news

ニュース

金子晃大vs.大久保琉唯のタイトル戦決定!「今回もKO勝ち」(金子)「僕が勝たないとK-1は変わっていかない」(大久保)=2026.2.8K-1代々木第二

 12月5日(金)都内会場にて、2月8日(日) に東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2026~ -90kg世界最強決定トーナメント~』の追加対戦カード発表記者会見が行われた。

 K-1の須藤元気プロデューサーは、K-1スーパー・バンタム級タイトルマッチとして王者の金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)と挑戦者の大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)の試合を発表した。

 金子は24年のK-1-55kg世界最強決定トーナメントで、カン・メンホン、璃明武、大久保琉唯を破り同トーナメントで優勝。前戦は9月のスーパー・バンタム級王座防衛戦で池田幸司を破り、リベンジに成功してベルトを死守した。

 大久保は、24年に開催された-55kg世界最強決定トーナメント準決勝で玖村将史から判定勝ちを収めるも、決勝で金子晃大にKO負けを喫して準優勝に終わった。同年12月に璃明武から判定勝ちを収めると、25年は竹見浩志郎、紫苑、ウー・ユートンから3連続KO勝利中だ。今回は大久保のリベンジ戦となる。

 会見には金子と大久保が出席。今回が5回目の王座防衛となる金子は、「しっかり格闘技を感謝しながらやっていこうと思います」と挨拶。

 大久保は「1年半前に金子選手に敗れてから、やっと来たなという感じです。あの時はまだK-1のチャンピオンになれるかというと、そういう器でもなかったのかなと感じてます。 だけど今は毎日K-1のことを考えて、K-1 を大きくしたいなと思ったり、K-1 が大好きだからこそベルト巻きたいなと思ってます。2月8日は金子選手は偉大なチャンピオンですけど、全力で挑まさせていただいて、必ずベルト巻きます。最後みんなで勝って笑いたいと思います。約束は守ります」と熱く語った。

 両選手の記者会見のコメントは、以下の通り。
――再戦になるが、あらためて両選手の印象について。

金子「結構勢いがある選手なんだなと思います」

大久保「スーパー・バンタム級のベルトの価値を高めてきたのも金子選手だと思いますし、偉大なチャンピオンですけれど、それを超えないといけないなと思ってます」

――今回の再戦のオファーをどう思ったか。

金子「チャンピオンとして、やるべきことをやるだけですね。それがK-1でのやり方なので、そこは変わらずにやっていこうと思います」

大久保「1年半前に負けてから、この成績まで全てしっかりと負けることなく勝ち続けてきたので、最初にも言いましたけれど、やっと来たなという感じです」

――金子チャンピオンは前回の池田戦を振り返ってみて、どんな収穫があったか?

金子「精神の体力は変わったなと思います」

――池田戦の試合後に精神のゲージがなくなってしまい、充電する時間が欲しいと発言していたが、現在の状況は。

金子「あれは、わかりやすくそう言ったんですけど、やっぱり2カ月スパンでしっかり作るっていうのは物理的に難しいなと思っています。そういう意味で、2カ月だときついなという話をしただけです」

――戦う気持ちが、すごく戻ってきてる感じでしょうか。

金子「いや、戦う気持ち自体は元々減ってないです」

――前回の大久保選手との試合はKO勝ちだったが、今回は。

金子「今回もKOで勝ちたいなと思ってます」

――大久保選手は3連続KO勝ちだが、金子チャンピオンから見て彼の成長どう見ているか。

金子「勢いあるなと思います」

――前回の大久保選手のKO勝ちを見てどんな印象があるか。

金子「勢いがあるなと」

――大久保選手は、金子選手の長期政権(今回が5回目の防衛戦)をどう見ているか?

大久保「金子選手が、このスーパー・バンタム級のベルトの価値を高めてきたことも事実だし、ずっとベルトを保持して、勝ち続けてきたのも素晴らしいこと。でも、僕が勝たないとK-1は何も変わっていかないなって思っています。僕が、しっかり偉大な金子選手というチャンピオンを倒して、格闘技界全体を変えるような勢いでやっていきたいと思っています」

――大久保選手は、前回の金子選手と池田選手の試合をどう見たか?

大久保「最初は、池田選手が1ラウンドで勝っちゃうんじゃないかなっていう展開もあったんですけれど、やっぱりチャンピオンの意地というか、そこでひっくり返したなという試合でしたね」

――大久保選手は3連続KO中で覚醒したと言っていたが、何が変わってきたか実感はあるか。

大久保「もちろん全体的なパワーだったり、技術もそうですけれど、自分の中で少し気持ちが変わってきたのかなっていうのはあります。倒しに行くマインド、練習もそうですし、格闘技に対して真剣に向き合うようになってきたなというところが一番大きいところかなと思ってます」

――4連続KOを狙うか?

大久保「そうですね。やっぱり倒しに行くっていう展開は、3ラウンドの中では必ず出てくると思います。そこをしっかり突き抜けて、倒してKOでチャンピオンになりたい」

―― 大久保選手は最近マッスル化が進んでいるようだが、現在の体重と階級を上げる気持ちは。

大久保「確かに身長もこの階級の中だと高いですし、身体も少しずつ大きくなって若干きついなというところもあります。でも、やっぱり55kgのこの階級でしっかりK-1のチャンピオンになることが、全階級の中で一番価値があると個人的に思っています」

――今、体重は何kg?

大久保「最近はちょっと節制をし始めて、63、64kgくらいですね。いつもは65kgぐらいまで行っちゃうんですけど、今回は少し早めに節制しています」

――K-1の顔・代表になるためには何が必要か?

大久保「覚悟だなって思ってます。やっぱり団体だったり、ファンの皆さんが望むこと、想像することをしっかり覚悟を持ってやっていけることかなと思います」
――両選手は相手をどういう存在だと認識しているか?

金子「すごい勢いのある選手だなっていう感じです」

大久保「チャンピオン」

――大久保選手は、この試合を実現させるタイミングを重要視していたがどう思うか。

大久保「本当は、今年ベルトを巻くことが目標で1年間言ってきたんですけど、来年2月8日のタイミングでよかったなと思っています。ここ1年間、本当に全試合KOで勝ってきて、挑戦者は大久保しかいないだろうって、多分ファンの皆さんも納得できるような勝ち方をしてきたと思うので、このタイミングで本当によかったです」

――金子選手、今回の試合のテーマは。

金子「道徳です」

――2026年のテーマはありますか。

金子「まだ2026年はないです」

――大久保選手もテーマは?

大久保「集大成とかですかね、簡単に言えば。6歳から格闘技をやってきて、15年間やってきてよかったなって思われるようになりたいです」

――2026年のテーマは?

大久保「全勝全KOです」

――両選手に2人が争うベルトについての思い、自分自身にとってどういったキャリアの意味があるか。

金子「このベルトに人生かけてきた選手たちや、僕が人生をかけてやってきているベルトなんで、戦ってきた方々の思いも背負ってると思ってます」

大久保「金子選手が勝ち続けてきたからこそ価値のあるベルト。6歳からやってきて世界チャンピオンになりたいっていう夢があって、それがあと一歩、あとちょっとのところまで来た。僕も格闘技に人生を賭けてますし、小さい頃から格闘技しかやってこなかったので、このベルトに向けて真剣な気持ちで取りに行きたいと思っています」

――金子選手、道徳とはどういう意味がある?

金子「試合見てもらえばわかると思います」

――大久保選手は、金子選手の道徳発言をどう思うか?

大久保「意味合いは試合やってみないとわかんないんですけど、なんとなくはわかる感じです。やってきたことを見せつけるだったり、そういうところなのかなと思っています。僕も小さい頃からやってきたものをすべて見せたいなと思ってます」

――大久保選手は、金子選手に俺とやってくれみたいなアピールをしてきたが、今はどういう気持ちがあるか?

大久保「嬉しいっていう気持ちではないですけれど、なんか不思議な気持ちですね。いろんな気持ちがある中で、ベルトを取ったら嬉しいなという気持ちになると思いますし、今はこのいろんな感情も楽しんで試合までやっていければいいなと思っています」

――大久保選手は華もあるし、ルックスもいい。表に出したいような存在になってきてると思うが、そういう評価をどう感じているか。

大久保「もちろん嬉しいんですけれど、やっぱり一番自分の満足するものは、試合で見せるとか、チャンピオンになるってことだと思います。一番自分の中で幸福度の高いことを、達成したいと思っています」

――金子選手は、大久保選手という若い芽を摘むという意識は。

金子「そういうことは思っていないですけど、僕がK-1という3分3ラウンドの戦い、やってきた戦いを、今まで戦ってきた選手たちの全部を含めて見せていきたいなと思っています」

――最後にファンにメッセージを。

金子「2月8日は試合を見に来てくれた方々に、今までやってきていることや、たくさんの人の思いを背負いながら戦っていくところを試合で届ければいいなと思っています」

大久保「2月8日まで死に物狂いの練習をして、自分自身をしっかり鍛え直して、最強の姿で帰ってきます。必ずベルトを巻きたいと思ってます。応援よろしくお願いします」
チケット購入