大会情報

  • 日程 2017年04月02日(日)
  • 会場 後楽園ホール
  • 観衆

    1,850人(超満員札止め)

  • 開催日時概要

    (17:00開場/17:10プレリミナリーファイト開始)

    大会概要

    対戦カード

    プレリミナリーファイト第1試合◎Krush -65kg Fight/3分3R


    蔵人 Kuroudo

    プレリミナリーファイト第1試合◎Krush -65kg Fight/3分3R

    • ●
    • KO
      • 3R 2分29秒
    • ×
    x

    高下 由暉 Koge Yuki

     1R、蔵人はサウスポー、高下はオーソドックスで、蔵人の左ミドルに高下は右ローを返してジリジリと蔵人を押していく。しかし蔵人も距離を掴んで左の蹴りをミドル、ローと蹴り分ける。蔵人の左ミドル、左インローを受け、右腕と左内股が赤くなる高下。パンチを狙い距離を詰める高下だが、蔵人もパンチを打ち返して下がり、距離を詰めさせない。

     2R、左フックと右ストレートを強振して前に出る高下。間合いを保って蹴りを出す蔵人は、そこから前に出てボディに左ヒザを入れ、さらに顔への左ストレートもヒット。両者打ち合いとなり互いにストレートをヒットさせるが、そこから蔵人が左ロー、左ストレートで高下を押す。だが、高下もボディへの右ヒザを突き刺して反撃。さらに蔵人へ右ストレートを送る。

     3R、左ミドルから左ストレートを伸ばす蔵人に対し、高下はパンチ狙いの様子だが、狙い過ぎか手数が落ちる。蔵人が左ミドル、左ヒザを当てていく。しかしここで蔵人の蹴りが高下にローブローとなってしまい一時中断。再開後、高下はパンチを回転させて間合いを詰めるが、そこを蔵人の左クロスが打ち抜きダウン。立ち上がった高下に蔵人は左右の連打を集め、左ストレートを2連続で決めてノックアウトした。

    プレリミナリーファイト第2試合◎Krush -53kg Fight/3分3R


    金子 晃大 Kaneko Akihiro

    プレリミナリーファイト第2試合◎Krush -53kg Fight/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:29/30:29/30:29
    • ×
    x

    小只 直弥 Otada Naoya

     1R、金子のオーソドックスに対し小只はサウスポー。小只は距離を取ってリングを左に回っていく。そこから前に出て攻撃の機会を探るが、金子もそのタイミングでロー・ストレートを伸ばす。両者、激しい交錯はまだあまり見られず終了となる。

     2R、やはり小只は距離を取って左回りをするが、金子はこれに対し1Rより間合いを詰める。しかし小只はそこへ左ストレートを伸ばしてヒット。だが、金子も右ボディストレートから左フックを振るって当て返す。見合いの1Rから両者打ち合いが激しくなる。金子は小只が前に来たところに右ストレートを伸ばしてカウンター。さらに左フック、右ミドルも小只に追撃する。しかし、ラウンド最後は小只も左ストレートを返して反撃する。

     3R、鼻血の見られる金子だが、小只の踏み込みに右ストレート・右ミドル・右ヒザとカウンターを狙う。小只もしかしこれで怯まず左ストレートで飛び込む。だが、ここで金子の放ったヒザがローブローとなってしまい口頭注意が与えられる。再開となる、打ち合いの中で金子の蹴りが再び下腹部に。金子には警告となり試合が再開される。両者近距離での打ち合いとなり、ラウンド最後は小只が左クロスを中心にした気迫の連打で金子を下がらせて終了。

     判定は30-29、30-29、30-29の3-0で金子。2戦2勝同士の対決を制し、負けなしの3戦3勝とした。

    プレリミナリーファイト第3試合◎Krush -60kg Fight/3分3R


    三輪 裕樹 Miwa Yuki

    プレリミナリーファイト第3試合◎Krush -60kg Fight/3分3R

    • ●
    • TKO
      • 1R 3分0秒
    • ×
    x

    山本 直樹 Yamamoto Naoki

     1R、ともにオーソドックス。前蹴り、ロー、ミドルと蹴り中心の組み立てを見せる山本に対し、距離を詰めてパンチを狙う様子の三輪。しかし山本が右ロー、左ミドル、顔面前蹴りと多彩な蹴りを決めて優位に立つ。この顔面前蹴りで三輪は口から出血。ドクターチェックが実施される。再開すると、三輪は意を決したようにガードを固めて前に出て、左フック、右アッパーとパンチの連打。しかし山本は距離を作ると左ミドル、跳びヒザ、バックキックとやはり蹴りを駆使して優勢になる。再び出血が激しくなってくる三輪。

     1Rが終了するが、インターバル時のドクターチェックで三輪がストップとなり、山本が勝利した。

    第1試合◎Krush -55kg Fight/3分3R


    良星 Rasuta

    第1試合◎Krush -55kg Fight/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        29:28/30:29/30:29
    • ×
    x

    貴章 Takaaki

     160cmの良星に対し、177cmの貴章の身長差対決。しかし良星はあまり苦にした様子を見せず、サウスポーの構えから細かなジャブを突き、スピーディーなフットワークで翻弄せんととする。右ストレートを当てる貴章だが、良星はフットワークを止めず、攻撃を連続で受けない。

     2R、良星は左ミドルを放ちながら貴章に向かい、オーソドックスに戻ると右ローで貴章を転倒させる。だが、立ち上がった貴章は長身を活かした深い懐で良星の進入を妨げ、攻勢を受けない。良星はステップが軽快でジャブからロー、かと思えばバックブローと見せるが、貴章も同じバックブローを返す。スピードを活かし攻め入らんとする良星だが、貴章の高身長と深い懐をまだ攻略には至らない。

     3R、良星は跳ねるようなフットワークは変えず、前に出るプレッシャーを増す。貴章は打ち下ろしの右ストレート、カウンターのヒザで対抗するが、良星は見切りと出入りの判断がよく、貴章の攻撃をクリーンヒットさせない。ローからパンチを振るう良星だが、貴章がバックステップするとリーチ差もありパンチが届かない。しかし後ろ回し蹴りをボディに入れ、さらにヒザ蹴りもボディに打ち込んで効かせ、そこからの打ち合いでミドル、ヒザと貴章を下がらせて終了する。

     判定は29-28、30-29、30-29の3-0で良星。2度目のKrushで初勝利を挙げた。

    ■試合後の良星選手のコメント
    「(試合を振り返って?)今回は勝ちにいくという姿勢だったんですけど、気持ちが前につんのめりすぎて、習った技術が出なかったです。でも、勝つことができてホッとしてます。(今後の目標は?)まだ、Krushでは1勝1敗なので、勝ちを重ねて王者を目指してがんばります」

    第2試合◎Krush -63kg Fight/3分3R・延長1R


    泰斗 Taito

    第2試合◎Krush -63kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 延長判定
      • 0-3
        9:10/9:10/9:10
    • ×
    x

    青津 潤平 Aotsu Junpei

     1R、両者まずはジャブを突き、そこからの右ローで探り合いをする。しかし泰斗がロープを背にしたところで青津が右ストレートを強振、そこから繋いだ左フックで泰斗をとらえてダウンを奪う。立ち上がるもややダメージのうかがえる泰斗に、青津はバックブロー、そしてダウンを奪った左フックとさらに攻める。

     2R、ローを放っていく泰斗だが、青津はガードを固めてロープ際に追い込み、初回にダウンを奪った左フック。ジャブあるいは左フックから右ローに繋ぐ泰斗だが、青津はこれをカットし、「見えてるぞ」とばかりニヤリと笑う。ブロッキングで泰斗のパンチを弾き、左ボディフック、右クロスと青津は攻める。そして右クロスから返しの左フックを放って泰斗をとらえる。

     3R、ダウンの失点がある泰斗はパンチからローに連係するコンビネーションで前に出て行く。青津のガードが一瞬落ちた瞬間に左ストレートでとらえるが、青津はすぐにまたガードを固め、泰斗の攻勢をせき止める。攻めて出て押していく泰斗だが、ガードの固い青津を切り崩すには至らない。青津がガードから返した左フックで泰斗を止めて終了となる。

     判定は30-28、28-28、28-28で1票青津に入るも2者が泰斗の巻き返しを支持してドロー。延長戦に突入となる。

     EXR、変わらずジャブと左フックからローで追う泰斗に対し、青津も堅固なガードから左右のフックを返していく。泰斗は接近戦で青津のボディにヒザ。やや効いたかに見えた青津だが「大丈夫だ」とばかりに首を振り、右クロスを返す。やや後手の目立っていた青津だが、ラウンド終盤は積極的に先手で攻め、右クロス、左フックとヒットを上げて終了を迎える。

     判定は3者10-9で青津。-63㎏に階級を移しての初戦を勝利した。

    ■試合後の青津潤平選手のコメント
    「(試合を振り返って?)さほどの差を感じなかったですが、60から63に変更して重かったですね。スピードは落ちますが、一発一発が重くて、途中しんどかったです。(ダウンを奪ったが?)たまたまですし、ダウンを取ってドローじゃ負けみたいなもんなので。延長で勝ちましたけど、まだまだです。(今後の目標は?)全体的に自分を変えないとなって思いました。なんとか今回ギリギリでも勝てたので、もう少し踏ん張らせてもらってがんばりたいと思います」

    第3試合◎第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R


    郷州 征宜 Goshu Masanobu

    第3試合◎第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        28:29/28:29/29:30
    • ×
    x

    安保 璃紅 Anpo Riku

     1R、リング中央に立ち、ジリジリと出てプレッシャーを掛けんとする郷州。しかし安保も「しっかり動け」というセコンドの声を聞いてフットワークを止めず、郷州のプレッシャーを正面から受けない。そして自ら切り出して打ち合いを挑み、右ストレート、左フック、右アッパーとパンチを回転させる。そして跳びヒザを繰り出す安保だが、ここは郷州が右ストレートをカウンターで決める。

     2R、前に出んとする郷州だが、安保はそこへスピードとタイミングよくジャブを合わせてストップ。郷州のプレッシャーを受けない。豪州が左フックとストレートを振るって前に来ても、安保は巧みなボディワークを見せてパンチに空を切らす。だがクリーンヒットこそもらわない安保だが、郷州を攻め立てるには至っていない。

     3R、安保はジャブとフットワークでの空間支配でやはり郷州のプレッシャーを目減りさせる。しかしならばと郷州は安保をロープに詰めてパンチを集める。安保も右ストレート、左フックを返すが、郷州は被弾があっても前に出て右スト、左フックとパンチを打ち付ける。

     判定は29-28、29-28、30-29の3-0で安保。僅差であったが勝利し、これで戦績を7戦7勝(5KO)と無敗を更新し決勝進出を果たした。

    ■試合後の安保璃紅選手のコメント
    「(試合を振り返って?)郷州選手に勝ったのはうれしいんですけど、ちょっとパワーが足りないなと思いました。自分も同じ階級の選手の中ではパワーがあるほうだと思うんですが、郷州選手はタフでした。(次は決勝だが?)どちらが上がってきても、優勝への道筋は見えているので。いつもの練習に今日感じたことを練習に加えて、5月にはチャンピオンになるようにがんばります」

    第4試合◎第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R


    レオナ・ペタス Leona Pettas

    第4試合◎第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        29:27/29:27/30:27
    • ×
    x

    朝久 泰央 Asahisa Taio

     1R、距離を取って立ったレオナは朝久がローを放つとこれにシャープな左ジャブを飛ばす。朝久はロー、顔面前蹴りと蹴りが中心だが、右クロス・左フックとパンチも織り交ぜる。朝久は右クロスから顔面前蹴りと入れるも、レオナはひるまない。そしてここから朝久がパンチで仕掛けるが、レオナは逆に右クロスを2連続で当てて膝が一瞬押した朝久にレフェリーはスタンディングダウンを宣告。レオナがこのラウンドをものにして初回を終える。

     2R、プレッシャーを強めた朝久は間合いを詰めて右フックをヒット。しかしレオナはこれで弱気にならず、右ストレートを返して朝久を下がらせる。朝久のジャンピング顔面前蹴りから両者左右の拳を振るっての打ち合いに。朝久の左フック、左ジャブがとらえるが、レオナもダウンに繋がるようなクリーンヒットは与えない。

     3R、やはり朝久は距離を詰めて打ち合いを挑んでいく。しかしレオナもギリギリのところで見切って大きなダメージは負わない。やや朝久に追われていたレオナだが、ボディへのヒザを織り交ぜ左フックと右ストレートを打ち返し、終了間際には右ストレートで朝久をフラつかせて終える。

     判定は29-27、29-27、29-27の3-0でレオナ。“石の拳”ぶりを見せ勝利した。

    ■試合後のレオナ・ペタス選手のコメント
    「(試合を振り返って?)ずっと相手が狙ってるのわかってたんですけど、コッチも大振りになっちゃって、なかなか修正できなかったですね。相手も左で来ると思ったら右だったので『やられた!』って思いました。でも、ふだんは右の相手とやる機会が多いので。(次は決勝だが?)めっちゃ楽しみです、絶対にベルトを巻きます! いままでチャンスをモノにできなかったのが、自分の力でここまで来たので、絶対に取ります!」

    第5試合◎Krush -58kg Fight/3分3R・延長1R


    エリアス・マムーディ Elias Mahmoudi

    第5試合◎Krush -58kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-2
        29:29/29:30/28:29
    • ×
    x

    西京 春馬 Saikyo Haruma

     1R、オーソドックスのマムーディは伸びのある前蹴りから右フックを強振して向かうが、西京もこれに怯まずサウスポーから左フックを強振して返す。西京は左ボディフックを打ち込み、これにマムーディはややガードが落ちる。リーチで勝るマムーディは前蹴りを入れて西京を遠ざけんとするが、西京は左ミドル、左ローを打ち込み対抗する。マムーディが矢継ぎ早に左右のストレートを繋いできても、西京はしっかりガードで弾いて当てさせない。

     2R、マムーディは右ミドル、跳びヒザから伸びのあるストレート、フックを繋いでくるが、西京はこれに気おされず左ミドルを返す。マムーディのバックブローでヒジが当たってしまう場面があったが再開。西京はジリジリと歩を進め、マムーディにロープを背負わせ、ステップインしての左ストレートをヒットする。

     3R、マムーディの右ハイキックを西京は首筋で受け止める。リーチのあるミドルを飛ばすマムーディだが、西京はすぐに左ミドル、右ローをリターン。マムーディはこの蹴り返しが気になるか自らもサウスポーに構えを変える。西京は左ローを蹴り与えながらマムーディに迫る。そして終盤、kコーナーに詰めて左ストレート、右フックで攻める。マムーディは苦しいか、西京の蹴りをキャッチしてしまう場面を見せる。

     判定は29-29、30-29、29-28の2-0で西京。同い年(19歳)の“フランスの天才児”マムーディを降した。

    ■試合後の西京春馬選手のコメント 
     「(試合を振り返って?)試合前は勝ち方にこだわる予定だったんですけど、実際はいっぱいいっぱいでしたね。
    (相手の印象は?)K-1の映像しか観てないんですけど、そのときはトーナメントなので違う戦いかたで来ると思ってました。(vs外国人は初だったが?)僕と同い年だったので絶対に負けたくないと思ってました。(今後の目標は?)ノンタイトルでもいいので小澤選手とやりたいですね。もちろん、タイトルマッチだとうれしですけど。僕が一番強いんだっていうのを証明したいです」

    第6試合◎Krush -65kg Fight/3分3R・延長1R


    左右田 泰臣 Soda Yasuomi

    第6試合◎Krush -65kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分18秒
    • ×
    x

    松下 大紀 Matsushita Daiki

     松下は試合前、額をつけて激しいにらみ合いを仕掛けるが、左右田は笑みを消さずにこれに対抗する。

     1R、左右田は右手をやや前にした構えから左ジャブを突き、その合間にロー、右ボディフックを入れこのボディへの攻撃で松下を嫌がらせる。そして左フック、右ストレートと入れていき、松下はダメージを見せ、グラリと倒れてダウン。立ち上がった松下に左右田は再び右ボディフックから向かい、右ストレートで豪快に打ち倒してノックアウトした。

    左右田のマイク
    「松下選手、K-1ファイター強ぇだろ。もっともっと練習して、K-1のリングに俺も待ってるから這い上がってこい。Krushファンのみなさん、初めまして。左右田康臣です。これから3試合あるんですけど、メインイベントで僕の階級のタイトルマッチが行われます。僕を応援に来た人も、最後まで目を離さず見ていってください」

    ■試合後の左右田泰臣選手のコメント
    「(初参戦のKrushの感想は?)刺激が強かったですね、試合前も。いままで、ほかのリングで実績残してた選手も、Krush初参戦で負けちゃうというケースも見てきたので。とりあえず一つ勝ててよかったです。(相手については?)まだ10戦もしてない選手なんで。いいキャラを持ってるし、まだ若いし、もっともっと強くなると思うので、這い上がってこいという感じですね。(自由な戦いはできた?)そうですね。何も考えずに、Krushというリングで解放できたかな、と。気持ちよかったです、おもしれーじゃんって。(最後は不穏なマイクもあったが?)まあ、試合だけじゃないというのを観ていただいて。また楽しみにしていただければと思います」

    セミファイナル(第7試合)◎Krush -67kg Fight/3分3R・延長1R


    渡部 太基 Watabe Daiki

    セミファイナル(第7試合)◎Krush -67kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-2
        28:30/29:29/29:30
    • ×
    x

    山際 和希 Yamagiwa Kazuki

     昨年10月、塚越仁志に-67㎏王座を奪われて以来の復帰戦となる渡部。約4年前の対戦で敗れている山際が満を持してリベンジを挑む。

     1R、サウスポーの山際はリングを右回りし蹴りの距離を作り出さんとする。渡部が接近すると前蹴りを飛ばす。渡部はサウスポーから左インローを入れて山際に迫る。にじり寄る渡部に山際は右ミドル。渡部はしかし左ハイを返し、そこから続けてバックブローを放つが、これは山際に見切られる。山際は重みある右ミドルで攻撃。山際は渡部の入り際に前蹴りを合わせてバランスを崩させるなど巧さを見せる。

     2R、渡部はロープ際に山際を追い詰め強打を当てんとする。しかし山際はフットワークでここから逃れて得意の右ミドル。渡部に追いつかせずパンチに空を切らせて右ミドルを当てていく。前蹴り、右ストレートも渡部に当てる。山際の右ミドルはスネの太く硬い部分を当てるかの印象がある。ボディへの右ヒザも見せ、山際はそこから左フックでも渡部をとらえる。

     3R、山際は渡部の突進を横にかわして左フック、右ストレートを打ち込む。しかし前進をさばく中で渡部の体を手で引き崩すようになってしまい、レフェリーから注意を受ける。山際は前蹴りで前進を止め、それでも渡部が前に来ると左フックを打って横へのステップで再び距離を開ける。距離を作って右ミドルを当て、クリンチも織り交ぜ渡部の思うようにパンチを振るわせない山際。だが、ここでこの掴み行為にレフェリーから警告が与えられる。山際の右ミドルに渡部は左ストレートと右フックを強振。だが、山際は顔面をとらえさせずに終える。

     判定は30-28、29-29、30-29の2-0で山際。前回の牧平に続き、今回もKrush元王者の渡部を降した。

    ■試合後の山際和希選手のコメント
    「(試合を振り返って?)もっと、距離を取って翻弄する予定だったんですど、プレッシャーもあって疲れてしまって。(渡部選手に勝ったのは大きいのでは?)そうですね。去年の7月に牧平選手に勝って、今回は渡部選手。元王者の二人に勝利したので、僕にベルトへの挑戦権を与えてほしいと思います。Krushは一番盛り上がってる団体なので、そのリングのベルトを巻けるのは最高の栄誉だと思うので。まだ、自分は未完成なところがあるので、しっかり修正してベルトを狙っていきたいと思います」

    ダブルメインイベント第1試合(第8試合)◎Krush 女子タイトルマッチ/-50kg契約/3分3R・延長1R


    メロニー・ヘウヘス Mellony Geugjes

    ダブルメインイベント第1試合(第8試合)◎Krush 女子タイトルマッチ/-50kg契約/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        29:28/29:28/29:28
    • ×
    x

    紅絹 Momi

     今年1月、KANAから2度のダウンを奪い王者となったヘウヘスの初防衛戦。昨年4月に王者時代のKANAを苦しめたベテランファイター紅絹を迎え撃つ。

     1R、163㎝のヘウヘスに対し148㎝と身長差が目につく紅絹だが、足を止めないフットワークでヘウヘスに狙いを絞らせない。へうヘスがリーチのある右ストレートを伸ばしてきても、フットワークでその場から回避する。ヘウヘスのストレート、前蹴りに空を切らせ、紅絹は左右のスイングフックでヒットを狙う。だが、ヘウヘスもそこにストレートを合わせてくる。

     2R、ヘウヘスは右ストレートと左フックを回転させて紅絹に迫る。だが、紅絹はヘウヘスがパンチに来るところへ相打ちのタイミングで右フック、左ストレートと繰り出していく。バックブローを振るって当て、頭を小刻みに振りながら左クロス、右フックとヒットを狙う紅絹。紅絹は右・左とボディフックを打ち込み、そこからさらに左ストレートでもヘウヘスをとらえる。

     3R、圧力を増したヘウヘスは紅絹に向かって近い間合いから左フック、打ち下ろしの右ストレートを放つ。体格差を利かされ押されてしまう紅絹。しかし左ボディストレート、左クロスと当てて渡り合う。打ち合いで左スストレート、右フックを当てる紅絹だが、ヘウヘスが左ミドルを脇腹に打ち込み、そこから押してくる。だが、両者は距離が近くなって揉み合いが多くなり、2人ともホールディングの注意が出される。紅絹は手応えがあったかボディストレートを巧みにコンビネーションに織り交ぜる。しかしヘウヘスは自らステップバックして距離を作り長さのあるジャブ・ストレート。紅絹だが左右のフックを振るって最後まで応戦して終える。

     判定は29-28、29-28、29-28の3-0でヘウヘス。初防衛に成功した。

    ヘウヘスのマイク
    「応援ありがとうございました。トレーナー、友人、スポンサーのみなさんに感謝します。今回こうして無事に防衛できたので、また日本に来たいです」

    ■試合後のメロニー・ヘウヘス選手のコメント 
    「(試合を振り返って?)今日はベストなパフォーマンスはできなかったです。その原因はわかりませんが、勝ててよかったです。ただ、顔面へのヒザがないのは納得してないです、次はそういうルールで戦いたいです。自分はヒザに自信を持っているので。(今後の目標は?)これからしばらくチャンピオンでいるつもりです。それが私の役目だと思っています。(どんな挑戦者と戦いたい?)Krushが選んだ相手であれば、誰とでも戦います。必ずこのベルトを守り続けていきます。(Krushの感想は?)もちろん、好きです。Krushを代表して戦っていきます」

    ダブルメインイベント第2試合(第9試合)◎第5代Krush -65kg王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R


    小宮 由紀博 Komiya Yukihiro

    ダブルメインイベント第2試合(第9試合)◎第5代Krush -65kg王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 1-2
        30:29/28:29/29:30
    • ×
    x

    中澤 純 Nakazawa Jun

     -65㎏王座決定トーナメント決勝はデビュー14年目にして58戦目の小宮と、こちらも31戦目の中澤と、戦績を重ねてきた両者による対戦となった。

     1R、ともにオーソドックスに構えるが、中澤がリング中央に立ってプレッシャーを与える。小宮はジャブと前蹴りで中澤を下がらせんとするが、中澤はしかしプレッシャーを緩めず鋭い左フックを狙う。小宮も右ストレートで前に出て行かんとするが、中澤はそこにも左フックをカウンターで狙う。

     2R、小宮はボディストレート、左ミドルからこのラウンドをスタート。中澤は右ローを打ち込み、前に出て右ストレート、左フックと力のこもったパンチを振るう。足払いを見せた中澤に、小宮は再びボディストレート。中澤は左フックを強振するが、小宮も見切って当てさせない。右ローを効かせる中澤だが、小宮も右ローを効かせ返す。小宮の右ボディストレートの打ち終わりに中澤は左フックを狙う。小宮は右ローを連発で当て、このラウンドを終える。

     3R、中澤の右ローにややダメージを見せる小宮。中澤は跳び蹴りも見せ、さらに右ローキック。小宮がプッシングで下がらせようとしても下がらず、中澤はやはり右ローを浴びせる。やや中澤の押す場面が目立ち始めたところだったが、小宮にバッティングがあり、中澤はこれで左目周辺から出血する。再開すると前に来る小宮に対し、中澤は目に入る血をぬぐいながら応戦。やや視界が悪いか小宮が右ストレートを当てて前に出て、そこから攻める。

     判定は30-29(小宮)、29-28(中澤)、30-29(中澤)の2-1で中澤。接戦を制し、王座をものにした。

    中澤のマイク
    「2013年に初めてKrushに出た時、Krushのチャンピオンになるって言ったらみんなにバカにされました。その時は夢だったんですけど、継続してやっていたら夢が目標になって、今こうしてベルトが腰にあります。でも、これも通過点でこれからはK-1に上がって活躍したいです。また新しい目標を持って頑張っていきます」

     ここで今日勝利した左右田がマスク姿でリングに上がってきて中澤に語り掛ける。

    左右田のマイク
    「ベルト獲得おめでとうございます。僕はK-1のベルトを巻くために、その近道としてまずは中澤選手のベルトを頂きます。締めのマイクをお願いします」

    中澤のマイク
    「やりましょう。頑張っちゃいましょう。左右田選手は強いけど、僕の方が盛り上げる自信があります」

    ■試合後の中澤純選手のコメント
    「(試合を振り返って?)タフな試合でしたね。身体が疲れたよりは神経的な、頭脳戦の疲れで。もし、延長戦にいっても体力は残っていたので。アッチがボディからのハイを狙っていたのはわかってました。(トーナメントを振り返って?)楽しかったですね、勝ったんで(笑)。(最後の左右田選手の乱入は?)チャンピオンになって1分くらいできたので(笑)。みんな、気づかなかったんじゃないですか? マイクもでかい声でしゃべってなかったので、スベッた間はありましたよね。(ようやくベルトを手にして?)3日くらい、余韻に浸ります。でも、追っかけてるほうが好きなので、次の目標をまたがんばろうと思います。達成して満足は好きじゃないんですよね。このままベルトを防衛して、K-1とかでも戦いたいですね。嬉し泣きしましたよ(笑)。判定も2-1だったので。ここで獲れなかったら、持ってない人間なので。どんなかたちといえども獲れたのは持ってる人間だと思いますし。また、このベルトが強くしてくれると思います。(左右田選手は「まずは」言っていたが?)何言ってるかわからなかったので(笑)。でもまあ、K-1でずっと活躍して強い選手なので。でも、正直そんなに差はないですよ。ちょっとした差がでかいんですけど、その差はすぐに埋まりますよ。僕はベルト獲ってまだ5分くらいなので、まだなんとも思わないですけどね。これからもっと、ベルトに愛着が生まれるかもしれないですね」

    ■試合後の小宮由紀博選手のコメント
    「(試合を振り返って?)ここまで応援してくれたかた、サポートしてくれたみんなにありがとうございましたと伝えたいです。それだけです。(自分に思うことは?)何もありません。(今後は?)何も。今日来てくれた人たちに挨拶して、それだけですね。でも、今日が終わればまた明日が来るので、日々身体と心を鍛えることが大事なので、一歩一歩進みたいです」