8月25日(火)、都内にて10・31「Krush.193」後楽園ホール大会のカード発表会見が行われた。
第10代Krushバンタム級王座決定トーナメント・決勝戦、大平龍と長野翔による、K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ所属選手同士による同門対決。今年1月にスタートしたこのトーナメントで、大平は1回戦から、長野はシードとして3月の準々決勝から参戦し、この決勝まで進んできた。宮田プロデューサーはこの一戦に対し、「主催者としては同門対決だからこそ、残酷なKO決着が見られたら、勝ちだなと思う」と述べた。
まず両者は試合への意気込みをこう語った。
長野「今回、風間印房様に、勝利者賞のプレゼンターをしてもらうことになりました。自分のスポンサーでもあるので、意地でも勝とうと思っています」
大平「今回、同門の翔と王座決定戦ということで、ここは必ず勝って、僕がベルトを獲ろうと思っています。応援お願いします」
質疑応答では、以下のやりとりが行われた。
──実際に決勝戦が同門対決がなって、どう感じた?
長野「龍の成長をジムで見てきたので、大夢選手がいなくなったりとか、菊地(海斗)君が欠場したりとかもあって、龍が上がってくるだろうなと思っていたので、想定内です」
長野「たぶん、誰も僕が決勝に上がるとは思ってなかったと思うんですけど、自分自身、自分を信じてずっとやってきたので。翔が上がってくるなっていうのはずっと思ってたので、僕も想定内でした」
──お互いの手の内がよく分かっている中で、どういう勝ち方をしたい?
長野「Krushらしい、バチバチの判定勝利で」
大平「そんな甘い試合はしたくないんで。僕は1RでKOするぐらいの気持ちで、1Rからぶっ飛ばしていこうかなと思ってます」
──宮田プロデューサーからの「KOで」というのは、特に長野選手への言葉のように思われるが。
長野「僕に言ったんですか?」
宮田「いや、主催者として、この試合に期待することという意味で、両選手及びジムさん、その向こうにはやっぱり大宮司代表もいるし、シルバーウルフの陣営の皆さんに向けてという意味でした」
長野「でも判定でいきます」
──それは何か信念みたいなもの?
長野「KOって、たまたま一発ボンって当たっちゃったKOというのもあるじゃないですか。自分が闘った安尾瑠輝君も7割KOだから「安尾の方が強い」って言われてたんですけど、試合をやったら俺が完封みたいな感じだったので、KOが正義ってあんまり俺は思いたくなくて。格闘技って、もちろんそうやってKOで派手に見せるのもあるんですけど、判定で完封して、その芸術を見せたいです」
──そこについては大平選手は考え方が違いそうだが。
大平「僕は全然違います。判定で面白い試合するんだったらいいんですけど、翔は全然、クソつまんない試合するんで。だから僕がKOで勝った方が絶対盛り上がるし、今後のこの格闘技界、キックボクシング界に絶対に影響してくるんで、僕は必ずKOで倒そうと思ってます」
長野「みんな、そんな感じで言ってきました。で、みんな俺に完封されたんで、楽しみにしといてください」
──同門対決なので、試合までの練習はどうする?
長野「時間を変えたりとか、大宮司さんと話し合って決めてます」
──お互いの知らない部分を見せて勝つ方法もあると思うが、相手にまだ見せていない部分はどれぐらいある?
長野「ないんじゃないですか。俺は、あんまりないです」
大平「僕も特にないですね。本当に全てを出して、正々堂々と殴り合おうかなと思ってます」
──ジムでスパーリングをした中で、あくまでも自分の感覚として、相手との差をどう感じている?
長野「トーナメントが決まってからスパーリングはやってないので、もう去年とかになるので、あんまり覚えてないです」
大平「僕がシルバーウルフに入って2年ぐらいになると思うんですけど、その時は翔が上の存在で、スパーでもけっこうボコされてて。でもここ最近のスパーでは、全然僕が勝ってたんじゃないかぐらいのスパーはしたと思うんで、自信はあります」
長野「いや、そんなことないですけどね。そんな記憶にないんで、あんま大したことなかったかな」
大平「さっきからちょっと、周りがクスクス笑ってますけど、全然面白くないんで。試合もつまんないですけど、プライベートもつまんないヤツなんで、ここは僕が必ず盛り上げます」
長野「お前、マジで許さんからな! お前は絶対ぶっ飛ばすから。マジで。宮田さん、俺、KOで行くっす」
大平「倒せないんじゃないですか」
長野「絶対ぶっ飛ばすんで、マジで」
宮田「そんな簡単に信念変わるの?(笑)」
このやりとりに宮田プロデューサーは「長野が初KOするって言ったら、たぶん、こういう試合だと思うんですよ。絶対に負けられないし。だから、2人にしかできないような同門対決だからこそこうなったっていうような決着を、2人には見せてほしいですね」と締めた。
最後に両選手はファンへのメッセージをこう述べた。
長野「去年、タイトルマッチが決まったんですけど、それを自分のケガで流しちゃったので、皆さんには1年ぶりにこうやってベルト姿を見せられることをうれしく思います。絶対ぶっ倒します」
大平「必ず僕がベルトを巻いて、しょっぱい試合はせずに、僕が1Rから思いっきりぶん殴って倒しに行くので、皆さん応援お願いします」
大平の言葉にカチンときて、KO宣言をぶっ放した長野だったが、それは現実になるのか? それとも躍進著しい“九州の武尊”こと大平が初タイトルに駆け上がるのか? スリリングな展開になりそうな同門対決、結末やいかに?