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「Krush.151」7.22(土)後楽園<公開練習>王者・璃明武、初防衛戦で挑戦者・永坂吏羅との因縁に終止符を打つ!「今回勝てば一生やることはないと思う。いろいろ言っているので試合で分からせたい」

 東京・K-1ジム総本部にて、7月22日(土)後楽園ホールで開催される「AZABU PRESENTS Krush.151」の[【株式会社 ランドハウジング Presents】Krushスーパー・バンタム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者・永坂吏羅と対戦する王者・璃明武が公開練習を行った。

 璃明武がこの日公開したのはランニング・トレーニングだ。1周100m弱のコースをダッシュで10周、これを3セットこなす。1セットを3分切るのが目標で走るとのことだが、これは試合時間が1R3分であるため。3分3Rで全ての力を出し切るためのトレーニングだという。

「スタミナもそうだし、ダッシュもするんでメンタルも結構キツいんですよ。試合でキツい時は必ずあるし、自分はスタミナとメンタルを鍛えるトレーニングとしてやっています」と、目的を明かした璃明武。また、今は追い込みも最終段階に入っている。公開練習用に予定を変更してわざわざミット打ちをやるよりも、普段通りのトレーニング(火曜日はラントレの日)を見せたほうがいいだろうと考え、璃明武はラントレの公開に踏む切ったのだ。
 璃明武にとってはこの試合はタイトルマッチというだけでなく復帰戦にあたる。元々、永坂との防衛戦は昨年の11月に組まれていたが、璃明武の拳の怪我によって流れてしまった経緯がある。その間、使えない右拳以外の部位を、走り込みやフィジカルトレーニングなどで鍛えていたという。

 そのため「前回の試合から1年以上空いているので、全ての面でレベルが上がっていると思います」と自信満々。「試合してみないと分からないんですけど、この期間がいい期間だったっていうのをしっかり証明したいですね」と、欠場期間が無駄ではなかったことをリング上で示すつもりでいる。元々復帰戦が防衛戦になることも想定済み。「やっと決まったというか、やっとできるなっていう感じですかね」と本人も待ち望んでいたところがある。

 その対戦相手の永坂に関しては、「Krushでも今の階級で言ったら自分を除いたら一番強いと思うんで、挑戦者としては相応しいのかなと思います」と、実力に対しての評価も高い。しかし、その永坂には、昨年のタイトルマッチが決まった時の会見や、今回の仕切り直しの一戦が決まった時の会見などでも、「THE MATCH 2022」での敗戦に関したことも含めて、挑発的な言葉を投げかけられていた。
 しかし、「正直、何とも思わないというか、言っているなっていうぐらいで、試合で分からせてやるよっていう感じですね」と意に介さない璃明武。キャリアの初期にも永坂と対戦しているが、「お互いデビューしてすぐだったので、今とは全くレベルもスタイルも違うと思うし、そこはそんなに気にしていないです」と語っていたものの、「結果的には一回勝っているので、今回しっかり勝てば一生やることはないと思うし、いろいろ言っているので分からせたいですね」と、結果で永坂の口を黙らせるつもりだ。

 目標がK-1王者であることは変わりなく、「今回はクリアするのは当たり前」と豪語。璃明武が標的にしているのは、現在のK-1スーパー・バンタム級トップ戦線を形成しているチャンピオンの金子晃大と玖村将史だ。「そこに勝つために1年作ってきたっていうのがあるんで、しっかり今回の試合で自分の実力を見せて、上の選手たちとできるぞっていうのを見せたいと思います」と、タイトルマッチで永坂を黙らせ、K-1トップ戦線への殴り込みを目論んでいる。
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