璃明武、完全制覇への挑戦!「金子選手に勝って僕の時代にします」=「K-1 WORLD MAX 2026」9.12(土)代々木第二
「前回は公式試合ではないじゃないですか、大久保選手の体重超過で。フェアな戦いではなかったんですけど、体重は関係なく、お互いの動きだけを見ていました。まあ、でも予想通りと言えば予想通りの内容でしたね」
――予想通りですか。
「大久保選手の動きが良かったと思いました。もちろん勝敗とかではなくて、動きだけしか見ていないです。当日も会場で見ていました」
――あの時の金子選手だったら、勝てるなみたいな感じですか。
「どうなんですかね。予想通りの動きだったので。大久保選手が良かったっていうのもありますし。でも、自分的には勝った方と順番ではないですが、やると思っていたんで。そういう面では、マジか?となったんですけど、大久保選手は体重オーバーしていたんで、できないことが分かっていたので、金子選手にフォーカスして見ていた部分はありますね」
――璃明武選手と金子選手の前回の対戦は、璃明武選手がホールディングの反則をとられての判定負けでした。いろいろな声がありましたよね。
「結構いろんなコメントがありましたね。勝っていたんじゃないかとか。組んだ時の後頭部へのパンチを指摘する声もあったんですけど。クリンチは、狙っていなくても後頭部に当たる時もあるので、それを剝がす練習とかもしてきて。僕も成長しないといけないんで」
――璃明武選手は、後頭部へのパンチの反則があったと主張していましたね。
「SNS でクレームとかを言う奴は自分は嫌いなんで、ちゃんと正式に書面を出して異議申し立てをしました。SNS で負けていないとか言っても何も変わんないんで、結果が出れば再戦をすぐやりますとかになるかもしれない。自分でできることは全部やって、それで回答をいただきました」
――回答に納得したと。
「納得というか、そこで納得しなかったら終わらないんで。次に金子選手とやるつもりだったので、同じことにならないように練習していたという感じです」
――あのホールディングの減点がなかったらとは思わなかった?
「まあ、ドローか取ってたら勝ちだったと思うんですけど……」
――前回の試合があって、今回がどうなるかですね。
「金子選手に合わせるつもりはないんで。でも金子選手が、例えばじゃあ今落ちてるからとか言ってやってたらそんなに甘くないです。なんだかんだで、ずっとチャンピオンでいるわけじゃないですか」
――たしかに。
「なので強いんですよ、相変わらず金子選手は。会見で弱くなったみたいな質問をされていましたけど、それは違います。あれだけ、ずっと上にいたらみんな対策するし、攻略もしてくると思います。落ちてる可能性もありますけど、自分的にはちょっと第三者が弱くなってきたとか言うのはムカつくんですよね。金子選手には、自分の中で一番思い入れの強い選手。2回やって負けているんで。別に戦い方自体はそんなに変わってないんで、なんか別に落ちているってほどじゃないのかなと。それこそ自分とかが成長しているっていうのもあると思います」
――金子選手が勝った時のインパクトが強いので、それが記憶に残っているのではないでしょうか。
「そうだと思います。でも、なんだかんだで強いやつとずっと戦っているんで。弱い奴とやったら、さすがにワンパンで倒せると思いますよ」
「いえ、それは別の話です。勝負なので、勝てばいいので。準備する中で、自分や金子選手が怪我する可能性だってある。でも、大怪我でなければ試合するわけじゃないですか。 そこも含めての強さなので。強い時も弱い時もないけど、強い姿も来ることを想定して準備をします」
――過去 2回、対戦しているから互いに何をしてくるのか分かっていますよね。
「そんな大幅にスタイルは変わらない。逆にスタイルチェンジしたら弱くなる場合もあるので、ある程度はお互い一緒だと思います」
――璃明武選手は、前回の試合で乙津陸選手と対戦しましたが、完封という内容でした。
「その先に金子戦があると思っていたので、自分の中では怪我をしないように慎重に戦っていました」
――それであの内容は、かなり期待が高まります。
「でもあの試合で、全然出してない動きもあるんで。出すまでもなかったという感じでした」
――温存する余裕もあったと。
「実は怪我もあったので、悪化したら嫌なので出さない攻撃とかもありましたね。当てる場所とかも、全部狙って打っていました」
――トーナメント一回戦みたいなイメージですね。
「試合が終わって、もう次の日から練習できるくらいの余裕がありました。疲労があったのでオフは入れましたけど、すぐに練習をしていました」
――では、次は決勝というイメージですね。
「あと、減量方法も変えたんですよ。金子選手の試合で変えて動きが悪かったら嫌なので、それが試せたことも大きいですね」
――言える範囲だと、何を変えたんですか?
「例えば計量当日の体重だったり、減量の期間だったり、食事の量とか水抜きの量とかをいろいろと試してみたいのがあったんで、変えてみました」
――大幅に変えたわけではなく、少しアレンジしたと。
「食べるものを変えてみたり、いろいろやりましたね。あと水抜きの仕方も、ちょっと変えてみたり。時間とか、やり方を変えてみて、どっちの方がいいのかなと」
――どうでしたか?
「良かったですね。負担が少なくできました。元々、許容範囲ではやっているんですけど、人によっては大幅に減量する選手とかいるじゃないですか。でも自分は計量が終わってもフラフラになったりとかしないんで。練習法を含め、減量法も試合じゃないとできないんで、それが試せて収穫はありましたね」
――では、全ての準備が整ったってことですね。
「はい。でも自信があるとは言っていますけど、相手が相手なので、そこは絶対に自分の方が上みたいな感じには思っていません。油断なく、王者に挑む形です」
――どんな試合になりそうですか?
「毎試合ですけど、厳しい試合を予想して臨んでいます。そうしないと、試合で厳しくあった時に困るんで。今回も、4ラウンドの延長まで含めて、本当にきつい試合になることを想定して準備しています」
――金子選手もそうですが、まさに正念場といったタイトル戦になりそうですね。
「会見で話すタイミングがなかったんですけど、金子選手がK-1王者を4年くらいやってきて、自分はKrush王者を4、5年くらいやっているんですよ。自分は金子選手をずっと追っている状況で、ここでしっかり勝って55kgの階級を完全に自分の時代にしたいです」
――スーパー・バンタム級は璃明武選手が完全に支配すると。
「金子選手に勝って、僕の時代にしたいです。ここでチャンピオンになって、海外の選手と戦っていきたいですね」
<2人の近況>
第7代Krushスーパー・バンタム級王者の璃明武は、24年7月のK-1-55kg世界トーナメント一回戦でアンジェロス・マルティノスからKO勝ち。9月の準決勝で金子晃大と再戦も僅差の判定負け。12月には大久保琉唯に敗北も、Krushで池田幸司と村田健悟を撃破。今年5月は乙津陸を破り、3連勝となっている。
金子は24年のK-1-55kg世界トーナメントで、カン・メンホン、璃明武、大久保琉唯を破り優勝。25年9月のスーパー・バンタム級王座防衛戦は池田幸司を破り、リベンジに成功してベルトを死守した。前戦は今年2月に大久保琉唯とのタイトル戦を予定していたが、相手の体重超過でノンタイトルの勝敗なしとなった。