大会情報

  • 日程 2015年09月22日(火)
  • 会場 後楽園ホール
  • 観衆

    4,500人(超満員)札止め

  • お問合せ ㈱グッドルーザー

    大会概要

    対戦カード

    プレリミナリーファイト第1試合◎K-1 HEAVYWEIGHT Fight/3分3R


    斐也 Yoshinari

    プレリミナリーファイト第1試合◎K-1 HEAVYWEIGHT Fight/3分3R

    • ●
    • KO
      • 1R 1分3秒
    • ×

    HASE・FLYSKYGYM HaseFlyskyGym

    1R、ともにデビュー戦同士となったヘビー級の一戦。サウスポーのHASEに斐也はオーソドックスから威力ある右ミドル、右ストレートと上手く当て、ロープに詰めるとそこから左フック→右クロスと打ち込んでダウンを奪取。立ち上がったHASEだが、ダメージの様子を見てレフェリーが試合を止めた(1R1分03秒、KO)

    プレリミナリーファイト第2試合◎K-1 -70kg Fight/3分3R


    剛王 Go-Oh

    プレリミナリーファイト第2試合◎K-1 -70kg Fight/3分3R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分7秒
    • ×

    藤村 大輔 Fujimura Daisuke

    1R、伝統派空手出身の剛王は手を胸の辺りに構え、DAISUKEから距離を取る。距離を詰めていくDAISUKEだが、剛王は落ち着いて右ストレート、左フック、右クロスとカウンターを合わせる。そして前に出ると左フック→右ストレートのコンビネーションでDAISUKEを倒してダウンを奪う。

    剛王はその後もベースである空手を活かし、左右に構えをスイッチしながら速い踏み込みでの右ストレートを振るっていく。しかしDAISUKEも剛王が入ってくるところに左フック、右ストレートとカウンターのタイミングを掴んでくる。そして右ボディフックを打ち込み剛王の動きを止めると反撃に転じ、ここからコーナーに詰めると「ドスン」と重い音を立てての左ボディフック。これで剛王が悶絶して崩れ落ち、DAISUKEの逆転KO勝ちとなった。

    プレリミナリーファイト第3試合◎K-1 -70kg Fight/3分3R


    神保 克哉 Jinbo Katsuya

    プレリミナリーファイト第3試合◎K-1 -70kg Fight/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 1-0
        29-28,29-29,29-29
    • ×

    靖仁 Yasuhito

    1R、開始から跳び蹴りで奇襲しやる気を見せる神保に対し、靖仁は構えを左右にスイッチしながら前蹴り、左ボディストレート、左ストレートと飛ばす。パンチ主体で前に出る神保に対し、靖仁はパンチがよく見えている様子で、ロープを背負って連打で攻められても軽やかにかわして体を入れ替える。

    2R、このラウンドも靖仁はロープを背にして立つ。しかし追い込まれた印象はなく、右ローを当て、神保をプッシングてリング中央に出る。リングの真ん中に戻った靖仁は左フック、右ストレートとパンチを放ってヒット。跳びヒザ、左フックと反撃する神保だが、クリーンヒットはないか。終盤の打ち合いは神保の右ストレートを靖仁が頭を振ってかわし右ストレート、左フックと放ってヒットを上げる。

    3R、これまで同様にロープを背にして立つ靖仁だが、神保のプレッシャーがきいているか口が開いてやや苦しそうな様子を見せる。飛び込みながらの右フックを当て、プッシングで神保を下がらせんとする靖仁だが、神保は体圧を発して前に出て来る。後ろ回し、ハイキックと大技を見せる靖仁だが神保はやはり下がらず右ストレート、左フックと靖仁に迫り鼻血を出させる。だが、ラウンド最後は靖仁が打ち合いに応じ、右ストレート、左フックと神保に当てて終える。

    判定は、1者が29-28で前に出た神保を支持するも、2者は29-29。ドローとなった。

    第1試合◎K-1 -65kg Fight/3分3R・延長1R


    南野 卓幸 Minamino Takayuki

    第1試合◎K-1 -65kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30-29,30-28,29-28
    • ×

    和氣 光春 Waki Mitsuharu

    ともに今年度19歳を迎える同級生の2人による、フレッシュな一戦。

    1R、両者オーソドックスで和氣はセコンドの指示に従い左右のローを蹴っていく。南野はリング中央に立ち、和氣のローをカット、パンチをブロッキングで防ぎ、自らが攻めるタイミングをうかがう。右ロー中心の南野に対し、和氣はパンチからのロー、ハイキックと多彩に繰り出すが、南野は堅固なディフェンスを崩さない。

    2R、南野はガードはそのままに1Rより前に出て来る。手数が多く積極的なのは和氣だが、南野は左ミドル、右ハイと要所要所で放つ攻撃を的確に当てる。次第に南野が先手で攻撃を放つようになってきて、和氣が左右のストレートをリターンしても南野はスッとバックステップして当てさせない。ヒットアンドアウェーのように、左ミドル、左フック、左ボディと南野は自身の攻撃を当てるとすぐステップバックして和氣の攻撃に空を切らせる。

    3R、意気込みを感じさせる和氣は前に出て、南野の左ミドルと左ボディを受けても下がらず、プッシングして下がらせる。しかし1分を経過する頃になると南野の左ボディが効いてきたか、和氣の圧力が落ちる。そして南野が徐々に押してくる。南野はパンチ連打の中に左ボディを忘れず、和氣を下がらせてロープを背負わせると、ヒザ、ボディフックと攻勢を掛ける。前に出て南野を下がらせようとする和氣だが馬力が落ちており、南野を下がらせられない。南野は重い音を立てた右ボディフックも追加して試合を終える。

    判定は30-29、30-28、29-28の3-0で南野。中盤からボディ攻めを中心に差を見せ勝利した。


    ■試合後の南野卓幸選手のコメント
    「(試合の感想は?)急遽、決まったんで期間が短くてあせってるのもあったんですけど、仲間のサポートで勝つことができました。今回はK-1初参戦だったんですけど、これからも活躍できるようのがんばっていくんで注目してください。
    (相手の印象は?)試合を楽しんでる感じでしたね。もうちょっとやりたいなと思いましたね。気持ちが強い選手だと思いました。
    (試合展開は思い描いてたとおりですか?)もっと打ち合いたかったですね。次の試合ではガンガン殴りあえるようにします。
    (初めてのK-1の印象は?)いままでいろんなリングに上がってきたんですけど、K-1はどの団体よりも特別というか、雰囲気が全然違いましたね。緊張しましたけど、凄く楽しめました。
    (K-1で緊張しましたか?)会場に関係なく、K-1というリングは違うと思いましたね。これからもドンドン出ていきたいです。
    (今後の目標は?)強い相手と試合して、どんどん倒して上がっていきたいですね」

    第2試合◎K-1 HEAVYWEIGHT Fight/3分3R・延長1R


    杉本 仁 Sugimoto Hitoshi

    第2試合◎K-1 HEAVYWEIGHT Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 延長判定
      • 3-0
        10-9,10-9,10-9
    • ×

    木村 秀和 Kimura Hidekazu

    1R、192㎝の木村に対し、杉本は繰り出されるストレート、ヒザをさばいて右ローキックを当てる。しかし木村はこれで逆に距離感を掴んだか、右クロスを側頭部に打ち込んでダウンを奪取。杉本は立ち上がるもやや焦った様子が見られる。木村はさらに右ストレートを当て、これで杉本は左目下が切れて出血。視界が悪くなり、杉本はこれを気にしている。木村は距離を詰めてヒザで攻め立て、さらに右フックでのヒットも杉本に追加する。

    2R、長いリーチを活かし打ち合いを優位に進めた木村だが、ここで杉本が下からかち上げるように右ハイを放って当て、これで木村の長身を倒してダウンさせる。立ち上がる木村だが効いている。杉本は容易に距離を詰めると、左右のフックを振るう。木村はクリンチからヒザを放つももレフェリーからホールディングの注意を受ける。杉本はさらに右ハイ、木村に組まれても左右のボディパンチを連打する。木村はホールディングで再度の注意を受け、レフェリーから警告を発せられる。パンチの打ち合いでは回転のきく杉本が上回り、木村は懐に入られると思わず杉本を掴んでしまう。杉本はパンチだけにならず、右ローを浴びせながら木村に迫る。

    3R、木村は右ストレート、左フックとリーチを活かした攻撃を当てるが、杉本も近距離では右ストレートを返し、2Rに続いての右ローキック。木村も前蹴り、ヒザと応戦する。離れた間合いから前蹴りで入る木村は、接近戦となるとヒザ蹴り。これに対し杉本は左右のフックを振り回す。試合終盤で苦しく、両者クリンチの場面も多くなる。杉本が左フック、右ストレートと木村に見舞って終える。

    判定は28-27(杉本)、28-28、28-28と差がつかずドロー。延長戦に突入となる。

    延長R、木村はストレート、前蹴りとリーチある攻撃を放つが、杉本の左フックを受け、これに一瞬腰が落ちそうになる。杉本はここから木村にロープを背負わせるようになり、懐に入っての攻めで木村にホールディングを呼び込む。疲れも見られる木村はレフェリーからさらなるホールディングで警告を受ける。杉本はブロックされるも右ハイキック、そして左右フックで木村を押して延長戦を終了。

    判定は3者10-9で杉本。ベテランにしてJ-NETWORK王者の木村を下した。

    第3試合◎K-1 -55kg Fight/3分3R・延長1R


    伊澤 波人 Izawa Namito

    第3試合◎K-1 -55kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 延長判定
      • 3-0
        10-8,10-8,10-8
    • ×

    片島聡志 Katashima Satoshi

    1R、伊澤は顔面を狙った後ろ回し蹴りからスタート。しかし片島は落ち着いてブロックしミドル、ローを放っていく。空手出身の伊澤は空手式フォームのハイキックで片島を襲う。片島はこれにローキック、接近戦でのヒザで応戦するが、その中で掴み行為も見らレフェリーから注意を受ける。片島は掴まないよう気をつけながらミドル、ヒザと放っていくが、伊澤はこれにひるまず前に出て右ローを打ちつける。

    2R、距離を詰めローを狙う伊澤に対し、片島は前蹴り、左ミドル、ヒザ蹴りと放つが、伊澤が構わず前に来るため片島はホールディングをしてしまい、レフェリーから注意を受ける。伊澤にも注意が発せられるが、片島は度重なる掴み行為により累積で警告となる。伊澤の前進を持て余し、やはりホールディングしてしまう片島。だが、片島は伊澤のボディへ後ろ回し蹴りを打ち込み、さらにそこから前に出てバックブローも伊澤に当てる。

    3R、ロー狙いの伊澤は距離を詰めていくため、片島はこれを持て余し、ホールディングが多くなってしまう。片島のミドル、ヒザ、プッシングを受けても伊澤は下がらず、右ロー、そして足に意識が行ったところで右ストレートなど顔へのパンチを飛ばす。片島は左ハイを当てるが、伊澤はダメージを見せない。掴みに対し警告を受けた片島に伊澤は終盤攻めて出て、右ハイ、後ろ回し蹴りと印象的な大技を見舞って終える。

    判定は1者が29-28で伊澤を支持も、2者は30-30、29-29で差がつかず。延長ラウンドに突入となる。

    延長R、伊澤は顔面前蹴りからスタート。そして片島が前に出てきたところで右フックを当て、スリップ気味ではあったか倒してダウンを奪う。挽回に出た片島は前蹴り、ローからヒザを放つが、伊澤は体力の低下を見せず下がらない。ダウンの失点を取り返さんと跳び前蹴り、左右の連打と迫る片島だがダウンを奪い返すには至らない。

    判定は3者10-8で伊澤。延長ラウンドでダウンを奪い勝利した。


    ■試合後の伊澤波人選手のコメント
    「(試合の感想は?)今回初めてのK-1ということで、自分は6歳の頃からずっとK-1に出たくて、ずっと格闘技をやってきて、その第一歩をやっと踏み出せたのがうれしいです。
    (相手の印象は?)片島選手は凄く気持ちが強くて。首相撲がやりにくかったです。“気持ち対決”というか、凄くつかれました。
    (戦いにくかったですか?)自分はローキックを使った接近戦が得意なので、頭を掴まれるのがやりにくかったですね。なかなか、減点を取ってもらえなかったので。
    (K-1に上がってみた印象は?)いつも出ているリングよりもたくさんの人が注目して、たくさん応援に来てくれたので。いろんな人のお陰で、自分が格闘技主体の生活ができてるってつくづく思いました。
    (今後の目標は?)もっともっと強くなりたいです。自分が教えている子どもたちが『波人クンが強いから、空手が一番強いんだ』って思ってくれるように、強さを見せていきたいです」

    第4試合◎K-1 -55kg Fight/3分3R・延長1R


    出貝 泰佑 Degai Taisuke

    第4試合◎K-1 -55kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • TKO
      • 1R 3分0秒
    • ×

    伊藤 佑一郎 Ito Yuichiro

    1R、高校教師として勤務し“戦う高校教師”の異名を取る伊藤は開始からダッシュして側転蹴りのような動きを見せ(不発)、その後もガードを低くした構えで出貝と向き合いフットワークでリングを回る。しかし出貝も33戦を経験しているベテランらしく慌てることなく、右ローを1発、2発と打ち込んでいく。変則的な動きを続ける伊藤はバックブロー、横蹴り、そしてサウスポーからの左ストレートと見舞う。だが伊藤をロープに追い詰めた出貝はフットワークで逃げる動きを読んで右ハイを放ちクリーンヒット。これで伊藤の左まぶたをカットする。直後にラウンド終了のゴングとなるが、レフェリーはその前にストップを掛けてドクターチェックを要求し、傷の深さに続行は認められず、1ラウンド3分ジャストで試合はTKOとなった。

    ■試合後の出貝泰佑選手のコメント
    「(試合の感想は?)意外といいタイミングで蹴りもパンチも入りましたね。
    (思い描いていた試合になりましたか?)まだまだですね。もっとパフォーマンス的には出せるので。相手もトリッキーだったので、ちょっとコッチも固くなっちゃって。まだまだ自分は実力を出せると思っています。
    (内容的には完勝だったと思いますが?)試合前に判定が続いてたので、どうしても『俺はちょっと違うよ』ってところを見せたかったので。
    (今回のK-1出場について気持ちは?)前回、初のK-1参戦でうれしかったんですけど、モチベーションというか目標がまだ定まってないなという部分があったので。今回はモチベーションも上がって、目標も定まったので。それにK-1が地上波復活したということで、自分も復活しようと思ってました。
    (今回、後楽園初のK-1のリングの感想は?)僕も後楽園はひさしぶりだったんですが、後楽園の熱というか、お客さんとの距離が近いというのは感じました。超満員の中で戦えて幸せです。
    (今後の目標は?)K-1も地上波復活したので、僕ももっと復活して、K-1をもっともっと盛り上げていく一人になりたいです」

    第5試合◎K-1 -70kg Fight/3分3R・延長1R


    秋元 和也 Akimoto Kazuya

    第5試合◎K-1 -70kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        29-26,29-27,29-28
    • ×

    K-Jee Keiji

    1R、フィジカルに絶対の自信を持つというるK-Jeeは開始から右ローで秋元に襲い掛かる。やや勢いに押されたかの秋元だったが、右のパンチをストレートとクロスで使い分けて当て、左右ボディフックもK-Jeeにめり込ませ、次第に押していく。右ローは当てるK-Jeeだが、秋元は下がらず逆に前に出てK-Jeeを押し、グッと重心を落として放つ左右のフックで徐々にK-Jeeをとらえていく。その中で放った右ボディフックにK-Jeeのガードが落ちる。左フックにも腰が落ち掛けるK-Jee。

    2R、右ローに合わせた秋元の右ストレートにK-Jeeは腰が落ち、そこから連打した左右フックで秋元はダウンを奪取。フィニッシュに向かった秋元はアッパーでK-Jeeのアゴをかち上げ、左右のフックを叩き込む。秋元はボディフック、左フック、右ストレートと猛攻を止めない。しかし仕留め切れずに攻め疲れとなり、K-Jeeは前蹴りで反撃を開始する。ラウンド後半はK-Jeeが逆に盛り返し、秋元にバックブロー。だが、やはり終盤は秋元がK-Jeeをコーナーに詰めて攻める。右ストレートから返しの左フックがK-Jeeをとらえる。

    3R、K-Jeeは再び勢いを発して秋元に迫る。しかし秋元はこれの勢いに飲まれることなくプッシングでK-Jeeを押していき、左右フックのヒットを狙う。だが秋元は右ローを効かされスタミナも苦しいか、ホールディングが多くなり、K-Jeeの右ローを受け足が泳ぎ出す。しかしK-Jeeが右ローを多用してくるとしっかり左足を上げてカットする。だがここで秋元はホールディングでレフェリーから警告を受ける。右ロー続行のK-Jeeに秋元はバックブロー。上手く距離を潰してK-Jeeに右ローを出させず試合を終える。

    判定は29-26、29-27、29-28の3-0でK-Jee。ダウンを奪った秋元が勝利したが、K-Jeeの健闘も光った。


    ■試合後の秋元和也選手のコメント
    「(試合の感想は?)やられましたね。今回はKO狙ったんですけど、しぶとくて力強かったです。あと、ローも効かされました。
    (判定までいったことについては?)じつは足を痛めてて、練習も最後のほうがあまりできなかった部分もあったんですけど、それにしてもK-Jee選手は体圧や力、気持ちが強かったですね。
    (前回70kgのトーナメントを経て、二度目のK-1出場でしたが?)K-1でもKrushでも、どこの国の大会であっても、一戦一戦、前に出たいですね。しっかり戦い抜いて勝っていく、それだけです。
    (今後の目標は?)今回のことをしっかり反省して、もっと練習して、一戦一戦勝っていって、チャンスがあればそれをつかんでいきたいです」

    K-1スーパーエキシビジョンマッチ/2分2R


    武尊 Takeru

    K-1スーパーエキシビジョンマッチ/2分2R

    • ●
    • エキシビション
      • 勝敗なし
    • ×

    卜部 功也 Urabe Koya

    1R、赤のグローブを着用した卜部に対し、武尊は黒のグローブで対峙する。サウスポーの卜部は上の階級であることからプレッシャーを掛け、武尊をロープに詰める。しかし武尊はそこから右ロー、右ミドルを放ってリング中央に戻る。武尊が右ストレートと左フックを連打でまとめても、卜部はしっかりブロックして当てさせない。卜部が返す左ハイ、バックブローも武尊はしかしやはりブロック。武尊もバックブローを返す。ラウンド終盤には卜部が上体を柔らかく振って武尊の攻撃をかわし、アンタッチャブルぶりを見せる。

    2Rも両者はスピードある攻防を展開。武尊が後ろ回し蹴りを放てば、卜部は速さと威力あるミドルとハイを放ってお返し。卜部は足数多い卜部の蹴りを思わずキャッチしてしまい、レフェリーから注意を受けて苦笑いを浮かべる場面も。卜部はガードを下げて武尊のパンチを誘い、スムーズな上体の動きでかわす。武尊が放った胴回し回転蹴りに卜部はよろめくが、これはファンサービスであったが、両者は笑顔を浮かべる。最後は2人が足を止めて打ち合い。武尊の右ストレートが卜部をとらえるが、卜部も打ち返して終える。

    2分2Rのエキシビジョンを終えた武尊は「やっぱり功也くん強ぇなと思いました。よくあるペチペチやるエキシビジョンはK-1にふさわしくないと思って、仲はいいんですけど思い切りやりたいと思って、やらせてもらいました」と挨拶。対する卜部は「昨日武尊にぶん殴りたいって言われて、この野郎、先輩に向かって(笑)。でもこういう機会はあまりないし、緊張感を持ってやることができました。11月は一生懸命やって防衛しますので、よろしくお願いします」と話し、2人で記念撮影に納まった。

    第6試合◎スーパーファイト/K-1 -70kg Fight/3分3R・延長1R


    松倉 信太郎 Matsukura Shintaro

    第6試合◎スーパーファイト/K-1 -70kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30-26,30-26,29-26
    • ×

    ティエン・シン Tian Xin

    1R、松倉は右ロー、左ミドルと先制し、その後も前蹴りと入れていく。ディエンが後ろ回し蹴りを返すと、松倉はこれをかわしてニヤリとする。ティエンはボディへの横蹴りと変則技も駆使してくる。そして接近戦で手の落ちていた松倉に右ストレートをヒット。当たらなかったものの、右ハイでも松倉を脅かす。松倉も跳びヒザの大技を返すが、これは当たらず。両者蹴り技中心の攻防で1Rは終了となる。

    2R、ティエンは横蹴りをボディ、そして内回しさせながら顔面へと変則ぶりを発揮し、松倉を幻惑に掛かる。しかし松倉は惑わされることなく、サウスポーから前蹴り、左ミドルと正統的な攻めで詰め寄る。ティエンが反撃に振るう右ストレート、右フックをかわしながら、左ストレート、左ミドルを入れていく松倉。松倉の攻撃がティエンの下腹部に入ってしまう場面もあったが(インターバルの後で再開)、最後にショートストレートでティエンからダウンを奪って終える。

    3R、松倉はサウスポーを継続し、左ミドルを中心に攻める。余裕ある試合運びを見せていた松倉だが、ここでティエンが右フックをヒット。グラついた松倉に連打をまとめるが、松倉はガードを固めてダメージが抜けるのを待ち、落ち着くと右ハイ、左ジャブの連打でティエンを懐に入らせない。そしてティエンが入ってくるのに合わせてボディへのヒザを決め、これが効きガードを固めたティエンにパンチ連打でスタンディングダウンを与える。最後はダウンの追加を狙い、右ストレート、右クロスを浴びせ、跳びヒザで襲って終了。

    判定は30-26、30-26、29-26の3-0で松倉。2度のダウンを奪って勝利した。


    ■試合後の松倉信太郎選手のコメント
    「(試合の感想は?)ホント、倒す倒すと言ってたのに有言実行できなかったのは申し訳ないし、恥ずかしいなって。でも、連敗中で勝てたことは、唯一よかったことかな、と。でも、あれだけ言っていたので、恥ずかしいなっていう気持ちが強いですね。
    (今回、サウスポーでしたが、今回のために?)もともと遊び感覚くらいでサウスポーはやってたんですけど、今回は凄く練習していて。同じジムにサウスポーの強い選手がいるので参考にしました。もともと、力んじゃう性格なんですが、サウスポーだと力が抜けるので。これからもサウスポーではやっていきたいと思います。
    (対戦相手の印象は?)攻撃力が合ってタフでしたし、一発もらってちょっとフラついたので、日本人よりパワーがあるんだなと思いました。ただ、倒しきれなかったのは甘かったなと思いました。
    (今回、自分が変わったところは見せられましたか?)戦いかたはいままでと完全に違うところを見せられたと思うんですけど、まだ実戦経験が少ないので感覚的にわかってなかった部分もあって。今回、試合で見せられたのはよかった点ですかね。
    (今回、初のK-1後楽園で戦った感想は?)会場の雰囲気も凄く盛り上がっていて、初めてBSの生中継も入った大会で。そういうところで求められた仕事はきっちり倒すことだったので思うので、そういう点ではもの足りない試合をしちゃったと思うんですけど、大会には出れてよかったなと素直に思います。
    (今後の目標は?)グレゴリアンがダルベックと試合するって発表されてたんですけど、いまの試合では『グレゴリアンとやらせてください』って言えないですし。でも、やっぱり、見渡してみても外人に勝てるのは俺しかいないっていう気持ちは変わらないので。ゆくゆくはグレゴリアンとやらせてほしいって気持ちが強いですので、11月に強い外人とやりたいって気持ちが強いです。そのために準備はしておきたいと思います」

    ■試合後のティエン・シン選手のコメント
    「(試合の感想は?)ふつうのレベルではなかったので、今回は緊張しました。
    (対戦相手の印象は?)凄く戦いかたがよかったと思います。自分の今回の戦いかたは残念でした。また機会があれば再戦したいです。
    (K-1で戦った感想は?)K-1で戦うことは光栄なことだと思ってます。昔からK-1で戦いたいと思っていました。
    (今後、日本やK-1のリングで試合をしたい気持ちは?)もう一度、日本で日本人選手と戦いたいと思っています」

    第7試合◎K-1 WORLD GP -55kg挑戦者決定戦/3分3R・延長1R


    ダニエル・ウィリアムス Danial Williams

    第7試合◎K-1 WORLD GP -55kg挑戦者決定戦/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分20秒
    • ×

    チャールズ・ボンジョバーニ Charles Bongiovanni

    1R、オーソドックスのダニエルに対しチャールズはサウスポー。両者まずはローの蹴り合いを展開するが、ダニエルはチャールズのローに威力を感じさせる右フック、右ストレートを合わせ始める。ローを止めないチャールズだったが、次第にダニエルの右ストレート、左ボディフックとパンチが当たってくる。コーナーに追い詰めたダニエルだったが、ここでチャールズのカウンターのストレートがジャストミート。劣勢であったがダウンを奪う。ダメージの深いダニエルをチャールズは一気に仕留めに掛かり、右フックで2度目、そして最後は左ストレートから左アッパーで豪快にダニエルをなぎ倒し、初回でのノックアウト勝利を決めた。

    勝利したチャールズは武尊を前に「みなさんの応援があって勝つことができました。日本のファンの皆さんに本当どうもありがとうございますと言いたいです」と挨拶。挑戦を受ける武尊は「55㎏は一番軽いんですけど一番激しい階級にしたいって言っていて、それにふさわしい勝ち方をしてくれて感謝しています。チャールズ選手はこれで17戦無敗ですか。でも俺は今まで無敗の選手に負けたことないんです。全勝の選手に負けたことないんで、11月、こいつをぶっ倒します」と語り、早くも防衛に気合いを見せた。

    ■試合後のダニエル・ウィリアムス選手のコメント
    「(試合の感想は?)あまり覚えてないんですが、前に出ていくつもりだったんですけど、こうしてKOされたのはいままでにない経験でした。
    (対戦相手の印象は?)すばらしい選手でした。パンチのスキルもコンビネーションもすばらしかった。
    (コンディションはよかったんですか?)凄く難しいんですが、自分自身がとくに悪いというのはなくて。パンチ主体でいったのが作戦ミスだったのかもしれないです。
    (またK-1のリングには上がりたいですか?)もちろん、戻って来る機会があれば。K-1は一番すばらしいリングだと思っているので、まずは試合の映像をしっかり見て、自分はムエタイスタイルからK-1スタイルにアジャストしている段階なので、次は何を変えるべきかを見て、チャンスがあれば戻ってきたいと思います。最初に約束したとおり、今回こういう結果だったので、みなさんにアイスをオゴります(笑)。今回、みなさんをガッカリさせたのは残念に思ってます。また、激しいトレーニングをして強くなった自分を見せることを楽しみにしてます」

    ■試合後のチャールズ・ボンジョバーニ選手のコメント
    「(試合の感想は?)まず、コーチに感謝したいです。もちろん、こういう機会を与えてくれたK-1のみなさんにも。11月にまた来れることを楽しみにしてます。
    (試合でインパクトを残したことについては?)そもそも、お客さんにいい印象を与えるために来ました。一生懸命トレーニングした甲斐がありました。また、11月にはいい印象を残せるようにがんばります。
    (武尊選手との王座戦への意気込みは?)今日のようなやる気を見せれば、タケル戦でもいい試合ができると確信しています。この調子を維持したいと思います。
    (KOする自信は?)タケル選手との戦いはまた違うものになると思いますが、しっかりトレーニングを積んで、KOできれば自分への大きなご褒美になります。
    (試合内容については?)この夏、非常にトレーニングしてきたことをうまく出せたと思ってます。それはコーチの力が大きいと思っています。最後に関係者にお礼を言いたいと思います。これまで一生懸命にやってくれてありがとうございます。11月に向けてがんばります」

    第8試合◎スーパーファイト◎K-1 -65kg Fight/3分3R・延長1R


    木村“フィリップ”ミノル Kimura "Philip" Minoru

    第8試合◎スーパーファイト◎K-1 -65kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0 30-27,30-27,30-26
    • ×

    平本 蓮 Hiramoto Ren

    平本は大応援団の声援、木村はファンの大歓声をさらに煽って大きくして入場。

    1R、平本はガードを顔の前で固くして右ローを打ち付けていく。しかし木村はジャブから鋭い左フックを放って探る。平本はこれを当てさせず右前蹴りを返す。木村はさらに鋭い左フック。木村は右フックがブロックされると左ボディフック。平本がジャブを伸ばしてくると木村は右クロスを合わせる。プレッシャーを掛けて平本を追う木村。平本はロープを背負う。木村はさらにコーナーへ追い詰め、右クロスから左フックを打ち込み平本の足をフラつかせる。左右のフックをブンブンと振るう木村だが大振りに過ぎ当たらない。しかし木村は左ボディフックをめり込ませ、右ストレート、左フックとさらに襲う。だが、平本はこれをブロックで弾く。最後は木村の右ストレートの直後に平本が左フックを返して終了。

    2R、木村は1R同様プレッシャーを掛けていく。平本はロープを背負うが右ミドル。平本が左フックで出て来ると木村はこれを横にかわして右ストレート。さらにカウンターの右クロスを打ち込む木村だが、平本も直後に左フックを返す。木村は左フックから右ストレートの連携で入り、左フックをさらに繋げる。平本はこれに倒れるが、これは木村の腕の内側に巻き込まれた形でダウンとならず。

    平本は木村のプレッシャーが強いか蹴りが出ない。しかし自らフックを振るって出ていく。木村も前に出返し、平本はロープ際から出ようとするが、そこへ木村はカウンターの左フック。これで遂に平本にダウンを与える。しかし立って再び続行に臨んだ平本は木村に右ストレートを当てる。

    3R、両者ハグをを交わしてから試合開始。木村はジリジリと出て平本をコーナーに詰める。木村はそこへワンツーを放って切り込む。続いて平本に左・右とボディフック。平本もショートストレートを返すが、木村は素早くバックステップして当てさせない。木村は右フックから左フックと振るうが、平本はこれを当てさせず、体を入れ替えて逆に木村をロープに詰め連打をまとめる。木村は左フックから後の右ストレートがよく伸び、平本をとらえる。しかし、平本は被弾しても闘志を落とさない。平本がワンツーで切り込むと、木村はこれを見切ってかわし、左フック、右フックとカウンターで狙って終える。

    判定は30-27、30-27、30-26の3-0で木村。平本にダウンを与えて勝利した。

    試合後、木村はこれまでチャレンジャーだったった自分が若い選手の挑戦を受ける立場となり、押し潰されそうなプレッシャーがあったことを明かしたが、堂々の勝利で前田プロデューサーにリングインを要求。-65㎏王者ゲーオの挑戦者を自分にするよう迫ると、前田プロデューサーも「タイトルマッチは木村選手で決定します」と了承。木村は「しゃー!」と歓喜の声を上げると、「みんな応援よろしく」と続け、拍手と歓声の中、リングを降りていった。


    ■試合後の平本蓮選手のコメント
    「(試合の感想は?)今日は調子もよくて、いろんな人に支えられて、このリングで戦えたことを感謝しています。今日は負けてしまったんですけど、もっとしっかり練習して、次やるときは絶対に勝ちたいと思います。
    (対戦相手の印象は?)戦う前はもっと実力差があると思ったんですけど、練習していってドンドン自信もついていって。いろんな人の思いを背負って……ホントに悔しいです(涙)。
    (手ごたえはありましたか?)3Rにパンチが効いて、手ごたえはつかめたので、次やるときは勝ちます。
    (3R始まる前に抱き合ってましたが?)あまり覚えてないんですけど、最後いい試合しようって言われたんだと思います。
    (ダウンした瞬間のことは覚えてますか?)覚えてます。でも、今回は自分の作戦どおりいけなかったですけど、打ち合ってもいける自信を得たので、次は勝ちたいと思います。
    (もう少し蹴っていくと思いましたが?)いろんな作戦があったんですけど、木村選手のパンチをもらってみて、自分のパンチでもいけると思っていって、ああいうかたちになってしまったので。また、自分のパンチも鍛えて、真っ向から打ち合っても勝てるように練習したいと思います
    (大きな声援は聞こえましたか?)みなさんのお陰でこの舞台に上がって試合できたので、次やるときは恩返ししたいと思います」

    ■試合後の木村“フィリップ”ミノル選手のコメント
    「(試合の感想は?)いままでにないテーマというか、特殊な重圧を背負って、初めてこんな気持ちで試合したんですけど、これがK-1を背負う宿命なのかと思いますね。完璧に乗り越えてはないですけど、新しいストーリーの幕開けとしては課題も残って、いい感じかな、と。ちょっと悔しい気持ちもあって、すぐ練習に取りかかろうと思うんですけど。こうして平本選手と組まれた理由を理解して、だからこそああいう試合をしたんですけど、スポーツとしての試合をすればまた違う展開になったと思いますけど、俺はそんなことするつもりはサラサラないし、K-1を背負う一人の人間として、あれが俺の出した正解だと思うので。すいませんでしたって感じですね。
    (蹴りは使わないと考えていた?)そういうことじゃなくて、倒すためのプランを立てたうえで、蹴りが必要であれば使っていきますし。もちろん、蹴っていくのが必ずしも正しいというわけでもなくて。それはいちファイターとしての作戦ですね。
    (今回の試合はvs自分でしたか?)そうですね。平本選手対策をしてどうこうというのはなくて、ただ自分がもう一段階上の選手になるトレーニングをしてきて。ああいう試合ができるのは正直悪いことではないので、あんな試合できるのは俺くらいしかいないので。魔裟斗選手が引退したいま。、ああいう試合できるのは自分くらいかなって思いますね。
    (悔しい部分というのは?)倒しきれない部分や、試合内容ですね。ひとつのテクニックとしてミスがあったなと思いますね。エンターテインメントとしては正解の試合だとは思うんですけど、格闘技としてはミスも多かったなと思いますね。
    (ゲーオ戦については?)俺もさらにレベルアップしてないと倒されちゃうと思うので、11月は最高に仕上げて、人生その一日だけを生き抜くためにトレーニングします。これから格闘技界を背負っていきたいと思うし、11月に全人生を注ぎたいと思います。楽しみにしてくれたら幸いです」