9月26日(土)後楽園ホールで開催される「Krush.192」の[Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R]に出場する中島千博選手のインタビューを公開!
──中島選手は昨年から今年にかけて2連敗中という状況ですが、その中でどういうことを心がけて練習してきましたか?
中島 僕は試合中に、「倒したい」とか「KOしたい」とか、そういう欲が出ちゃうんですよね。で、そういうのが出ると、動きが変わっちゃって。最初のラウンドはパンチもらってなかったのが、そういう欲が出るとパンチをもらっちゃったりとかして、自分を制御できてないというか。そういうところに気をつけながら練習してました。今回はしっかり冷静に闘おうと思ってます。
──そもそもですが、中島選手は今回も7ヵ月ぶりの試合ですし、試合間隔が空くことが多いですよね。
中島 そうですね。ケガとかもちょっとはあるんですけど、POWER OF DREAM(以下POD)は選手もけっこう多くなってきていて、僕はPODではもともと選手じゃなくてトレーナーからスタートしているので、セコンドとかミット持ちとかがあって、ちょっと空いちゃったりということはありますね。
──どちらかというと、試合をガンガン入れるよりも、そちらを優先したいという考えなんですか?
中島 いや、ガンガンやりたいことはやりたいんですよ。でも、そういう都合でできないときもあるみたいな感じで。
──なるほど。今回はKrush後楽園で斗麗選手との対戦です。改めて、斗麗選手の印象は?
中島 たぶん、今までやってきた選手たちの中でも、うまさはいちばんあると思うんですよね。試合の駆け引きとか、技という点で。でも僕も技術で勝ってきたと思うので、どっちが上手なのかなという感じですね。
──一番警戒すべきと思っている点はどういうところですか?
中島 カーフキックがうまいですよね。そこに気をつけながら闘いたいと思います。
──自分としては、どう攻めてどう勝ちたいと思っていますか?
中島 今まで出してこなかった技をちょっと一つ出したりしたいんですよね。試合でそういう技を出すというのは、けっこう勇気がいることなので、そこを頑張ってやってみたいなと思っています。それが当たってKOできたらいいなと思いますけど、それが当たらなくても、判定になっても、しっかり勝ちだなと思われるようにしたいです。
──ということは、今まで出していなかった技の中で、「これが出せれば」というものがいくつか、具体的にあるんですか。
中島 はい。チャレンジしてみたいと思っているものはあります。もし当たってKOできれば、よく動画とかにある「KOシーン集」みたいなのに入ったりするんじゃないかなという感じです。
──では、それが出るかどうかもも楽しみなところですね。
中島 でも斗麗選手はうまいので、出そうと思っていても、出ないかもしれないですけど(笑)。
──Krushへの出場はちょうど3年ぶり、Krush王座の防衛戦以来ですね。久々のKrushで、気持ち的に違うところはありますか?
中島 気持ちは全然変わらないんですけど、3年ぶりだし、デビュー戦もKrushだったので、もう一回初心に戻りたいなと思っています。最初の頃は試合のたびにワクワクしてたんですよ。でも最近のK-1の試合では、どうしても「負けたくないな」とか「大丈夫かな」という気持ちが勝って、ちょっと守りがちになってしまっていたので、久々の後楽園で悔いなくいろいろやりたいなと思って、ワクワクしています。
──試合会場として後楽園ホールは好きですか?
中島 好きですよ。後楽園はやっぱり、独特ですよね。やっぱりずっと「格闘技の聖地」と言われているぐらいで、独特のオーラがありますよね。あと、お客さんの顔が近くで見れるというのもいいですよね。
──Krushに関しては最近、「もう一度ギラギラしたKrushらしさを」みたいな話題が出ることも多いですが、中島選手が思う「Krushらしさ」とは、どういうものですか?
中島 Krushは昔から「超破壊型格闘技」と言われているぐらいで、みんなKOを狙ってガンガン攻める感じで。僕も蹴りでガンガン行ったり、それで倒したりという感じだったんですけど、ここ最近は年齢もある程度来て、そういうのが試合でできてないなと思って。でもそれで倒しに行こうとしたりすると、自分のダメなところが出ちゃうので、難しいなと思ってます。
──年齢の話も出ましたが、PODは今、若い選手がたくさん出てきて活躍していますよね。石田龍大選手は残念でしたが、上遠野寧吾選手もチャンピオンになって。その中で中島選手は年齢もキャリアも上になっていますが、そういう点ではいかがですか?
中島 寧吾に関しては、小学生から僕が選手になる前から蹴り技を教えていたんですよ。だからちょっと、叔父さん目線の感覚ですね。「すごいなー、あんな小さかったのになー」みたいな(笑)。本当にうれしいし、僕も頑張らなきゃと思います。
──ですよね。
中島 若い子が増えてきて、僕もたまにケガとかで練習を一緒にできない時とかもあって。「もっと若い時はガンガン練習できてたのにな」とか、そういうのをちょっと最近考えるようになっちゃいましたね。
──練習ペースとかも考えながらやっていく次期ですよね。今回勝ったら、その先はどうしたいと思っていますか?
中島 この先にやりたいことは、横山朋哉選手と最終決着をつけたいというだけですね。今、僕が勝てていないので、横山選手はあんまり興味ないかもしれないんですけど、僕が初めて負けたのも横山選手だったし(2020年2月)、Krushの王座決定トーナメント決勝の相手が横山選手で、その時は僕が勝って(2022年1月)。その時からもう、「3回目は決着つけましょうね。次はK-1ですね」って、お互いに話してました。ベルトとかは別にどうでもいいので、3回目、どっちが強いかっていうのをシンプルにやりたいですね。
──今の状況で中島選手が勝ち上がって横山選手と対戦となったら、タイトルマッチにもなるでしょうしね。では最後に、改めて今回の試合への“決意”をいただけますか?
中島 宮田充プロデューサーが「また昔のKrushらしさを取り戻したい」って発言して、そこにこうして僕を選んでくれたのは、一つのメッセージだと思うので、それをしっかりやれるように当日、望みたいと思っています。
──分かりました。ありがとうございました!