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「K-1 WORLD GP」6.3(土)横浜<インタビュー>壬生狼一輝「あの態度と発言にはムカついたし、自分とK-1がナメられていると思った。いつもと違う自分が見られると思うので楽しみにしていてください」

 6月3日(土)神奈川・横浜武道館「AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023 ~初代ミドル級王座決定トーナメント~」の[K-1バンタム級/3分3R・延長1R]で白幡裕星と対戦する壬生狼一輝のインタビューを公開!

──壬生狼選手の前回の試合は昨年12月K-1大阪大会での初代バンタム級王座決定トーナメントでした。振り返ってみていかがでしたか?

「一回戦がサンベル・ババヤン戦で結構調子は良かったんですよ。準決勝の相手が黒田斗真選手で思ったよりやれたのかなと思ったんですけど…やっぱり決め手がなかったというか、そこが敗因かなと思います。ただ、前回の試合から自分に自信というか、いずれK-1チャンピオンになれるなって自分で思ったんで、それはいい自信になったのかなと思います」

──結果は残念でしたけど、ある程度の手応えを掴めたトーナメントだったということですか?

「そうですね。自分ではいけるなと思いました」

──そこも踏まえて、現在意識して取り組んでいることは何かありますか?

「今取り組んでいるのはフィジカル面ですね。バンタム級で何か突き抜けないといけないと思ったんで、今はフィジカルを鍛えています。あとはスタイルを前回の試合から少し変えていて、それが今はいい感じで進んでいますね。結構いけるんじゃないかと思っていて、そのスタイルを完成させるために練習している感じです」

──前回の試合ではレオナ・ペタス選手がセコンドに就いていましたが、試合が終わった後はどんなことをおっしゃっていたんですか?

「レオナさんは僕に限らずいろんな選手に『お前はまだ弱い』って言うんですけよ。試合が終わった後もいつも『まだまだだよ』みたいな。でも『今回の試合で成長している姿は見れたから、これからもセコンドにも就くし、いつでも頼ってくれ』と言ってもらえました」

──そして、6月K-1横浜武道館大会で試合が決まりました。

「やっと来たかっていう感じでしたね。久しぶりの試合だなって、率直に嬉しく思っています」

──対戦相手の白幡選手の名前を聞いた時はどう思われました?

「前回の吉岡ビギン選手との試合しか見てないのでなんとも言えないですけど、他団体のチャンピオンということだけは知ってますが、あまり印象という印象はないですね。(白幡は)サウスポー・他団体のチャンピオンぐらいの印象なんで、ここは勝たないといけない試合だなと思いました」

──他団体のチャンピオンになった実績を残してきた選手を迎え撃つのは、いつもの試合と違う気持ちになりますか?

「僕は白幡選手のことをK-1の外から来た選手だと捉えているので、その分、モチベーションが上がります。対抗戦っていうものに結構憧れていたので、そういうモチベーションでいます」

──先日の「K'FESTA.6」やRISEのビッグマッチでもK-1とRISEの対抗戦がありました。気持ち的にも燃えるものがありますか?

「いつもとは違う形で燃えますね。K-1のバンタム級の選手とはほぼ全員とやっているので、K-1を代表して戦うというシチェーションを味わえるので、今回の試合が楽しみです」

――記者会見では白幡選手から挑発的な言葉を受けましたが、率直にどんな心境でしたか?

「最初は驚きましたね、『そういう風に来るの?』って。予想外のコメントだったので、そのままの自分を通すのかどうするのか。ちょっと迷ったんですけど、だんだんムカついてきて、それで出てきた言葉が『お前、誰!?』でした」

――あの言葉は壬生狼選手の本音から出た言葉なんですね。

「はい。実際に白幡選手のことは試合が決まるまで知らなかったですし、Krushで1試合やっただけじゃないですか。その試合も微妙な試合だったし(※吉岡ビギンに判定2-0で勝利)。それであの態度と発言だったんで、まさに『お前、誰!?』って心境でした」

――「2年前からこのリングで身体を張って、バンタム級を盛り上げてきたのはワシらじゃ!いいところどりはさせん!」という言葉にも壬生狼選手の想いを感じました。

「あれだけナメた口を聞かれて黒田・池田(幸司)が何も言い返さなかったのもイラっとしたんですよ。あれは自分には理解できないっす。僕は自分とK-1がどちらもナメられていると思ったんで、ナメんなよ!って気持ちだけです」

――今回はいつもと違う壬生狼選手が見られそうです。

「はい。楽しみにしていてください」

──今大会ではチャンピオンの黒田選手の試合も含めて、バンタム級の試合が4カード決まったんですけど、それだけ注目されている階級だと思いますが、その中でどんな試合を見せてアピールしたいですか?

「僕にしかできない試合を見せたいと思います。まだK-1に来て一回もKOがないので、まずは倒せるというところを見せたいなと思うのと、見ている人がのめり込むぐらいの気持ちがぶつかり合う試合をしたいなと思っています」

──会見でも中村プロデューサーがおっしゃっていましたけど、バンタム級はチャンピオンの黒田選手をしてもまだ頭一つ抜けている状況ではないと。そんなバンタム級で戦っていく上で、現在はどんな展望をお持ちですか?

「僕は(大仁田厚さんの口調で)『黒田斗真、狙うはお前の首一つ!』なので。彼には3回も負けているんですけど、何回でもやってやろうという気持ちなんですよ。それこそ勝つまでやってやろうという気持ちだし、前回負けて差が開いちゃったって思っているんで、その位置にたどり着くまでは絶対に負けずに勝ち続けて、また挑戦しようと思っています」
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