2月28日(土)後楽園ホールで開催される「Krush.187」の[第7試合/Krushウェルター級/3分3R・延長1R]に出場する“DARUMA”健太選手のインタビューを公開!
──Krushでの試合は昨年10月、王座決定トーナメント準決勝の齋藤紘也戦以来ですね。今振り返るといかがですか?
DARUMA もちろん、今でも悔しさは全然まだああります。自分の中では、絶対勝てなかったかって言われたらそうじゃなかった部分をすごく感じていて、そこがなおさら悔しいというか、もっとできたなっていう部分はあったんですけど。でも、ああいう風に負けるべくして負けた部分も、今となっては感じてるので、あれがあったから今があるとなるように、今は切り替えてやってきました。
──反省点、改善点として一番意識してきたのはどこですか?
DARUMA まず判定で負けたという部分で、もっとアグレッシブにというか、自分が攻めてる形や押してるというのが見えやすいようにというところも意識しないといけないなと。結局は倒せなかったのが悪いんですけど、倒しに行く中でも、それが見えやすいように手数を増やしたり、的確に当てていったりというところですね。あとディフェンスの部分も、自分の中で「もらっても大丈夫ならいいや」っていう感覚が少しあったんですけど、そういう部分も印象という部分でよくないなとか。そういう外からの見え方というところが一番ですね。
──そこは意識の問題というところが大きそうですね。
DARUMA そうですね。もともと自分のファイトスタイルは、いろいろ頭を使って考えながら戦うという部分が軸にあったんですけど、それが戦績を重ねるごとに、考えすぎちゃってる部分も出てたのかなと。もっと反射的というか、考える前にも体が勝手に動いて、流れで攻撃できるような部分がちょっとなくなってたなというのがあって。そういった部分も改善点ですね。
──今回は石田協選手との一戦になりました。石田選手はK-1 GROUPでは久しぶりの試合ですが、3年半前の2022年7月に対戦してるんですね。
DARUMA はい、お互いのデビュー戦で一回やっていて、再戦になります。デビュー戦で負けている相手で、その時の試合もパンチの打ち合いで、相手にダウンを取られて負けたので、パンチの印象はすごく強いですね。
──石田選手は昨年、KNOCK OUTでUNLIMITEDというルールの試合をしていました。
DARUMA 映像は見ました。ルールは違いますけど、戦ってる印象自体は変わらなかったというか。勢いあるパンチを出して、自信を持ってガンガンいくスタイルは変わってなくて、それが確立されてるなという印象を受けました。オープンフィンガーグローブというのもあるし、途中でタックルに入ったり、なかなかキックボクシングの攻防にはないところが目立つような試合が多かったので、全部が全部参考にはならないかなと思ったんですけど、自分のスタイルを確立して強くなってるなという印象はありましたね。
──直近の試合が違うルールの試合ですが、対戦をイメージするにあたってはどうですか?
DARUMA いや、だからといって意識するところはあんまりなくて。シンプルに石田選手のパンチのスタイルに対して警戒しているだけですね。ただ、そのルールではオープンフィンガーグローブが通り抜けていた部分が、今回は8オンスのボクシンググローブなので、通り抜けないとなった時に、あっちの方が感覚のズレがあるんじゃないかなと思うぐらいで。こっちはずっとボクシンググローブでやってきましたからね。
──では今回は、どう戦ってどう勝ちたいと思っていますか?
DARUMA デビュー戦にすごいヒントがあったのかなと思っていて。あの時はもうパンチを振ることしか頭になくて、とにかくパンチを打ち合ってという形でしたけど、あれから3年半、練習して技術も身についてきたものを出して、ただの殴り合いじゃない「キックボクシング」をしっかりやれば勝てるかなと思っています。
──最終的にはどう勝ちたいですか?
DARUMA もちろんKOで倒すんですけど、いつもパンチに偏ってしまうので、キックもパンチも全部使って、自分が進化したところ、前回と比べて変わったなというところを見せて、最後はKOで勝ちたいと思ってます。
──一度はトーナメントで王座に近づくところまで行って、いったん仕切り直しという形になりましたが、改めてこの先についてはどう考えていますか?
DARUMA もちろん前回、獲れなかったベルトを獲りにいくという気持ちはあるんですけど、そこを最優先で考えているわけではなくて、今は目の前の一戦一戦を勝っていくことを繰り返していければ、自ずとベルトのチャンスは来ると思うので。目の前の一戦に懸けて、勝つためにここに全力を注ぎたいなという思いでいます。
──そのあたりで、ジムで言われていることは何かありますか?
DARUMA 代表からは対策についてだったり、いつも通りにいろいろいただいてるんですけど、今回は他のジム出稽古に行ったり、初めてボクシングジムにスパーリングに行ってみたりしています。今までと同じじゃなくて、少し環境の変化も取り入れながらやってきた部分があるので、今までとちょっと違うところを見せれたらなと思います。
──同じ大会では、ジムの先輩にあたる伊藤健人選手の引退セレモニーもありますね。
DARUMA はい、健人さんのためにも勝たなきゃいけないです。僕はもともと一般会員としてK-1ジム蒲田に入ったんですけど、その時から健人さんがトレーナーでいて、ずっとよくしてもらっていて。プロの試合を見に行ったのも健人さんの試合が初めてだったんです。ジムに入った流れで、後楽園にKrushを見に行ったんですけど、そこですごい刺激を受けて。自分もアマチュアの試合に出たりする中で、選手としてとか、「こういう風にやったら?」とか、本当に一から教えてくれた存在というか。そして、ずっとチャンピオンになるって言い続けて言い続けて、最後にKrushのチャンピオンになってっていう、その背中をずっと見せてもらってたので、健人さんがいたから自分の今があると言っても過言じゃないのかなと思いますね。だからここは、勝ちで花を添えたいですね。
──同時に、ジムのトップ選手だった伊藤選手が離れることで、ジムの風景も新しくなりますね。
DARUMA そうですね。今、K-1ジム蒲田チームアスラに所属しているプロ選手は僕と、“KONG”光生、そして今回一緒に出る“TANK”和将の3人になるので、引っ張っていきたいって思いはあります。
──では最後に、改めて今回の試合に向けての“決意”をいただけますか?
DARUMA 前回負けて、正直すごく悔しくて落ち込んで、「明日からまたすぐ頑張ろう」って思えなかったっていうのも事実としてあって。負けてると離れていく人もいるんですけど、そんな中でもずっと変わらず「お前なら大丈夫だよ」って応援してくれる周りの方だったり、今のチームも自分が負けてそういう状況でも変わらず指導してくれて、支えてくれていて、そういった人たちとまず勝利を分かち合いたいっていう思いがすごく強いです。プラス、前回トーナメントで負けて、このタイミングでデビュー戦で負けた相手とのオファーが来たところも、僕としては面白いなというか。原点回帰じゃないですけど、そこから始まったので、ここからまた始めてやろうという強い思いにもなったし。だからここからもう一回、リスタートというか、始まりにしようかなという思いで、何としても勝つために全力で戦いたいと思います。
──分かりました。ありがとうございました!