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木村萌那「目が泳いでたんで勝ったなと」ニコル「驚くような技を決めて美しく勝ちたい」=「K-1 WORLD MAX 2026」9.12(土)代々木第二

 9月12日(土)、東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD MAX 2026』の[第5試合/【⿇布⼗番ふじやま PRESENTS】K-1女子フライ級/3分3R・延長1R] で対戦する木村萌那(日本/K-1ジム目黒TEAM TIGER)とマリン・ニコル(スイス/No Limit Squad)が、前日計量後の囲みインタビューで試合直前の心境を語った。
■木村萌那

――今大会のポスターは、木村選手の足がぴょんって伸びていた迫力がありました。

「え?別に何も思わなかったです。私と言ったら、足じゃないですか。それくらいです」

――明日の大会チケットは完売ということですが、それについてどう思います?

「チケットが完売しても、結局なんか二部には残らないみたいなとかもあるから。一部が豪華だから、チケットが完売してるみたいなコメントをよく見るんで。なんか何してもK-1は言われるんだろうけど、それぐらい注目されてるよっていう意味で。二部でまた出させてもらっているので、ちょっと盛り上げたいなと思っています。海外だけじゃなくて、日本でも海外選手と一緒に二部を盛り上げていきたいという気持ちはあるので、二部まで(お客さんに)残っててっていう感じです」

――試合順について、いろいろな意見がSNS でありました。

「私はあんまり試合順を気にするタイプじゃないんで、別に何とも思わないんですけど、K-1を支えてくれた選手がその試合順なのはちょっと私も悲しいなとは思いました。コメントとかを結構見るんですけど、場所を変えるなら木村萌那だろうみたいに言われているので、注目されてるのはありがたいですけど、ちゃんとリスペクトを持って自分のその置かれた試合順で全力を出したいと思います」

――村越優汰選手の引退試合が、1部になったことへの批判ですね。

「そうですね。K-1を支えた選手だと思うので、後の方の試合で個人的には見たかったなと。選手側っていうよりも、見ている側の意見なんですけど」

――今回対戦するニコル選手とは久しぶりに再会した形だと思いますが、会ってみて何を感じましたか?

「なにも思わなかったですね。全然何の覇気も感じなかったし。いつもフェイストゥフェイスから勝負が決まってると思っていて。いつもニコニコしていますけど、フェイストゥフェイスだけは真剣なんですよ。意識してるわけではないんですけど、なんか出ちゃうだけなんですけど。でも、もう相手がめっちゃビクついてて。めっちゃ目が泳いでたんで。なんか、もう勝ったなと」

――ニコル選手は、ムキムキボディでした。

「ゴツいのはわかるんですけど、私もちょっとヒョロめだし。でも、何にも怖さを感じなくて、本当になんかナメてるとかじゃなくて。やってきたことが本当に違うから。練習場所も変えて、結構作り直してきたんで、負けないなって思っちゃいましたね」

――里見選手のジムで出稽古したきたようですね。

「里見さんのジムもそうなんですけど、今回セコンドについてくれる瑠久選手とマンツーマンでやらせてもらって。私のダメなところもダメだよって感じで言われて。そこは結構作り直してきた感があります。私はセコンドの声をあまり聞かないんですけど、今回はチーム戦で力を借りようと思っています。また違う木村萌那が見れるんじゃないかと思っています」

――もな前蹴りを期待する声もあると思います。

「個人的にはやりたいようにやるんで意識はしないですけど、それを見に来る人もいると思うので、そこから作って自分のやりたいようにできればなと思っています」

――明日は、また違った木村萌那が見れると。

「もな前蹴りを防げるやつはいないんじゃない?って思ってるので、自分から新しいことをやっていこうかなって」

――新しいことは、言える範囲でどういうことですか?

「蹴りになっちゃうとずっと蹴り、そこからパンチをやろうって思ってボクシングスタイルになっちゃったら、それもなんか良くないよなって。でも混ぜたら最強じゃないかって。蹴りの体勢からパンチを打ったり、パンチの体勢から蹴ったりするのってないから、そこでできたらもうわけわかんなくなっちゃうよねみたいな。それをちょっとやっていこうかなと。ボクシングの範囲も、ちょっと広げてみたいなっていう感じです。ちょっとパンチもメインで、どっちもメインみたいな感じでやっていけたらなって」

――対戦相手が蹴り系と言われていますが、試合の映像とかで研究は?

「ちょっと見たことあるんですけど、似てはないですね。なんか失礼じゃないですか。どれだけやってんだって。私も空手の蹴りだし、向こうはサバットの蹴り。一緒じゃないと思います。形が似ているだけで。この蹴りにかけてきた時間をなめんなよって感じです。そんな簡単に、この蹴りができるって名乗られたくない。真似は真似で終わっていただこうかなと。私が本物とも別に思ってないですけど、もな前蹴りを名乗られるのは癪なので、ちゃんと守りたいと思ってます」

――男子の試合が多い中で、女子選手がジャンルを築いてきてのプレッシャーは?

「全然プレッシャーだとは思ってなくて、当たり前っていうか、輝いちゃってもしょうがなくない? みたいな感じです。別にK-1の期待に応えなきゃみたいなのは別になくて、私は私でやりたいようにやるんで、そこに乗っかってきてもらう分には別に何とも思わないです」

――この試合の位置付けは。

「なんか向こうの記事で彼女が人生最大の試合みたいなこと言ってたんですけど、こっちからしたら、色々ある試合の中のひとつ。当たり前に勝って、当たり前に次のステージに進んで、早くベルトを取りにいきます。ベルトしか見えないです」

――18試合ある中で、自分の試合は違いを見せれるみたいな自信は。

「片足で立ってる試合は多分私の試合しかないと思うんで、そこは違うと思うんですけど。 あとは、やっぱ可愛さ? みんなメンズなんで。可愛いんですけど、ギャルみたいな感じで。 マインドギャルで、ちょっと衣装をピンクピンクにしたので。そこに注目してください」
■マリン・ニコル

――以前、木村選手と動画でコラボしたようですが、いつですか?

「今年の3月くらいです」

――なぜですか?

「旅行をする際には、世界中でトレーニングをしたいと考えています。日本でも、そのような理由から萌那選手にコンタクトを取ってトレーニングをお願いしました。スポーツはインターナショナルな言語ですので、国境を超えてトレーニングで交われることは自分にとってすごい幸せなことです」

――試合映像を見て行きたいと思ったんですか?

「彼女はメディアでよく見るので、もちろん知っていました。それが元々の理由です」

――スパーリングした印象は。

「スパーリングというか、本当に軽いトレーニングでした。でも、近くで彼女の動く姿を見て、とても興味深いと思いました」

――今回試合オファーがあった時は、どう思ったのですか?

「本当に嬉しく思いました。K-1は、本当にキックボクシングの聖地ですし、そんなところで彼女のような方と戦えることを嬉しく思います。彼女には本当にファンがたくさんいますので、たくさんの人に見てもらえるいいチャンスだと思います」

――ニコラ選手の得意技は。

「自分が得意だと思っているのは、ステップワークです。ステップを踏んでリングの上をどのように支配していくのかが、自分は得意だと思っています。あとは回転しながらキックすることも得意だと思ってます」

――木村選手の前蹴りは自分も使う?

「私も使う可能性はありますが、自分がいつもやっているようなテクニックをやろうと思っています」

――対戦相手は、もな前蹴りを攻略できないで負けていますが自信は?

「あの蹴りは、もしかしたらK-1的にはあまりオーソドックスなものではないかもしれないですけれども、私はサバットを昔からやってきています。サバットは、そういったハイキックに対する守備みたいなことも結構学んでいるので、自分にはその強みがあるので勝てると思います」

――格闘技以外で何か仕事をしていますか?

「ボクシングとサバット、キックボクシングのコーチをしています。あとは同時に百貨店でスポーツ用品の販売員の仕事をしています。それもボクシング関係の商品の販売です」

――どんな勝ち方をしてファンにアピールしたいと思っていますか?

「はっきり言って、どんな勝ち方をするかは今はちょっとわかりません。とにかく美しく、エレガントに皆さんが驚くような技を決めて美しく勝ちたいと思います」

――フェイスオフで実際に目を合わせてみて、何か感じたものとか何かありますか?

「彼女はとてもいい印象がありました。とても集中しているなという印象でした。私はちょっとこの場にいることがとても嬉しくて、笑顔になりすぎてしまったかもしれません」

<2人の近況>

 木村は空手や女子ボクシングで実績を残し、24年11月にKrushデビュー。26年4月はチェ・ウンジを下して4連勝無敗に。もな前蹴りと呼ばれる連続蹴りをボディと顔面に突き刺し、破壊力のあるパンチで仕留めるのが彼女のスタイルだ。“リアル春麗”として試合動画の再生回数がバズリ、海外でも注目を集めている。

 ニコルは、フランス出身のスイス人でWAKO-PROスイス女子バンタム級(-52kg)王者と2021年サバット世界選手権-52kg級王者。戦績は31戦25勝(1KO)6敗で、得意技はフランスの格闘技サバットの技を生かした横蹴り。木村との蹴り合いは、盛り上がりそうだ。
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