大会情報

  • 日程 2017年02月18日(土)
  • 会場 後楽園ホール
  • 観衆

    1,800人(超満員)

  • 開催日時概要

    (17:00開場/17:10プレリミナリーファイト開始)

    大会概要

    対戦カード

    プレリミナリーファイト第1試合/Krush -60kg Fight/3分3R


    安達 元貴 Adachi Genki

    プレリミナリーファイト第1試合/Krush -60kg Fight/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        26:30/26:30/26:30
    • ×
    x

    山本 直樹 Yamamoto Naoki

     1R、ローキックを入れていく山本に対し、安達は左右フックを上下に振るっていく。山本は左ミドルでわき腹をとらえ、右ローも効かせる。安達は蹴りを封じるためか前に出て間合いを詰め パンチを振るう。しかし山本はこのパンチをブロックで弾いて右ローを続行。そして二段蹴り式の跳びヒザを繰り出し、これがアゴに当たって安達はフラつく。

     2R、安達は前進を強めて左右のワンツー。被弾も見られる山本だが、右ローを放って効かせる。安達はそれでも前に来るが、ここで山本が右ストレートを決めダウンを奪取。山本はフィニッシュせんと首相撲でとらえる反則も見られたが(レフェリーが注意)、パンチで迫りくる安達にセコンドの兄・山本優弥の指示を聞き左ミドルと右ローを決めていく。

     3R、安達はやはり距離を詰めてパンチ勝負。山本はこれをプッシュして下がらせ、ミドル・ローと蹴りで対抗する。間合いを詰め、左ボディから顔へとフックを走らせる安達だが、山本の右クロス、左フックのヒットが上回り優勢。

     判定は3者30-26で山本。これで6戦2勝3敗1分とした。

    プレリミナリーファイト第2試合/Krush -60kg Fight/3分3R


    小久保 裕気 Kokubo Hiroki

    プレリミナリーファイト第2試合/Krush -60kg Fight/3分3R

    • ●
    • KO
      • 3R 1分16秒
    • ×
    x

    鍋島 好一朗 Nabeshima Koichiro

     1R、「スピード絶対負けないから」というセコンドの指示に従い、小久保は離れた位置からジャブと右ローキック。上手く距離を作られる鍋島だが右ローを返す。だが踏み込みの鋭い小久保は左ボディフック、左フックとステップインしてのパンチを決めていく。さらにボディストレート、右ローと小久保は先手で攻める。ヒザで反撃する鍋島だが、小久保のボディブローが効いているか。

     2R、小久保はやはり速い踏み込みで距離を詰めるとボディブロー、そして離れた位置では右ローを決める。鍋島は小久保の踏み込みにヒザ蹴りを合わせ、小久保は膝をついて崩れる。ローブローをアピール小久保だが、膝レフェリーはダウンを宣告。立ち上がった小久保はダウンの挽回に間合いを詰めて右クロス、左フックとパンチを振るう。鍋島は再度ヒザをボディに打ち込み、右ストレートを繋げる。

     3R、ダウンのビハインドがある小久保は距離を取って立つのではなく、どんどん前に出てボディパンチで鍋島を押していく。しかしここで鍋島が再びヒザをボディに突き刺しダウンを追加。小久保は立ち上がるも、鍋島は今度は跳びヒザを顔に決めてダウンさせ、ノックアウトを決めた。

    プレリミナリーファイト第3試合/Krush HEAVYWEIGHT Fight/3分3R


    杉本 仁 Sugimoto Hitoshi

    プレリミナリーファイト第3試合/Krush HEAVYWEIGHT Fight/3分3R

    • ●
    • KO
      • 3R 0分36秒
    • ×
    x

    メラニン・ケニー Melanin Kenny

     1R、テコンドーのベースを持つケニーは開始からハイキック、後ろ回し蹴りと放ち、そこからパンチに繋げる。右ローを入れるすぐ元だが、ケニーの蹴り技が飛んでくるため容易に距離を詰められない。しかしケニーが蹴りから繋げてくるパンチはブロックしてクリーンヒットを許さない。ケニーは攻撃を伴わずに組みに行ってしまう場面が見られ、レフェリーに注意を受ける。

     2R、杉本は距離を詰めると左右のショートフックを回転させ、これをケニーにヒットさせる。ケニーは杉本の攻撃を押さえるために組みついてしまい、レフェリーから注意を受ける。ケニーの蹴りを浴びながらも杉本は怯まず前に出てフックをボディと顔面、上下に打ち込む。これを持て余すケニーは再び杉本を掴んでしまい、レフェリーから警告を受ける。前進を止めない杉本は左フックのヒットから右ストレート、左フックと追加し、これでダウンを奪って2Rを終える。

     3R、ダウンを奪い返さんと荒々しくパンチを振るうケニーだが、杉本は冷静さを奪われずにブロックしてディフェンス。そしてケニーが右パンチを放たんとしたところへカウンターで右ストレートを突き刺し、ケニーはこれに一瞬置いてゆっくりと倒れ、レフェリーは試合をストップした。

    第1試合/Krush -55kg Fight/3分3R・延長1R


    江川 優生 Egawa Yuki

    第1試合/Krush -55kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 1分10秒
    • ×
    x

    倉崎 昌史 Kurasaki Masafumi

     1R、18歳と若い江川だが、ガードを高くしふてぶてしささえ感じさせる様子で倉崎と向き合い、ローを入れてロープ際に詰める。そこから重い音を立てて左ボディを入れ、そこから今度は左フックを顔に決め、これで倉崎を打ち倒してノックアウト。無敗の戦績を7戦6勝(4KO)1分と更新した。

    ■試合後の江川優生選手のコメント
    「(試合の感想は?)無事に早く終わってよかったです。(手ごたえはあった?)けっこう、いい当たりだったなと思います。(対戦相手の倉崎昌史選手の印象は?)最初、プレッシャーかけてきたので。様子見てたんですけど、自分の攻撃が先に当たったのでよかったです。(今後の目標は?)タイトルマッチまで、早くたどりつきたいです」

    第2試合/Krush -63kg Fight/3分3R・延長1R


    林 健太 Hayashi Kenta

    第2試合/Krush -63kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 1分35秒
    • ×
    x

    石田 勝希 Ishida Katsuki

     1R、前に出てプレッシャーを発する林だが、石田はジャブ、左ボディと当てて対抗する。しかし林は当てられても下がらず依然石田をロープに詰める。両者の左フックが相打ちのタイミングとなるが、打ち勝ったのは石田。林はダウンを喫する。立ち上がった林だがダメージが抜けていないか、石田が続いて放った左ストレート気味のジャブを食らって2度目のダウン。倒しに掛かった石田は左フックから繋いだ右ストレートで林を倒し、15戦無敗(12勝3分)の実力を見せKrushデビューを飾った。

    ■試合後の石田勝希選手のコメント
    「(試合の感想は?)左のパンチがうまいことカウンターで入って、勝つことができてよかったです。(初参戦のKrushのリングについては?)後楽園もデビュー戦以来なので、ひさびさに帰ってきて気持ちいいリングでした。また上がれるようにがんばります。(今後の目標は?)RKS顕修塾、まだまだ知名度が低いんですが、いい選手がいるので。自分が活躍することでほかの選手にも声がかかるように、がんばっていきたいと思います」

    第3試合/第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・準々決勝(1)/3分3R・延長1R


    山本 真弘 Yamamoto Masahiro

    第3試合/第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・準々決勝(1)/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分5秒
    • ×
    x

    安保 璃紅 Anpo Riku

     1R、サウスポーの山本に安保は右の蹴りをハイ、ドル、ローと飛ばして近づかせない。しかし自ら前に出たところで山本が左フックを決めダウンを奪取。ダメージがうかがえる安保に山本はフィニッシュへ向かうが、逆に安保がカウンターでとらえてダウンを取り返す。

     お互いダウンが1度ずつとなるが、山本は安保が蹴りを放たんとしたところに左フックをタイミングよく合わせて2度目のダウンを奪取。しかし立ち上がった安保は右ミドルを音を立てて打ち込み、そこから右ストレート、左ストレートと繋いで山本に2度目のダウンを与える。

     両者ダウンが2度ずつとなり後がない。勢いづいた安保は山本へ向かって左右のストレートで3度目のダウンを決める。安保が乱打戦を制して勝利して準決勝に進んだ。

    ■試合後の安保璃紅選手のコメント
    「(試合の感想は?)勝てたからいいんですけど、一回ダウンさせられると火がついちゃって、ガードが下がっちゃうクセがあるので、そこを反省して次につなげたいと思います。(相手の印象は?)山本真弘選手はベテランで凄い選手ですが、負けるイメージはまったくなくて、想像どおりかな、と。(決勝は郷州征宜選手か渡辺武選手の勝者と対戦することになるが?)郷州選手はパンチがあるので、いまの自分の戦いかたじゃダメだと思います。冷静に戦えるようにしたいです。(意気込みは?)今回はおもしろい試合ができて、自分もお客さんも納得できたと思うので、次回も期待しててください」

    第4試合/第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・準々決勝(2)/3分3R・延長1R


    郷州 征宜 Goshu Masanobu

    第4試合/第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・準々決勝(2)/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:25/30:25/30:25
    • ×
    x

    渡辺 武 Watanabe Takeshi

     1R、ジリジリとにじり寄る郷州に対し渡辺は軽やかにステップを踏む。郷州の入り際、出ようとするところへ、渡辺はタイミングよく右クロス、左ジャブと当てていく。しかし郷州はこの被弾で火がついたか前進を強め、渡辺に重いパンチを打ち込む。これをガードしていた渡辺だが、郷州は左フックでとらえてダウンを奪取。立ち上がった渡辺だが郷州のパンチで左こめかみ周辺からの出血も見られる。

     2R、郷州は圧力を弱めず前に出ると右アッパーのヒットを皮切りに連打をまとめる。だが渡辺はステップを止めずに体を入れ替え、ハイ&パンチで反撃する。しかし渡辺の傷が開いて血が流れてきて、ドクターチェックが実施される。再開。だが、両者左右のストレートを激しく振るって打ち合うと、再び渡辺から出血が見られ、再度のドクターチェックとなる。再開後、ここでも両者は打ち合いとなり、右のパンチをアッパー、ストレートと打ち分けた郷州が最後は左フックで2度目のダウンを与える。

     3R、渡辺は郷州をコーナーに押し込んでボディブローとヒザで攻勢。だが、郷州はこれをこらえた後で前に出てきて、また左目周辺から出血してきた渡辺にパンチを振るう。渡辺が前に来るところを郷州は右ストレート、右アッパー、そしてボディへのヒザ蹴りと見舞う。渡辺も左右のフックで応戦するが、ダウンを奪い返すには至らない。

     判定は30-25、30-25、30-25の3-0で郷州。2度のダウンを奪って勝利した。

    ■試合後の郷州征宜選手のコメント
    「(試合の感想は?)あせりすぎて、自分の持っている技を出せなかったことが反省するところです。次はもっと技を見せられるようにしたいです。相手を研究して倒したいと思っています。(対戦相手の渡辺武選手の印象は?)倒せると思ったんですけど、渡辺選手の気持ちが強かったので倒せなかったです。(準決勝の対戦相手である安保璃紅選手については?)まだ試合を観たことないんですけど、若くてかっこいい選手だと思っています。顔では自分のKO負けなので、試合でKO勝ちできるようにしたいと思います」

    第5試合/第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・準々決勝(3)/3分3R・延長1R


    佐野 天馬 Sano Tenma

    第5試合/第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・準々決勝(3)/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        28:30/28:30/28:30
    • ×
    x

    朝久 泰央 Asahisa Taio

     1R、朝久はサウスポーから左ミドルを連打し、続いて顔面前蹴りで佐野の顔を跳ね上げる。しかし佐野は大崩れせず、前に出てくる朝久を押し返して右ミドル、右ストレートと応戦する。右ボディフック、右ストレートと決める佐野だが、朝久は再び前に出てきて、右フック、左ストレートと佐野を押忍。これに対し佐野は右三日月蹴りで朝久のボディをとらえる。朝久は左前蹴りから繋いだ左ストレートを当て佐野を後退させる。

     2R、接近して右ローを打ち込む佐野に対し、朝久は腕を真っすぐに伸ばして佐野から距離を作って左ストレート、右フックとパンチを打ち込む。佐野は被弾があっても圧力を発していき、右ローを打ち込む。朝久は右回りしてこのローに対処しながら左ストレート、右フック。佐野はタフさと圧力を見せ、打たれても前に出る。だが、朝久はこの前進を横にかわし、右フック・左フックと当てる。だが佐野もガードを交えて直撃では貰わない。

     3R、両者互いに前に出合う。バックブローを見せる朝久だがクリーンヒットならず、林に大きなダメージは与えられない。佐野は胸が付くような近距離から朝久に細かなヒザ蹴りを連打。圧力は佐野が上回るか朝久を下がらせる。しかし朝久も距離が開くと左ミドル、パンチと攻撃を見せる。

     判定は30-28、30-28、30-28の3-0で朝久。19歳同士の対戦を制した。

    ■試合後の朝久泰央選手のコメント
    「(試合の感想は?)ちょっと前にツイッターでなんだかんだ言われてたんですけど、佐野(天馬)選手も試合を盛り上げるためなのかなと思えば。それだけ強い選手でしたし。拳で語り合ったので、もうゴチャゴチャ言わないです。

    (次はレオナ・ペタス選手か覇家斗選手の勝者と対戦ということで、少し上の世代との戦いになるが?)今回は同世代で、技術とかキャリアが上の選手と変わらないほど強い選手だったので。とくにキャリアは気にせずに戦いたいと思います。(トーナメントへの意気込みは?)やっと半分が終わりました。これからが激しい戦いになるので、練習を再開してトップまでのぼりつめたいと思います」

    第6試合/第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・準々決勝(4)/3分3R・延長1R


    レオナ・ペタス Leona Pettas

    第6試合/第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・準々決勝(4)/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:28/30:29/30:28
    • ×
    x

    覇家斗 Hayato

     1R、覇家斗はローを繰り出していくが、レオナは余裕を感じさせる見切りでこれを空振りさせ、ジャブと右ストレートを伸ばす。覇家斗がパンチを当てんとステップインしても、レオナは早い察知でバックステップして距離を開ける。しかしラウンド後半には次第に覇家斗がローを当ててくる。レオナのジャブ・ストレートがとらえるが、覇家斗は動じずローを返す。

     2R、覇家斗ははやりロー中心の攻撃。レオナに対しひるむところがなく、右ストレートを浴びてもすぐレオナに右クロスを返す。レオナはしかし距離を開け、そこから左右のストレートで攻める戦いを変えない。入り際にストレートを狙われる覇家斗だが、ガードをしながら前に出て、自らも右ストレート、左フックを振って打ち合いに応じる。レオナは左右ストレートで打ち合いに応じつつ、ボディへのヒザも織り交ぜる。

     3R、距離を取って覇家斗の入り際に合わせるレオナと、ステップインしてのパンチを狙う覇家斗。レオナは石の拳と言われる右ストレートで覇家斗の左目を腫れ上がらせて視界を奪う。ボディに放つヒザ蹴りも効果的だ。視界不良もあってか覇家斗は踏み込むタイミングを掴めなくなってくる。

     判定は30-28、30-29、30-28の3-0でレオナ。朝久の待つ準決勝に進んだ。

    ■試合後のレオナ・ペタス選手のコメント
    「(試合の感想は?)今日は冷静に戦えました。覇家斗選手は気持ちが強くていい選手でした。(次の対戦相手の朝久泰央選手については?)自分の試合でいっぱいいっぱいで、朝久選手の試合を全然観る余裕がなくて。まだ、何も言えないです。

    (トーナメントへの意気込みは?)僕が二本目のベルトを巻くところを観たい人もいると思うので、そういう人たちのためにもっと強くなって、成長していきたいと思います。Krushのベルトを巻くのにふさわしい選手になって、残りも勝っていきたいと思います。応援よろしくお願いします」

    第7試合/第5代Krush -65kg王座決定トーナメント・準決勝(1)/3分3R・延長1R


    中澤 純 Nakazawa Jun

    第7試合/第5代Krush -65kg王座決定トーナメント・準決勝(1)/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 2R 1分52秒
    • ×
    x

    篠原 悠人 Shinohara Yuto

     すでにベルトを複数獲得してきた中澤に対し、2015年のK-1甲子園を制してきた新鋭・篠原。どちらが決勝に駒を進めるか。

     1R、篠原は距離を取り、中澤が放つローに左右のストレートを合わせていく。だが中澤のローも篠原をとらえる。鋭いジャブを入れる篠原だが、中澤は後退せずプレッシャーを弱めない。そして右ストレート、左フックを力を込めて振るうが、ここは篠原がダッキングでかわし右ストレート、左フックをリターンする。しかし中澤はプレッシャーを落とさず篠原をロープに詰めて初回を終える。

     2R、ロープを背負わせる中澤に対し篠原はジャブ、左フック、右ストレートと放って下がらせんとするのだが、中澤は下がらず左フックを返し、そこから左アッパーをフォローして篠原をダウンさせる。フィニッシュに向かった中澤がラッシュを浴びせると篠原は頭を抱えるように倒れ、中澤がKOで勝利した。

    ■試合後の中澤純選手のコメント
    「(試合の感想は?)ジャブが早かったですね、予想どおり。でも、そんなもんです。それ以外は怖いことはなかったです。(次の試合は小宮由紀博選手と松下大紀選手の勝者となるが?)まだ、どっちが勝つかわかってないので、なんとも言ないんですけど。若いのとやってもいいですし。小宮さんは“人間力”があると思いますね、立ち振る舞いとか見ていても。男として強いなと感じるので、試合するとなったら怖いのは小宮選手です。

    (あと一つ勝てば、Krushのベルトが手に入るが?)ずっと言っていた、思考は現実化する。有言実行の美学。僕、3年くらい前からKrushのベルトを獲るって言っていたので。3年かかっちゃいましたけど、有言実行ができるということを、今回ベルトを獲って証明したいなと思います」

    セミファイナル(第8試合)/第5代Krush -65kg王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R


    小宮 由紀博 Komiya Yukihiro

    セミファイナル(第8試合)/第5代Krush -65kg王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 2-0
        30:29/29:29/29:28
    • ×
    x

    松下 大紀 Matsushita Daiki

     2008年のKrush旗揚げ戦に出場しているベテランの小宮山と7戦無敗の松下。-65㎏王座決定トーナメント準決勝第2試合もベテランvs新鋭の図式となる。

     1R、181㎝と長身の松下は上背を活かして間合いを詰めると、小宮のボディにヒザ蹴りを集める。小宮が足を滑らせ転倒すると、松下は強気に上から見下ろす。両者は接近した距離で試合を展開し、小宮はボディストレート、右アッパーとパンチを打ち分ける。そして松下の顔にヒザも突き上げる。松下ははヒザを中心に応戦。小宮はしかしパンチの回転で上回り、右ローキックも松下に効かせる。

     2R、小宮は松下が体を寄せてくると横にズラしてプレッシャーを正面で受けない。松下はヒザとショートパンチを繋いで攻めるが、小宮は近距離でのパンチに長けており、アッパー、フック、右クロスと見舞い、さらにハイキック、ローも織り交ぜる。しかし小宮には手で松下の頭部を引き下げる行為が見られ、レフェリーから注意を受ける。

     3R、開始から前に出た小宮は松下を下がらせ、距離ができると右ストレート、ミドルを浴びせる。松下も押し返してヒザとパンチで応戦。両者、3Rは互いに押し合う展開となる。細かな連打からローで印象を高める小宮だが、松下も打ち下ろしの右ストレートで対抗する。小宮が押し勝っていくが、松下もヒザ蹴りを返す。

     判定は30-29、29-29、29-28の2-0で小宮。新鋭・松下を振り切り、中澤との決勝戦を決めた。

    ■試合後の小宮由紀博選手のコメント
    「(試合の感想は?)練習どおりですね。ただ、タイトル獲るために絶対に落とせない試合で、なおかつ(松下大紀選手が)凄く勢いのある選手だとわかっていたので。この試合が自分の中で、一番の勝負どころだと思ってました。しっかり、チームみんなでクリアできたのでよかったと思います。

    (トーナメント決勝の相手である中澤純選手については?)中澤選手とはやりたかったので。前にほかの団体で話をもらったことがあるんですけど、タイミング悪くてできなかったので。(Krushのベルトが賭かっていることについては?)KrushのベルトはK-1出るための切符っていうふうに会見で言わせてもらったんですけど、そのとおりだと思ってます。でも、次の試合がベルトにふさわしい最高の試合になるように。中澤選手とだったらいい試合ができると思うので、おもいきりやりたいと思います」

    メインイベント(第9試合)/Krush -67kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R


    塚越 仁志 Tsukakoshi Hitoshi

    メインイベント(第9試合)/Krush -67kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 3R 2分54秒
    • ×
    x

    モハン・ドラゴン Mohan Dragon

     渡部太基にリベンジを果たし悲願のKrush王座を獲得した“暴走ハリケーン”塚越とその強打で数々の団体を沸かせてきた“ネパールの剛腕”モハンによる-67㎏タイトルマッチ。

     1R、モハンはゴングから跳び蹴りで襲い掛かり、塚越はこれに面食らうも前蹴りを送って勢いを押さえんとする。さらに腕を前に伸ばしてモハンの剛腕フックをディフェンスする。ボディにヒザを送る塚越だが、モハンはフックを振り回す。モハンはフックを振るい、その勢いで後ろ足が前に出ると、そのまま構わず逆構えになってパワフルなパンチを続行。

     塚越は距離を開け、モハンのフックに空を切らせるが、モハンは前蹴りから前に出て、前腕で巻き込むようなフックで塚越をとらえる。塚越が放った右ヒザの直後に右フックを決めたモハンはこれでダウンを奪取。立ってきた塚越にまた跳び前蹴りで襲い掛かるが、塚越はフックの内側に入ってモハンをプッシングで崩す。

     2R、ダウンを奪ったモハンだが、守りに入らずこのラウンドもフックを振るって攻める。しかし塚越もこれに応じ、左フックを当てるとモハンはややヨロめく。塚越は続けて左フックからボディにヒザ。ロープを背負ったモハンだが、左ストレートを振るって塚越を後退させる。

     だが、塚越は前に出てボディへのヒザ蹴り、ボディストレート。しかしモハンはそこへフックをカウンターで合わせる。モハンはタイミングを掴んだが、塚越のヒザにフックを合わせ始める。塚越は左ミドルを快音を響かせて決め、モハンは「来い」と呼び込むも左フックを受け後退。ロープを背負うが、大振りの右フックで塚越を下げさせる。塚越は跳びヒザを放つが、モハンはこれをかわして右フックを当てる。

     3R、モハンをロープ・コーナーに詰める塚越だが、モハンは追い詰められると底力を発揮し、右ストレート、左フックを放って前に出てくる。そして強振した右フックで塚越をとらえ、塚越は後退。塚越はボディへのヒザからハイキックに狙いをシフト。そしてモハンに右ストレートを突き刺す。モハンは後退していくが、まだ強打を持ち合わせているので塚越は警戒して詰めれない。

     だが前蹴りの後で右ストレートから左フックを送ると、モハンはダメージの蓄積もあったかダウン。立ち上がったモハンは右フックを決めるが、塚越は右ハイで2度目のダウンを決める。なおも立って奮闘するモハンだが、塚越は左フックで打ち抜き、終了間際のノックアウトで勝利した。

    塚越のマイク
    「今日はご来場まことにありがとうございます。大宮司代表、トレーナー、ジムのみなさん、ご来場してくれたみなさんのおかげです。本当にありがとうございます。私事なんですけど去年結婚して3日前、バレンタインの日にこどもが生まれました。旦那として、父としてしっかり仕事ができたと思います。これからもよろしくお願いします」

    ■試合後の塚越仁志選手のコメント
    「(試合の感想は?)あんまり覚えてないです、すみません。ボーッとしてます。(モハン選手の印象は?)迫ってくる感じが……。ホント、その印象です。ベルトが戻ってきたが? やっぱり、。-67kgは僕のベルトだなって。腰に戻ってきたことで感じてます。

    (相手がああやってくるとわかっていた?)わかってたんですけど(苦笑)。インタビューでもああはならないって言ったんですけどね。でも、やってみると違いますね。あんなつもりじゃなかったっていうだけです。(思ったよりも迫ってくる?)そうですね。相手の距離が長いというより、自分の距離が狭いと思いました。イメージでは遠い攻撃で、相手が当たらないというイメージだったんですけど。試合だと違うというのを改めて感じました。厳しい試合でした。

    (ハイキックでダウンを奪ったのは?)そうなんですか? ハイキック出しましたか? ハイキックは出るんですけど、いつも当たらないんで。でも、けっこう練習してました。(3Rにハイキックをたくさん出したのは?)覚えてないです。(記憶はいつ飛んだ?)1Rの15秒くらいです。あとは、とぎれとぎれというか。 (会場が盛り上がっていたが?)ワーッていうのはなんとなく。(激闘になったことについては?)そこは反省です。映像確認して次にいかします。

    (お子さんが生まれて、厳しい状態だった?)いや、体重は前から意識してるので、減量自体はあんまりなかった感じです。凄く調子はよかったんですけど、やっぱりこういう感じになっちゃうんだなあ……。子どもに関しては奥さんが気を遣ってくれて、しっかり練習はできたので。それを試合を出せなかったのが課題です。

    (子供が覚えてるまでベルトを巻いていたい?)それはあります。でも、あんまり子どもにはやらせたくないので(苦笑)。『お父さんはこうだったんだぞ』っていうのでいいと思います」