12月19日(金)後楽園ホールで開催される「Krush.183」の[-64kg契約/3分3R・延長1R]に出場する天野颯大選手のインタビューを公開!
──今回はK-1 GROUP復帰戦というか。5月にいろいろあって、9月に地元で復帰戦を行って。今回は代打出場という形になりましたが、そのオファーを聞いた時はどう思いましたか?
天野 まさかK-1 GROUPに年内に復帰できるとは思ってなかったので、率直にチャンスだなと思って、僕の中ではもうすぐに出ると決めてました。でも一応、会長と話し合って、やっぱり体重オーバーを2回もやってて、次は本当にないから、本当は慎重にいかなきゃいけないと。会長とはすごく話し合った中で、それでも僕がもらったチャンスはもう本当に生かすしかないと決めて、出場したという感じです。
──代打出場だから、通常のオファーよりも準備期間も短い中ですからね。そもそもレオナ・ペタス戦の後には、引退か現役続行かという話もありました。そこは自分の中で、どう折り合いをつけたんでしょうか?
天野 正直、2回目だったのもありますし、もうないなとは思ってました。でも自分のことを応援してくれる人だったり、今まで支えてくれた人たちに対して、何も返せていないというのがあったのと、やっぱりあの負け方じゃ自分の中でカッコ悪いなというのがあって、どうしてもまだ終われないっていう気持ちがあって。それでもう一度、もう次はないんですけど、もう一度やっていこうと決めたって感じでしたね。
──二度と再発させないために、減量ののやり方や意識について、どう変えていますか?
天野 私生活から本当に見直して、食事の面だけじゃなく、生活そのものをしっかり正しています。規則正しい生活をするようにして、人としての生き方というか、人間としてもう一回見つめ直すという感じでずっと過ごしていて、今でもそれは継続してます。
天野 ちなみに、今は体重は順調ですか?
天野 はい、今回は順調というか、もうすごく気をつけて早めに落としています。
──対戦相手がバズーカ巧樹選手です。Krushには7年ぶりの参戦になるんですが、どういう認識でしたか?
天野 名前はすごく聞いたことある選手というのが一つで。試合を何回も見たってとかはなかったですけど、名のある選手だなという感じでした。
──天野選手にとっては、他団体に出ている選手という感じ?
天野 そうですね。そういう印象が強いです。KNOCK OUTとかの印象があるので、他団体の選手という感じが強いです。
──対戦相手としてはどういう印象でしょうか。
天野 すごくきれいに戦う選手だなというのが、試合映像を分析しての印象ですね。あの距離の部分はちょっと警戒はしてます。しっかり自分の距離を作ってやらないと、飲まれちゃうなと思っていて。
──その上で、自分としてはどう攻めてどう勝ちたいと思っていますか?
天野 今回も、というかいつもなんですけど、前に出て戦うのはもちろんですけど、今回は年内ラストKrushということもありますし、1Rから打ち合って、倒して勝とうかなと思ってます。トーナメントの決勝戦2試合がWメインになりましたけど、それを差し置いて一番いい試合をしようかなと思っています。
──今回は-64kg契約ですが、今後の階級はどう考えていますか?
天野 来年からはライト級やっていこうと考えてます。ライト級なら自分もトーナメントに出て、やっていけることは証明済みでもあるので。
──今回はそれよりも重いキャッチウェイトですが、ライト級の動きを試す意味合いもありますか?
天野 僕的には、重い階級だったら別にどこでもやる考えでいますし、別に代打出場だったら、それがスーパー・ライトでもウェルターでも、オファーを受ける考えを持っているので。ただ基本はライト級でと今は考えてますけど。
──K-1 GROUPでのキャリアも、一度出直しというか、立て直しというところがあると思うんですが、そこについては?じゃないですか。
天野 そこは正直、あまり考えてなかったです。今回終わって考えようかなと思ってましたね。まずは計量をクリアしてからかなと思っているので。
──では最後に、改めてこの試合に向けての“決意”をいただけますか?
天野 まずは何と言っても、しっかりと計量をクリアすることですね。僕はそこが一番なので、しっかり計量をクリアして、最後、1年のラストのKrushをしっかりバシッと締めて、K-1 GROUPに復帰したいと思っているので、ぜひよろしくお願いします。
──分かりました。ありがとうございました!