大会情報

  • 日程 2017年08月20日(日)
  • 会場 名古屋国際会議場イベントホール
  • 観衆

    2,650人(超満員札止め)

  • 開催日時概要

    (15:00開場/15:10プレリミナリーファイト開始/16:00本戦開始)

    大会概要

    対戦カード

    プレリミナリーファイト第1試合/Krush -65kg Fight/3分3R


    蔵人 Kuroudo

    プレリミナリーファイト第1試合/Krush -65kg Fight/3分3R

    • ●
    • KO
      • 1R 0分46秒
    • ×

    敦YAMATO Atsushi Yamato

     1R、蔵人はサウスポー、敦はオーソドックスで向き合う。蔵人は左ミドル、これに対し敦は右の蹴りで対抗していたが、パンチで前に出ると右ストレートからの左フックで蔵人を打ち抜き、これで蔵人をダウンさせて50秒と掛からずのKO勝ちを決めた。

    プレリミナリーファイト第2試合/Krush -53kg Fight/3分3R


    晃貴 Koki

    プレリミナリーファイト第2試合/Krush -53kg Fight/3分3R

    • ●
    • KO
      • 2R 2分1秒
    • ×

    蒼士 Aoshi

     1R、ともにオーソドックスに構え、蒼士は前蹴り、ミドルとジャブで距離を取るが、晃貴はそこへ左フック、右ストレートとパンチを飛ばして迫る。16歳と思えぬ落ち着いた試合運びの蒼士だが、晃貴はそれを許さないかのように荒々しくパンチ(右ストレート&左フック)を振るっていく。しかし蒼士は距離を戻してヒザも交えて応戦する。

     2R、蒼士はジャブと前蹴りで距離を保ち、そこから右ロー、ヒザ蹴りを打ち込む。うまく晃貴の進入を阻んでいる蒼士。そして蹴りからパンチを繋げ、右ストレートを当て続いての左フックで晃貴に片膝をつかせてダウンを奪う。立ち上がった晃貴に蹴りから入った蒼士は最後は右ショートストレートで2度目のダウンを与え、ここでレフェリーが試合を止めた。

    プレリミナリーファイト第3試合/Krush -58kg Fight /3分3R


    倉崎 昌史 Kurasaki Masafumi

    プレリミナリーファイト第3試合/Krush -58kg Fight /3分3R

    • ●
    • 判定
      • 2-0
        30:29/29:29/30:29
    • ×

    山田 泰士 Yamada Taishi

     1R、山田はサウスポーで倉崎に向かい左ミドルを当てていく。倉崎はこれに対し右インローを細かくリターン。そこから懐に入ると山田にボディフックを打ち込む。倉崎はプレッシャーを発して山田をコーナー・ロープ際に詰める。しかし山田は右フック・左ストレートを放ちながら右回りして倉崎のプレッシャーに屈しない。

     2R、倉崎は右、山田は左で両者ミドルを蹴り合う。このラウンドも倉崎が前に出てプレッシャーを発していく。そして左フックと右ストレートで山田を狙う。山田も倉崎が入ってくるところに右フックと左ストレートを狙う。山田はパンチに前蹴りも交え、巧みに倉崎を懐へ入らせない。ラウンド終了直前、両者にバッティングがあり倉崎は頭部から出血が見られる。

     3R、右ミドルから前に出た倉崎は力を込めた左右フックを振るって山田をとらえる。だが、さらに行こうとすると山田はカウンターの左ストレートを放ってとらえる。ここで鼻から出血の見られる山田にドクターチェックが実施される。

     再開すると、山田はリーチを活かして前蹴りと左ミドルで倉崎から間合いを保つ。そして左ストレート。さらに前へ出て倉崎のボディにヒザ蹴りを狙う。倉崎はしかし接近戦に持ち込み右クロス、左フックをヒット。最後は倉崎がパンチで攻める中ゴングとなる。

     判定は30-29、29-29、30-29の2-0で倉崎。接戦を制した。

    第1試合/Krush -60kg Fight /3分3R・延長1R


    秀亮 Hideaki

    第1試合/Krush -60kg Fight /3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分11秒
    • ×

    祖根 寿麻 Sone Kazuma

     1R、ともにオーソドックス。祖根はワイルドにフックを振るい、跳びヒザも見せる。秀亮はこれに対し右クロスを振るって当てるが、祖根は組み合いとなったところでブレークが掛かる直前で左フックを見舞ってダウンを奪取。

     祖根は立ち上がった秀亮のダメージが抜けないうちに跳びヒザで襲い掛かり、アッパーからフックをフォローして初回KOに沈めた。試合後、祖根は「Krush、K-1のみなさん、こんにちは。とね、MMAの人間も立ち技でも通用します。自分は修斗でこれから世界獲るから、名古屋のみんなも応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。

    第2試合/Krush -70kg Fight/3分3R・延長1R


    和島 大海 Wajima Hiromi

    第2試合/Krush -70kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分26秒
    • ×

    田中STRIKE雄基 Tanaka Strike Yuki

     1R、サウスポーの和島は長身とリーチを活かした左ミドルを放ちながら迫る。しかし田中もこれに右フックを返してヒット。和島はしかし変わらずに前進し、左の蹴りをミドル・ローと散らす。和島の左インローに足を持っていかれる田中。続いて和島は左ローを田中の右足へ放っていき、これを連打してダウンを奪う。

     立ち上がって間合いを詰めパンチを狙う田中だが、和島は被弾を許さずさらに左ローでダウンを追加。最後も跳びヒザから入って左ローで3度目のダウンを奪い、田中を初回KOした。

    第3試合/Krush -65kg Fight/3分3R・延長1R


    篠原 悠人 Shinohara Yuto

    第3試合/Krush -65kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分27秒
    • ×

    近藤 拳成 Kondo Kensei

     K-1甲子園王者対決となった一戦。(篠原=2015年優勝、近藤=2016年優勝)1R、篠原はグローブタッチに応じず近藤から距離を取って大きくリングを回る。篠原はそこから右ストレート・左ストレートと顔面に放ち、そこからボディにヒザを送ると近藤は前のめりに倒れダウンを喫する。

     立ち上がるも険しい表情の近藤。篠原は跳びヒザをボディに送り、さらに左右ストレートで追撃。だが近藤も持ちこたえ、苦しいながらも左右ストレートで反撃する。しかし篠原はボディへのヒザを打ち込み、追加のダウンを奪わんと攻める。KO寸前に思われながら根性を見せる近藤だが、篠原は再びボディへのヒザを連打で決め、これで近藤をKOした。

    篠原のマイク
    「応援ありがとうございました。近藤選手とは大阪を盛り上げようと一緒に練習もしていて、決まった時はやりにくかったんですけど、倒そうと思って初回KOで勝てたのでとりあえずよかったです。大阪強いんで、僕たちで大阪を盛り上げていくんで、応援お願いします」

    第4試合/Krush -63kg Fight/3分3R・延長1R


    東本 央貴 Higashimoto Hisaki

    第4試合/Krush -63kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 2-0
        30:28/29:29/29:28
    • ×

    泰斗 Taito

     これまで2度対戦経験(東本の2勝)があり、昨年の名古屋大会でも対戦している両者。1R、東本がサウスポーから左ミドルを当てて先制。東本は左の蹴りをローでも放ち、さらに左クロスで泰斗に襲い掛かる。東本は左ボディストレート、左ミドルと攻撃を散らす。泰斗はこれに右ミドルを返して応戦するが、もう一つ前に出られない。フック・アッパーと立体的なパンチの組み立てを見せる東本はラウンド最後に左スイングフックを放つがこれは泰斗が当てさせない。

     2R、泰斗がロープを背にしたところで東本は前に出て左ストレートからパンチを回転させてあわやダウンのところまで泰斗を追い詰める。しかしここは泰斗が持ちこたえる。だが、その後も東本はプレッシャーを落とさず、左ストレートの上下打ち、スーパーマンパンチ、右フックと泰斗に迫る。前回KO負けを喫していることから精神的なプレッシャーもあるか、泰斗は前に出られない。

     3R、泰斗は前に出てロー、バックブローと見せる。そしてさらに右ストレート、左フックと放ってヒットを上げる。ラウンド開始当初こそ前進を阻まれた東本だが、左のパンチをスイングフック、ボディストレート、ストレートと使い分けて泰斗を押していく。だが、泰斗も東本を押し返して右ストレートで応戦。最後は両者が激しく拳を振るう中終了のゴングとなる。判定は30-28、29-29、29-28の2-0で東本。対泰斗の戦績を3戦3勝とした。

    第5試合/Krush HEAVYWEIGHT Fight /3分3R・延長1R


    愛鷹 亮 Aitaka Ryo

    第5試合/Krush HEAVYWEIGHT Fight /3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        29:30/29:30/28:30
    • ×

    岩下 雅大 Iwashita Masahiro

     1R、グッと腰を落とし圧力を掛けんとジリジリ歩み寄る愛鷹に対し岩下は距離を取ってジャブ・ミドル・ローと当てる。左右のローを打ち分ける岩下は、これで愛鷹の前進を阻む。愛鷹は右のパンチをフック、ストレートと振るうが、岩下はプッシングで後ろに下げさせ、右ローで足をとらえる。

     2R、距離を詰めんとする愛鷹だが岩下はステップで間合いを調整してこれを許さず、変わらずにローキック。対する愛鷹はうなりを上げて右フックを振るうが、距離が遠く当たらない。岩下をロープに詰めて右フックを振るう愛鷹だが、ここは岩下がプッシングで脱出。ローに加え岩下はボディへのヒザも効かせる。ローで来る岩下に愛鷹は左右フックでカウンターを狙っていく。
     3R、岩下のローにやや体が折れる場面も見られた愛鷹だが、フックに力を込めて岩下に向かう。岩下がローで来ても愛鷹はそこへカウンターのヒットを狙う。しかし岩下もそのフックの間を抜くようにストレートを放ってヒット。ジャブも効果的で愛鷹を一方的に前には来させない。
     岩下はプッシングからのロー、ボディへのヒザと攻撃ををまとめる。ラウンド終盤、岩下は二段蹴り式の跳びヒザからストレートで攻め、これに愛鷹も最後までブンブンと左右の剛腕フックを振るって終了となる。判定は30-29、30-29、30-28の3-0で岩下。Krush初戦を飾った。

    第6試合/Krush -58kg Fight/3分3R・延長1R


    大岩 龍矢 Oiwa Tatsuya

    第6試合/Krush -58kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • TKO
      • 1R 2分40秒
    • ×

    古谷野 一樹 Koyano Kazuki

     過去に両者は対戦経験があり、その時は古谷野が勝利。大岩にとっては地元・名古屋リベンジマッチを迎えたことになる。

     1R、上背で勝る古谷野に対し、大岩は左フックに右ストレート、さらに左ミドルと前に出る。古谷野はこれに対するように前に出るが、大岩はそこをカウンターの右クロスでとらえ、古谷野が返したヒザにも右クロスでカウンター、そこからの連打で出ダウンを奪う。

     立ち上がった古谷野はしかし引かずに右ストレート、左フックで打ち合いに応じるが、ここは右ストレート、右クロスを当てて大岩が優勢。この強打で古谷野は鼻が変形し、左まぶたから出血が見られる。ここでレフェリーは試合をストップしてドクターチェックを要請。傷が深くここでストップ、TKO勝利となり、大岩がかつて敗れたリベンジを果たした。

    大岩のマイク
    「名古屋出身の大岩龍矢です。最近ほんとにKOがなくて、ほんと悔しくて、去年も地元で負けてしまって、この1年は小澤海斗だけを、ベルトだけを見て戦ってきました。-58kgは同門の(西京)春馬選手がタイトルマッチをやるんですけど……負けてほしい気持ちも少しはあります(笑)。前回は(他団体で王座獲得歴がある)芦澤(竜誠)選手に勝って、今回もREBELSのチャンピオンに勝ったので、次はどこのチャンピオンにやらせてもらえるのかと思ってます。減量もキツいので60kgでもいいですし、名古屋の応援団もK-1に連れて行きたいので、K-1にも出れたらなって思ってます。またよろしくお願いします」

    K-1 WORLD GPスペシャルエキシビションマッチ


    武尊 Takeru

    K-1 WORLD GPスペシャルエキシビションマッチ

    • ●
    • エキシビション
    • ×

    武居 由樹 Takei Yoshiki

     エキシビションの特別レフェリーならびに特別リングアナを務める城戸康裕は煽りVの脚本・監督・出演も兼務。今回も会場を何とも言えない雰囲気にするとリングに上がって両選手を呼び込むが、ここではなかなかの美声を響かせる。そして両者のコールの後、「レフェリー、俺」と自らをコールし、諸注意を与えて試合開始に臨む。

     1R、武尊に対し、やや体は小ささを感じさせる武居だが、サウスポーからスピードのある左ミドル、左ローと放っていく。武尊は圧力を発し、武居のミドルを手でさばきながら前に出る。そして武居をロープに詰めると顔からボディへ速いパンチを走らせる。

     武尊が前に出るが、武居はステップで詰めさせず左ストレートをヒット。武尊は「やるな」とばかりに笑い、フライングニールキックを見舞って初回を終える。城戸はインターバルの間もラウンドガールのマネをするなど、会場を楽しませることに余念がない。

     2R、スピードのある武居に対し、武尊はやはり下がらずに圧力を掛けていく。両者がクリンチとなると、特別レフェリーの城戸が自身をアピールするように引き剥がしに掛かる。武居はステップワークから左ミドル、バックブローと見せるが、武尊は右ストレートを伸ばしてヒット。

     終了後、城戸を交えた3者はショートトークを展開。武居が王者となった4月K-1のトーナメントを見て「1回やってみたかった」という武尊は「いい刺激になりました」といい、9月に待つK-1で武居と揃っての勝利を誓った。

    ■試合後の武居のコメント
    「武尊選手は本当に強くて怖かったです(笑)。だけど良い経験になりました。(9月のK-1に向けて)9月18日はチャンピオンになって最初の試合なので、僕も武尊選手に負けないようにK-1や格闘技を引っ張っていく1人の選手になりたいです。だから今回はしっかり勝って、今後に繋げたいと思います」

    ■試合後の武尊のコメント
    「(武居の印象は?)第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントの戦いを見ていても強いのは分かっていましたが、どれだけ強いのかなと思っていたら、実際に今日戦ってみたら思っていた以上に強かったです。

     武居選手が持っているスーパー・バンタム級のベルトは、もとは自分が持っていたベルトなので、この選手ならもっとスーパー・バンタム級を盛り上げてくれるだろうなと思いました。武居選手は下の階級の選手ですけど、もっと強くならないといけないなと思って刺激になりました。

    (9月のK-1に向けて)次はタイトルマッチで、いつもと同じように“負けたら終わり”に変わりはないです。特に今回は負けたら全てを失う戦いなので、最高の試合で最高のKOで勝ちたいと思います」

    ■試合後の城戸のコメント
    「試合が決まってから色々と大変でした。だけど今回、色々とやらせてもらったのは自信になりましたね。また面白いことを色々とやりたいと思います。あとは名古屋に来れて楽しかったです(笑)。また呼んでほしいですね!」

    トリプルメインイベント第1試合(第7試合)/スーパーファイト/日本vs世界・3対3マッチ/Krush女子 -50kg Fight/3分3R・延長1R


    KANA Kana

    トリプルメインイベント第1試合(第7試合)/スーパーファイト/日本vs世界・3対3マッチ/Krush女子 -50kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分55秒
    • ×

    エミリー・マシュー Emilie Machut

     アマチュア40戦を経てプロで4戦4勝というフランスのエミリー・マシューを迎え撃つKANA。日本vs世界・3対3マッチの先鋒としてまず1勝目を届けるのはどちらとなるか。

     1R、エミリーはサウスポーに構えるが、KANAはエミリーが放つ左の蹴りをかわしながら圧力を掛けんとする。右・左とローを放ち、左ストレートを伸ばすエミリーだが、KANAはジリジリとロープに追い詰めていく。脇腹にミドルを打ち込むエミリーだが、KANAは下がらない。接近戦で右ボディフック・右フックと当てるKANAだが、エミリーは左ストレートをヒット。しかしKANAはプレッシャーを弱めず、終了間際に右フックをヒット。これでエミリーの腰を落とすと続けてもう1発を打ち込み、エミリーを豪快にマットへ沈めてKOした。

    KANAのマイク
    「こんにちは、名古屋のみなさんはじめまして。初めての名古屋大会ということで後楽園ホールとは違う熱気があって緊張しました。今年のはじめに初めて負けてタイトルを失って、そこから復帰して今日久しぶりにKOで勝ててよかったです。メロニー選手を倒せるのは自分しかいないと思っているので、今年の借りは今年のうちに返して、次のステップに進みます」

    ■試合後のKANAのコメント
    「今回はいろんな対策をやっていたので、冷静に戦えたと思います。(対戦相手の印象は?)サウスポーで戦っていて無敗の選手だったので、勢いがあると思っていました。自分も無敗の時は負ける気がしなかったので、そこは本当に怖かったです。サウスポーだったので、自分の距離やペースでは戦えていなかったのかなと思いますね。

    (今後の目標は?)KOで勝つこと=お客さんが見ていてわかりやすい勝ち方だと思っていたので、KOで勝つことを意識していました。なので結果的にKOで勝てて良かったです。あと今年の1月にプロになって初めてメロニー選手に負けを喫したので、今年の借りは今年に返したいので、今年中にリベンジがしたいです。

    (名古屋大会の感想は?)会場の雰囲気がいつもの後楽園ホールとは違って、戦っていても歓声が凄く聞こえてきたので、いつも以上に凄く盛り上がっていたんじゃないかなと思いました。戦っていてめちゃくちゃ楽しかったので、Krush名古屋大会が好きになりました(笑)」

    トリプルメインイベント第2試合(第8試合)/スーパーファイト/日本vs世界・3対3マッチ/Krush -65kg Fight/3分3R・延長1R


    大和 哲也 Yamato Tetsuya

    トリプルメインイベント第2試合(第8試合)/スーパーファイト/日本vs世界・3対3マッチ/Krush -65kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 2R 2分4秒
    • ×

    エルソン・パトリック Elson Patrick

     エルソンはアンゴラ出身で身長183㎝、長身を活かしたヒザ蹴りを得意とし、「ドクター・ニー」の異名を持つ選手。迎え撃つ大和は今回がKrush名古屋大会に公式戦として出場するのは初めて。この後、登場するK-1王者・野杁正明との対戦に繋げる勝利を上げることはできるか。

     1R、エルソンは構えを左右にスイッチし、左フックで大和を襲う。大和はエルソンの前蹴り、フックをかいくぐって接近してボディフックのヒットを狙う。圧力を与えてエルソンをロープに詰める大和。エルソンが出てくるところに右ストレート、右ボディストレートをカウンターで合わせる。プレッシャーの強い大和を遠ざけらないエルソン。しかしラウンド終盤に大和のミドルをキャッチしてしまいレフェリーから注意を受ける。

     2R、エルソンは大和のプレッシャーを感じてストレートを伸ばすもやや腰砕けのようになってしまう。しかし大和が前に来たところでヒザを突き上げ、そこから右フックをフォローし、大和の左眉下をカットする。

     傷の大きい大和だが、ドクターチェックの後で試合再開。しかしすぐさまエルソンに向かうとロープ際で逃がさずに右ストレート、左フックの上下打ちを決めてダウンを奪取。そして立ち上がったエルソンに跳びヒザから向かうと今度は右ストレートで2度目のダウンを奪う。
     勢いの止まらない大和はすぐに連打へ入り、これでこのラウンド3度目のダウン(スタンディングダウン)を与え、カットの危機を乗り越え逆転勝利した。

    大和のマイク
    「すみません、ヒヤッとさせました。いい右ストレートをもらっちゃいました。今日、名古屋Krush盛り上がってますね。みなさん、名古屋でK-1見たくないですか? 今日は首の皮一枚繋がったようなKOでしたけど、大和哲也の試合とKOはセットということで、来年K-1やりましょう! 日本vs世界、2勝ということで最後、正明に繋げたいと思います。正明、頼んだぞ!」

    ■試合後の大和のコメント
    「自分の中では反省点しか残らない試合でしたね(苦笑)。相手に戦いづらさはあったんですけど、どのように攻めれば良いかなと思っていたら気づいた時には力んでいましたね。映像で確認してみないとわからないですけど、一発良いパンチをもらってしまって、ヒジで攻撃をもらったような瞼の切れ方をしてしまいました。だけどそれがスイッチになって、良い勝ち方が出来たので良かったかなと思います。

    結果的に見事なKOにはなったんですけど、自分としては新しい課題が見えましたね。戦いながら『どうしよう』とマイナスに迷ったわけではなく、どこからでも攻めれたので、どのように攻めていけばいいだろうと迷っていた時に相手の良いパンチもらってしまいました。だけどそこから会場を盛り上げられたので、良かったとは思います……けど反省点しかないですね。

    (対戦相手の印象は?)リーチもあり、距離の取り方も上手くてクレバーな戦い方をする選手でしたね。その上手さが自分の戦い方の迷いに繋がったかもしれないですね。(今後の展望は?)11月のK-1さいたま大会には出場したいと思っているので、そこでアピールしたいと思います。そして来年はK-1名古屋大会が出来たら最高だなと思いますね。(地元の声援は?)『哲也負けかよ!』ってところから何とか巻き返せたので、盛り上がったと思います(笑)」

    トリプルメインイベント第3試合(第9試合)/スーパーファイト/日本vs世界・3対3マッチ/Krush -65kg Fight/3分3R・延長1R


    野杁 正明 Noiri Masaaki

    トリプルメインイベント第3試合(第9試合)/スーパーファイト/日本vs世界・3対3マッチ/Krush -65kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 2R 1分14秒
    • ×

    ディエゴ・フレイタス Diego Freitas

     K-1王者となって地元・名古屋に凱旋する野杁が迎えるはポルトガル出身で欧州で複数のタイトルを保持するディエゴ・フレイタス。野杁は大将として、対抗戦を日本の全勝で締めることができるか。

     1R、フレイタスが放つローに対し、野杁もすぐにロー、前蹴り、ボディへのヒザと返す。ローのリターンが速い野杁。接近しての左ボディフックもフレイタスをとらえる。これに対しフレイタスは野杁が普段やるように前足へのヒザ蹴りを見せる。だが、野杁も同じ技をやり返す。

     野杁はサウスポーに変わって左ロー、左三日月蹴り、そして顔への跳びヒザを見せる。野杁はさらに三日月蹴り、ボディへのヒザと飛ばし、そこから顔へのアッパーを返す。フレイタスをコーナーに詰めた野杁はアッパーの連打、ボディへのヒザ、ボディフックと攻め立てて初回を終える。

     2R、野杁はフレイタスのパンチを弾きながら前に出て、ローキック、足へのヒザと飛ばす。フレイタスのショートストレートがとらえるが野杁は逆に打ってこいと挑発し、至近距離から顔面へのヒザを放って効かせ、これでフレイタスがフラついたところをさらに顔ヒザ、そして最後は右ハイキックで豪快になぎ倒し、KOを決めた。

    野杁のマイク
    「みなさん、これがK-1チャンピオンです。この名古屋大会も僕が言い始めて第6回目の大会となりましたが、回を重ねるごとに注目のカードや完売も早くなって、今回でメインは2回目だったんですけど、対抗戦で先の2人がKOで勝ってプレッシャーがあったんですけど、何とか僕もKOできて、3人揃ってKO勝ちができてホッとしています。僕はまだまだこんなもんじゃないので期待して見ていてください」

    ■試合後の野杁のコメント
    「K-1チャンピオンになって最初の試合だったので、、ちょっと見すぎてしまった部分はあるんですけど、結果的にKOで勝ててよかったです。(対戦相手の印象は?)もっとパワーがあるかなと思ったんですけど、思った以上にはパワーもなくて、これだったらパンチをもらっても大丈夫だなと思って戦っていました。セコンドからも『これなら打ち合ってもいいよ』と言われたので、それも含めて最終的に倒しにいきました。

    (今後の展望は?)もっと世界の強豪と戦うことも増えると思いますし、当然K-1のベルトも防衛していかないといけないと思っています。どんな強豪が来ても今日みたいなKOが出来るように、これからも頑張っていかないといけないなと思っています。(ファンへのメッセージは?)僕とゲーオ選手のタイトルマッチに納得していない人もたくさんいると思うので、これからはチャンピオンだと認めてもらえるような試合をしていくので、これからも注目よろしくお願いします」