里見は22年8月にKrushで西京佑馬から勝利。23年6月のKrushで大沢文也の持つKrushライト級王座に挑み判定勝利を収め、第8代Krushライト級王座に就いた。24年8月に永澤サムエル聖光をKOすると、11月にアーロン・クラーク、25年2月にトーマス・アギーレ、5月にスリマン・ベテルビエフを下し4連勝中。
西京は、第3代Krushフェザー級王者の西京春馬を兄に持ち、アマチュア時代から活躍。19年3月に島野浩太朗に勝利して、第8代Krushスーパー・フェザー級王者となった。ライト級へ転向後は、22年8月に里見柚己と戦い敗北し2年間の試合から遠ざかることに。復帰後、25年2月に開催されたKrushライト級GP 2025で弘輝、昇也、古宮晴を破り頂点に立った。
1R、サウスポー構えの里見に、西京はインローを走らせる。里見もカーフを返す。徹底したカーフキックの西京。里見はハイキックも、これをかわした西京がインカーフで削る。左フックから右を見せた西京は、ワンツーで距離を詰めさせない。西京のハイキックに、里見もハイキックを返す場面もあった。
2R、里見はハイキック、西京はインカーフを返す。ハイキックを見せる里見に、西京はインカーフを重ねる。里見はボディストレートで攻撃。西京は右ストレートを顔面へ。さらにカーフキックで揺さぶる西京。打ち合いになり、里見が左ストレートで攻めるシーンもあった。
3R、西京は右ミドルキック、右ストレート、左フックとパンチ主体で攻撃。里見は左ストレートも、これをかわした西京は右でダウンを狙いにいく。西京の右が入るも、里見は左をヒットする。西京が前蹴り、右で攻撃。里見は左ハイキック、ヒザ蹴りで応戦。勝負する西京は、右をヒット。里見の左が当たるシーンもあった。判定は、1(西京)-0で延長ラウンドへ。
延長ラウンド。西京はジャブを突きながらインカーフ。里見は右フックも、西京はかわす。里見は左ハイキックも、これは当たりが浅いか。西京は左右フック。里見は左ヒザ蹴り。互いに接戦。里見の左が入る。西京はヒザ蹴りをボディへ。まったく差がないまま、試合終了。判定2-1で里見が競り勝った。