第3試合のKrushバンタム級では板橋武留と鵜澤悠也が激突。板橋は23年1月にBigbanバンタム級王座を獲得。Krushでは2連敗で迎えた前戦を引き分け、勝利から遠ざかっている。鵜澤はDREAM KHAOS優勝の実績を持ちながらも、直近3連敗と苦戦が続く。長いトンネルから抜け勢いを付けるのは板橋か、鵜澤か。
1R、サウスポーの鵜澤がリズムのいい蹴りで仕掛ける。板橋は右インローでけん制しながら、鵜澤の入り際にカウンターを合わせる。
2R、鵜澤がフェイントから伸ばした左ストレートをヒット。リングを回りながら繰り出す蹴りでリズムを作る。板橋は鵜澤のパンチに右ストレートを合わせるも、クリーンヒットは奪えず。鵜澤が前後の出入りでペースを握る。
3R、鵜澤がワンツーから左ミドルのコンビネーション。板橋の右ストレートにカウンターの右フックを合わせていく。板橋がワンツーで前進するが単発で次に繋がらず。鵜澤が左ストレートを上下に散らすも決め手にならないまま試合終了のゴングを迎えた。
本戦の判定は1-1で延長戦へ。
延長R、板橋が右テンカオから左の蹴りをロー、ミドル。右のアッパー気味のストレートで鵜澤を後退させ、追撃の右ストレートでダウンを奪う。立ち上がった鵜澤にさらにワンツー。バランスを崩した鵜澤を右ストレートで再度倒し、レフェリーストップを呼び込んだ。
マイクを握った板橋は「まだまだ課題はあるが、ベルトを獲らないと気が済まない。これから乗り込んでいく」とタイトル戦線へ名乗りを上げた。