを山口にヒットする。出入りのステップがよい齋藤は左ミドルでボディをとらえ、そこからの連打でダウンを先取。続けて立ってきた山口に右ストレートを叩き込み豪快に山口を倒してノックアウトした。

    プレリミナリーファイト第2試合/Krushフェザー級/3分3R


    新美 貴士 Niimi Takahito

    プレリミナリーファイト第2試合/Krushフェザー級/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        29:28/30:27/30:28
    • ×
    x

    TETSU Tetsu

     1R、サウスポースタイルの新美がガードを高くしてTETSUに迫る。TETSUはこれにヒザ蹴り、右ミドルと放って新美をストップせんとする。しかし新美がステップインしながらの左ストレートを当てダウンを奪取。TETSUは右ミドル、前蹴りで新美を止めたいが、新美がパンチで来ると頭が下がってしまい組みついてレフェリーから注意を受ける。右フックと左ストレートでさらに迫る新美。
     2R、距離を取って蹴りで戦いたいTETSUだが、新美は距離を詰める勢いがあり、右フックと左ストレートを強振する。TETSUも左右のミドルとヒザで応戦するが、新美はそこで左ストレートを当て、やはりプレッシャーを掛ける。TETSUが出始めたかに見えると新美は左ストレートでとらえる。
     3R、やはり蹴っていきたいTETSUに対し、新美は距離を詰めてパンチで行く。TETSUは左ボディフックを効かせ新美の動きを落とすが、しかし新美は持ち直し、右フックと左ストレートを回転させTETSUを下がらせる。バックスピンキックを見せ局面を打開せんとするTETSUだが、新美はここで左ストレートを当てTETSUを後退ベースに追い込む。新美は前へ出てTETSUを下がらせるが、TETSUもハイキックを当て、右ストレートで攻め返して終える。
     判定は29-28、30-27、30-28の3-0で新美。3者の支持を受け勝利した。

    第1試合/-57kg契約/3分3R・延長1R


    倉崎 昌史 Kurasaki Masafumi

    第1試合/-57kg契約/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:26/30:27/30:26
    • ×
    x

    KAZUNORI Kazunori

     1R、両者ともオーソドックスでローを放ち相手の出方を見る。ステップを使い倉崎の周囲を回るKAZUNORIは変わらずローをを入れるが、そこへ倉崎は右ストレートを合わせる。ラウンド終盤の1分になり倉崎は左フックと右ストレートを猛連打。KAZUNORIも左フックとヒザを返すが倉崎は止まらない。

     2R、1Rの勢いに乗り倉崎は左ミドル、右ローと蹴りもパンチに織り交ぜて前に出る。倉崎はタイミングをとらえてきたか右ストレートを当て始め、右ローでもKAZUNORIの左足を跳ね上げる。足が効いているのがあるか、KAZUNORIは前に出る動きが落ちる。

     3R、倉崎は変わらず右ローでKAZUNORIの左足を効かせる。足のダメージがあるKAZUNORIだが、倉崎が蹴ってくるところに右フックのカウンターを狙う。倉崎は右ストレートから左フック、左ボディフックと攻めて出る。そしてKAZUNORIをコーナーに詰め連打を集めてスタンディングダウンを奪う。左フック、右ストレートの強振で迫る倉崎にKAZUNORIも右ストレートと左フックを強振して応戦。激しい打ち合いの中ゴングが打ち鳴らされる。判定は30-26、30-27、30-26の3-0で倉崎。パンチ一辺倒にならず蹴りも織り交ぜ勝利した。

    ■試合後の倉崎昌史のコメント
    「とりあえず最低限勝ったのはいいんですけど、倒しきれたかなって感じですね。そこは後悔しています。(対戦相手の印象は?)試合前の映像でも気持ちが強いのは分かっていたんですけど、いざ試合をしたら本当に気持ちが強い選手で。でも僕もそこは負けられないんで、気持ちの勝負になったかなと思います。(今後の目標は?)本当はここでバシッとKOしてマイクアピールして、K-1大阪大会への出場をアピールしたかったです。でもこれからもオファーをいただいた試合をしっかりやっていきたいと思います」

    第2試合/Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R


    玖村 修平 Kumura Shuhei

    第2試合/Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:27/30:28/30:27
    • ×
    x

    山脇 魁斗 Yamawaki Kaito

     1R、玖村は右ロー、前蹴り、ボディストレートと先手で攻めていく。山脇が左フック、右ストレートで前に出ても玖村はブロックして下がらない。前に出んとする山脇にヒザ蹴りを入れる玖村。さらに玖村はハイキックからバックブローの連係を見せるが、山脇は見切って当てさせない。ならばと攻めてを増やす玖村は左フックから右ロー、再びハイキックからバックブローと攻めてペースを握る。

     2R、攻めて来る玖村に対し、山脇も右ストレート・左フックでカウンターを狙う。玖村はこれをクリーンヒットさせず、左右ボディ打ちで山脇をロープ際に下がらせる。そこからさらに左ボディフックを打ち込み、山脇の体を「く」の字にさせる。山脇を攻め落とさんと左ボディを連打で打ち込む玖村だが、ここは山脇が押し戻して持ちこたえる。玖村は右ローを追加してラウンドを終える。

     3R、玖村は自分の距離を掌握して山脇の攻撃は当てさせず、右ロー、左ボディフックで山脇を下がらせる。玖村が跳びヒザを放てば山脇も跳びヒザ。強気なところを見せるが、玖村の圧力に抗えず後退を余儀なくされる。玖村は山脇をロープ・コーナー際から出させず左フックと右ストレート、ハイキックで攻め立てダウンを迫るが山脇も倒れない。判定は30-27、30-28、30-27の3-0で玖村。Krush2連勝を飾った。

    ■試合後の玖村修平のコメント
    「もっと早く倒せるかなと思ったんですけど(山脇が)打たれ強くて焦っちゃいました。(対戦相手の印象は?)大阪時代に一緒に練習していたこともあって、その時よりも大分強くなっていたんで、これから楽しみやなって気持ちです。(今後の目標は?)今回しょっぱい試合しちゃったんですけど、今年は12月のK-1大阪大会に出るために頑張っているんで、次はそこ(K-1大阪大会)で試合をしたいです」

    第3試合/Krushライト級/3分3R・延長1R


    泰斗 Taito

    第3試合/Krushライト級/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 2R 1分10秒
    • ×
    x

    川﨑 真一朗 Kawasaki Shinichiro

     互いに連敗中で迎えた"崖っぷち対決"。佐藤嘉洋・大会実行委員長は2人の試合前のコメントを聞き「今大会の裏メイン」と語っていた。1R、川崎は鋭いジャブと右ストレートでけん制。泰斗はこれを警戒した様子だったが、川崎が踏み込んできたところに右アッパーをカウンターで合わせる。両者ジャブで探り合い、そしてローをヒットし合う。泰斗の右ローに川崎は体が流れ、泰斗は逆にローをもらっても前に出て圧力を掛けていく。しかしラウンド最後に川崎の左右のフックが当たり、泰斗は足をフラつかせる。

     2R、川崎はジャブから前に出て右ストレートを当て、そこからさらに左右ストレートを繋ぎ、泰斗の腰を落とさせダウンを奪う。ダメージの感じられる泰斗に対し、川崎はパンチで畳み掛け、今度は左フックで泰斗を打ち倒してKO勝利。川崎が連敗脱出に成功した。

    川崎のマイク
    「名古屋のみなさん、こんばんは。大阪から来ました月心会ラスカルジムの川崎真一朗です。泰斗選手ありがとうございました。みなさん9月30日、何の日か知ってますか? うちの和島(大海)が(ジョーダン・)ピケオーを倒す日です。自慢の左腕で5秒で倒すって言っているので是非後楽園ホールまで見に行ってお応援お願いします。宮田(充)さん、佐藤さん、生き残りました!」

    ■試合後の川崎真一朗のコメント
    「泰斗選手は一発一発が重いので警戒していて、最初はローを蹴らせておいて。でもこれはいけるなと思ったんで、ローに合わせて右ストレートをかぶせようと思いました。ただ泰斗選手は構えがアップライトなんでなかなか右のかぶせが当たらなかったですね。(これで連敗脱出となったが?)連敗から抜け出したと言っても、泰斗選手は世界チャンピオンでもないし、Krushのチャンピオンでもないので。ライト級は層が厚い階級なので一勝したからと言っても気は抜けないです。すぐにこのあと練習を再開して、次の試合に備えたいと思います。(今後の目標は?)やっている人はみんな言うことは一緒だと思うんですけど、一つはベルトを獲るということ。華やかなこの世界で生き残って有名人になりたいと思います」

    第4試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R


    大岩 龍矢 Oiwa Tatsuya

    第4試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 2R 2分58秒
    • ×
    x

    山本 真弘 Yamamoto Masahiro

     地元・名古屋の大岩がベテラン山本を迎え撃った一戦。1R、サウスポーでフットワークを見せる山本に対し、大岩は右インローを飛ばす。さらに右前蹴りも飛ばし山本の進入を防ぐ大岩。この右インローが気になるか、山本はオーソドックスに構えを変える。しかし山本がサウスポーに戻すと大岩は再び右インローを蹴って、右スイングフックを強振して山本を狙う。山本は左ミドル、左ハイで応戦するが、やはり大岩が右インローを打ち込む。

     2R、大岩は跳びヒザから着地するとすぐにフックを振るって襲い掛かる。ここはブロッキングでクリーンヒットを許さない山本だが、攻めて出る隙が見い出せない。ストレート、フックと大岩のボディに送り、そこから攻めんとする山本だが、ローのダメージでパンチにウェイトが乗っていない印象。逆に大岩は確実にローを効かせ、その後プッシングして右のパンチで襲い掛かると山本は力なく倒れダウンを喫してしまう。続いて大岩は右ストレートで2度目のダウンを奪い、そして連打をまとめて山本から3度目の奪ってKO勝利を決めた。

    大岩のマイク
    「名古屋のみなさん、鎖野郎の大岩龍矢です。たくさんの、今までで一番多い応援の方が来てくれて、そういうプレッシャーがあるんですけど、キツい練習も頑張ってKOで勝つことができました。ありがとうございます。山本真弘選手、ありがとうございます。伝説の選手と地元・名古屋でできて嬉しく思います。Krushフェザー級のベルト(※大岩の階級はスーパー・フェザー級)、たくさん強い人います。でも自分が一番強いと思ってます。宮田さん、ぜひ近々タイトルマッチお願いします。今日はありがとうございました」

    ■試合後の大岩龍矢のコメント
    「地元・名古屋は応援がたくさんあるんですけど、その分、プレッシャーもあります。でもこうやって勝つと、みんなワー!と盛り上がってくれるんで、今はホッとしています。(対戦相手の印象は?)インローをカットしないのは分かっていたんで、インローを中心に組み立てて倒せるところで倒そうと思っていました。だから自分の中でのテーマは予定通りでした。(今後の目標は?)試合後のマイクでフェザー級と言っちゃったんですけど、僕の勘違いでスーパー・フェザー級です(苦笑)。スーパー・フェザー級のタイトルマッチお願いします!」

    特別試合/2分3R


    平本 蓮 Hiramoto Ren

    特別試合/2分3R

    • ●
    • エキシビション
    • ×
    x

    近藤 魁成 Kondo Kaisei

     2014年にK-1甲子園王者となり、元K-1王者のゲーオにも勝利した平本と、連覇を目指し今年も決勝に進んでいる2017年K-1甲子園王者・近藤による特別試合。当初は通常のエキシビションマッチとして発表されたが、両者の「本気でやりたい」という希望を受けて特別試合として行われた。(※特別試合=グローブとレガースはエキシビションと同じ。試合時間は2分3Rで、判定はつけないが、どちらかのダメージが大きい場合は試合をストップ。エキシと公式戦の間のものとしてアナウンスされる)

     1R、ともにオーソドックスから左ミドルを蹴り合う。平本はサウスポーにも変わり、左ロー、左ミドルを当てる。近藤がロープに詰めるが、平本は追い詰められた感じはなく、右ロー、左ミドルを変わらず当てていく。平本がサウスポーから放った左インローに近藤は思わず体勢を崩す。

     2R、平本が左ミドルで先制すると、近藤も蹴り返す。しかし平本は自身が左ミドルを打ち込んで終わる。平本は1Rよりパンチを多くした組み立てで、アッパー、左ボディと立体的なコンビネーションを見せて近藤は鼻血を出す。

     3R、両者はインターバルの間にスネ当て(レガース)を外して向き合う。平本はジャブで距離を探り、そこから左ミドル。近藤がショートフック、ストレートを連打するが、平本が右ストレートを打ち込み、近藤は鼻からの出血が激しくなる。近藤が左フック、右ストレートを放っても平本は左フック・右ストレートと攻め立てる。近藤は顔を血で真っ赤にして、特別試合は終了。事前の2人の言葉通り、実戦さながらの特別試合となった。

    近藤のマイク
    「こんばんは。(悔しさに涙をにじませ、しばらく間を置いて)やっぱり蓮くん強くて……いつか絶対超えます」

    平本のマイク
    「今日本当はエキシビションっていう形だったんですけど、魁成はいま着実に強くなっていて、僕が魁成と同じ年の頃、高校2年生の夏の終わりで木村"フィリップ"ミノル選手に負けて初めて人生で挫折を味わいました。でも僕はそこからすごく強くなれたので、魁成とは特別試合という形でしたけど、スパーでなくこうやって殴り合えば何か感じ取ってくれるかなと思いました。やっぱり魁成は強かったし、僕もあの頃の気持ちを取り戻せました。魁成は僕より才能もあるしこれから強くなるので、僕もこれから強くなりますが、魁成のことも応援してくれればと思います」

    第5試合/スーパーファイト/Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R


    大和 哲也 Yamato Tetsuya

    第5試合/スーパーファイト/Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 2R 2分48秒
    • ×
    x

    ツイ・ジェンホイ Cui Jianhui

     3月、野杁正明に敗れK-1王座奪取ならなかった大和が再起戦。初の中国人選手との対戦で、英雄伝説アジア王者ジェンホイとの対戦を迎える。

     1R、ジェンホイはサウスポーに構えて、大和と向き合う。これに大和は前蹴り・右ミドルで攻めていく。そこから前に出たい大和だが、ジェンホイも前蹴りを放ち、大和の前進を終える。ジェンホイはキレのある右フックを当て、大和のハイキックをキャッチしてそこから左ストレートを当てる。が、レフェリーはこのキャッチを反則として、ジェンホイに注意を与える。気を取り直した大和は左ボディフックから右ストレート。ジェンホイも左ストレートを当てる。

     2R、左ストレートの強振から右フックを打ちつけてくるジェンホイに対し、大和は左ボディフック、右ミドルとジェンホイのボディを攻めていく。前蹴りも飛ばす大和。ジェンホイも前蹴りを入れ、大和を容易には接近させない。そして打ち合いになると左フック、右フックと大和の顔をかすめてヒヤリとさせる。

     大和は攻撃を散らして右ローキック。だが、やはり大和は前蹴りに進入を止められる。ジェンホイは右フック、左ストレートを当てるが大和は右の奥足ローを効かせ、そこから左ボディを打ち込むとジェンホイは悶絶してダウン。立ち上がることができず、大和のKO勝利となった。

    大和のマイク
    「みなさん、楽しんでますか? 愛を知る県・愛知県の日本を元気にするファイター大和哲也、ここに復活しました! ジェンホイ選手いい選手で、世界にはたくさん強い選手がいるんだなって、昔ムエタイの強い選手やっていたときのことを思い出しました。今日はあと2試合残ってます。僕は格闘家は試合を通じてたくさんの人に感動を与える存在で、人間性を持ってエネルギーや感動を伝えたいと思っています。このKrush、K-1は様々な感動が詰まっていると思います。大和哲也はK-1の世界一を獲ります」


    ■試合後の大和哲也のコメント
    「ジェンホイ選手はすごく良い選手で(試合を)やりながら強い選手だなと思っていました。めちゃくちゃスピードがあるわけじゃないんですけど、バランスがいい選手だなと思いました。(まだジェンホイは若いんで)これから強くなるだろうなと感じたいいファイターです。(今後の目標は?)僕はK-1の世界を獲りたいからK-1に来たんで、挑戦するチャンスが来たら挑戦したいです。毎年名古屋Krushが夏の定番になってきて、僕自身、2年連続でKO勝ちすることが出来ました。来年はK-1のベルトを持ってこれたら最高なので、名古屋のファンのみなさん、もっともっとK-1・Krushを盛り上げていきましょう」

    セミファイナル(第6試合)/スーパーファイト/-67kg契約/3分3R・延長1R


    野杁 正明 Noiri Masaaki

    セミファイナル(第6試合)/スーパーファイト/-67kg契約/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分58秒
    • ×
    x

    ヤン・ハオドン Yang Haodong

     3月に同郷の挑戦者・大和哲也をKOしK-1スーパー・ライト級王座を死守した野杁。今回はウェルター級転向を見据えた-67kg契約戦で、中国のブルファイター・ハオドン戦う。

     1R、野杁は左右のローから鋭いジャブをハオドンの顔に入れる。ハオドンもこれにひるまず前に出て左右のフックを振るう。野杁はジャブを継続して右ローキック。ハオドンが接近戦でショートフックをまとめてくると、野杁はこれを受けて立ち、左ボディフック、右アッパーとパンチを打ち込む。

     野杁はブロッキングでパンチを弾き、右ローを効かせる。ハオドンも右ストレートを当てていくが、野杁は終了間際に左フック、右アッパーから左ハイキックを繋ぎ、これでハオドンを横倒しにして豪快KO。コーナーに駆け上がって勝利をアピールした。

    野杁のマイク
    「みなさん、これがKrushです。K-1のチャンピオンベルトを巻いたんですけど、僕が今あるのはKrushのおかげだと思っていて、Krushらしい試合ができて満足しています。哲也くんからしっかりKOで繋いでKANAちゃんにつなげられるのは嬉しいことですし、最後はKANAちゃんが男子顔負けのド迫力のKOで締めてくれると思うので、KANAちゃんに大声援を送ってください。ベルトを獲った時、娘を上げたんですけどまだ小さくて分かってなくて、だいぶ分かるようになったので、上げさせてもらっもていいですか?(ここで愛娘をリングに上げ、野杁はツーショットで写真撮影に収まった)」

    ■試合後の野杁正明のコメント
    「試合後にセコンドの方とも話したんですけど、1Rはあのまま終わって(コーナーに)帰ってくるだろうと思っていたそうなんです。僕も同じでインターバルでセコンドの話を聞いて、2Rに倒しに行こうと思っていました。そしたら特に狙っていたわけではないのに、身体が勝手に反応してハイキックが出て。それがたまたま当たって決まりました。2年連続、名古屋Krushをハイキックで倒せたんでよかったかなと思います。(対戦相手の印象は?)もっと距離を取って戦ってくるかなと思ったんですけど、最初からガツガツ距離を詰めてきて。僕はそこでパワー負けしないという自信があったし、僕の土俵で戦ってくれたかなと思います。

    (-67kg契約の試合については?)計量クリアしてからのリカバリーだったり、当日のコンディションだったりはスーパー・ライト級時代よりも全然よかったんで。実際に動きもよかったんでウェルター級が適正階級かなって思います。(今後の目標は?)僕が新しい階級に入ることで起爆剤になれば良いと思いますし、チャンスがあればK-1でもKrushでもベルトを狙っていきたいと思います。そのために一戦一戦勝って、強くなっていきたいと思います。楽しみにしておいてください」

    メインイベント(第7試合)Krush女子フライ級タイトルマッチ/3分3R・延長1R


    KANA Kana

    メインイベント(第7試合)Krush女子フライ級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 2R 1分38秒
    • ×
    x

    リュウ・シーベイ Liu Shibei

     昨年は戦慄のKO劇を繰り広げたKANAがKrush女子フライ級王者として名古屋に凱旋。長期のイギリス武者修行を経て、散打の実力者シーベイからベルトを守ることができるか。

     1R、KANAは左インローの連打からスタート。そこから圧力を掛けて前進し、右ボディアッパー、右フックと一気の猛攻を仕掛ける。シーベイは距離があくとサイドキック、ローを入れるが、KANAは止まらず圧力をかけていく。KANAは右フックを顔・ボディと上下に打ち分け、これでシーベイが下がるとローから右ボディアッパーでシーベイの体を「く」の字にしてスタンディングダウンを決める。

     KANAは攻め手を緩めず、右ストレートを3連打。そこからジリジリと出て左右フックを顔面に集め、追い掛けて右クロス。KANAが一方的にシーベイを攻め立てる。シーベイが左右フック、前蹴りと入れてもKANAは下がらない。そして右スイングフック、アッパーと決めてラウンドを終える。

     2R、KANAは左ローからジャンプしての右ストレートとシーベイをロープ・コーナーに追い詰める。さらに左ミドルでシーベイを攻め込む。ボディを効かされガードが下がり、コーナーから出られないシーベイ。KANAはシーベイにロープを背負わせ続け、強烈な左ミドルをシーベイの脇腹にズバリ。これのシーベイはマットに沈み、KANAがKOで2度目の防衛に成功した。

    KANAのマイク
    「こんにちは、KANAです。最後まで見て下さってありがとうございます。KO、KOで来て、泣きそうなぐらい入場の時ヤバくて、それでフードをかぶりました(苦笑)。でもKOで終わらせられてよかったです。ありがとうございます。まだまだ練習していることは出し切れてないので、もっともっと練習して、もっと価値のある試合ができるようにしたいです。Krush王者としてK-1にも参戦して、もっともっと日本の格闘技はKrush女子王者KANAが引っ張っていきたいのでよろしくお願いします」


    ■試合後のKANAのコメント
    「今回は今までの反省点を踏まえて、いつもだったら1Rの後半にがむしゃらにいっちゃって倒しきれずに空回りするパターンがあったんですけど、しっかり相手を見てセコンドの声を聞いて冷静に動こうと思いました。少しずつですが今までとは変わった部分があったと思います。(ずっとKO決着が続いてメインイベントを迎えたことについて)大和選手・野杁選手はKOで勝ってくると思って、ちょっと早い段階で準備してました。そうやってKOでバトンをもらったんですけど、自分でもびっくりするくらいやばいというか、すごくプレッシャーが来て。でもそれで逆に自分の世界に入り込めて、自分の試合だけに集中して試合することが出来ました。

    (右のボディブローは練習していた?)大宮司さんとどうやった大振りにならずにコンパクトに効かせられるかを練習していて、スパーリングでも効かせたりしていたんですね。その成果が少しは出たかなと思います。(ボディブローを効かせてから蹴りを出していたが?)イギリスの武者修行もあって蹴りが自然と出せるようになったのは大きいかなと思います。

     イギリスはムエタイベースの選手が多くて、スパーリングでは蹴り合いで勝てないことが多くて。それを考えてスパーリングしているうちに蹴りが入るようになって、蹴りが入るようになったらパンチが入るようになって、その組み合わせやミックスが出来るようになったかなと思います。ベルトを巻いて今日の大会を終えられたことはよかったと思います。ベルトの価値を上げられるようにしっかりベルトを防衛し続けて、K-1の舞台にも出て、日本の女子の格闘技を巻き込めるように頑張りたいと思います」