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K-1-90kgルーマニア予選は、無敗の“剛腕”コルコデルがダウンを奪い優勝!=10.9ルーマニア・ヤシ

ルーマニア予選で優勝したコルコデル
 2026年10月9日(金=現地時間)、ルーマニア・ヤシで[K-1 WORLD GP 2027 -90kg世界最強決定トーナメント・ルーマニア予選]が行われ、“剛腕”ヴァシレ・コルコデルが優勝した。

 同予選は4名によるワンデイトーナメントが実施され、優勝者が12月の世界最終予選へ進出。ここを勝ち抜いた選手と主催者推薦選手が、2027年2月に東京で開催される「FINAL16」で激突。その勝者8名が、同年5月9日に東京で行われる「FINAL8・決勝トーナメント」に進出し、-90kg世界最強の座を争う。

各試合結果と詳細は以下。
コルコデル(右)がダウンを奪い決勝へ
[K-1 WORLD GP 2027 -90kgルーマニア予選トーナメント・準決勝(1)/3分3R・延長1R]
●セバスティアン・ルタニウク(ルーマニア/Professional Fight Gym Bistrita)
判定0-3
〇ヴァシレ・コルコデル(ルーマニア/Academia Catalin Morosanu)

 ルタニウクは、ISKA K-1ルール世界クルーザー級(-88.5kg)王者にして初代DFSクルーザー級(-90kg)王者。戦績は40戦26勝(5KO)12敗2分と経験豊富で、パンチのパワーに加えて多彩な蹴り技も持っている。

 コルコデルは、9戦9勝(6KO)無敗をマークしている新星。ムキムキの剛腕パンチを持つファイターで、左フックの破壊力は強烈だ。

 1R、コルコデルは前蹴りをボディへ突き刺し、ローキックを連発。ルタニウクも前蹴り、ローキックを返す。だがコルコデルは、大振りのフックで倒しにいく。そして左フックが側頭部の辺りにヒットしてルタニウクがダウン。立ち上がったルタニウクは、カウンターのフックを合わせて反撃する場面を作ってKOは免れた。

 2R、開始早々にコルコデルはここも大振りフックで攻め込む。だが、ルタニウクが鋭いフックを返してクリーンヒットを許さない。それでもコルコデルは左ボディ連打から左ハイキックのコンビネーションで倒しにいく。ルタニウクもワンツーからのハイキックを返して意地を見せた。

 3R、コルコデルは左右フックから右ローキック、さらに左フックから右ローキックのコンビネーションで崩しにかかる。ルタニウクはローキックを返すのが精一杯。コルコデルは右フック、バックスピンキック、ヒザ蹴りと怒涛の攻撃。判定勝負となり、コルコデルが3-0で勝利して決勝へ進んだ。
ボデスク(右)はパンチがうまいテクニシャンタイプだった
[K-1 WORLD GP 2027 -90kgルーマニア予選トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R]
〇ベカリ・ボデスク(ルーマニア/Tiger Gym Ramnicu Valcea)
判定3-0
●アーロン・マカイラ(ルーマニア/Rapid Bucharest)

 ボデスクは、ルーマニアのキックボクシング選手権-80kg級と-85kg級で4度優勝経験がある実力者。強烈なカーフキックと右フック、左ボディを持っている。

 対するマカイラは、Tellur DFS CUP -75kg級で2度優勝の経歴を持ち、これまで2勝2KO無敗のイケメンファイター。構えをスイッチしながらの素早いパンチ、好戦的なスタイルはK-1に合っていそうだ。

 1R、マカイラは構えを左右にスイッチしながらバックスピンキック、両手を広げてローキック、飛び込んでの左と変幻自在の動き。ボデスクは距離を詰めて右も空振り。下がってパンチを警戒するマカイラは、前へ出て左をヒットする場面も。ボデスクのパンチの間合いを外し続けたマカイラは、決定打を許さなかった。

 2R、ボデスクは右、左と蹴りを飛ばしていく。マカイラは左右に構えをスイッチして対応。互いに見合う展開が多く、レフェリーから両選手が注意を受ける。ボデスクは前へ出てボディ連打、そして左を飛ばす。下がるマカイラは、パンチを被弾するシーンも。ボデスクは圧力をかけて左右フックで追い込んだ。

 3R、ここでもボデスクはプレスをかけ、マカイラが距離を取って下がる展開に。ボデスクは蹴りからパンチ。マカイラは二段蹴りを見せた。消極的な動きに見えるマカイラだが、ときおり放つフックは鋭く、ボデスクの踏み込みを許さない。最後まで決定的な場面もなく判定へ。3-0で積極的に攻めたボデスクが勝利した。
決勝もコルコデルがパワーで圧勝
[K-1 WORLD GP 2027 -90kgルーマニア予選トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R]
〇ヴァシレ・コルコデル(ルーマニア/Academia Catalin Morosanu)
判定3-0
●ベカリ・ボデスク(ルーマニア/Tiger Gym Ramnicu Valcea)

 決勝は、ルタニウクからダウンを奪って勝利したコルコデルと、マカイラを完封したボデスクの対決となった。

 1R、コルコデルはプレスをかけながら前蹴り、ローキックで攻撃。ボデスクは右に回りながら隙をうかがう。コルコデルが左右フックで攻めると、ボデスクもフックで迎え撃った。コルコデルは左から右ストレート。初戦よりもコンパクトにパンチを放つ印象。ボデスクはパンチにヒザ蹴りを合わせるテクニックを見せた。

 2R、ここでも前へ出て攻めるのはコルコデル。左右フックで倒しにいく。ボデスクは左右フックで反撃も、右ローキックを蹴られて動きが止まるシーンが増えていく。ダウンを奪いたいコルコデルは、右ローキックを連発し左フックで襲い掛かる。ボデスクは鋭いパンチを返す。完全に右ローキックを効かせているコルコデルは、あと一歩まで追い詰めた。

 3R、ここでもコルコデルの狙いは右ローキック。だがボデスクは構えを変えながら右へ回り、ダメージを軽減する。コルコデルは右、左のパンチを連続させて倒しにいく。ボデスクはサークリングで逃げ、決定打を許さない。コーナーを背負うボデスクは前蹴りでブロック。コルコデルは左ボディ、右フックでKOを狙い続けた。判定勝負となり、3-0でコルコデルが勝利してルーマニア予選を制した。

◇選手プロフィール

セバスティアン・ルタニウク(ルーマニア/Professional Fight Gym Bistrita) Sebastian Lutaniuc
01.3.10生/ルーマニア・ビストリツァ出身/25歳/180cm/オーソドックス/40戦26勝(5KO)12敗2分
<主なタイトル歴>
ISKA K-1ルール世界クルーザー級(-88.5kg)王者
初代DFSクルーザー級(-90kg)王者
instagram:@sebastianlutaniuc

ヴァシレ・コルコデル(ルーマニア/Academia Catalin Morosanu) Vasile Corcodel
03.4.25生/モルドバ・キシナウ出身/23歳/187cm/オーソドックス/9戦9勝(6KO)
instagram:@vvasile25

ベカリ・ボデスク(ルーマニア/Tiger Gym Ramnicu Valcea) Becali Bodescu
05.1.29生/ルーマニア・ルムニク ヴルチャ/21歳/182cm/オーソドックス/10戦8勝(5KO)2敗
<主なタイトル歴>
ルーマニア キックボクシング選手権 -90kg級 4度優勝
instagram:@becali_k1

アーロン・マカイラ(ルーマニア/Rapid Bucharest) Aaron Macaila
07.6.24生/スペイン・バレンシア出身/19歳/183cm/オーソドックス/2戦2勝(2KO)
<主なタイトル歴>
Tellur DFS CUP -75kg級 2度優勝
instagram:@aaron_leo24
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