大会情報

  • 日程 2016年07月18日(月)
  • 会場 後楽園ホール
  • 観衆

    1,950人(超満員札止め)

  • 開催日時概要

    (17:00開場/17:15オープニングファイト開始)

    大会概要

    対戦カード

    オープニングファイト第1試合◎Krush女子 -47kg契約/2分3R


    平岡 琴 Hiraoka Koto

    オープニングファイト第1試合◎Krush女子 -47kg契約/2分3R

    • ●
    • KO
      • 1R 0分43秒
    • ×
    x

    松井 ゆかり Matsui Yukari

     両者オーソドックス。勢いよく前に出る平岡は右ストレート、右クロスを繰り出してヒット。被弾した松井は後退ベースとなってしまい、平岡はさらに左右のストレート連打から左ミドル。平岡はさらに左ミドルでボディをとらえ、松井はこれにダウン。10カウントの間に立ち上がれず、平岡が3戦目にして初勝利を飾った。

    オープニングファイト第2試合◎Krush -70kg Fight/3分3R


    神保 克哉 Jinbo Katsuya

    オープニングファイト第2試合◎Krush -70kg Fight/3分3R

    • ●
    • KO
      • 2R 2分37秒
    • ×
    x

    和島 大海 Wajima Hiromi

     オーソドックスの神保にサウスポーの和島。まず和島が伸びのある左ストレートでダウンを先取するが、立ち上がった神保は右ストレートから左フックと反撃。しかし和島も左ストレート、右フックと打ち返す。あらに左ストレートで迫る和島だが、ここで神保が右ストレートを突き刺しダウンを取り返す。立ち上がるも足がフラつく和島。両者1回ずつのダウンとなり、距離が合うかさらに打ち合う。和島が左ミドル、左ヒザを決めれば、神保は右フックを決める。

     2R、和島は距離を取って左ストレート、ボディへのヒザ、左ミドルと攻める。そこから前に出ていくが、ここで神保の右ストレートがカウンターでとらえる。和島に出血が見られドクターチェックが行われるも再開。和島は勢いを落とさず左ストレートからの右フックで神保をとらえ、コーナー際で左ストレートを決め神保をダウンさせる。立ち上がった神保に和島は左ストレート、右フックの連打で襲い掛かり、これで足の止まった神保を見てレフェリーが試合を止めた。

    オープニングファイト第3試合◎Krush HEAVYWEIGHT Fight/3分3R


    訓 -NORI- Nori

    オープニングファイト第3試合◎Krush HEAVYWEIGHT Fight/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        27:29/28:30/27:30
    • ×
    x

    工藤 勇樹 Kudo Yuki

     体の厚みを感じさせる訓に対し、工藤は離れた位置から踏み込んで右ストレートをボディ、顔と振るっていく。後ろ回し蹴りも見せる工藤にやや後手となる訓。しかし接近戦では訓の左フックがとらえる。工藤がこの左フックに転倒する場面も見られたが、レフェリーはスリップと見てダウンを取らず。

     2R、偶発性のバッティングが見られ、工藤は左目の上から出血する。ドクターチェックが行われるも再開。訓は次第に体の圧力を生かして前に出ていく。しかしそこを工藤の右クロスがカウンターでとらえ、訓の腰が一瞬落ちる。だが、訓はこれで弱気にならず打ち返し、左フックで工藤をとらえていく。後ろ回し蹴りをボディに入れる工藤だが、訓は下がらず、左フックと右ストレートを振るって工藤に迫る。訓は工藤の右ストレートを浴びても下がらず前に出る。

     3R、圧力を生かした攻めを展開するようになった訓だが、工藤も距離を開けて後ろ回し蹴り。そして右ストレートを訓の顔・ボディに打ち分ける。だが、訓は被弾があっても止まらず、左フックと右ストレートで工藤を襲う。訓を追わせた工藤は距離を作り、訓が入って来るところにタイミングを合わせて右ストレートのカウンター。これで訓に片膝をつかせてダウンを奪取。さらにその後も左フック、右ストレート、ボディへの後ろ回し蹴り、右クロスとヒットを重ねて試合を終える。

     判定は29-27、30-28、30-27の3-0で工藤。3Rにダウンを奪い勝利を決定づけた。

    第1試合◎Krush -65kg Fight/3分3R


    松下 大紀 Matsushita Daiki

    第1試合◎Krush -65kg Fight/3分3R

    • ●
    • KO
      • 2R 3分3秒
    • ×
    x

    篠原 悠人 Shinohara Yuto

     試合前、両者は額をつけて激しく視殺戦を展開。松下が右ストレートをオープニングヒットするが、篠原は右ボディフックから左フックを当て、さらに左右連打からボディへのヒザと攻勢。しかし松下もガードして耐え、右ストレートを返す。ジャブから繋いだ左フックでとらえた篠原だが、やや攻め疲れが見られる。ジャブを突いて距離を取る篠原に対し、松下は前に出て右クロスでとらえ篠原の鼻柱を赤くさせる。なおも篠原がジャブを放つと松下はこの打ち終わりに右ストレートをリターン。しかし篠原の左フックもとらえる。だが松下は被弾してもプレッシャーを弱めない。

     2R、上背で勝る松下は相打ち覚悟といった様子でパンチを繰り出していき、打ち下ろしの右ストレート、篠原がボディフックを放った直後の右ストレートと当てて効かせ、さらに右ミドルでも篠原のボディをとらえ失速を呼ぶ。詰めてくる松下をプッシングする篠原だが、力を欠く。フットワークで逃れるが、松下はすぐに詰めて来て、ガードの上からでもヒザを打ち込み篠原を削る。松下は左右ストレートを連打し、これで篠原を打ち倒す。立ち上がった篠原はガードから右アッパー、左フックと打ち返すが、松下は空を切らせ、ロープに詰めて左ヒザを連打。ダウンを喫した篠原は何とか立ち上がるもレフェリーは試合をストップした。

    ■松下大紀選手の試合後のコメント
    「(試合の感想は?)とりあえず、KOで勝つことができたのでうれしいですね。1R目はやられちゃったんですけど、勝てたのでホッとしてます。(次の目標は?)僕は『アイツとやりたい』とか言えるような選手なので、次に組まれた試合を勝っていきたいです。全部勝っていけば、自ずとチャンピオンになれると思うので」

    第2試合◎Krush -55kg Fight/3分3R


    結城 将人 Yuki Masato

    第2試合◎Krush -55kg Fight/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        26:30/26:30/26:30
    • ×
    x

    江川 優生 Egawa Yuki

     両者オーソドックスでまずはローを中心とした展開で探り合う。上背では劣る結城だが、先手でパンチからローを繋いでリズムを作る。しかし江川は結城のパンチの合間に左フックをカウンターで打ち込み、さらに右アッパーでもとらえ、これで結城がフラつきスタンディングダウンが宣せられる。再開すると、江川はさらに左フックを打ち込み、ロープの間から頭が出そうになった結城は2度目のダウンとなる。

     2R、江川は左右ボディフックから顔へ返す左フック、跳びヒザ、右フックとこのラウンド勢いを増し、結城をロープ・コーナーに詰めて攻め立てる。ボディストレートから左フックと振るって形成逆転を図る結城だが、江川はディフェンスもしっかりしておりクリーンヒットを許さない。左右アッパー、フックと結城に付け入らせない。

     3R、2度ダウンを奪われている結城は前に出るが、左フックが相打ちとなりこれを制したのは江川。逆に距離を詰めて打ち合いに臨む江川はブロッキング、パリーと結城のパンチをに対処してから右ストレート、アッパーと振るう。そして左アッパーを決め結城をのけぞらせる。結城も望むところと打ち合いに応じるが、江川はブロックが堅固で崩れない。左フックを結城に打ち込む。それでも結城は右ストレート、左フック、右ストレートと振るって江川を後退させて試合を終える。

     判定は3者30-26で江川。初回に2度のダウンを奪って勝利し、無敗を守った。

    ■江川優生選手の試合後のコメント
    「(試合の感想は?)1R目に倒せると思ったんですけど、結城選手はしぶとくて。あと30秒あればいけるかなとは思いましたね。でも、一度右をもらっちゃって、一瞬目が見えなくなって。あれはやられました。(今後の目標は?)このまま勝ち続けられればと思います、ベルトを獲るまで」

    第3試合◎Krush -70kg Fight/3分3R


    廣野 祐 Hirono Yu

    第3試合◎Krush -70kg Fight/3分3R

    • ●
    • KO
      • 3R 0分58秒
    • ×
    x

    秋元 和也 Akimoto Kazuya

     サウスポーの廣野にオーソドックスの秋元。秋元は左フックからボディへのヒザ、さらに跳びヒザ。勢いのある秋元だがしかし廣野はこれに動揺せず、秋元を押し返して左インロー、ボディアッパーと入れる。だが秋元は前に出る勢いを落とさない。廣野もボディに左ヒザを入れて応戦する。両者押し合いの展開となり、フィジカル合戦の様相を呈する。

     2R、廣野が逆に前へ出て秋元を押して行かんとするが、秋元は押し負けない。しかし、そこへ廣野のストレートがヒット。続けて廣野はボディへのヒザも打ち込む。強靭な肉体と馬力を見せる秋元だが、次第に廣野が攻撃の精度を増してくる。ボディにパンチをまとめ秋元の失速を呼ぶ。秋元には相手を掴む反則でレフェリーから口頭注意が出される。左右フックを振り回す秋元だが、疲労で足が定まらない場面も。

     3R、依然前に出る秋元だが、廣野はこれかわしパンチとボディへのヒザを打ち込む。さらに右ストレートを当てると秋元は疲労困憊となったかダウン。タフな馬力合戦を制し廣野がKO勝ちを果たした。

    ■廣野祐選手の試合後のコメント
    「(試合の感想は?)ああいう頭から突っ込んでくるので、ちょっとやりづらかったというか。前に出てくるのは想定済みだったんですけど、ああいう感じなんだなって。まあ、最低限勝てたので、とりあえず次ですね。(今回、約4年ぶりのKrushだったが?)新鮮でしたね、後楽園も久しぶりで。緊張感含め、楽しめました。(今後の目標は?)デビュー前から変わっていないですけど、世界一になりたいので、もっと説得力のある勝ち方をしたいです。明後日くらいからまた練習して、誰が相手でも関係ないというのを見せていきたいですね」

    第4試合◎Krush -65kg Fight/3分3R


    中澤 純 Nakazawa Jun

    第4試合◎Krush -65kg Fight/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:27/30:27/30:27
    • ×
    x

    南野 卓幸 Minamino Takayuki

     2倍以上のキャリアを持つ中澤は南野にプレッシャーを掛けていき右ローを打ち込む。南野は左へフットワークしてリングを回る。そして中澤のローにジャブ・右ストレートを飛ばして対抗する。右にフットワークを変えた南野は鋭い左ボディフックでも中澤をとらえる。

     2R、南野はやはり中澤のプレッシャーを避けるようにフットワークで回る。中澤は右ローに加え、このラウンド左フックと左ミドルのヒットを上げる。南野は連打をまとめるのだが中澤のガードの上。中澤はジャブ・右ストレートなど被弾があっても下がらず、右ロー・左フックと逆に南野に当てる。

     3R、中澤はグローブを叩き合わせるフェイントから左フックをヒット。南野が同じ攻撃を返してもこれを当てさせず、このラウンドも変わらず南野を追いつめる。そして南野のハイキックをもらうもこれを意に介さず、逆に左ボディフック連打、続けての左フックで追い込み、そして遂に左フックで南野の頭部をを刈り取るようにとらえてダウンを奪取。吠えた中澤はフィニッシュに向かうが、ここで攻撃が掴みからのパンチとなってしまいレフェリーに注意を受ける。フラフラの南野であったが何とかラウンドいっぱい持ちこたえ、KOは免れ試合を終える

     判定は30-27、30-27、30-27で中澤。20歳の南野を退け力を見せた。

    ■中澤純選手の試合後のコメント
    「(試合の感想は?)疲れました! 相手はアマチュアからやっている選手なので、打ち合いのリズムというものが僕よりうまくて、ヤベーかなと思った瞬間もありました。(今後の目標は?)もちろん-65kg級のベルトですね! やるからには上を目指さないといけないので」

    第5試合◎Krush -58kg Fight/3分3R・延長1R


    神戸 翔太 Kanbe Shota

    第5試合◎Krush -58kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:28/30:28/30:27
    • ×
    x

    佐野 天馬 Sano Tenma

     オーソドックスの神戸だがサウスポーにも構えを変えローを入れていく。右ミドルも入れプレッシャーを掛けていくのは神戸。神戸は独特の軌道で放つ右ボディフック、右フックでも佐野を襲い、グローブでこれをブロックする佐野だがコーナーに詰められ押されている印象。しかし神戸が連打を集めてくるその合間に左右フックをショートで返す。

     2R、右ボディフック、右ローと神戸が前に出る。佐野はこの出足を止めんと右ローを入れ、神戸が入ってくるところに左フック、ボディへのヒザを放つ。神戸を押し返して右ローを入れ、フットワークで距離を作る佐野。しかし接近戦の打ち合いでは神戸のパンチの精度が勝り、右クロス、左フックと佐野をとらえる。

     3R、神戸は近距離での打ち合いは優位と見たかパンチ合戦を挑む。これに対し佐野は距離を開けて左ミドル、右ローと放つのだが、神戸はすぐ間合いを詰めて、角度を変えた右クロスと右ストレート、そして左フックの上下打ちと佐野に鼻からの出血を呼ぶ。佐野は右ロー、左ミドルからの左フックで神戸をフラつかせるが、神戸は倍返しとばかりに左フックと右ストレートで逆襲し試合を終える。

     判定は30-28、30-28、30-27の3-0で神戸。この階級トップの実力を見せ佐野を退けた。

    ■神戸翔太選手の試合後のコメント
    「(試合の感想は?)勝ててよかったですけど、この内容じゃ先はないなと思いました。(オランダの武者修行の成果は?)細かい部分では出ていたところはありましたけど、オランダから帰ってきて1カ月は経ってしまったので(苦笑)。今度は帰ってから、すぐに試合をやれれば。(今後の目標は?)小澤(海斗)のことをチャンピオンだとは思っていないので、もう一度やらせてもらいたいです。もう一度、チャンピオンになるチャンスがほしいですね」

    第6試合◎Krush -60kg Fight/3分3R・延長1R


    明戸 仁志 Aketo Hitoshi

    第6試合◎Krush -60kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        28:29/28:29/27:30
    • ×
    x

    郷州 征宜 Goshu Masanobu

     ジャブ、左フックからの右ストレートとパワフルなパンチで打って出る明戸。しかし郷州はこれをしっかりガードし、逆にコーナーまで明戸を押して出るとボディへのヒザを交えた連打で対抗する。さらに前に出んとする郷州だが、ここで明戸は左フックをタイミングよく見舞い郷州をフラつかせる。しかし郷州はすぐ体勢を立て直して前進ファイトを展開する。手数で上回る郷州。

     2R、離れた間合いから威力ある右ストレート、右ローを打ちつけていく明戸だが、郷州は直撃させず、逆にアッパー・フックを交えた4連打から右ローと攻撃を明戸に見舞う。試合は我慢比べの様相も呈するが、郷州の左ボディフックと右ローに明戸はダメージが見え始める。

     3R、開始とともに明戸は前に出てフック・アッパーからローを繋ぐが、郷州はこの攻めをしのぐと右ロー、左ボディ、ショートのアッパーと盛り返して押していく。郷州の左ボディがとらえると顔がゆがむ明戸。明戸もブロックでビッグヒットを避けるが、郷州は最後までスタミナを切らさず右アッパー、左フックと明戸を襲い試合を終える。

     判定は29-28、30-28、30-27の3-0で郷州。強打の明戸に手数とスタミナで勝利した。

    ■郷州征宣選手の試合後のコメント
    「(試合の感想は?)いままで練習してきたことが出せてよかったです。でも、まだ出し切れていないので、これからも100\\%出し切れるように練習します(今後の目標は?)いま、Krsuhaの-60kg級王座が空位なので、王者決定トーナメントに出してもらえれば、絶対に盛り上げてベルトを獲ります。期待してください」

    第7試合◎Krush -60kg Fight/3分3R・延長1R


    大沢 文也 Osawa Fumiya

    第7試合◎Krush -60kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 延長判定
      • 3-0
        10:9/10:9/10:9
    • ×
    x

    原田 ヨシキ Harada Yoshiki

     -60㎏のテクニシャン大沢とMMAファイター原田は試合前にツイッターを通じて舌戦を展開。大沢が技術で翻弄するか、原田がMMA由来のパワーとフィジカルを見せるのか。

     両者は試合前、レフェリーからの注意の際にグローブを合わせてクリーンにスタート。オーソドックスの大沢の周囲を原田はフットワークで回る。左インローの原田に大沢は右ローを返す。そして右ローでフェイントしての左フックを大沢は原田にヒット。原田が左ストレートから連打をまとめると、しかし大沢はガードを固め落ち着いてヒットを許さない。

     2R、大沢は前に出て距離を詰めると右ローから力を込めた左フックと右ストレートで襲う。しかし原田はこれを柔らかなボディワークでかわす。右ローを当てつつ迫っていく大沢。しかし大沢が左フックで踏み込んだところへ原田はショートストレートをカウンター。だがスピードで上回る大沢は踏み込んでの左ストレート、左フック、右ローと徐々にヒットの数を上げていく。

     3R、パワフルなパンチをフック、ストレートと振るう原田だが、大沢はよく見えておりブロックしてこれを当てさせない。原田の動きも見えてきたか、手が落ちているところを見逃さずに右ストレートを当て、原田が連打をまとめてくるとやはりブロックして弾く。原田が前蹴りを打ち込んでも両手を広げて効いてないぞとアピールし、原田をスリップさせるとどうしたとばかり腰に両手を当てる。大沢は原田のパンチをブロックしつつ、最後まで翻弄するかのように振る舞い試合を終える。

     判定は30-29(大沢)、29-29、29-29で大沢に1票入るもドロー。延長戦に突入となる。

     EXR、意気込みを見せ前に出る原田のミドルとローを大沢はかわし当てさせない。距離を作って原田に打たせ、逆にこれをかわして大沢は右ストレートを巧打する。原田はこの右ストレートを受け一瞬のけぞるが、すぐにまた連打に入る。しかし大沢は再びカウンターの右ストレートをヒット。両者打ち合うもクリーンヒットは得られず終了となる。ゴングが鳴ると両手を広げた大沢に対しうなだれた原田と両者の様子は分かれる。

     判定は3者10-9で大沢。大沢から原田に声を掛け、両者は遺恨なく分かれた。

    ■大沢文也選手の試合後のコメント
    「(試合の感想は?)メッチャ、しょっぱい試合でしたね。試合前に緊張して。絶対に負けられないなと思っていたので、ちょっと弱い気持ちが出ちゃいましたね。(年内に-60kg級のトーナメントが開催予定だが?)そうなんですか? 知らなかったです(笑)。こんなつまんない試合しちゃいましたけど、出られますかね?(苦笑)(今後の目標は?)K-1のトーナメントに出た選手を、一人ずつ倒していきます。まあ、まずはKrushのベルトですね、すぐに追いつくので待っていてください」

    セミファイナル(第8試合)◎スーパーファイト/-67.5kg契約/3分3R・延長1R


    牧平 圭太 Makihira Keita

    セミファイナル(第8試合)◎スーパーファイト/-67.5kg契約/3分3R・延長1R

    • ●
    • 延長判定
      • 1-2
        10:9/9:10/9:10
    • ×
    x

    山際 和希 Yamagiwa Kazuki

     王座奪還へ動き出す-67㎏前王者の牧平と、8連勝と波に乗るBigbang王者・山際による今後の-67㎏戦線を占う一戦。

     サウスポーの牧平は山際に左インローを当てて先制。その後も左ローを立て続けに当て、山際の左内股・右足外側を変色させる。山際も重みある右ミドルを打ち込むのだが、牧平はすぐ左ローをリターン。ラウンド後半、牧平は前蹴り、ハイキックも飛ばしていく。

     2R、山際は右ロー、右ミドルで向かうが、山際に対し体の大きさが際立つ牧平は蹴りを受けてもすぐ左ミドル・ローを返す。牧平の左ローの返しを警戒しつつ右ミドルを打ち込んでいく山際。しかし途中で山際の蹴りがローブローとなってしまい一時中断。再開すると前に出る牧平だがホールディングとなってしまいレフェリーから注意を受ける。

     3R,牧平は左、山際は右で両者蹴り合いを続行。牧平は左右ストレートから入り、そこから左ローに繋げる。しかし、最終ラウンドは両者もつれてホールディングが多くなり、牧平、山際の順にレフェリーから注意を受ける。山際は右ミドルで牧平の左わき腹を変色させ、右ストレート、右ローで応戦。牧平も最後まで左ミドル、左ローを放って終了。

     判定は29-28(山際)、29-29、29-29で山際に1票入るもドロー。延長戦に突入となる。

     EXR、意気込みを見せ前に出る牧平。そして左ローを浴びせていくが、山際も右ミドルを着実に返していく。山際は後半を狙う作戦か。牧平の左ローに右ストレートを合わせた山際は、右ローで牧平のバランスを崩して転倒させる。山際、牧平の順で両者ストレートを当て合う。牧平は大技の跳びヒザを見せるがヒットならず、逆に山際は左フック、右ストレートとパンチを当てて終了。

     判定は10-9(牧平)、10-9(山際)、10-9(山際)の2-1で山際。計4Rに及んだタフな蹴り合いを制しタイトル戦線にアピールした。

    ■山際和希選手の試合後のコメント
    「(約3年ぶりのKrushだったが?)お客さんも満杯で、演出も凄く凝っていて、気持ちよかったですね。(相手もキックが得意なファイターだったが、やりづらさはあった?)いえ。僕は蹴りvs蹴りも得意なので、やりづらさはまったくなかったです。ただ、ラウンド後半、相手がセコンドに印象が悪いのを指摘されたのか、けっこう前に出てこられたのは、ちょっと疲れましたね。(次の目標は?)K-1にぜひ、出撃させていただきたいと思っています。来年、67.5もできますし、僕は65.0でも落ちますので、ぜひチャンスがをいただきたいな、と。あと、目標としているKrush-67kg級のタイトルにも、ぜひ挑戦させていただきたいです」

    ■牧原圭太選手の試合後のコメント
    「(約半年ぶりの復帰戦の感想は?)賢くやられたという感じで、自分の武器の使いかたに関して、下手さが出たなって感じでしたね。(相手にやりづらさは?)やりづらさもありましたけど、今回は自分が甘かったですね。(今後の目標は?)まず、自分の武器を試合でしっかり出せるとのが目標かな、と。しっかり、ゆっくりと今後のことを考えて。自分の気持ちを整理して、また試合をしようと思います」

    ダブルメインイベント第1試合(第9試合)◎Krush女子タイトルマッチ/3分3R・延長1R


    KANA Kana

    ダブルメインイベント第1試合(第9試合)◎Krush女子タイトルマッチ/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 2-1
        30:28/28:29/29:28
    • ×
    x

    グレイシャア亜紀 Gracyer Aki

     わずか4戦でKrush王者に上り詰めた“クラッシャー・クイーン”と、実にその10倍の40戦という戦績を持つグレイシャアによる女子タイトルマッチ。

     KANAは左のミドルから入り、その後も右ミドル、ジャブ、左アッパー、右クロスと積極的に攻めていく。しかしグレイシャアも右ロー、前蹴りを返し、右クロスをヒット。だがKANAはこれでリズムを崩さず、ワンツーからの左ボディ、右クロスとヒットを上げ、バックブロー、左ハイと大技でグレイシャアを脅かす。しかしグレイシャアも左ボディを返して応戦。KANAが右ローを入れればグレイシャアも右ローを返しと意地の張り合いが展開されるが、ラウンド最後はKANAが接近戦で左右ボディフックをまとめて自軍コーナーに帰る。

     2R、KANAが圧力を発して襲い掛かるが、グレイシャアも打ち合いの中でインサイドからの右ストレートでとらえる。続いて右アッパー。グレイシャアが出てくるとKANAはステップバックして踏み込んでくるその足に右ローをヒット。右ボディブロー、右ローと巧み試合運びを見せるKANA。しかしグレイシャアも左ボディから右ローを打ち込みまだ均衡は破られず保たれたまま。KANAは後ろ回し蹴り、右アッパーと攻撃がワンパターンにならない。前回紅絹からダウンを奪った左ハイも見せる。グレイシャアはボディへのヒザを見せるが、KANAは右クロス、右ロー、右フック、そしてバックブローと攻撃をまとめる。だが、グレイシャアはこれに下がらず、逆に前に出てKANAを押していく。そしてヒザとボディフックでボディを効かせ、右ストレートもKANAに浴びせていく。

     3R、グレイシャアは間合いを詰めて右ストレート、バックブロー。上背で劣るグレイシャアだが、KANAを押し下がらせていく。KANAはローを浴びせるが、グレイシャアは足を跳ね上げられながらも下がらない。ここが勝負と見たか、KANAは激しい左右の連打からハイキック。だが、グレイシャアはこのラッシュをこらえると2Rのようにボディへのヒザを打ち込み、再び前進。KANAはこれを止めんと後ろ回し蹴りを放つのだが、腹が効いているか、ややパワーが落ちている印象。それでもスタミナを発揮して連打を見せる。

     判定は30-28(KANA)、29-28(グレイシャア)、29-28(KANA)の2-1でKANA。レジェンド・グレイシャアに苦しんだが退け初防衛を成し遂げた。

    KANAのマイク
    「KOできなくてつまらない試合をしてしまいすみませんでした。でも、みんなの応援のおかげで接戦でしたが勝つことができました。たくさん応援してくれたみんな、ありがとうございました。自分の実力はまだまだですが、これまで盛り上がらなかった女子格闘技をもっともっと強くなって引っ張っていきます。まだまだ強くなるので応援お願いします」

    ■KANA選手の試合後のコメント
    「(試合の感想は?)今日はKOで勝つことが目標だったのに判定までいってしまって、課題がたくさん残った試合だなと思いました。(相手の印象は?)やっぱり自分の弱点をついてきたので、こちらのいいところを消されて、そこは相手のよさが目立ったなって思いました。(今後の目標は?)まだまだ、経験も浅いんですけど、もっともっと実績を積んで女子格闘技を盛り上げて、K-1の舞台でも女子のカードを組んでもらえるように、強くなっていきます」

    ■グレイシャア選手の試合後のコメント
    「(試合の感想は?)ひさびさにこんなに打ち合うっていう試合をしたので、疲れました。チャンピオンの気持ちの強さを感じましたし、前回の試合(4.10後楽園・vs紅絹)よりも力が上がっているというのを、身体で実感した試合でした。(今後の目標は?)若手を育てる(苦笑)。KANA選手に負けないような若手を育てたいなって思っています」

    ダブルメインイベント第2試合(第10試合)◎Krush -70kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R


    ジョーダン・ピケオー Jordann Pikeur

    ダブルメインイベント第2試合(第10試合)◎Krush -70kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 2R 2分42秒
    • ×
    x

    山崎 陽一 Yamazaki Yoichi

     佐藤嘉洋、渡部太基、中島弘貴と日本のトップファイターを立て続けに下しKrush王者となったピケオーに、K-1王者グレゴリアンに敗戦後、2連勝の山崎が挑む。

     山崎は右ローで先制するが、ピケオーはすぐリーチに優れた左右ストレートを伸ばして山崎をコーナーに追いつめる。そして右フック、右ロー、左フックと襲い掛かる。ボディに突き上げるヒザも鋭角で山崎をヒヤリとさせる。山崎はコーナーを背負って応戦を強いられ、右クロス、左ボディフックと返すが、ブロックしながらステップでピケオーから距離を取る。しかしピケオーはすぐにまた詰めてきて、左右ストレートから顔へのヒザ、そしてボディへのヒザと追撃を緩めない。顔が紅潮する山崎だが気持ちを折られず、ピケオーが入ってきたところに右クロスを見舞う。

     2R、ピケオーをロープに詰める山崎だが、ここでピケオーは左のストレートを打ち下ろし、山崎はこれに尻餅をついてダウン。ピケオーはフィニッシュを狙って攻撃のピッチを上げ、左フック、右ストレートと山崎を襲う。持ちこたえる山崎だが、ピケーはフック、アッパー、跳びヒザと山崎をコーナーに詰め攻め立てる。左右ボディフックを連打すると、ピケオーはそこからアッパーを突き立てる。場内は山崎に「陽一」コール。右目横から血を流しながら向かった山崎だが、ピケオーはさらに右アッパー、右フック、左右ストレートと攻撃を加え、山崎は前方に倒れ、ノックアウトとなった。

    ピケオーのマイク
    「まずスポンサーに感謝したいです。そして会場で応援してくれたみなさんにも感謝します。山崎選手ありがとうございました。すごく強い選手でした。ですが私は勝つために、KOするつもりで来ました。ベルトを守りましたが、K-1のベルトも取りたいと思っているのでチャンスを頂ければと思います。また日本に戻ってきて試合をしたいです」

    ■ジョーダン・ピケオー選手の試合後のコメント
    「(試合の感想は?)今回の試合は最初、リラックスして臨むことができた。序盤、相手の出してきたローが効いたが、カットしてパンチとヒザで試合を組み立てた。(対戦相手の印象は?)とくに効いたパンチはなかった。一度、観客が盛り上がったパンチがあったが、それも効かなかった。やはり、効いたのは最初のローだったが、こっちは距離を取ってカットして、あとはジャブをうまく利用して試合を運んだ。(今回はジャブを磨いてきた?)とくに練習してきたわけではなく、最初にいろいろなものを試してみて、その中で効果があったもので攻めていった。最初、左フックは不発に終わり、右フックも相手が距離を詰めてきたこともあり、効かなかった。その後、ジャブでダメージを与えることができたので、それで試合を組み立てていった。(山崎選手のガードの空いているところを突いていたイメージがあるが?)基本的にボディを狙っていきたかったが、彼が距離をつめてきたため、なかなか思いどおりにいかなかった。自分自身はアグレッシブにいきたかったが、彼がガードを固めて距離を詰めてきたので、それをプッシュすることに集中した。なぜか、レフェリーが自分に対してホールディングの注意をしてきたが、自分からやったつもりはない。今日はジャブが試合のすべてだと思っていた。彼に近づかせないようにしながら、ジャブを入れていった。(今回の勝利で、ベルトを防衛していく自信は深まった?)このベルトを引退まで守り続けるのが自分の仕事だと思っている。(ファンへのメッセージを)ファンのみなさん、ありがとうございます。応援が力になりました。自分はKrush-70kg級のチャンピオンだが、機会があればK-1のベルトにも挑戦したいと思っています」

    ■山崎陽一選手の試合後のコメント
    「(試合の感想は?)強かったですね、それだけです。(序盤はローの作戦だった?)そうですね。足と腹を崩して、上を狙おうかな、と。まあ、相手のパンチが重かったですね。ジャブがストレートみたいで。(今後については?)ちょっと休んで、また考えたいと思います。(ファンへのメッセージを)負けてしまったんですけど、応援してくれるかたには感謝しかないです。ありがとうございました」