Krush
2020.03.10
#MOVIE

◆主催・著作 K-1 KRUSH FIGHT実行委員会
◆企画・制作 株式会社M-1スポーツメディア
◆運 営 株式会社グッドルーザー
2R、清水をジャブでけん制し、よく伸びる右ストレートを放つアリ。清水はローを当てていくが、アリの右ストレートが再び伸びてくる。清水が蹴りながら前に出ても、アリはバックステップを使ってこれを空振りさせる。アリは前蹴り、ミドルを効果的に使い清水を懐に入らせない。アリはそこから右フック、ボディへのヒザで清水を攻める。
3R、間合いを詰めていく清水だが、アリはこれをヒザ蹴りで迎え撃つ。そして距離が開くと清水に右ハイを連打。そして顔への跳びヒザ、右アッパーの連打でスタンディングダウンを奪う。ファイティングポーズを取る清水だが、左目周辺から出血が見られドクターチェック。そのままストップとなり、アリがデビュー戦をTKO勝利で飾った。
2R、吏羅はこのラウンドも左右に構えを変えながらローを当てていく。トリッキーな吏羅は顔面への後ろ回し蹴りを放つが、内田はこれに惑わされず右ストレートをヒット。だが、トリッキーかと思えば吏羅はローキック主体のオーソドックスな攻めに転じ、内田はなかなか切り込む隙を見い出せない。吏羅のミドルに右ストレートを合わせて打ち倒す内田だが、これはスリップの裁定。
3R、内田は吏羅の後ろ回し蹴りを見切ってかわしローキック。吏羅はロー、横蹴りから顔へのパンチを飛ばす。だが内田はこれをクリーンヒットさせない。内田は右ストレート、左ボディフックと圧力を増す。吏羅も被弾があってもクリンチ、左右のストレートで応戦し、内田に一方的な攻勢は与えない。判定は30-29、29-29、29-29で吏羅に1票入るもドロー。決着つかずに終わった。
2R、璃明武は左ミドル、右ローで晃弘と距離を作る。晃弘はこれをさせじと距離を詰めていく。ここで左ローを放った璃明武だが、目測を誤り下腹部に誤爆。晃弘にダメージ回復のインターバルが与えられる。間合いを詰めてくる晃弘に対し、璃明武はガードを高く固くして、右ヒザを飛ばしていく。だがガードが落ちた瞬間を逃さず、晃弘の左フックがとらえる。しかし再び璃明武のローが再びローブローに。試合が中断となる。再開すると左フックで迎え撃つ璃明武だが、晃弘は右ストレートを強振していく。
3R、ガードをやはり高くしている璃明武はジャブを突き、ボディと顔へヒザを突き上げる。だが晃弘はひるむことなく左右のパンチを振るっていく。晃弘の左フック・右ストレートに対し、璃明武はガードでクリーンヒットを与えず、ヒザをボディに突き刺していく。晃弘はこれを受けても下がらず、逆転を狙いパンチを振るう。だが璃明武をとらえられない。判定は30-27、30-28、29-28の3-0で璃明武 。無敗対決を制した。
2R、中島は左ミドルで佐野をヨロめかせると、左ジャブ、右クロス、左フックとやはり攻め立てる。ダメージがうかがえる佐野だが、右ローは継続。中島はジャブ・右アッパーといったパンチから左ミドルに繋げ、これで佐野のガードを落とす。タフな佐野であったが、中島が右にステップしながら打ち下ろした右クロスに遂にダウン。立ち上がった佐野だが動きが重い。中島は左右ボディ打ちからヒザ、後ろ回し蹴りと攻めるが佐野は崩れ落ちない。
3R、前に出る佐野だが、中島の右クロスを浴び、一瞬置いてダウン。立ち上がった佐野はなおも右ストレートを振るっていくが、中島は顔への後ろ回し蹴りで打ち抜き、佐野はこの試合3度目のダウン。ここでレフェリーがストップし、中島がインパクトある2勝目を挙げた。
中島のマイク
「今日は対戦してくださった佐野選手、応援してくださったみなさま、ありがとうございます。僕はまだ2戦目なので誰と戦いたいというのはありませんが、これからさきドンドン勝ってチャンピオンになっていきますのでよろしくお願いします」
■試合後の中島千博のコメント
「(試合を振り返って?)まず対戦してくれた佐野選手、ありがとうございました。POWER OF DREAMは先輩がみなさんすごいので、追いついていけるよう練習しているのですが、まだまだ試合で出せてないので、次は出せるようにやっていきたいと思います。(対戦相手の印象は?)とてもパンチが強く、最初から鼻血が出ちゃって。気持ちが強くてガンガン前に出てきて、負けられないなと思いました。すごくいい経験をさせてもらえたと思います。(今後の目標は?)とにかく勝ち続けてチャンピオンになりたいと思います」
1R、前に出ていく優谷は成合をロープに詰めるが、成合も打ち返し、フックで優谷のアゴをとらえる。だが優谷は前進を止めず、左ストレートで逆にとらえる。右ボディフックからの左ストレートを再び決める優谷。打ち返す成合だが、優谷の左ストレートは見えづらいか、アゴを跳ね上げられる。そして左ミドルも成合のわき腹に決まる。成合はバックブローを当てて効かせると、右フックで優谷からダウンを奪う。そして立ち上がった優谷に成合は右ショートストレートを決めて再び倒すが、これはダウンの裁定とならず。
2R、優谷はダウンの影響をあまり感じさせず前に出ていくが、ここで成合が右ローを放った際にヒザが優谷の下腹部に直撃。優谷は苦悶の表情を浮かべ、なかなか立ち上がることができない。ダメージが深く、優谷はイスにも座ることができない。長く中断が続いたが優谷はダメージから回復できずレフェリーは試合をストップ。
第15条【アクシデント1】第3項、(c)に基づき、偶発性のローブローを受けた優谷の回復を待つため、5分間の休息時間を与えたが、試合続行ができなかったため、成合のTKO勝利となった。
■試合後のSATORU成合のコメント
「(試合を振り返って?)K-1ジム総本部に所属して、いままでで一番応援団の人数が多かったので、いいKO勝利を見せたかったんですが、最後はローブローになってしまって。こんなかたちのTKO勝利になってしまったので、そこは本当に申し訳ありませんでした。ここまでしっかり減量と練習とがんばってきて、こんな結果になってしまったのは正直、悔しい気持ちです。(対戦相手の印象は?)正直、体重オーバーを聞いたときはナメてるのかなと思ったんですけど、再計量でなんとか試合できる体重まで落としてくれたので、そこは感謝しています。体重オーバーは気にしてなくて、とにかくKOで勝ちたい気持ちでした。(今後の目標は?)30歳ですけど、これからどんどん勝っていって、KRUSHのベルトを目指せるくらい強くなっていくので、今後も応援よろしくお願いいたします」
2R、両者ミドルとローで蹴り合いを展開。こののラウンドも圧力を発してくる佐野を森坂はミドルの連打でストップせんとするが、佐野はジャブとミドルで森坂をロープ際に誘導する。そしてパンチに切り替え、ジャブ・右ストレートで森坂を襲う。ガードを固くして前に出ていく森坂は右ローを連打してバックブロー。だが佐野もはガードが的確でクリーンヒットさせない。森坂に右ストレートを決めて横向きにした佐野は、2R最後も右ハイキックで森坂を脅かす。
3R、前に出る佐野はヒザを森坂のボディに突き刺す。佐野はこのヒザを太ももにも打ち分ける。森坂はジャブとストレート、ローキックで出ていくが、佐野はこれを弾き落として前進。森坂に圧力を利かせる。森坂のローにダメージを見せず、佐野はボディストレート、ボディフックと腹に攻撃を集め森坂を下がらせる。ローキックにもダメージを見せる森坂。疲れが見られ、佐野にクリンチする。佐野は打ち合いの中で左ヒックでとらえ、顔面へのヒザ蹴りも決めて試合を終える。判定は3-0で佐野。圧力を利かせる戦いで森坂を撃破した。
■試合後の佐野天馬のコメント
「(試合を振り返って?)予想してたことはできたんですけど、予想以上の動きができなかったですね。(対戦相手の印象は?)試合前と変わらないです。ガードして蹴ってという感じだったのでやりやすかったです。(今後の目標は?)あの試合じゃ、なかなか言いたいことは言えないですけど、目標はK-1で出てチャンピオンになることなので、ひとつずつがんばります」
2R、瑠久は距離を詰めていくが、松岡は左ミドル、左ヒザを打ち込む。瑠久は下がることなく接近戦での連打で襲う。松岡はバックステップして蹴るための距離を作らんとするが、瑠久は間合いを詰めて右ストレート、左フックとヒットを徐々に重ねていく。松岡が右ストレートを当てた直後に瑠久は左フックを当て、そこから連打に入ると松岡を打ち負かしてダウンを奪う。立ち上がった松岡に瑠久は右ストレート、右フック、左フックと右クロス、左右フックとパンチを見舞い、右ストレートで再び打ち倒してKO。逆転勝利を上げた。
瑠久のマイク
「よっしゃー!ちょっと1R目、素直にちょっと効いちゃって、気持ちが折れかけたんですけど、うちの里見大先輩に『お前、ここ立て直せ!』って言われたんで、行っちゃいました。11月24日にある横浜アリーナ、横浜出身で生粋の横浜なので、俺が出なかったら盛り上がらないっすね。中村プロデューサー、下剋上するんで、よろしくお願いします」
■試合後の瑠久のコメント
「(試合を振り返って?)今回、相手選手がよくわからない状況で研究が難しかったです。でも、パッと見て強い選手だろうなと思って油断せずにはいたんですけど、マジで強かったですね。(対戦相手の印象は?)想像どおり、蹴りが強かったです。(今後の目標は?)11月の横浜アリーナに生意気なんですけど出られるよう、明日から準備するつもりなので、応援よろしくお願いします」
2R、朝久はサウスポーからの左ストレート、左ミドル、右フックと横山を追い詰める。そしてコーナーに詰めると右ストレートでダウンを迫るが、横山はサイドに逃れる。ボディへのヒザで前に出んとする横山だが、朝久は逆に前蹴りで横山を押し戻す。バックブローを繰り出す横山だが、朝久はプッシングしてロープ・コーナー際から横山を出させない。前蹴りをボディ、顔面と決め、朝久は横山を削る。
3R、朝久は左右に構えをスイッチしながらこのラウンドも横山を追う。ローを当て、横山が飛び込んでくるとフック・ストレートを狙う。横山がロープ・コーナー際から出ようとしても朝久はこれをクリンチで受け止め押し戻す。そしてローで横山を削る。左右に構えを変えつつの左右ストレートと前蹴りで出ていく朝久。しかしヒザ蹴りがローブローとなってしまい横山のダメージ回復に時間が取られる。残り時間30秒の中でも、朝久が左ストレート、顔面前蹴りを当てて横山を下がらせる。判定は30-29、30-29、30-29の3-0で朝久。実力者同士の接戦を制した。
■試合後の朝久泰央のコメント
「(試合を振り返って?)横山選手は若手の中で一番強い選手だと思っていて。想像以上に強かったです、いい経験になりました。(対戦相手の印象は?)いまのチャンピオンよりも強いというくらい、僕は評価していた選手なので。その強い選手と戦えて、少しでも成長できたのならよかったです。(今後の目標は?)対戦相手を一人ずつ倒して、自分が一番強いということを証明したいと思います」
1R、金子が左ミドルでスタート。林はこれに左右ローで応戦する。金子の右ハイは林が見切って空振りさせる。金子は林のパンチを警戒しながら前に出る。左インロー、左ミドルの金子。林が前に出ようとすると、左ミドルでストップする。林は踏み込んでの左フックを狙うが、金子はヒットさせない。金子は左右のミドルキックを多用する。
2R、切り込まんとする林を金子はやはり左ミドルでストップする。そこからジャブと左ミドルでジワリジワリと林に迫る。林が出て来ようとすると、金子はジャブを突き刺す。金子はステップワークも使い、林との距離を保つ。ここから跳びヒザを放つ金子だが、林はタフで、左フック・右クロスと攻撃を継続する。
3R、金子はバックステップ・ジャブ・前蹴りでやはり距離を保つ。林のパンチを警戒している。しかしこのラウンドは右ストレート、左フック、跳びヒザと林のパンチに合わせてのカウンターがヒットし始める。タフな林は出力・圧力を落とさない。金子はボディと顔に跳びヒザを放ち、打ち合いには応じず、右ストレート、左フックとコンビネーションの中でヒットを上げる。判定は30-28、30-29、30-29の3-0で金子。復帰戦を勝利で飾った。
■試合後の金子晃大のコメント
「(試合を振り返って?)練習でやってきたことを、ぶっちゃけ全然出せなかったので、まだまだだとは思いました。(対戦相手の印象は?)もうちょいパンチ強いと思ったんですけど。これといった攻撃はなかったですけど、打たれ強かったなと思います。(今後の目標は?)しっかり一試合一試合勝って、タイトルにつなげられたらと思います」
1R、壽美はサウスポーから右ジャブを伸ばし前に出ていく。しかしヨセフィンは右ストレート、右ミドルで押し戻す。ヨセフィンは左右のワンツーに顔面前蹴りを織り交ぜ、壽美のリズムを寸断する。壽美が懐に飛び込んでもヨセフィンはクリンチして壽美の攻めをストップする。バックステップと前蹴りを駆使して距離のコントロールが巧みなヨセフィン。
2R、ヨセフィンは左回り。ジャブと前蹴りで壽美をけん制し、踏み込みを鈍らせると右クロスから入って左フック、左右のミドルと攻撃を繋ぐ。圧力と手数の多さで壽美にペースを握らせないヨセフィン。壽美のパンチが当たってもヨセフィンは下がらない。壽美が突進してもクリンチで受け止められてしまう。
3R、前に出ていく壽美。だがヨセフィンは左回りして横蹴りでこれを押さえる。それでも壽美が前に来ると、ヨセフィンは右クロス、左フックとカウンターでとらえる。距離があけば後ろ回し蹴りを狙い、ヨセフィンは技の多彩さを見せる。右ストレートを振るいながら出たヨセフィンは、そこから壽美に組みつくと圧力で押していく。打ち合いを仕掛ける壽美だが、ヨセフィンを押していけない。判定は30-28、30-28、30-28の3-0でヨセフィン。女子トップファイターの実力を見せた。
ヨセフィンのリング上でのコメント
「応援ありがとうございます。この気持ちを言葉で表せないぐらいです。日本が本当にすごく好きです。ファン、会場も好きなので、今日は本当に嬉しいです。KANA選手も言っていますが、K-1のリングで女子のトーナメントを私からもお願いしたいです。日本人女子ファイターに機会を与えてほしいです。そして世界中の女子が集まったK-1のリングでチャンピオンになりたいです」
■試合後のヨセフィン・ノットソンのコメント
「(試合を振り返って?)勝ててうれしいです。ただ、納得いく試合ではなかったです。雑な試合運びになりました。相手については前に出てくるけど、雑な印象を持っていました。(トーナメント開催については?)すぐにでも実現してほしいです。世界には参加資格のあるすばらしい選手がいると思います。(ファンへのメッセージ)応援ありがとうございます。海外で試合するのはプレッシャーになりますが、応援が心強いです。また日本で試合できるのを楽しみにしています」
■試合後の壽美のコメント
「(試合を振り返って?)自分の思うようになかなか攻撃が出せなくて、すごくやりづらかったです。(対戦相手の印象は?)自分が前にいきたいのを、うまく阻止されてしまって。蹴り技や、自分にはない攻撃をすごく出されてしまったなと思います。(今後の目標は?)もう負けたくないので、この負けをしっかり受け止めて。絶対にリベンジしたいので、もっともっと考えてがんばります」
1R、サウスポーのRUIにK-Jeeが右ローを飛ばしてスタート。距離を詰めんとするK-Jeeだが、RUIはバックステップして下がり前蹴りを飛ばす。K-Jeeをうまく懐に入れないRUI。逆に前蹴りを放ちながら前に出て、K-Jeeをロープに追い詰めていく。だが、K-Jeeも跳び前蹴りからラフな攻勢で前に出返す。RUIがそれでも出てくるとロープを背にしながら右ストレートをヒット。しかしラウンド終盤はRUIも得意のヒザをK-Jeeのボディに突き刺す。
2R、RUIの右ジャブに左フックを合わせ、K-Jeeは前に出る。だがRUIは右手でのプッシング、右フックでやはりK-Jeeを懐に入れさせない。しかしここでK-Jeeがカウンターの右ストレートから左ストレートを決め、さらに左ストレートを追撃してダウンを奪取。立ち上がったRUIにK-Jeeは右ヒザから、右ハイ、右ストレート、左フックと繋いて再び倒し、弟分のRUIを打ち倒してタイトルをものにした。
K-Jeeのマイク
「今日はみなさんありがとうございます。(ベルトを腰にして)似合うかな、これ。でもK-1のベルトの方がカッコいいし、すぐ獲りに行きます。いま九州の選手が育っていて、元は俺もRUIもSATORU成合選手も瓦田脩二選手も同じジムで練習していました。いま九州の格闘技のレベルが上がっていて、ファンも増えています。来年、この勢いをさらに盛り上げてK-1福岡大会、是非やりましょう。先週、愛鷹選手がチャンピオンのカリミアン選手を倒して、かなりシビれました。愛鷹選手とは1勝1敗で決着ついてないんで、一緒に愛知を盛り上げてもいいじゃないかと思ってます。よろしくお願いします」
■試合後のK-Jeeのコメント
「(試合を振り返って?)無事に勝ててよかった、それだけですね。(想定どおり?)そうですね。コンビネーションとか細かいパンチ当てようと思ったら距離が遠くて。自分のやりたいことができなかったです。大きいのを狙っていくしかないなって感じでした。ヒザ蹴りを空振りさせて、そこを狙っていってという感じですね。(ベルトは?)まだまだ、クルーザー級のベルトはレベルが低いので。選手たちが価値を上げないと、いいベルトにならないと思うので。(RUI選手がマイクが下手と言っていたが?)勉強しときます(苦笑)。(クルーザーでやりたいのは?)海外選手を増やしたいですね。呼ばないとまずいぞってくらい、日本人でがんばっていきたいです。(今後の目標は?)倒すだけじゃなく、技術的なところもアピールしていきたいと思います。クルーザーは倒れるというのは3試合して証明できたと思うので。個人の成長と階級の成長を楽しんでもらえるといいと思います」
■試合後のRUIのコメント
「(試合を振り返って?)だんだん記憶が戻ってきて。うまくやられたなという感じですね。警戒してたパンチをモロにもらってしまったというか。そこですね、敗因は。1Rの立ち上がりは僕のほうが圧力をかけてましたし、相手がいやがってるのはわかりました。2Rになって、いききれないのが自分の弱さですね。もっともっと練習して、自分のものにしていかないとなって思います。(感慨深さは感じた?)向かい合ったとき、お互い目は合わせてないですね。お互いに目を合わせると、いけるとこいけなくなっちゃうのかなって、正直感じました。K-Jeeさんと戦えてよかったです。悔しいですけど。ただ、試合後のマイクはへたくそだなと思いました(笑)。またやり返して、僕がK-1福岡を宣言したいと思います。(ファンにメッセージを)期待を裏切ってしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいです。もっともっとがんばっていきます」
1R、鈴木はサウスポーから得意とする左ミドルを連続で飛ばしていく。左右田は左ローを入れつつ、身を引いて鈴木の左ミドルをかわしていく。鈴木は右ローを入れた後で左ハイを放ってヒット。上・中・下と蹴り分けることで左右田のディフェンスをかく乱する。この蹴りに止められ左右田は間合いを詰められない。しかし鈴木が前に来たところで右ストレートをヒット。鈴木は左ミドルだけでなく、右ローも多用して当てていく。
2R、鈴木はやはり右ロー、左ミドルを当てながら試合を展開する。左右田は左回りしながら右フック、左フックを振るっていく。鈴木は変わらず蹴り続けるが、左右田も左ボディ、右ストレートとヒットが目立ってくる。だが鈴木は蹴りの数が落ちない。左右田は右ボディストレートから左フック。鈴木はボディが効いてきたか、蹴りの本数と威力が落ちてくる。すると左右田は圧力を増し、顔へのパンチからさらにボディに連打を繋ぐ。鈴木の左ハイを左右田は空振りさせていく。
3R、左右田は左ロー、ジャブを当て、鈴木の左ハイは空振りさせながら打ち合いの距離に持ち込む。左右田は右ミドルを入れ、鈴木の左ミドルを受けてもすぐに右クロス、右ボディアッパーと反撃する。だが、鈴木もここが勝負所と見たか、左ヒザ、左ストレートと激しく左右田に応戦する。ここは左右田の圧力が上回り、鈴木をロープとコーナーに詰め、ショートパンチを繋げる。左右田はパンチだけでなくヒザ蹴りも使って効果を上げる。左右田は前進を落とさず、鈴木を下がらせて3Rを終える。判定は29-29、29-29、29-29でドロー。延長戦に突入となる。
延長R、左ミドルを蹴っていかんとする鈴木だが、左右田は逆にそれをさせじと距離を詰め、接近戦で右クロス・左フック・右アッパーと放っていく。鈴木は近い距離ではヒザ蹴り。レフェリーがブレークして両者を分けると、左右田はすぐに間合いを詰めてやはりショートのパンチを狙っていく。鈴木はプッシングしての左ミドル、あるいは近い距離からヒザを放つが、左右田もヒザを返し、ボディから顔にフックを走らせる。鈴木はヒザと左右のパンチで左右田を押していく。左右田も残り時間が少ない中、ボディアッパーからフックとパンチの回転を止めずに試合を終える。判定は10-9、10-9、10-9の3-0で鈴木。苦しみながらも初防衛を成し遂げた。
鈴木のマイク
「今日は応援ありがとうございました。今回は勝つっていうより左右田選手に挑戦する気持ちが多過ぎて、終わってのコメントとか考えていませんでした。対戦してくれた左右田選手ありがとうございました。今まで対戦した選手とは全然違くて、根性とかすごい伝わってきました。こんなに顔がボコボコになったの初めてです。これで自分もファイターだって胸を張って言えるようになったと思います。ベルトを獲ってからがスタートだと思っていて、これから自分の第2章が始まるのでよろしくお願いします」
■試合後の鈴木勇人のコメント
「(試合を振り返って?)強かったです。あと、顔が痛いです。(接戦になると思ってた?)全部予定どおりの展開でした。あの展開になれば負けないと思ってたので。最後は気持ちの戦いだと思ってました。いつもなら1R取って押し切れると思ったんですけど、左右田さんに巻き返されて。強かったですね。(左右田が「これで終わり」と発言していたが?)左右田さんの気持ちをついで、K-1のベルトを絶対に取ります。ここをしっかりと勝ったことで、ファイターですって胸張って言えると思うので、大きい自信になりました。(戦いたい相手は?)誰でもいいです。用意された相手に挑戦して、一個一個クリアしたいですね。(もともと左右田とは知り合いだった?)そうなんですよ、共通の知り合いもいて。二年前から左右田さんと交流があって。左右田さんはすごくいい方で、本当に尊敬してました。でも、勝負事は自分が蹴落としていかなければいけないので。左右田さんの意思をついで上に上がります。KRUSHの絶対王者になって、なおかつK-1のベルトを取りにいきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」
■試合後の左右田泰臣のコメント
「(試合を振り返って?)すごい気持ちいい試合ができました。(本戦と延長は取れたと思った?)延長は取られたと思いました。本戦が取れてたらなというのはありますね。悔しいというよりも、出し切ってスッキリしました。鈴木勇人というチャンピオンが相手だったからなのか。(対戦相手の印象は?)しんどい試合になるのは予想してましたけど、ここまでとは思わなかったですね。僕は鈴木勇人という人間がすごく好きで、ちょこちょこ会ったりしてたんですよね。試合が決まる前とか。たまたま、行きつけの銭湯が一緒だったり。彼がジムに来たときに、僕がミットを持ったりもしてたので。だから、スッキリした気持ちなのかなって思いますね。(試合後の会話は?)ざけんじゃねえよ、何勝ってんだよって言いましたね(笑)。(最後、マスクを被る余裕はなかった?)もう、終わりですね。だから、最後にみんなに挨拶しようと思って。そんな感じですね。(ファンへのメッセージを)いままで応援してくださったみなさん、ありがとうございました。K-1 JAPAN GROUPで5年、凄く楽しめたし、最高の思い出になりました。プロになって10年、いろんなことがありましたが、中身の濃かった10年だと思います。K-1 JAPAN GROUPは続いていくので、楽しんでいただければと思います」
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