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朝久裕貴、兄弟同時王者誕生か?世界トーナメント開催要求し「ぶっちぎりで優勝できる」=2026.2.8K-1代々木第二

 2月8日(日) に東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2026~ -90kg世界最強決定トーナメント~』の[【株式会社ALL商店 PRESENTS】第7代K-1 WORLD GPライト級王座決定戦]で里見柚己(team NOVA)と対戦する朝久裕貴(朝久道場)が、インタビューに応じた。

 朝久は、18年3月に武林風WLF -60kg級王座決定トーナメントで優勝を果たし王座を獲得。22年9月はK-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメント決勝でレオナ・ペタスに判定負け。その後は武林風で活躍し、24年3月にレミー・パラを判定で下した。ライト級へ階級を上げ、昨年7月にブライアン・ラング からKO勝ちを収めた。

 里見は23年6月のKrushで大沢文也の持つKrushライト級王座に挑み判定勝利を収め、第8代Krushライト級王座に就いた。24年8月に永澤サムエル聖光をKOすると、11月にアーロン・クラーク、25年2月にトーマス・アギーレ、5月にスリマン・ベテルビエフを撃破。9月に西京佑馬を判定で下して今回の王座決定戦に辿り着いた。
――里見選手と王座決定戦を争うことになりました。まずは相手の印象を教えてください。

「とても思い切りが良くて、華のある選手だなと思ってます」

――里見選手は、朝久選手の弟の泰央選手と仲が良いと聞きました。

「そうなんですよ。親友というか、非常に仲が良いっていう関係ですね」

――弟の親友と戦うのは、やはり難しいですか?

「いえ、そんなことはないです。向こうも多分同じだと思うんですけど、逆に思いきりやらないと相手に失礼だと思っています」

――それは、むしろ熱い試合になりそうですね。

「この前、撮影があったんですけど、たまたま同じ場所で会ったんです。今は、そんなにバチバチではやらないけど、本番は思いっきりやろうねっていう感じで話しました」

――泰央選手は、2人に変な絡み方はしないでほしいと話していました。

「ならないと思いますよ。向こうが生意気なことを言ってきたら、僕も言い返すかもしれませんけど、そういう選手ではないですからね。気持ちのいい選手なので、正々堂々という感じです」

――リスペクトを持って倒すということですね。

「僕たちはプロなので、リングで向かい合ったら仲が良いとかは関係なく倒します。それは、みんな割り切っていると思います。嫌な奴だったら本当にぶちのめすみたいな気持ちはありますけど、今回は少し違いますね。でも、気持ちがいい選手ではありますけど、本当にもう一発で失神をさせてやるくらいの気持ちはあります」

――それは楽しみです。泰央選手がK-1王者になりましたが、どんな刺激を受けていますか?

「刺激というよりかは、純粋に目の前で弟がベルトを腰に巻いてる姿を見て、兄としてすごく嬉しかったですね」

――兄弟同時のK-1王者になろうという約束はしているんですか?

「そうですね、2人でチャンピオンになろういうのはずっと話しています」

――2人でK-1を引っ張っていくぜみたいな感じですか?

「それは、泰央が今本当にK-1 を引っ張っていってると思うので」

――俺もという感じではないと。

「僕には僕の見せ方があるので、それぞれの役割をはたしていくだけです」

――例えば、どんな見せ方があるのでしょうか。

「客観的に自分を見ると、キャラはそんなに面白くないと思うんですよ。泰央みたいに、ズバッと言うわけでもないですし」

――そうですかね、かなり辛辣で面白い個性が出ているように見えますが。

「いえいえ。そのかわり、試合は本当に誰よりもド派手にいける自信があるので」

――トラッシュトークではなく、試合で魅了するタイプだと。

「煽り合いとかそういうことはしないけど、試合で見せるための最大限の努力をしています。口先だけの選手よりかは、僕の方がだいぶ見せれるとは思っています。口喧嘩ばかりしている選手は、大した試合はしていないじゃないですか。自分は、そういう口先だけの選手とは違うって自負はあります」

――中国の武林風で、唯一認められた日本人ファイターですからね。そこで強豪と戦ってきた経験は大きいですか?

「単純に僕が戦ってきた選手は、里見君より強いです。世界トップレベルの強豪と戦ってきたと思っているので」

――なるほど。

「里見君ももちろん強いですけど、それよりも強い選手と僕は戦ってきました」

――中国で試合をする難しさは、例えばどんなことがありますか?

「いろいろとありますけど、減量が大変ですね。例えば日本だったら、湯船に浸かって半身浴とかして体重を落としますけど、中国は文化的に浴槽がないです。サウナはあると聞きましたけど、温度的に減量には適していないと思います」

――では、減量する時はどうしているんですか?

「日本で練習して体重を落とし、そのまま中国へ移動しています。早めに体重を落としているため、現地の選手よりも少し身体が小さくなりますね」

――リカバリー食も難しそうですね。

「日本から持っていっています」

――それは厳しい。

「それも受け入れて試合をしていますので、特に何とも思わないですけど、条件がそんなに良くない環境で戦ってるので、自分自身の地力は上がります」

――最初の頃は失敗とかを経験したのでしょうか。

「いえ、僕は計量に失敗したことは一度もないです。それよりも、相手がでかいことは試合中に結構感じます」

――パワー差も?

「相手のパワーを感じる時もありますけど、僕のこの身体から想像がつかないパワーを相手も感じていると思います」
――たしかに、朝久選手のパワーは別格ですね。里見選手の話に戻しますけど、前回の西京佑馬選手との試合をどう見ましたか?

「西京選手がうまく戦ってポイントを取ってるように見えましたけど、勝負に行っていたのは里見君じゃないかと思いました。やっぱり、お客さんに試合の面白さを感じてもらえるように全力で突っ込んでいくところは、華があるなと。難しい判定でしたけど、K-1に求められている、倒しにいくKOを狙うという気持ちが見えたのは、里見君だと思いました」

――それでは、里見選手の倒しにいくスタイルを含めて対策すると。

「いえ、別に対策はそんなにしないんですね」

――えっ?対策をしない?

「はい。自分らしく戦って、最初から倒しにいきます。仮に長引いたとしても、必ずKOを狙っていくだけです。KO決着だけを期待してほしいですね」

――理想のK-1王者像はありますか?

「ありますね。やっぱり歴代のチャンピオンと比べられても、圧倒的に強いと思われる存在になりたい」

――そのためには何が必要ですか?

「圧倒的な勝利ですね。そして組まれた試合は、すべてKOで倒すつもりでいます。1ラウンドで倒していけば、強さを見せていけるんじゃないかなと思ってます」

――K-1は世界展開を積極的に行い、強い外国人選手が続々と集まってきています。その状況をどう見ていますか。

「確かにK-1には強い海外選手が集まってきていますが、まだ世界には強い選手がいるんですよね。少なくとも、僕が見てきた世界の強豪選手はまだまだたくさんいます」

――朝久選手が敗北したジョルジ・マラニア選手とかですか?

「マラニアもですけど、僕が倒した相手とかでも、もう一回戦ってじゃあ同じ勝ち方ができるかというと、ちょっとわからないっていうのはいますからね。なかなか結果が出せない選手でも、日本に呼んできたら普通に強いですよ。K-1はこれから、強い選手が集まる団体になっていくのかなって思ってます」

――K-1ライト級王者になったら、世界トーナメントを開催してほしいと思いますか。

「はい、できれば開催してほしいです。本当に強い選手を16人とか集めて、ワンデイトーナメントで最強を決めてほしいです」

――ワンデイトーナメントを嫌がる選手もいますね。

「別に3人戦うと言っても、すべて1ラウンドで倒せば3ラウンドで終わりますからね。それに、その階級で強い選手を集めると、ワンデイトーナメントしかやっぱり手段がないと思うんですよ。泰央の階級(スーパーライト級)でも開いてほしいです」

――ワンデイトーナメントで勝ち抜ける自信は?

「ぶっちぎりで優勝できる自信があります」

――それは頼もしい!ライト級は層が厚いので、楽しみです。ちなみに昨年、日本人の精鋭8選手がKrushライト級トーナメントで覇を競い合いましたが、どう思いましたか?

「僕からしたら強い選手がいるとは思わなくて、弱いなと思ってますね」

――えっ、そうなんですか。

「海外で戦ってきている立場から見ると、ぬるいなって感じです」

――それは、かなり辛辣な意見ですね。

「多分、全員と戦っても勝てますね。8人連続で戦っても、全員倒せますよ」

――うわっ。

「そのぐらい自信があります。僕が戦ってきた相手と比べても弱いですし」

――Krush王者の大岩龍矢選手がK-1王座を狙いたいみたいなことを言っていました。

「話にならないです」

――話にならない(笑)。

「僕、彼とは2回やって2回勝ってるんですけど、3回目やったら選手生命が終わりますよ」

――強烈なトラッシュトークじゃないですか!

「いえいえ、相手の悪口ではなく、自信については誰よりもあるので」

――ちなみに怪我とかないです方ですか?

「僕、身体がすごい丈夫で試合終わっても怪我しないんですよ。たまに自分の攻撃に身体が耐えきれずっていうのはありますけど。相手の攻撃だったら、一回もないんじゃないですかね」

――そこは、怪我が多い泰央選手と違う部分ですね。

「弟は、僕からするとまだ身体が未完成というか。弟は爆発力すごくあるんで、それに耐える身体がまだできてないって感じですね。これから、さらに強くなっていきますよ」

※ここで、近くにいた泰央が「何か俺の悪口を言いましたか?」と突然現れる。

――うわー、いえいえ泰央選手が前回のタイトル戦で蹴り足を痛めていたので心配しただけで……。

泰央「なんか、悪口に聞こえたんですけど」

――け、怪我はもう大丈夫ですか?

泰央「はい、もう大丈夫です」

――で、では裕貴選手、最後にファンにメッセージを。

「今回の里見君との試合で、これぞK-1という試合を見せます。それを見せた上で、大会で一番の勝ち方をしたいですし、会場のどの席に座ってても倒す音が聞こえるような試合をします。目で耳で楽しんでください!」
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