大会情報

  • 日程 2019年06月30日(日)
  • 会場 両国国技館
  • 観衆

    10,500人(超満員)

  • 開催日時概要

    14:00開場/14:15プレリミナリーファイト開始/15:00本戦開始

    大会概要

    • 主催・後援

      ◆主催・著作    K-1実行委員会
      ◆企画・制作    株式会社M-1スポーツメディア
      ◆運 営      株式会社グッドルーザー
      ◆後 援      日刊スポーツ新聞社/スポーツニッポン新聞社

    • アクセス

      東京都墨田区横網1丁目3番28号 tel. 03-3623-5111
      ※JR総武線「両国」駅より徒歩2分
      ※都営地下鉄大江戸線「両国」駅より徒歩5分

    対戦カード

    プレリミナリーファイト/ -53kg契約/3分3R


    藤田 和希 Fujita Kazuki

    プレリミナリーファイト/ -53kg契約/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        28:30/29:30/29:30
    • ×
    x

    多久田 和馬 Takuda Kazuma

     1R、オーソドックスの藤田に対し、多久田はサウスポーに構える。多久田は無闇には入らず、左ミドル・右ハイ・ボディへのヒザと放ち藤田との距離を保つ。藤田もしかし多久田のヒザ蹴りに左フックを合わせる。
     左ミドルと左ヒザを使い分ける多久田。藤田はこの蹴りに進入ができない。終盤には多久田が右ハイキックを当てる。
     2R、多久田はこのラウンドも横から来る左ミドル、真正面から突き刺す左ヒザと蹴りを使い分け藤田を懐に入らせない。そして藤田をけん制した上で多久田は胴回し回転蹴りも見せる。
     蹴りで藤田の意識を散らし、多久田は伸ばした左ストレートもヒット。距離感を掌握した多久田は左の蹴りに加えストレート、左右ミドルと動きが伸び伸びしてくる。途中藤田の蹴りがローブローとなるが、多久田は中断後も影響を見せず、いっそう動きを活き活きとさせ第2Rを終える。
     3R、多久田は左ミドルと左ヒザ蹴り、前蹴りと藤田のリズムを奪って試合を優位に進める。多久田はパンチの数を増やし、右フックと左ストレート。
     藤田も圧力を増し距離を詰めんとするのだが、やはり多久田の蹴りに阻まれてしまう。リズミカルな動きで余裕を感じさせる多久田はカポエイラのように体を倒しての蹴りを見せ、左ストレート、顔面へのヒザとさらに藤田を攻めて終了のゴングを聞く。
     判定は30-28、30-29、30-29の3-0で多久田。昨年のK-1甲子園王者である多久田がデビュー戦に続き勝利した。

    プレリミナリーファイト/ K-1スーパー・ライト級/3分3R


    迅也 Jinya

    プレリミナリーファイト/ K-1スーパー・ライト級/3分3R

    • ●
    • KO
      • 1R 1分10秒
    • ×
    x

    寺島 輝 Terashima Hikaru

     1R、サウスポーの迅也が左ミドルを放ってスタート。両者左フックが相打ちとなる。迅也が左ミドルを入れれば寺島も負けじと右ミドル。そして距離があいたところで寺島は右三日月蹴りを迅也のボディにグサリ。迅也はこれに崩れ落ち、立ち上がることができず初回KO決着となった。

    K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント・リザーブファイト/3分3R・延長1R


    小倉 尚也 Ogura Takaya

    K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント・リザーブファイト/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 1分44秒
    • ×
    x

    林 勇汰 Hayashi Yuta

     1R、コンパクトに左インローを放つ小倉に対し、林はさっそく力を込めたパンチを右スイングフック・右クロス・左フックと振るっていく。小倉もこれに呼応して打ち返すが、林の左右フック、ジャブが小倉を的確にとらえる。右ストレートのあと左フックでとらえると小倉はダウン。
     立ち上がった小倉だがやや動きが緩慢になっている。これに林はパンチラッシュのスピードを落とさず、右ストレートから返しの左フックで再び小倉を腰砕けにし、初回KOでリザーバーの権利をものにした。

    ■試合後の小倉尚也のコメント
    ──試合を振り返って
    「悔しい思いが強いです。反省としてはちょっと落ち着きすぎましたね。キツい試合になるのは予想してたんですけど、ちょっと落ち着きすぎました。それが悪かったです」
     
    ──相手の印象
    「印象の違いは特にないですけど、さっき言った通り落ち着きすぎたのが原因ですね」
     
    ──今後の目標
    「ちょっと悔しい思いをしたので、またちょっと落ち着いてから一から作り直して、また自分のことをアピールしたいと思います」

    第1試合/ K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント・一回戦(1)/3分3R・延長1R


    玖村 将史 Kumura Masashi

    第1試合/ K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント・一回戦(1)/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分38秒
    • ×
    x

    ペッパンガン・モー.ラタナバンディット Phetphangan Mor.Rattanabandit

     トーナメント・一回戦の第1試合は兄弟でトーナメントに臨む玖村将史とムエタイ戦士ペッパンガンの一戦だ。1R、両者オーソドックスでワンツースリーとパンチを回転させる玖村に、ペッパンガンはミドル、前蹴りと返す。玖村はこの蹴りに威圧されず、ボディを交えてさらにワンツースリー、4つ5つとパンチのコンビネーションでペッパンガンに迫る。玖村は左ボディでペッパンガンの意識とガードを下げさせると、右ストレートで倒して最初のダウンを奪取。ペッパンガンが立ち上がると残り時間は30秒ほどであったが、ここも玖村がパンチの連打で攻め、ストレートと左フックを連係し、これで2度目のダウンを与えてKOで1回戦を突破した。

    ■試合後のペッパンガン・コメントのコメント
    「非常に残念で、いい機会を逃してしまった。こんなに早く倒れるとは自分でも思ってなかった。もしリベンジできるならリベンジしたい。自分が戦う前に思っていたより、玖村は強い選手だった。対策を十分練っていなかったと思う。そこまで何かがある選手だとは思っていなかったが、速いパンチを持っていました。K-1とムエタイでルールが違うことでやりづらさは一部あったが、敗因は自分が対策を怠ったというところにあると思う。ムエタイのルールであれば違う結果になったと思うが、相手選手にはいい選手だったと言いたい。(今後の目標は?)もし可能であればまたK-1の舞台に戻って戦わせてほしい。できれば同じ選手がいいが、別の選手でも構わない」

    第2試合/K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R


    晃貴 Koki

    第2試合/K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-2
        28:29/28:28/28:29
    • ×
    x

    サンベル・ババヤン Samvel Babayan

     武尊の弟分・晃貴はトーナメント・一回戦でアルメニアのババヤンと対戦する。1R、晃貴が前蹴りを入れ、ババヤンとの距離を保った上でパンチの強打を振るっていく。ババヤンはベースのテコンドーを活かしたハイキックから接近してのフックを見せる。晃貴は前蹴りを続行し、ババヤンが出てくるところに右クロスを合わせる。ここでババヤンは死角から放つ右ハイキックを決め、晃貴をダウンさせる。KOを迫るババヤンに晃貴は逆に強打で打ち返していく。しかしババヤンが終了直前に左フックをクリーンヒット。晃貴はダウンを喫するが、これはゴングの後でありインターバルに入る。

     2R、ババヤンが右ストレートから左フックと攻めるが、晃貴は足取りがしっかりしており1Rのダメージを見せない。そして跳びヒザで反撃。ババヤンはこれに顔を紅潮させて向かって行く。ババヤンはオーバーハンドの左右フックに右ハイキックを織り交ぜる。晃貴はパンチの中心を突くようにヒザ蹴り。晃貴は武尊のように笑顔を見せて向かっていく。

     ババヤンは再び右ハイキックを見せ、これを晃貴に当てる。晃貴はヒザ蹴りを顔とボディに打ち分け、ババヤンをフラつかせる。しかしババヤンもこのヒザにスイングフックを合わせて晃貴をフラつかせる。だが、また晃貴もヒザ・蹴りと反撃し試合は激戦となる。

     3R、ババヤンは晃貴のヒザと前蹴りをを警戒し、ガードを固めて前に出る。晃貴はジャブとヒザ・前蹴りとボディに攻撃を見舞ってからパンチに繋げる。ババヤンはボディへの攻撃をを警戒しながら左右のフック・右クロスで晃貴を襲う。

     ローキックを効かせる晃貴だが、ババヤンもインローで晃貴の足を流す。晃貴が右クロスを決めて前に出てもババヤンも左右フックを当てて盛り返す。両者攻防が一進一退となる。しかしダウンのビハインドがある晃貴はパンチの振りが大きくなってしまい、ババヤンにダッキングでかわされ当てることができない。判定は28-28、29-28、29-28の2-0ババヤン。初回に奪ったダウンのリードを守り準決勝に進んだ。

    ■試合後の晃貴のコメント
    「1回目のダウンで気持ちが焦りすぎて大振りになっちゃったんで、そこが敗因じゃないかなと思います。相手がガンガン前に来る相手と知ってたので、1Rにパンチになれてから2RにKOを狙ってたんですが、1Rに一発いいのをもらっちゃって、焦っちゃいました。(今後の目標は?)今回負けちゃったんで、もう一回ババヤン選手にリベンジできるように、体づくりからやり直してリベンジしたいと思います」

    第3試合/ K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント・一回戦(3)/3分3R・延長1R


    武居 由樹 Takei Yoshiki

    第3試合/ K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント・一回戦(3)/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分48秒
    • ×
    x

    アレックス・リーバス Alex Rivas

     優勝候補の武居は一回戦でリーバスと対戦。リーバスはK-1初参戦でフェザー級王者・村越優汰からダウンを奪って勝利しており、武居・リーバスはともに「この試合が事実上の決勝戦」と口をそろえた。

     1R、サウスポーの武居とオーソドックスのリーバスはどちらも慎重に見合っていたが、武居は速いステップインから左インサイドボディをヒット。リーバスもすぐにフックを返す。武居は再びステップインしての左ストレートを当てると、リーバスも踏み込んでの左フックを当て返す。前に出てスイッチしながらのパンチ連打で武居を襲うリーバス。しかし武居は左の三日月蹴りから左右のボディフックを連打。これでリーバスを一気に攻め落としてダウンに追い込む。リーバスはなんとか立ち上がるも苦しさからかマウスピースを吐き出す。残り時間は少なかったが武居はそこに左右ボディフックを連打。これで再びリーバスを倒し、1R KOで1回戦を突破した。

    ■試合後のアレックス・リーバスのコメント
    「日本のファンの皆さんに大変残念な結果をお見せして申し訳ない。もう一度鍛え直して、武居選手にリベンジできるように戻ってきたいと思う。(相手の印象は?)印象は試合前とそんなに変わらないし、自分が弱かっただけ。日本の皆さんに申し訳ないという気持ちしかないです。(効いた攻撃は?)確かにボディは効いた。とは言え、自分の力不足です。本当に申し訳ない。もっともっと練習を積んで、強くなって日本に戻ってきて、武居選手ともう一度戦ってベルトを獲りたい」

    第4試合/ K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R


    玖村 修平 Kumura Shuhei

    第4試合/ K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 3R 2分50秒
    • ×
    x

    サデック・ハシミ Sadegh Hashemi

     兄弟対決を目指す玖村修平がインドのハシミと対戦した。1R、両者向き合うと174㎝のハシミの長身がやはり目につく。玖村はリーチ差を苦にせずワンツー、バックブローなど積極的に行くが、ハシミはリーチを活かして距離を作り、玖村が入ってきたところに右クロスを合わせ、前蹴りもボディ・顔面と飛ばす。ハシミは遠間から飛ばすパンチが得意か左フックで玖村をとらえる。玖村は間合いを詰められていない印象となる。

     2R、玖村はローこそ当てるが、ハシミの攻撃が見切りより伸びて来て左フック、右ストレートと被弾してしまう。ハシミは前に出る時はガードを固めて向かい、玖村にヒットを与えない。玖村が右ストレートを当てても、ハシミは連続では被弾しない。ハシミが右ストレートを当てた後、玖村は間合いを詰めてショートパンチの連打で迫るが、ハシミはガードで弾きクリーンヒットを与えない。

     3R、玖村がミドルを放っていくが、その直後にハシミは右ストレートを伸ばしてヒット。パンチの後で間合いが詰まってもハシミはレフェリーのブレークが掛かるまでヒザを飛ばしアグレッシブな印象で攻める。玖村はここでハシミの右ハイキックを受け左まぶたから出血が見られる。出血で視界が遮られ、玖村はやや動きが落ちる。ハシミにバッティングがあり玖村は顔をしかめる。試合の流れはハシミにあったが、玖村は蹴りから繋いだ右ショートフックでダウンを奪取。ハシミが立ってくるとさらに右ストレートで後方にフラつかせ、逆転KOで武居の待つ準決勝に進出した。

    ■試合後のサデック・ハシミのコメント
    「イランの国民の皆さんを喜ばすことができなくて本当に残念だ。勝つために来たのに、それができなかったこと、みんなが私を支えてくれたので、その期待に応えられなかったのも残念だ。これからもっと頑張って、皆さんに喜んでいただける試合ができるようにしたい。K-1にも私にもう一度活躍できるチャンスを与えてほしいです。(相手の印象は?)玖村選手は本当に強い選手だと思うし、K-1での経験もある。私はK-1での経験もないし、会場にも慣れていなかった。負ける条件が多かったと思います。(今後の目標は?)次の試合で必ず頑張って、皆さんを喜ばせるような試合をしたいと思います。今回、期待に応えることができなくて本当に残念に思っている」

    第5試合/ スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R


    小澤 海斗 Ozawa Kaito

    第5試合/ スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:28/30:28/30:28
    • ×
    x

    鷹大 Takahiro

     1R、小澤はサウスポースタイルから左ミドルを入れて先制。さらに左ローを当て、前に出て鷹大が下がらないと素早くボディにヒザを入れる。鷹大も右ミドル、右ローと放つが、小澤はこれがよく見えており当てさせず、逆の自身の左ミドルを当てる。跳びヒザも見せるが、これは鷹大がブロックして当てさせない。再び小澤は左ミドルでわき腹をとらえ、さらにヒザで追撃して初回を終える。

     2R、鷹大が右ローを入れるが、小澤がリターンする左ミドルが強い。小澤は圧力が利いてきて鷹大を下がらせていく。小澤は左の蹴りがミドル・インローと冴え、鷹大を前に来させない。ロープを背負った戦いとなりプレッシャーをしのいでいた鷹大だが、小澤は左クロスからフックを繋いで鷹大を倒す。しかし鷹大が倒れたのはゴングの後であり、これはダウンとならない。

     3R、小澤はこのラウンドもプレッシャーを発していく。右フックから入り、左・右とパンチを繋いでダウンを迫る。パンチのプレッシャーを利かせると小澤はボディへのヒザ。さらにバックブローを見せるが、これは力み過ぎか転倒してしまう。小澤はボディへのヒザとミドルから右フック、左ストレートと振るっていくが、鷹大をとらえられず。判定は30-28、30-28、30-28の3-0で小澤。勝利したが首を振り、納得いってないかの様子を見せた。
    ■試合後の小澤 海斗のコメント
    「倒したかったんですけど、結果判定勝ちになっちゃって、しょっぱいなーみたいな。バチコーン!行きたかったんですけど、2Rバチコーン!行ったかと思ったんですけど、ゴング鳴ったんで。(相手の印象は?)ムエタイのリズムがちょっと苦手なんで、相手に付き合わないというのを意識しました。(今後の目標は?)フェザー級はどんどん層が厚くなってると思うんで、俺が初めて格闘技の試合を見たKRUSHの時からやってる卜部弘嵩君を狙っていきたいと思います」

    ■試合後の鷹大のコメント
    「もう何も言えないというぐらい、何もできなかったというか、やれなかったです。相手はサウスポーだったんで、右のミドルからつなげていこうかなと考えていたんですが、小澤選手と会場全部に飲まれちゃって、今はもう頭が真っ白です。(今後の目標は?)自分はまだK-1に出れるレベルの選手じゃなかったということなんで、また下から、ゼロから、マイナスから這い上がりたいと思います」
     

    第6試合/ スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R


    大沢 文也 Osawa Fumiya

    第6試合/ スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:29/30:29/30:29
    • ×
    x

    里見 柚己 Satomi Yuzuki

     K-1初参戦・里見がライト級に階級をあげて大沢と対戦した。1R、大沢はピョンピョン跳ねるステップから先制でローを入れていく。そして里見を「来い」と挑発する。里見も前蹴りを決めて大沢を転倒させる。距離を取っていた大沢だが一気に前へ出てプレッシャーで里見を下がらせると、ボディフック・ボディアッパーを力を込めて連打する。そしてローを見舞うが、これが里見にローブローとなってしまい回復の時間が与えられる。再開すると大沢はやはりステップを踏む。そこからグッと前に出て詰めるとボディの強打を連続して里見を攻める。

     2R、里見も大沢に対応するようボディ打ちを見せる。これに対し大沢は里見の奥足へ右ローキック。大沢がこのローを続行すると里見はこれを見越して左ストレートをカウンターで合わせ、自身も大沢に奥足ローキックを蹴り返す。大沢は左右ボディフックから右ローキック。ダメージは見せない里見だが、大沢に先手を取られている。

     3R、両者ハグを交わしてから戦いに臨む。大沢は里見を前蹴りで押さえて右ローキック。里見は鋭く回ってバックブローを放つが、大沢は当てさせない。大沢は里見をプッシングで下がらせ、ボディフック&ローと攻めるが、里見もカウンターのショートフックで反撃。ここで大沢のローキックがローブローとなってしまう。中断の後で再開。前進ベースの大沢はボディ連打で里見の馬力と前進を削り、優勢な印象で試合を終える。判定は30-29、30-29、30-29の3-0で大沢。前に出る気迫のファイトで里見の下剋上を退けた。

    ■試合後の大沢 文也のコメント
    「今回作戦通りにやり過ぎちゃって。ボディ攻めの作戦だったんですけど、それが逆に空回っちゃって、ボディしかいかなくて。作戦通りにやり過ぎて、ちょっと空回っちゃったかなという感じです。里見選手がやりづらかったと言うよりは、僕が作戦通りにやり過ぎて、自分で自分をやりづらくさせちゃったかなという感じですね。

    (前回の試合と比べて、どう戻せたか?)3月の試合はセコンドの試合を何一つ聞かなかったんですよ。それで力も全然入らなくて、正直あの試合はまあちょっとプロとしてはダメでした。個人的にいろいろあってモチベーションも上がらず、練習もこんな感じだったんで、それが試合に出ちゃうのがプロとしてまずくて。だから今回はセコンドの言うことを聞いて作戦通りにやろうと。そう思ってやった結果が、逆に作戦通りにやり過ぎて空回っちゃったかなと。聞き過ぎちゃったというか。ボディと奥足を狙ってたんで。(KOできなかったとところが反省点?)そうですね、ボディで倒したかったんですよ。練習でもボディをたたき込む練習ばっかしてたんで。それがちょっとボディ狙いすぎちゃったから相手もアレかなという感じですね。(今後の目標は?)3月の試合はセコンドの言うことを何にも聞かずに、手数も出さないで終わっちゃったんですけど、今回逆に聞き過ぎちゃって(笑)。でも手数は出てたと思うんで。11月の横浜大会、ぜひ出させてください。どうせ僕、今日の試合でまたツイッターで叩かれるんですけど(笑)。みんな褒めて(笑)。ありがとうございました」

    ■試合後の里見柚己のコメント
    「初めてのK-1で、今の率直な感想は、悔しいのと……実力を出せなかったのが一番悔しいですね。大沢選手がボディを狙いに来てるのは全部分かって、ボディはあまり効かなかったんですが……効いてるように見えちゃったのがとても印象が悪かったので、よくなかったですね。(今後の目標は?)本当にたくさんの方に応援してもらって今日を迎えて、期待に応えられなくて、本当に残念に思うんですけど、また腐らずに自分の夢に向かって毎日必死に頑張るので、これからも応援してくれたらありがたいです」

    第7試合/ スーパーファイト/ K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R


    小宮山 工介 Komiyama Kosuke

    第7試合/ スーパーファイト/ K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 2R 2分12秒
    • ×
    x

    レオナ・ペタス Leona Pettas

     超実力派対決とうたわれた小宮山とレオナの一戦。1R、圧力を掛けていかんとするレオナに小宮山は蹴り技を狙って距離を取る。しかしそこにミドル、跳びヒザと放つレオナ。パンチの印象が強いレオナだが、この試合では蹴りも多く放つ。小宮山はレオナの踏み込みに合わせてローキック。だがレオナはこれに阻まれず、ミドルから入って間合いを詰めると石の拳と言われるパンチの連打。小宮山は圧力を苦にしてたまらず組みつく。

     2R、小宮山の蹴りを空振りさせるとレオナは素早く距離を詰めパンチで襲う。レオナは踏み込みが速く、アッという間に間合いを詰めてくるため小宮山は気が抜けない。ミドルを入れて前に出る小宮山だが、レオナは下がらず組みついてしまう。小宮山にはレフェリーから注意が与えられる。右ローを打ち込む小宮山だが、再び右ローを放つとレオナはそれを見て取り左ストレートをカウンターでジャストミート。小宮山は足から崩れ、立ち上がるもレフェリーはダメージを見て試合をストップした。

    レオナのマイク
    「みなさん、こんばんは。久しぶりのK-1、KOで勝つことができました。KOで勝って武尊選手に挑戦状を叩きつけるつもりだったんですけど、いま入院しているお母さんに一言だけ言わせてください。勝つことができた、ありがとう」

    ■試合後のレオナ・ペタスのコメント
    「僕をトレーニングしていただいているトレーナーが世界一のトレーナーだと思ってるんで、そのトレーナーのおかげで勝つことができました。あと、会見とかでも言わせていただいたんですけど、大事な人が病気になってしまったということで、そこで絶対に負けられないなと思って。そこが原動力になりました。(相手の印象は?)僕の中での小宮山選手ってメチャクチャ強かったんですけど、頭の中でイメージしている小宮山選手と、実際にやってみた小宮山選手に差があって、その差の分が出たんじゃないかなと思います。

     僕の中で小宮山選手はメチャメチャ強いイメージで、いろんな選手に小宮山選手のまねをしていただいたりとか、極真の成増道場さんにお世話になって、そこで空手の蹴りとか見せてもらったりとかして、それで慣れたんで、そういうところで勝つことができたんじゃないかと思います。(フィニッシュのパンチは?)あれもトレーナーと一緒に、次の試合に向けてこういう風にやろうというのを決めてて、それが出て、結果につながってKOすることができたんで。まあ練習したことが出たんじゃないかと思いますね。僕は右のパンチが強いって言われてるんですけど、左も強いんだぞというのを見せてやろうとトレーナーと話してて。その結果があんな感じで出たという感じです。

    (武尊戦も見えてきた?)小宮山選手には日本人選手はみんな負けてるんで。小宮山選手に勝ってるのは僕と武尊選手なんで、普通に考えて僕と武尊選手がやるのが一番相応しいんじゃないかなと思いますね。(今後の目標は?)久しぶりのK-1参戦でインパクトを残すことができたんですが、まだまだ満足してないんで。もっともっとトレーニングを積んでもっともっと強くなって、世界に通用するように頑張るんで、これからも応援よろしくお願いします」

    第8試合/ スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R


    大岩 龍矢 Oiwa Tatsuya

    第8試合/ スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:26/30:26/30:25
    • ×
    x

    芦澤 竜誠 Ashizawa Ryusei

     先に入場の芦澤は自らマイクを手に取り生ラップを繰り広げてリングに入る。対する大岩もラッパーに先導されてリングインする。

     1R、芦澤は距離を取って前蹴りを打ち込む。さらに芦澤はヒザを放たんとしたが、そこへ大岩が踏み込んでの右ストレートを合わせて倒しダウンを奪取する。立ち上がった芦澤はダメージをさほど見せず、間合いを遠く取ってジャブ・右ストレート、踏み込んでの左ボディと攻める。だが大岩は下がらず、ガードから左フック、ストレートと振るう。芦澤はジャブではなく左手を大岩のグローブを触るようにして使い、そこからストレート、跳びヒザと伸び伸びと攻撃を見舞う。だが、これに対し大岩も左ジャブを当てる。

     2R、芦澤は踊るようなステップワークから踏み込んで攻める。この勢いに押されやや横を向いたようになった大岩だが、そこから左バックブローを決め2度目のダウンを奪取する。立ち上がった芦澤に大岩は圧力を掛けていく。鋭いヒザを突き上げる芦澤だが、大岩は当てさせない。そして逆に左ジャブを芦澤にヒット。芦澤がリターンする左右ストレートも大岩はしっかりガードする。かく乱を狙ってか足を片方ずつクネクネと振って見せる芦澤。そこあら攻撃に移るが、大岩は惑わされずガードで芦澤の攻撃を防ぐ。

     3R、踊るようなステップを見せんとする芦澤だが、大岩はこれを左インローでストップし、ジャブを伸ばす。芦澤は再びステップを見せ、後ろ回し蹴りを放つ。左フック、右ストレート、ボディフックと攻撃を繋げダウンの挽回に向かう芦澤。しかし大岩はこのボディフックをガードし、すぐさま左フックを返して芦澤をグラつかせる。芦澤は叫びながら右クロス、フルスイングの左フック、ハイキックと猛攻。大岩はしかし打ち合いながらもガードを忘れず、右フック、左ストレートと迎え撃つ。芦澤も被弾しながらも左フック・右ストレート、ヒザと最後まで打ち合いを仕掛けて試合を終える。

     判定は30-26、30-26、30-25の3-0で2度のダウンを奪った大岩。敗れた芦澤は軽く大岩の肩を抱き、リング中央で相手セコンドに挨拶をすると足早にリングを後にした。

    ■試合後の大岩龍矢のコメント
    「今まで勝った中で、一番、勝ったのに反省してるって感じです。勝ちにこだわりすぎて、倒すとこで倒せなかったってところですね。そこを今チームのセコンドの人にも怒られて。勝ってこんなに落ち込んだのは初めてです。だから次は逆に、ちょっと成長できたかなと思います。芦澤選手はホントに気持ちの強い選手だなと改めて思ったのも一つですけど、そこの部分よりは、今回は自分ですね。自分の気持ちが安パイを狙いすぎたというか。倒さなければならなかったところで倒しに行けなかった自分に反省中です。芦澤選手は気持ちが強かったです。

    (「倒さなければならなかったところ」とは具体的には?)」ダウン取った後って詰めないといけないんですけど、ダウンを取ったところで冷静に戦いすぎました。ダウンを取ってから詰めるのが本来の自分なんですけど、それを詰められなかったというか、ちょっと勝ちにこだわりすぎたという感じです。(次に戦いたい選手を改めて)もちろん皇治選手ですね。KO勝ちして、マイクで『皇治選手とやらせろ!』って言いたかったです。(入場の生ラップがかぶったが?)『何だコイツ!?』ってちょっと思ったんですけど、それで自分のペースを取られそうになりかけたときがあって、『あ、ダメだダメだ』って冷静になって。自分は自分だと思いました。(入場前に場内が映る)画面があるんですけど、それ見ちゃって『コイツ!』みたいになって、そういうところで危なかったです。

    (3Rに芦澤選手が声を出しながら突進してきたが?)過去に一度やってるんで、芦澤選手ってけっこうムキになったらああやって来るんですよ。で、前回の反省で、そうなった時に自分もなってたんです。自分もムキになって冷静さを失って、倒せなかったというのがあったんで、今回のテーマ的に相手がガーッと来たら、そこはあえて耐える。耐えた後に倒しに行くっていうテーマを持ってたんですけど。そこに持っていけなかったという感じですね。ガーッと来るのは分かってたんで、それを冷静にどう崩すかというのがテーマだったんです。それがああいう形になっちゃったという感じです。

    (今後の目標は?)芦澤選手はゴチャゴチャ言ってたんですけど、格闘技、K-1は勝ったヤツが強いし、ナンバー1だと思ってるんで、それをみんなに伝えたいっていうのと、大阪大会、皇治選手と試合したいです。KO勝ちして言いたかったんですけど、今回ので反省できたんで、次の大阪大会でぶつけようかなと思ってるんで、ぜひ大阪大会、試合お願いしますというのを伝えたいです」

    ■試合後の芦澤 竜誠のコメント
    「普通に、大岩選手が俺より強かっただけなんで、負けちゃいましたけど。そういう感じです。(相手の印象は?)見えなかったです、パンチが。それぐらいですかね。今はすっきりっていうか、勝っても負けてもおしまいなんで、別に。俺より大岩選手が強かっただけなんで、問題ないです。(今回が最後になる?)引退ですよ、引退。男に二言はないっす。(ファンの皆さんはまだ芦澤選手を見たいと思うが?)それは俺が言ったんだからもう無理っす。さよならっす。(ファンへのメッセージは)俺がいなくなっても、K-1を見てください。っていうだけですかね。以上で。ありがとうございました!」

    第9試合/ K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント・準決勝(1)/3分3R・延長1R


    玖村 将史 Kumura Masashi

    第9試合/ K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント・準決勝(1)/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:26/30:26/30:26
    • ×
    x

    サンベル・ババヤン Samvel Babayan

     1回戦を快勝で突破した玖村は軽やかに左ミドル、前蹴りを飛ばしていく。ババヤンは接近せんとするが、玖村はジャブ・右ロー・左ボディと的確に攻める。ババヤンが足にダメージを見せると、玖村はさらに右ローを追加。玖村は跳びヒザも見せババヤンの前進をけん制する。再び距離を離れた位置に戻すと玖村は左ジャブを当て、前蹴り・ヒザとババヤンを懐に入れさせない。ババヤンが潜ってこようとするとヒザを突き上げ、さらに玖村は跳びヒザを見舞いダウンを奪取する。試合を決めんと攻め来る玖村にしかしババヤンはフックを振るい動きを止める。

     2R、玖村はガードを上げてババヤンに向かい、右ローを入れ、ババヤンがリターンにフックを振るってきてもブロックして当てさせない。ジャブで距離を保つ玖村。前蹴りも入れ、ババヤンを懐に入れさせない。試合巧者ぶり光らせ、ローキックでババヤンを横向きにさせる。さらに玖村はストレート・フックでガードを固めさせるとヒザ蹴り・ローと堅実にババヤンを攻める。

     3R、玖村はやはりガードの意識を忘れず。堅実な試合運びでジャブから右ローでババヤンの左足にダメージを溜めていく。ババヤンが変わらず前に来ても玖村はペースを崩さずジャブとローキック。しかし玖村がボディ・顔面とフックで畳み掛けると、ババヤンも左フックを打ち返す。玖村は危険を冒さず、距離を保ってジャブと跳びヒザで攻め試合を終える。判定は30-26、30-26、30-26の3-0で玖村。先に決勝進出を決め、兄・修平と武居の勝者を待つこととなった。

    ■試合後のサンベル・ババヤンのコメント
    「今はとにかく満足していている。必ず日本に戻ってきたいです。(相手の印象は?)玖村との一戦は間合いを取られて、自分の試合することがなかなかできませんでした。また自分の適正体重は53kgです。できればその階級で試合がしたい。(今後の目標は?)初めてのK-1はとても楽しくできた。ありがとう。また会いましょう」

    第10試合/ K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R


    武居 由樹 Takei Yoshiki

    第10試合/ K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 1分46秒
    • ×
    x

    玖村 修平 Kumura Shuhei

     一回戦でリーバスから圧巻の1RKOを収めた武居と苦しみながらも3RにハシミをKOした玖村による準決勝。1R、右ミドルを入れてくる玖村に対し、武居はすぐさま蹴りとパンチを繋ぐ。玖村の前進にカウンターの右フックを巧打する武居。これに玖村が下がると武居はボディを交えて一気のラッシュから最後はバックブローを連係。これをズバリと決めて玖村をダウンさせる。

     立ち上がった玖村に武居は後ろ回し蹴りから入り、ロープの間から玖村の頭が出てしまうほどの勢いでラッシュ。持ち応えんとした玖村だが、武居は逃さずズバリとフックを決め、1回戦に続く初回KOで玖村将史の待つ決勝へと上がった。

    ■試合後の玖村 修平
    「1回戦でバッティングをよくもらってしまって、ダメージがけっこうあって左目も半分見えない状態だったんですけど、その状態で集中力も切れてた状態で彼のパンチは魔裟斗さんも言うように鉄球みたいな感じで一発もらって意識が飛んじゃったんで、それ以外は覚えてないんですけど。やっぱり最強の男は強かったですね。実際に対峙してみて、そう感じました。

     準決勝に関しては、すぐやられちゃったんで何も出せてないと思うんですけど、ここまでいろいろ特集してもらったりとか、練習とかすごく身が入って、一皮むけたかなっていうのがあるんで。今日は負けましたけど、またこれから勝ち進んでいって、ま、倒せない相手じゃないなと思ったんで、次は武居選手を倒せるように。負けずに勝ち進んでリベンジしたいと思います。

    (決勝後のリングで将史選手にかけた言葉は?)胸張れよって言いました。将史はあの武居選手に素晴らしい試合したんで、胸張って帰ろうって言いました。(今後の目標は?)今日はたくさんの人に応援してもらって、ずっと言ってた兄弟対決が実現できなかったんで……。兄弟対決をやりたいわけじゃないですけど、やっぱりK-1で兄弟で同じ階級でやってるってことは、今後また対戦する可能性も出てくると思うんで。次、お互いまたトーナメントに出ることができたら決勝で世界最強の兄弟喧嘩をして、この階級を盛り上げたいと思います」

    第11試合/ スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R


    西京 春馬 Saikyo Haruma

    第11試合/ スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 3R 2分23秒
    • ×
    x

    ホルヘ・バレラ Jorge Varela

     フェザー級で猛威を振るうバレラに西京が挑んだ一戦。1R、西京はサウスポーからスピードある左ローを放ってヒット。バレラはステップインして攻めんとするが、西京はこれを横へかわしながら右フックを決め、バレラをヨロめかせダウンを奪取する。この裁定に不服そうなバレラであったが、右ストレートを伸ばしてヒット。その後もリーチを活かして左フック・右ストレートと西京を襲う。西京は十分に警戒しており、バレラのパンチをブロックで弾く。

     2R、西京は左ミドルとジャブで距離を保たんとするが、バレラも蹴りに合わせてのカウンター、リターンでのヒットを狙い、強打を振るう。西京は左の蹴りをミドル・三日月と入れバレラを止めに掛かる。バレラも馬力とパワーを発揮し、伸びるストレートと不意に振るわれるフックで西京を襲う。プレッシャーをかけてバレラをロープ際に追い詰める西京。ダウンを奪った1Rのようにサイドへかわしながら右フックを当てていく。

     3R、西京の左ミドルにバレラはすぐさま右ストレートと左フックを返す。ブロックして当てさせない西京だがバレラのパンチは威力を落としておらず気を抜けない。西京は十分に警戒しながら左ボディフックをヒット。バレラが打ち返してきてもスッとステップバックしてパンチに空を切らせる。西京は集中力を切らさず試合を続け、バレラが前に来たところへ顔へのヒザを突き上げる。これでバレラからダウンを奪い、立ち上がろうとしたバレラだが足がもつれ西京のKO勝利となった。

    西京のマイク
    「2連敗からやっといい形で脱出することができました。これからどんな試合が組まれるか分からないですけど、リベンジマッチを1個1個勝って、横浜アリーナでタイトルマッチをやりたいです」

    ■試合後の西京 春馬のコメント
    「相手が強いということで、相手を想定した戦い方の練習をしたり、佑馬とタイに1週間トレーニングに行ったりと、トレーニングがいろいろ充実していました。バレラ選手はパンチが多い選手だったんで自分が戦いやすかったというのもあります。(バレラは)前半が強い選手だったので、1Rはけっこう警戒して、しっかりパンチを見て。で、うまい具合にフックが入ってダウン取れて。

     それもあって2Rの中盤から若干気持ちが折れてるなっていうのを顔見て思ったんで、削って削って。で、3R腹が効いて、うまく顔に入りましたっていう感じですね。(KOは)いや、狙ってないです。うまく倒れればいいなっていうぐらいで。(今後の目標は?)狙ってるところは村越選手のK-1のベルトなんで、近いうちにでも挑戦させてくれれば僕が獲って、もっといいチャンピオンになる自信があるんで、これからの試合も期待していてください」

    ■試合後のホルヘ・バレラのコメント
    「今日のホルヘ・バレラは本当のホルヘとは思っていない。本当の自分を出せなかったのが悔しい。またトレーニングをして強くなって戻ってきますので、そのときは本当のホルヘ・バレラを見てほしい。(なぜ本当の自分が出せなかったか?)正直、なぜかというのはまだ分かっていない。そこを突き詰めて鍛え直して戻ってくる。(今後の目標は?)「もう一度、自分を鍛え直して、もっと強くなって戻ってくる。これ以上ないぐらい強くなって帰ってくる。アリガトウ」

    第12試合/ スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R


    佐々木 大蔵 Sasaki Daizo

    第12試合/ スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R

    • ●
    • TKO
      • 3R 2分14秒
    • ×
    x

    不可思 Fukashi

     注目のK-1初参戦となる不可思と佐々木が激突した。1R、不可思は右ローを連発で入れ、佐々木の左ミドルもスウェーでかわす。さらに不可思は右ローを蹴り続け、佐々木を右ハイキックでも襲う。佐々木は不可思のローを読み、ジャブ・ワンツーのカウンターを合わせる。佐々木は左ミドルを当て始め、続いてジャブでも不可思をとらえていく。ラウンド終盤は佐々木がさらにジャブ、右クロスと不可思に当てて初回を終える。

     2R、不可思は1Rより動きを増し、ジャブ・ローと手数を増やす。だが佐々木はジャブで不可思をとらえ、右ストレートも当てる。不可思もパンチを当てようとして、1Rより上体を動かす動きが目立つ。両者そこから打ち合いの中で不可思の左フックが当たるが、佐々木は前に出て右ストレートを当てる。不可思がワンツーで打ち返しても佐々木は堅固なブロックで弾き下がらない。

     3R、不可思はボディにワンツー。これに佐々木はバックブローを返し、被弾した不可思は右眉周辺をカットし出血する。ドクターチェックが行われ、再開を待つ間に不可思は観客を煽り歓声を要求する。再開すると不可思は跳びヒザで向かい、左右のフックを猛然と振って佐々木を倒しに掛かる。さらに跳びヒザも見せ、上下左右にフックの乱れ打ちを続行する。
     
     しかしここで不可思の傷が再び開いてきて再度ドクターチェックが実施される。不可思は叫びを発して戦いに向かう。だが、不可思はパンチ一辺倒にならず、ハイキック・ヒザと佐々木に向かう。佐々木はこれに押され負けず応戦。ガードが的確で有効打を追わない。不可思は傷がやはり開いてしまし3度目のドクターチェックに。傷は広く見え、ここで試合ストップとなった。

    ■試合後の佐々木 大蔵のコメント
    「3Rカットしてからの不可思選手の気迫というものを一番感じました。僕の中ではすごく刺激になったというか。見てるお客さんもそう感じたんじゃないかと思います。あそこで一歩踏み止まれたのは、自分の中で一つ手応えをつかめたかなと思います。

    (相手の対策は?)今回、タイ修行に20日間行ってたんですけど、不可思戦が決まる前からタイに行くことは決めていました。タイでの練習がハードすぎたというか、不可思選手の対策というよりは、自分の芯の部分だったり技の部分だったりというものの向上を目指して行ったので、タイにいる間は本当に練習についていくのもやっとで、その環境で今までの自分のヌルさの部分を痛感しました。

     対策としては一応、映像も見ていたし、ギラギラしている部分も感じていたので、相手がそう来ても乗らずに自分を保つという部分で、ずっと自分自身をキープしていたというか、そこに重きを置いてた感じですね。(ジャブは狙っていた?)いや。今まで対策対策でテクニシャンというか、策を練ってる風に見られてると思うんですけど、やっぱりどんなに策を練っても当日の相手は全然違うので、その中で自分が対応できるように自分を向上していたというか。不可思選手だったからあのジャブがけっこう入ったんじゃないかと思いますね。だから狙ってたというよりは、反射的に自分の体が動いてたという感じですかね。

    (自分のペースを保てたのはなぜ?)タイ修行したから、ですかね?(笑) 自分自身をこう……芯を持って戦っていた部分が生きたのかなっていうところですかね。どう見られてるのかというのは分からないですけど、自分自身では芯の部分が備わってきて……まだまだですけど、備わってきている手応えが少しずつつかめていますね。(今後につながる手応えが得られた?)いやあ、メチャクチャつかめましたね。不可思選手はホントに死に物狂いで、あれが気迫だなと。僕も試合で気迫を見せたい、熱を見せたいという目標があるので、そういう部分ですごくヒントになったし、ホントに不可思選手にはありがとうっていう思いと、やっぱりそれを今後見せていきたいですね。

    (タイトル戦線について)僕自身は今日のタイトルマッチに向けて、あとお客さんとか周りの方に向けてメッセージを残したかったですね。不可思選手との試合でどういう評価をされるか分からないですけど、瑠輝也選手とゲーオ選手には僕は一度敗れてるし、今日ベルトを懸けて戦う勝者を見据えてトレーニングにも励んでいるので、やりたいですね。

    (バックブローの後の不可思選手の出血についてレフェリーが協議していましたが、当たった感触は?)思いっきりここ(と、手首の拳に近いところを指差す)に当たりましたね。手応えがあったんですよ、ギリギリグローブがあるところに。なので、グローブの部分が当たってるなーと思いました。(今後の目標は?)タイはホントにしんどくて、1日も早く日本に帰りたかったし、日本の素晴らしさを感じたんですが、タイの温かみだったりタイの環境で得たものっていうのはすごくて。

     日本に帰国してもSNSとかご覧になった方は分かると思いますが、今はタイ料理をたくさん食べてるんです。今はタイ料理屋さんを探すのに楽しんでますね(笑)。3R目、最後すっきりしない形だったかなとは思うんですが、今後、気迫という部分で佐々木大蔵を見せていきたいと思っていますので、そういう部分も含めて今後ともよろしくお願いします」

    ■試合後の不可思のコメント
    「1Rじゃ固くて、2Rもそんなにいい動きはできなくて、3R切れてから吹っ切れて思いっきりやれたんですけど、結局それで止められちゃって、まだエネルギーが出し切れてない感じで終わっちゃって、不完全燃焼ですね。そういうのは掴んだんで、また次、頑張ります。(掴めたものは?)動きが固かったんで、次は1Rからもっとリラックスして戦えるようにできたらいいなって感じですね。

    (相手の印象は?)体の強さみたいなものは感じましたね。独特なやりづらさがあるっていうのは聞いてたんですけど、そういうのは分かりました。そこで最初ちょっと見ちゃった感じがあったんで、そういうのがよくなかったなと思いました。たまにジャブとかポーンともらってたんですけど、それは僕がちょっと見ちゃってて、佐々木選手のリズムにズルズルはまりかけてた感じはありましたね。

    (佐々木はK-1ルールの戦いになれていると感じた?)際、際での、くっついたところだったりとか、やっぱりこのK-1ルールの戦い方とか、僕の知らないところを知ってたりとか、そういうのは何かあるなっていうのは感じましたね、戦ってみて。こういうタイミングでこういう攻撃を出した方がいいとか、それは今までとは違うものを感じました。

    (カットは相手のどの部分が当たった?)分かんないすね。出ちゃった結果なんで何でもいいですけど、K-1に来てもこんなに切られるんだって、自分で笑っちゃいました。ヒジありからK-1に来ても、こんな切られて負けるのかよ、みたいな(苦笑)。(今後の目標は?)ま、今日でいろいろ次に向けてやるべきことも見えましたし、まだエネルギーが出し切れてないんで、次にそれをぶつけます。次、また盛り上げるんで、楽しみにしてください」

    第13試合/ スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R


    木村“フィリップ”ミノル Kimura "Philip" Minoru

    第13試合/ スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 1分37秒
    • ×
    x

    クルーズ・ブリッグス Cruz Briggs

     5月のKRUSH後楽園大会でK-1 KRUSH FIGHTウェルター級王座を防衛したばかりの木村が今大会に参戦。豪州のブリッグスを迎え撃った。

     1R、サウスポーに構えるブリッグスの左ミドルをかわし、木村は右ボディストレート。さらに木村は右ボディストを放ち、そこから顔面に右ストレートを打つ。ストレートをボディと顔面に打ち分ける木村。ジャブ、ローを入れ、ローのフェイントから右ストレート。十分にブリッグスの意識を上下に散らすと顔面への右フックを直撃。これで豪快にブリッグスを後方へ倒し、初回KOを決めた。

    木村のマイク
    「両国マジ最高。スゴいね。木村"フィリップ"ミノルが一番面白くて一番カッコいい。あんなKOできると思わなかった。そんなこんなで連勝が続いていますが、みんなが見たいところへ僕は行くだけなので、これからも応援してください。ちょっと休んだらまた練習再開します。最高!」

    ■試合後の木村“フィリップ”ミノルのコメント
    「対戦相手はあまり、いいところも悪いところも見えずに終わってしまった感じなんですけど。倒すまでの感じで言ったら、まあまあ強かったなと思いますね。勝負は一瞬の出来事を無駄にしてはいけないので、すぐ決めました。今回はボディブローを強化してきて、それが入ってKOにつながる攻撃ができたので満足してます。

    (短時間での決着は想定どおり?)そう……ですね。いや、2Rくらいで倒そうと思っていて。でも、ボディが当たった感触で、このタイミングで上にいけば当たるっていうのがあったので、そこは勝負を早めちゃおうかなと思いました。2R、3Rまでいくかなと思ったんですが、思ったより勝負が傾いたかなと。(拳の感覚は?)たしかに覚えてるかぎりではおでこに当たって、拳の衝撃はもの凄いものがあって。完全にKOしたなって思いましたね。これはもう立ってこないだろうと思って。アゴだったら、もっと凄いことになってたと思うんですけど、まあおでこで勘弁しといてあげようかなって。

    (前日・前々日に両国で行われたWWEの残り香を感じた?)何か感じましたね。入場から熱いものが残ってた気がするので。やっぱりWWE的な感じでいうとフィニッシュは僕が一番認められるかなと思うので(笑)。いい必殺技が出ました。(今後の目標は?)少し休んで、またすぐがんばるので注目してください。期待しててください、お願いします」

    ■試合後のクルーズ・ブリッグスのコメント
    「正直な話、よく覚えていないので、後で映像を見てみるが、自分のパフォーマンスにはがっかりしている。いつもよりもK-1ルールに合わせてフットワークやコンビネーションの練習をしてきたが、こういう結果になってしまったので、自分で映像を見て改善点など出したいと思う。K-1というイベントは思っていた以上にプロフェッショナルで最高だったので、滞在中は楽しませてもらったし、いい経験ができた。自分にとっても初めてKOで負けた試合だったので、何と言ったらいいか…今は言葉が見つからない」

    第14試合/ スーパーファイト/-58.5kg契約/3分3R・延長1R


    村越 優汰 Murakoshi Yuta

    第14試合/ スーパーファイト/-58.5kg契約/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:29/30:29/30:29
    • ×
    x

    フォー・シャオロン Huo Xiaolong

     3月の「K'FESTA.2」で卜部弘嵩を下して初防衛に成功したフェザー級王者・村越。今回はスーパーファイトで中国のシャオロンを迎え撃った。

     1R、お互いサウスポーに構えるが、村越が鋭い前蹴りを飛ばして先制する。村越はさらにローを当てて前に出んとするが、シャオロンは左ストレートを伸ばしてその狙いを阻む。シャオロンの左ストレートが辺り、村越は体勢を崩す。これで距離感を掴んだか、シャオロンはさらに左ストレートを当て、左クロスでも村越を脅かす。だが村越もステップインしての左ストレートを当て返す。

     2R、シャオロンは左ストレート・右フックを当て、そこからフワリと宙に舞って跳びヒザを当てる。すぐに下がって村越のリターンには空を切らせる。村越は前に出てくるとシャオロンは左クロス、右フック。そして再び跳びヒザを見せる。だが、これは村越が見切って当てさせない。村越は右ジャブ・左ローを当て始め、試合の流れを手元に引き寄せる。

     3R、シャオロンは左ストレートを伸ばすが村越は当てさせず、逆に右フックのカウンター、右ジャブと当てていく。村越は前に出ていき、ジャブ・左ストレートとシャオロンを徐々にとらえ始める。距離も1・2Rに比べ狭まってきたか、村越がボディブローを打ち込むとシャオロンは動きが落ちてくる。それでもカウンターを狙って放たれるシャオロンの左クロスにはまだ威力があり気を抜けない。村越はボディにもヒザ蹴りを突き刺して試合を終える。判定は30-29、30-29、30-29の3-0で村越。接戦を制しての勝利に目をつぶり、首を振って満足いかない様子で受け入れた。

    ■試合後の村越 優汰のコメント
    「(試合を振り返って)ポイントとしては、腹を効かせたところが勝ったポイントなのかなと思いますね。(相手は)思ったより距離感が合わなくて、右ミドルを蹴っていくつもりだったんですけど、なかなか当たらなくて、いつもみたいにペースが掴みにくかったです。(ファンへのメッセージは?)今回も情けない試合になってしまったんですが、最低限勝つことはできたんで、諦めずに、目標(VS武尊)は変わらないんで、一つ一つやっていきたいと思います」

    ■試合後のフォー・シャオロンのコメント
    「「今回、初めてK-1に出場して、出場前からうれしかった。ただ初来日ということで、少し自分が固かったかなと思う。村越の一番やりにくかったところは、突発的に攻撃を仕掛けてくるところで、それが読みにくかったところがあった。ただ初K-1・初来日で、自分が緊張していた部分もあったかと思う。(今後の目標は?)今回、自分のパフォーマンスを全て出し切ることができなかった。次回は必ず全てお見せするので、期待してください」

    第15試合/K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R


    ゲーオ・ウィラサクレック Kaew Weerasakreck

    第15試合/K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

    • ●
    • 延長判定
      • 0-3
        8:10/8:10/8:10
    • ×
    x

    安保 瑠輝也 Anpo Rukiya

     第3代王者としての初防衛戦を迎えたゲーオ。挑戦者はスーパー・ライト級に階級を上げて山崎秀晃と佐々木大蔵を下している瑠輝也だ。

     1R、瑠輝也は左ミドルで奇襲するもゲーオはかわして当てさせない。ゲーオは右インロー・右ミドルでサウスポーの瑠輝也をけん制するが、瑠輝也はオーバーハンドの左フックを強振。ゲーオも左ストレートを振り返す。瑠輝也の動きを的確に読み、ゲーオは左ストレートをヒット。しかし瑠輝也は大丈夫だとアピールする。続けてゲーオが左ストレートを決めると、瑠輝也は接近戦からゲーオを投げ倒す。

     2Rも瑠輝也はサウスポーに構える。ゲーオは左ストレート、右フックを強振しながら瑠輝也を下がらせるが、瑠輝也はその場に居着かずコーナーから脱する。瑠輝也はロー、後ろ回し蹴りと放つが、ゲーオは見切りがよくダメージを負わない。ゲーオはショートストレートのヒットから組みつかんとするが、瑠輝也はここでもゲーオを押し戻す。不十分であったが瑠輝也がハイキックを当てると、ゲーオは左ストレートを当て返す。

     3R、瑠輝也はオーソドックスからジャブを突いてゲーオに向かうが、瑠輝也がバランスを崩したところを逃さず、ゲーオが飛びヒザで襲い掛かる。瑠輝也がこれをかわし、リングから落ちそうになったことで、ゲーオは怒ったような表情を見せる。打ち合いの中でゲーオは的確に瑠輝也のパンチの内側を抜きストレートを決める。しかし続いて首相撲からのヒザを見舞ってしまい、これはレフェリーから注意を受ける。ゲーオはプレッシャーをかけて前に出てパンチ&ヒザ蹴り。両者攻防の距離が近くなって組みつきが多くなり、レフェリーから注意が出される。判定は30-29(ゲーオ)、29-29、30-30、既定の票数に達しないため延長戦で勝負を決することとなる。

     延長R、まずは両者蹴り合いを展開する。そこからゲーオは左ストレートを当て、組みついて瑠輝也の動きを封じる。だが瑠輝也はローを蹴り、胴回し回転蹴りを浅くではあったがヒットする。ゲーオは左ミドルを連続で当て、その後は組みついてヒザ蹴りに繋げる。しかし瑠輝也はフィジカルの強さを活かし、ゲーオの組みつきを振りほどく。組みつきの目立つゲーオにレフェリーから警告が出される。ゲーオはさらに組みつきから左ストレート、ヒザ蹴りと続行。だが、この行為に延長残り4秒のところでゲーオにイエローカードが提示され減点1となる。判定は10-8、10-8、10-8の3-0で瑠輝也。組みつきの減点1が無くても勝利しており、念願のベルトを腰にした。

    瑠輝也のマイク
    「チャンピオンになるのは自分の夢で嬉しいんですけど、あんまりよくない試合をしてしまって、ウィラサクレック会長もおかしいと言って帰っていったので、もっと仕上げてくるので再戦をしたいと思います。次回盛り上がる試合をするので、検討して頂きたいと思います。地元の姫路、大阪、東京で応援して頂いている人たちの前でチャンピオンになれてうれしく思います。ありがとうございました」

    ■試合後の安保瑠輝也のコメント
    「みんなの応援の力で勝たせてもらった試合かなって思いました。(ゲーオの印象は)攻撃自体はとくにダメージはないんです。ただ自分はいつも攻撃をバンバン当てられるんですけど、凄い間合いのうまさとかがあって、なかなかいつもみたいに攻撃しにくかったというか。狙われている感じがしてやりにくかったという印象があります。作戦はとくに立ててなくて、どの展開でも勝てるようなトレーニングをしてきました。それがうまくハマらなかったって言ったらヘンですけど、うまくやらせてくれなかったっていう感じですかね。

    (蹴りは間合いで封じられた?)はい。やっぱりブロックとかも凄くうまかったですね。いつもやる選手だったら当てさせてくれるんですけど、カットひとつ、腕のブロックひとつ、すべてうまくて。なかなか自分の攻撃が当たらなくて、リズムを作りづらかったかなって思いました。(それで途中でサウスポーにスイッチした?)そうですね。ゲーオ選手の試合をいくつか観て、サウスポーの選手とやってるときに左の蹴りっていうのが、あんまり出てなくて、やりにくいのかなっていう印象を受けてたので。それでサウスポーをやってみました。自分が右(オーソドックス)で構えると(ゲーオは)出てきてたので。そこはオードソックス一本でやるよりかはよかったかなって思います。

    (ベルト奪取については満足?)そうですね、ベルトがこうして自分の肩にかかっていることに関しては。自分、これを目標に東京に出てきて。いまは大阪を拠点にやってますけど、それを有言実行できたことに関しては感慨深いですし、うれしいと思います」

    (延長になって気合が入った?)そうですね。相手の顔色を伺ったときに、たぶん延長をやりたくない雰囲気はあったんで。ここで気持ちで負けたら、人生数回あるかないかのチャンスだったので、気持ちで最後勝てたのかなって思います。(今後の目標は?)こうしていまチャンピオンになれたことは凄くうれしく思いますし、応援していただいている方たちに、本当に有言実行できてよかったなと思います。

     ただ、チャンピオンとしてK-1を盛り上げるという意味では、まだまだ全然自分の仕事が足りないので、もっともっと。立場が人を強くすると言いますが、このベルトと共に自分の価値も高めていって、ファンのみなさん全体を盛り上げる選手になりたいと思いますので、これからもよろしくお願いします」

    第16試合/K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント・決勝/3分3R・延長1R


    玖村 将史 Kumura Masashi

    第16試合/K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント・決勝/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 2R 0分38秒
    • ×
    x

    武居 由樹 Takei Yoshiki

     スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント決勝は玖村将史vs武居の顔合わせとなった。玖村は一回戦でペッパンガン、準決勝でババヤンを下しての決勝進出。対する武居は一回戦でリーバス、準決勝で玖村修平を2連続KOしての決勝に駒を進めた。

     1R、武居がサウスポーから左ローを当てていくと、玖村も右ローを返す。玖村の蹴りがローブローとなってしまい一時中断。だが武居は短時間で試合再開に応じる。その後の攻防で玖村は右フックを当てる。しかし武居はグッと直進して右ストレートを当てると玖村はよろける。武居も手応えがあったか、ダメージをアピールするように拳を突き出す。

     武居はさらに右アッパーから左ストレート。さらにワンツーで攻めると、玖村もそこへストレートをカウンターで合わせる。玖村はそこから右ミドルを入れ、やや流れを引き寄せたかに思えたが、武居は右アッパーから左ストレートをずばりと打ち込みダウンを奪取。さらにラウンド最後もラッシュからバックブローを決め初回を終える。

     2R、今度は武居の蹴りがローブローとなってしまうが、玖村はすぐに試合再開に応じる。再開後、一瞬の組んだ状態からすぐに手を放し攻撃した玖村だが、武居は逆にそこへ右フックを見舞い、玖村が倒れていくところへ顔面に左の蹴りを一閃。レフェリーは倒れ方を見てすぐに試合を止め、武居が武尊でも成し遂げることができなかった全試合KOでのトーナメントで優勝を決めた。

    武居のマイク
    「こんにちは、足立区から来たPOWER OF DREAMの武居です。今日対戦してくれたリーバス選手、玖村修平選手、玖村将史選手、トーナメントに出場した選手もありがとうございました。今日もたくさんの応援、たくさんの応援、ありがとうございます。とにかく優勝することしか考えてなくて、何喋るか全然考えてなかったんですけど、いま格闘技を引っ張っているスゴい2人がいるんですけど、自分も置いていかれないよう、追いつけるよう頑張っていくのでよろしくお願いします。僕もK-1を盛り上げるように頑張ります。K-1最高!」

    ■試合後の玖村 将史のコメント
    「最後、あんまり覚えてないんですけど、いい経験になったかなと思います。それと倒されはしたんですけど、通用するなっていう部分もあったんで、次は絶対リベンジしようかなって思います。(武居の印象は?)勝利への貪欲さを感じました。離れ際とかにけっこうガッツリ来るんで、勝つことに貪欲やなっていうのは、試合して思いました。みんなパンチとか食らったら、軽く打ってるように見えたのにすぐ倒れるのは何でやろうなと思ってたんですが、それはやって分かりました。見えないから効くんやろうなと思いました。(見えないというのはスピード?)角度だと思います。スピードで言ったらそんなに負けてないと思うんで、当てるタイミングとかが上手なのかなと思いました。

    (兄の修平が準決勝で負けて、精神的な影響は?)悔しかったんで、修平の分も倒そうと思ってたんですけど、(修平が)1Rで倒されちゃったんで、どんだけ強いんかなと。向こうは2試合連続1RKOで勢いに乗ってたんで。自分は準決勝で判定で、思ったより苦戦しちゃって、勢いは乗ってたと思うんですけど、それ以上に向こうの勢いの方があったと思います。今日は準優勝に終わっちゃったんですけど、絶対リベンジして、絶対チャンピオンになるんで、応援よろしくお願いします」

    ■試合後の武居 由樹のコメント
    「決勝はちょっと緊張しちゃって動きが固かったんですけど、KOで勝ててよかったです。でもやっぱり玖村選手はKRUSHのチャンピオンだったので強かったです。(全試合KOだったがプレッシャーは?)一回戦が一番体が固くて、すごく緊張してプレッシャーを感じてましたね。本当に今日のトーナメントに向けて毎日プレッシャーがすごくて、夜も眠れないぐらい、けっこう追い込まれてました。メインを締められたのは2年ぶりなので、本当によかったです。ずっとメインを張りたいと言っていて、メインを張るのを目標にしていたので、メインを張れてよかったです。(一回戦のリーバス戦について)正直、思っていたより速かったですね。パンチのスピードが速くて、何発か被弾しましたね。でもけっこうイメージ通りには動けたかなと思います。半年以上リーバス選手の対策をしていて、ボディを攻めるというのはずっと練習していたので、それがハマったかなと思います。

    (決勝のフィニッシュになった倒れ際の蹴りについて)意識して練習はしてないんですけど、試合では一瞬の隙というところでは詰めないといけないと思っていて、そういう怖い部分で攻めていこうかなと思ってました。(セコンドからハイキックの指示も出ていたが?)そんなに聞こえてませんでしたが、正直蹴りは狙っていて、蹴っていこうという意識はありました。(決勝の1Rが終わった時に会長からは?)焦りすぎだって言われました。正直、全試合1RKOを目標にしてたので、1Rに倒そう倒そうとしすぎて動きが固くて、怒られました。それでちょっと落ち着きました。(玖村兄弟が「倒せない相手ではない」というニュアンスのことを言っていたが?)ああ……ハイ(笑)。二人とも、自分を含めて若いので、まだまだ成長できると思うので、いつでも待ってますという感じです。

    (武尊も3月はに眠れなかったという話をしていましたが、K-1を引っ張る者としてプレッシャーを感じていた?)そうですね、今回はチャンピオンとして出場するので、勝ち方だったり、絶対に優勝しないといけないと思っていたので、精神的にも追い込まれました。練習がきつくて寝れないというのもあったと思うんですけど、でも精神的にも追い込まれてましたね。(プレッシャーは過去最高?)過去最高でしたね。過去最高のプレッシャーでしたし、過去最高にモチベーションが上がっていて、絶対優勝してやるという気持ちでした。こんなに眠れなかったことも初めてでしたが、今までで一番追い込んだ感じですね。

    (リング上で発言していた「2人」について?)やっぱりその2人はすごい選手なので、そこに並べないと意味ないと思うので、階級も近いし、そこを目標にしてます。格闘家としてはいつかはやりたいのかなと、何となくは思いますけど、まだまだ自分の実力と知名度では全然及ばないなと思ってます。

    (戦いたい選手はいますか?)やりたい選手は、ぶっちゃけあんまりいないですね。とりあえず、今日のトーナメントで精一杯だったので、先のことは考えてなかったので、今はいないです。そのうちに。(ファンのみなさんへのメッセージは?)今日はたくさんの応援・ご来場ありがとうございました。まだまだ未熟な自分ですけど、頑張るのでこれからも応援よろしくお願いします。次また試合が組まれたら、KOでカッコいい試合が見せられるよう頑張るので、またお願いします」