大会情報

  • 日程 2017年11月05日(日)
  • 会場 後楽園ホール
  • 観衆

    1,800人(超満員札止め)

  • 開催日時概要

    17:00開場/17:10プレリミナリーファイト開始/18:00本戦開始

    大会概要

    対戦カード

    プレリミナリーファイト第1試合Krush -58kg Fight /3分3R


    鈴木 宙樹 Suzuki Hiroki

    プレリミナリーファイト第1試合Krush -58kg Fight /3分3R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:28/30:29/30:28
    • ×

    中澤 良介 Nakazawa Ryosuke

     1R、16歳の中澤は開始から積極的にロー、ミドルを繰り出していく。しかし上背で勝る鈴木が体圧を発してロープに詰める。鈴木は接近戦で右ボディフック、左ロー。このローがローブローとなってしまう場面もあったが、鈴木はさらに右ロー、左ボディフック、右ボディストレートと丁寧にボディを攻め、打ち下ろしの右ストレートと攻勢1Rを終える。

     2Rも鈴木が中澤を下がらせ前に出ていく。右ボディフック、左ミドルと繰り出す鈴木。中澤も前蹴り、右ミドルと放つが鈴木を下がらせられない。両者右ローを決め、ともにダメージを与える。鈴木は右ローから右ハイを打ち込み、これを受けた中澤は動きが鈍る。右ストレート、左ミドル、右アッパーと中澤に迫る鈴木。中澤へのボディ攻めを忘れず、チャンスにも自分を見失わない。

     3R、鈴木はやはり中澤にロープを背負わせ、ヒザ蹴り、三日月蹴りとボディに攻撃を集める。中澤もボディフック、ロー、ミドルと鈴木を遠ざけんとするのだが、鈴木はこれをブロックで弾いて効果を半減させる。前蹴り、前足への左ローで中澤を押さえつつ鈴木は前に出ていく。

     判定は30-28、30-29、30-28の3-0で鈴木。これで戦績を2戦2勝とした。

    プレリミナリーファイト第2試合/Krush -63kg Fight/3分3R


    大木 渉人 Oki Takahito

    プレリミナリーファイト第2試合/Krush -63kg Fight/3分3R

    • ●
    • KO
      • 2R 2分25秒
    • ×

    瓦田 脩二 Kawarada Syuji

     1R、やや離れた位置から瓦田は思い切りのよい踏み込みで左フック・右ストレートのコンビネーションを繰り出していく。そこからフック・アッパー・ストレートとパンチを回転させ、この瓦田の勢いにやや大木は押され気味。しかしコーナーに詰められてもグローブと前腕部で押して瓦田の連打から逃れる。だが、その中でやや組みつきも見られレフェリーから口頭注意を受ける。

     2R、瓦田はリングを回る大木を追っていく。大木も前に出んとするのだが、瓦田はそこへ右ショートフックを決めてダウンを奪取。立ち上がった大木は挽回に前へ出るが、瓦田はそこを右ストレートで正面からとらえて2度目のダウンを与える。

     立ち上がり、連打を押さえんと組みついてくる大木を振りほどき、瓦田はボディへのヒザから連打をまとめ、最後はボディへのヒザを決めると大木は3度目のダウン。KO勝利で、瓦田はこれで戦績を2戦2勝2KOとした。

    プレリミナリーファイト第3試合/Krush -58kg Fight /3分3R


    足利 和正 Ashikaga Kazumasa

    プレリミナリーファイト第3試合/Krush -58kg Fight /3分3R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        28:29/29:30/28:30
    • ×

    山田 泰士 Yamada Taishi

     1R、山田はサウスポーから左ミドル、左ハイを放って佐藤を押していく。佐藤にロープを背負わせると左三日月蹴りをボディに決める山田だが、ここで佐藤は右フックをヒット。しかし山田はプレッシャーを弱めず、左ストレートをヒット。佐藤は左フックを振って出ていくが、山田もフックを振り返してこれに応戦する。

     2R、山田は前蹴りを顔・ボディと放ち、高めの左ミドルで佐藤のバランスを崩す。佐藤が右スイングフックを放ちながら出てくると、山田はその正面から外れた位置にポジショニングしプレッシャーを効かさせない。佐藤はなかなか押して出られない。山田は佐藤を中心にして横へ回り、左ミドル、右フック・左ストレートを打ち込む。

     3R、佐藤は圧力を増して前に出るが、山田はやはり左・右へのフットワークで攻撃を正面から受けない。それでも佐藤は距離・間合いを潰して右フック、右ローを放って当てる。しかし山田は打ち下ろしの左ストレートで捉える。だが、終盤は前に出る佐藤の姿勢が印象を残す展開となる。

     判定は29-28、30-29、30-28の3-0で山田。巧みなポジショニングとサウスポーからの攻撃で勝利した。

    第1試合/Krush HEAVYWEIGHT Fight /3分3R・延長1R


    杉本 仁 Sugimoto Hitoshi

    第1試合/Krush HEAVYWEIGHT Fight /3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 2R 2分1秒
    • ×

    OD・KEN オーディーケン

     1R、KENはジャブからスピードのあるパンチを走らせる。杉本はこれをブロックしてローを返す。しかし次第に杉本が前へ出てきて、左右のフックでとらえてKENをコーナーに詰める。KENは左フックをヒットさせるも杉本は被弾があっても止まらない。KENを再びロープに詰めて左右のフックで襲う。ここでもKENはショートフックを打ち込むが、やはり杉本はプレッシャーを落とさない。

     2R、KENは左ハイ・左ミドル、ジャブと攻撃を散らし杉本の前進をストップ。だが、杉本は右ローを入れて前に来るとKENをコーナーに追い詰め、右ストレートを打ち込みダウンを奪取。

     ダメージのうかがわれるKENだが、立ち上がると打ち合いに臨む。右ストレートを決めるが、杉本はボディにヒザを入れ、左フック・右ストレートから最後は左ハイを決め、これでKENをバタリと倒してKOした。

    ■試合後の杉本仁選手のコメント
    「(試合を振り返って?)けっこう相手がパンチがあると思っていたので、試合前は緊張してました。でも、実際にもらってみると、そこまでパンチで倒れるということ感じでもなかったので、うまく勝てたのかなと思います。(今後の目標は?)11月23日にK-1のヘビー級のトーナメントがあるので、そこに出てる人たちと試合ができたらいいなと思っています」

    第2試合/Krush -63kg Fight /3分3R・延長1R


    稲石 竜弥 Inaishi Tatsuya

    第2試合/Krush -63kg Fight /3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 2-1
        29:28/29:30/30:29
    • ×

    石田 勝希 Ishida Katsuki

     1R、両者相手の出方を見て、あまり手数多く攻めない。しかし稲石の右ストレート→左ミドルのヒットから試合は激しさを増し、石田はハイキックをヒット。稲石・石田ともミドルを打ち込む。稲石は石田から離れて立ち、ミドル、ロングレンジのフックを振るっていく。 

     2R、稲石がボディフックを打ち込むと、石田はより以上に大きな音を立ててボディフックを当て返す。稲石はジャブからミドル、バックスピンキックとトリッキーな持ち味を発揮。しかし石田も左フックを当て、稲石にペースを握らせない。石田は稲石の流れを分断せんと、ミドルを度々キャッチしてしまいレフェリーから注意を受ける。稲石は左ショートストレートを当て、これでやや石田を下がらせ2Rを終える。

     3R、稲石は肘から先をグルリと回す動きを見せ、石田をかく乱。そこから右ミドル、前蹴りと重い攻撃で場内をどよめかせる。石田のハイもしゃがんでかわす稲石。稲石はガードを下げた構えからジャブ、左フックと見舞い、石田のハイを受けてもダメージを見せない。石田が左右ミドルから前に来ても左右フックで応戦して試合を終える。

     判定は29-28(稲石)、30-29(石田)、30-29(稲石)の2-1で稲石。接戦であったが、階級を上げての初戦を制した。

    ■試合後の稲石竜弥選手のコメント
    「(試合を振り返って?)倒せるチャンスが何度かあったんですけど、ツメが甘くてKOを逃しちゃったので。次回、またKrush出るときは、KOできるようにがんばっちゃいます、ホント。(今後の目標は?)Krushの看板選手になって、K-1も引っ張っていって、K-1の顔になりたいですね。でも、まだまだ実力が足りないので、これからもっと強くなっていきので、応援よろしくお願いします」

    第3試合/Krush -58kg Fight /3分3R・延長1R


    桝本“ゴリ”翔也 Masumoto“Gori”Shoya

    第3試合/Krush -58kg Fight /3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:27/30:27/30:27
    • ×

    朝久 裕貴 Asahisa Hirotaka

     1R、朝久は顔面・ボディと前蹴りを繰り出し桝本を下がらせる。パンチもスピードがあり、ボディに前蹴りを送り、続いてショートのフック・ストレートを回転させ桝本をコーナーに追い詰め連打をまとめる。朝久の押しが強く、桝本はコーナーから出られず顔・ボディとフックを受ける。コーナーを背負わせられるが、桝本もボディ・顔面とフックを返す。

     残り1分でブレークが掛かり、両者中央に戻る。流石にやや攻め疲れが感じられる朝久だが、左・右とフックを決める。しかし桝本はパワフルなショートとフックを決め反撃に移る。そして左アッパーから返しの左フックを決め、朝久からダウンを奪って初回を終える。

     2Rも朝久は12cm上回る身長差を活かして桝本をロープに詰めるが、桝本はボディ、顔と左フックを打ち込んで朝久を遠ざける。1Rのようには朝久にプレッシャーを掛けさせていない桝本。桝本がボディと顔に左フックを振るうと朝久は下がる。

     3R、朝久は連続の前蹴りからパンチを連打。しかし左フックが相打ちとなると打ち勝ったのは桝本。体勢を崩した朝久はクリンチしてこの窮地をしのぐ。ダメージか、これまでよりプレッシャーを与えられない朝久に対し、桝本は逆に前へ出て左フックを中心に攻撃して朝久を下がらせる。

     判定は30-27、30-27、29-27の3-0で桝本。ダウンを奪うなど強打を活かして攻め勝利した。

    ■試合後の桝本翔也選手のコメント
    「(試合を振り返って?)1R、ダウンを取ったんですけど、そこからが……。3Rに爆発力がなくなったので、またすぐに練習を始めたいと思います。(今後の目標は?)いま、58kgでやってるんですけど、K-1のフェザー級(57.5kg)でもやれると思うので、ぜひ使ってください。お願いします、押忍!」

    第4試合/Krush -60kg Fight/3分3R・延長1R


    大岩 龍矢 Oiwa Tatsuya

    第4試合/Krush -60kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        28:30/28:30/27:30
    • ×

    朝久 泰央 Asahisa Taio

     1R、大岩がローを放っていったところに朝久は左フックを合わせ、これに大岩は転倒。大岩は否定するもレフェリーはダウンを宣告する。ロー、ミドルを放つ朝久に対し、大岩はボディストレート、右・左と力を込めたフックを振るう。朝久はこれを当てさせずに顔面前蹴り、そしてバックスピンキック。距離を保つ朝久に、大岩は踏み込んで左右のフックをボディ・顔と振り回す。

     2R、ボディと顔面に強打を振るう大岩だが、朝久のディフェンスとブロックは強固でクリーンヒットを得られない。距離を保つ朝久は左ミドル・左三日月蹴りと決め、大岩のフックの中心を抜くようにストレートを打ち込む。顔面前蹴りを放つ朝久だが、大岩はこれを被弾しても勢いを発して前に出て、ボディストレート、左右フックの上下打ち。しかし朝久はこの強打に思ったほどヒットを与えて

     3R、朝久は構えを左右にスイッチして大岩を惑わせ、カカト落としを頭部にヒット。顔面前蹴り、ローの連打と多彩な足技で大岩が狙う接近戦に持ち込ませない。大岩が左右のフックを振るってくると、朝久も左右のストレートでこれに応戦し攻め込ませない。終盤は両者消耗が見られるが、朝久が蹴りにパンチを連係させて手数で勝って終了する。

     判定は30-28、30-28、30-27の3-0で朝久。大岩の強打さく裂を許さず勝利した。

    ■試合後の朝久泰央選手のコメント
    「(試合を振り返って?)前日会見のときから、お互いにがんばろうと言い合って。朝久道場vsKRESTという感じで(第3試合で兄の裕貴が負けて)押されてる状況だったので、仇討ちと言いますか。(今後の目標は?)王座決定トーナメントではベスト4という結果に終わってしまったので、チャンピオンになっていくには力が必要だと思いました。KRESTでとても強い大岩選手に勝ったので、少しでもベルトに近づければと思います。目標としては-60kgで朝久泰央が一番強いと言われるように自分の力をしっかりつけたいと思います。ありがとうございました」

    第5試合/Krush -53kg次期挑戦者決定戦/3分3R・延長1R


    出貝 泰佑 Degai Taisuke

    第5試合/Krush -53kg次期挑戦者決定戦/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        28:29/28:30/28:30
    • ×

    金子 晃大 Kaneko Akihiro

     1R、打ち気な様子の金子だが、出貝の顔面前蹴りを目先でかわす。その後もよく攻撃が見えており出貝の蹴りをかわして当てさせず、右ストレート、右ローをヒット。出貝は右ローを当てるが、金子は左ボディフックを打ち込みこれを効かせる。ラウンド終盤、出貝は左右ストレートの連打で出るが、金子も右ストレートを返してヒットする。

     2R、出貝はボディ&顔面への前蹴り、金子は左右のミドルを放ち両者距離を探り合う。そして互いに自分の懐へ相手を入れない。出貝はバックブローを放つが、これは金子がブロック。しかしその後の顔面前蹴りは金子をとらえる。出貝は次第に試合運びにキャリアを見せてきて、バックスピンキックからストレートで前進。金子の顔面をとらえていく。

     3R、金子は攻撃にパンチの配分を増やし、右クロスをヒット。出貝が腕を前に伸ばした構えでこのパンチを妨害せんとすると左ミドルを打ち込み、そこからパンチに繋げる。金子が右クロス、左フックと当てると出貝は組みついてパンチを押さえ、バックブローで反撃。金子は右クロスを当て、左三日月蹴りで出貝の脇腹を紅くさせる。出貝が左右ストレートで前に来ると、金子は右アッパーを突き上げ、左フック、右ストレートとヒットを重ねる。

     判定は29-28、30-28、30-28の3-0で金子。これで戦績を5戦5勝(3KO)とし、-53㎏次期挑戦権を手に入れた。試合後には王者・軍司泰斗がリングイン。試合決定を受けての意気込みをコメントした。

    金子のコメント
    「今日はあまりいい試合できなかったんですけど、無敗のままタイトルマッチしっかり勝って、53㎏のベルトを獲りたいと思います」

    軍司のコメント
    「53㎏チャンピオンの軍司泰斗です。会見を見たんですけど、ベルトにあんまり興味なさそうで、そんな人には獲らせたくないんで今日の試合も全然盛り上がってなかったので、やる時は盛り上げるので応援お願いします」

    ■試合後の金子晃大選手のコメント
    「(試合を振り返って?)いけるところでいけなかったっていうのと、出貝選手のベテランの巧さというか。けっこうやられましたね。(次回は-53kg王座のタイトルマッチとなるが?)なんか、周りにはベルトに興味がないと思われてるんですけど(苦笑)、僕はしっかり勝ちたいと思っているので。(今後の目標は?)今後もしっかり勝って、次はK-1に上がることができればと思います」

    第6試合/Krush -63kg Fight/3分3R・延長1R


    安保 瑠輝也 Anpo Rukiya

    第6試合/Krush -63kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:24/30:24/30:24
    • ×

    恭士郎 Kyoshiro

     瑠輝也は2月のK-1では跳び2段蹴り、7月のKrushでは跳びヒザとインパクトある勝利を連発している注目株。他団体で戴冠経験のある恭士郎とタイトル戦線を占う一戦となる。

     1R、瑠輝也は右ローからすぐに繋いだ跳び左ハイの2段蹴りを決め、これで恭士郎をダウンさせる。立ち上がった恭士郎に跳びヒザで襲い掛かる瑠輝也だが、これは恭士郎が当てさせない。その後も跳びヒザから左右フックと瑠輝也は攻める。恭士郎は警戒しながら瑠輝也をロープに追い詰める。だが、瑠輝也は威力ある左ミドル、左ストレートで恭士郎を下がらせる。だが、恭士郎もすぐ前に来てロープを背にした瑠輝也に圧を掛ける。

     2R、恭士郎は再び瑠輝也をロープに詰める。瑠輝也はボディストレート、前蹴りで恭士郎を下がらせんとするが、恭士郎は攻撃をさばいて一旦下がってもすぐまた前に来る。瑠輝也をロープ・コーナーに詰める恭士郎。そして右アッパー、左フックで攻める。だが、ここで瑠輝也が真上にジャンプする跳びヒザから左ハイを放ち、これで側頭部をとらえてダウンを奪取。立ち上がった恭士郎は瑠輝也を追い、左ボディフックをめり込ませるが、瑠輝也も左ボディから右ハイを返し、顔面へのヒザ蹴りを突き上げる。

     3R、間合いを詰めてボディから顔面へのフックと放つ恭士郎だが、瑠輝也はヒザ蹴りを振り上げて下がらせ、脇腹にバックスピンキックを決めて瑠輝也を大きく後退させる。そしてまたしても2段蹴りでややスリップ気味ではあったが、恭士郎からこの試合3度目のダウンを奪う。恭士郎は瑠輝也をロープに詰めて、アッパー、ボディフック、右フックと攻める。しかし瑠輝也は左フックのカウンターを決めてフラつかせ、そこから顔とボディに左フックを連打。ラウンド最後もハイキック、ヒザと恭士郎を攻めて終える。

     判定は30-24、30-24、30-24の3-0で瑠輝也。KOはならなかったが、各ラウンドでダウンを奪い、今回もインパクトある勝利を収めた。

    ■試合後の瑠輝也選手のコメント
    「ダウンを取って勝てましたけど、恭士郎選手もタフで倒しきれなかったです。出直します。僕はずっとタイトルマッチをやりたいと言っていて、今日の結果ではどうなるか分からないですけど、僕はチャンピオンの佐々木大蔵選手には勝てると思っているので、タイトルマッチを組んで欲しいです。今年は負けなしで、KO勝ちの方が多いですし、全試合でダウンを取って勝っているんで、そろそろベルトがかかった試合を組んでほしいです。それが今の気持ちです」

    セミファイナル(第7試合)/Krush -63kg Fight/3分3R・延長1R


    ゴンナパー・ウィラサクレック Gonnapar Weerasakreck

    セミファイナル(第7試合)/Krush -63kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分7秒
    • ×

    林 健太 Hayashi Kenta

     K-1で山崎秀晃、卜部功也のトップファイター2人を降しているゴンナパーがKrush初参戦。山崎・功也と同じKREST所属である林が仇討ちに挑む。

     1R、サウスポーのゴンナパーはさっそく得意の左ミドルを飛ばして林に向かい、ロープ際で左ミドルから左ストレートを決めると林は大きく後退。林はしかし前に出てくるが、ゴンナパーは左ミドルでわき腹、右腕をとらえる。林が前に来ると右フック、左ストレートでもとらえ、林の右ストレートは首を振ってかわす。そしてコーナー際でパンチをまとめるが、ゴンナパーはその隙に右フックを一閃。直撃された林はダウンし、カウント内に立ち上がるも足がフラついておりレフェリーがストップした。

    ゴンナパーのマイク
    「コンニチハ。今日ハアリガトウゴザイマス(ここまで日本語で)。ムエタイは負けません。ホント、ミナサンアリガトウゴザイマス」

    ■試合後のゴンナパー・ウィラサクレック選手のコメント
    「試合に勝ててすごくうれしい。試合前に隙があればKOすると言った通り、KOで勝つことが出来たよ。(林の印象は?)あまり長い時間戦っていないから分からないけど、動きの速い選手だと思ったよ。(Krushのベルトに興味はある?)そういったチャンスがあれば狙っていきたい。K-1とKrushのベルトをどちらも狙いたいと思うし、次はK-1という大きな舞台で試合がしたい。最後に言いたいことは自分を応援してくれているファンのみんな、日本人・タイ人含めて本当にありがとう。ムエタイ、No.1!」

    メインイベント(第8試合)/【BODYMAKER Presents】 Krush -55kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R


    寺戸 伸近 Terado Nobuchika

    メインイベント(第8試合)/【BODYMAKER Presents】 Krush -55kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R

    • ●
    • 延長判定
      • 3-0
        10:9/10:9/10:9
    • ×

    久保 賢司 Kubo Kenji 

     都合3度目の対戦となる両者、初戦は2010年(Krush)に寺戸がKOすれば、2度目の対戦(2017年4月のK-1)では久保がKO。1勝1敗で寺戸が持つ王座を懸けての決着戦となる。

     1R、寺戸、久保ともに右ローを入れていく。寺戸がローを当てれば久保も右ローを返してヒット。両者足を攻めていく。寺戸のローに久保はワンツーを合わせる。寺戸は右クロスから左ストレートアッパーを突き上げヒット。久保はジャブで前に出ていくが、寺戸はこれを当てさせず右ローを返して久保の左足をとらえる。寺戸は久保の突進を正面で受けず、左インローを入れボディにヒザも打ち込む。だが、久保は左フックを振るって寺戸をとらえる。顔に紅潮が見られる寺戸。ラウンド終盤は久保が右ローで寺戸をとらえて追える。

     2R、寺戸は右ローから右クロスをヒット。久保は間合いを詰めてパンチで迫る。しかし寺戸はバックステップして距離を保って右ローを決める。だが久保も右ローを同じくヒット。寺戸はボディへのヒザを入れるが、久保は右ローを2発入れる。寺戸は依然距離を保って右ストレート。久保はしかし右ローを当てる。寺戸、久保どちらも右ローを当て合う。

     足を使う寺戸だが、久保はその足を殺しに行く。だが寺戸のローに久保は体が横向きとなる。しかし久保の右ローも寺戸にダメージを与えている。寺戸はボディへのヒザを打ち込むが、久保は止まらない。寺戸は右・左・右とストレートで追い、右ロー。ラウンド終盤は2Rも久保が前に出て左フックから右ローを決める。

     3R、両者ストレートから右ローに連係。しかしここで久保が左フックから右フックを当て、寺戸をフラつかせる。寺戸はクリンチをしてしのぐも久保は左フックを上下打ちし、右クロス。なお足がフラつく寺戸に久保は左アッパー、左フック、右ストレート。寺戸は起死回生を狙って跳びヒザを放つも当たらない。左フック、右ストレートの久保。寺戸はダメージで足に力が入らないか。久保が左フック、右ストレートととらえていく。

     しかしラウンド後半、久保は攻め疲れかややペースダウン。だが、そこから息を吹き返して来て寺戸を攻める。寺戸は苦しさからか掴んでのヒザを放ってしまう。判定は30-29(久保)、29-29、29-29で久保に1票入るもドロー。延長戦に突入となる。

     延長R、寺戸はやはり距離を作って右ローを入れていく。久保がジャブ、右ストレートを伸ばしてきてもグローブで弾いて当てさせない。左フック・右アッパーを振るう久保だが、寺戸に空を切らせられる。寺戸は右回りしながら右ローを当てていく。しかし久保も踏み込んで左フック・左アッパーをヒット。

     寺戸の右ローに久保は足が流れ始める。右ストレートを放つも寺戸に届かない。それでも距離を詰めると右ストレートで寺戸のアゴを跳ね上げる。寺戸はボディへのヒザそして右ロー。このローに久保の腰が落ちかける。寺戸は左右のストレートから右ローを繋いで終了する。判定は10-9、10-9、10-9の3-0で寺戸。本戦の劣勢から逆転で勝利してベルトを守った。

    寺戸のマイク
    「こんばんは、寺戸です。プレッシャーもすごいし、不安もいっぱいだったんですけど、パンツに名前を入れてくれてるスポンサーのみなさま、本当にありがとうございます。チームのみんな、たくさん応援に来てくれたみなさんのおかげです。防衛することが最高の恩返しだと思って頑張りました。ありがとうございます。先月、娘が生まれました。娘にベルトを見せてやりたいと思っていたん出すけど、今ようやく胸を張って、父ちゃん勝ったぞと言いたいです。今日勝ったことで俺の格闘家としての人生は首一枚繋がったと思います。もう一歩、もう一歩、やっていくのでよろしくお願いします」

    ■試合後の寺戸伸近選手のコメント
    「自分の中では序盤からペースを作れたかなと思うんですけど、3Rにいいパンチをもらっちゃって、そこからガンガン攻められたので『やべえ!3Eはとられたな』というのがありました。でもああやってしんどいところでも頑張ることが出来たのは応援してくれるみんなの声援が聞こえたからです。みんなの声援で頑張って我慢して、延長戦はしっかり冷静に戦うことができた。(ダメージはあった?)結構パンチもらっちゃったんで、またもらったら倒れちゃうんじゃないかなと思いました。でも相手もローが効いていて、セコンドからそこだと言われたので(足を)狙いました。

    (延長でローでいくことに迷いはなかった?)このままローで倒せるのか?というのはありましたけど、最初から打ち合ったら3Rと同じ展開になると思ったので、最初の起点はローからいこうと思いました。そしたらかなりローが効いていたので『ここだ!』と思ってローでいきました。(試合後の久保に対する心境は?)一選手として頑張っている選手だと思うし、僕は彼に憎しみや恨みはないし、彼はああいっていましたけど、あれは俺に対するひがみだろうと思っていました。陰と陽で言うなら、俺が陽であいつが陰だった。それだけですね。(次の目標は?)今回防衛戦をクリアできたので、次はもう一本、K-1のベルトですね。条件があえば。K-1でタイトルマッチやらせてもらえるなら、それなりの条件もあるし、それが合わないと俺はやらないので。条件が合えばやります」

    ■試合後の久保賢司選手のコメント
    「寺戸伸近あっぱれでしたね。本当にありがとうございましたという気持ちです。(延長戦のダメージは?)ローのダメージはありましたけど、寺戸さんの精神力の強さに負けずに根競べしたくて、それはそれで楽しかったです。足のダメージよりも根性のぶつかり合いですね。彼は試合前に色々と言わないキャラクターでしたけど、心のどこかで『コノヤロー!』って気持ちはあったと思うんで、それが伝わってきて楽しかったです。

    (延長に入った時の心境は?)3R終わって延長があると思いましたし、今回はKOが少なかったので(KOしたくて)延長になってくれという気持ちもありました。延長になったら寺戸さんは絶対に復活してくると思って、それを上回ってやろうと思っていたんですけど…それを一回りも二回りも上回る精神力で来たんで、あの人はすごいですよ。あっぱれです。

    (試合前には舌戦もあったが?)Krushのメインイベントだからというのもありましたけど、そこには自分の本心もすごくあって、8年前から寺戸伸近あっての格闘技人生でした。だから復讐心もありましたし、それをモチベーションにやってこれたんですけど、リング上で寺戸さんに伝えた通り『ありがとうございます。これで終わりにしましょう』と。今は感謝の気持ちでいっぱいです。勝っても負けても寺戸さんとはこれが最後だと思ったので、勝ったらあのままだったと思うんですけど(笑)、負けたのでお礼と謝罪を伝えました。

    (今後については?)もともと僕は4月のK-1を一発限りの復帰だと思っていて、次のオファーは断るつもりでした。でも相手が寺戸伸近ということで、今回は自分の最終章として戦いました。宮田プロデューサーにもお伝えしたのですが、選手としての久保賢司はここで終わりです。今、自分はK-1ジム五反田と蒲田の代表をやらせてもらっていて、どんどん選手が育ってきています。期待の選手たちばかりなので彼らを応援していただけたらと思います」