大会情報

  • 日程 2017年09月08日(金)
  • 会場 後楽園ホール
  • 観衆

    1,850人(超満員札止め)

  • 開催日時概要

    17:00開場/17:10プレリミナリーファイト開始/18:00本戦開始

    大会概要

    対戦カード

    プレリミナリーファイト第1試合/Krush -60kg Fight/3分3R


    川口 拓真 Kawaguchi Takuma

    プレリミナリーファイト第1試合/Krush -60kg Fight/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 0-2
        29:30/29:29/29:30
    • ×

    和希 Kazuki

     ともにオーソドックス。和希はローを蹴りつけるが、川口はそれで止まらずジャブ、フック、ストレートと振るっていく。だが、和希はグローブを立ててこのパンチをブロック。さらに右ローを送る。そして川口に右スイングフック、右クロスと当てる。それでも川口は前に出て和希にロープを背負わせ、右クロス・右ローと攻める。
     2R、和希は少しずつ前に出て跳びヒザ、変わらずの右ローを送る。川口は1Rより和希に圧力を掛けられない。それでもラウンド中盤、和希をロープに追い込むが、ここは和希が右フックを当て押し戻す。だが、川口はさらに和希をロープに詰め左フックをヒットする。
     3R、圧力を掛ける川口だが、和希は右ボディストレート、右ストレートで押し戻す。だが、川口はすぐ前に出て左フック、右ボディストレートで和希を攻める。しかし和希も押し負けないように応戦し左フックをヒット。被弾する川口だが、必死の形相で前に出て下がらない。和希もこれに応じるが、川口の馬力が上回って和希を押していく。
     判定は30-29、29-29、30-29の2-0で和希。接戦を制した。

    プレリミナリーファイト第2試合/Krush -63kg Fight/3分3R


    瓦田 脩二 Kawarada Syuji

    プレリミナリーファイト第2試合/Krush -63kg Fight/3分3R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分25秒
    • ×

    鈴木 孝司 Suzuki Koji

     1R、179cmと長身の瓦田は間合いを詰めてショートのパンチを連打。これを鈴木は組んで押さえてしまいレフェリーから注意を受ける。攻防が再開すると瓦田の攻撃で鈴木は左こめかみ付近から出血しドクターがチェックするも再開。
     瓦田は右フック、右アッパー、右ハイと勢いが止まらず、劣勢の鈴木だったが自身も右ハイ、右ミドルと返す。しかし瓦田は鈴木が前に来たところをアッパーとフックと畳み掛け、鈴木が膝をつくようにダウンを奪う。立ち上がった鈴木だが、瓦田は右ストレートを突き刺し2度目のダウンを奪い、立ち上がった鈴木だったがレフェリーはダメージの具合を見てストップした。

    プレリミナリーファイト第3試合/Krush -63kg Fight/3分3R


    竹内 悠希 Takeuchi Yuki

    プレリミナリーファイト第3試合/Krush -63kg Fight/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        29:28/30:28/30:27
    • ×

    山下 和希 Yamashita Kazuki

     1R、サウスポーの山下は前に出て左ミドル、左の三日月蹴り、左インローと左の蹴りを使い分けて竹内を下がらせる。しかし竹内は右ストレートを当てるとそこから反撃に転じ、左ボディ、右ストレートとパンチをまとめる。山下が左ミドルに戻ると竹内は自身の右腕を叩き、蹴ってこいとばかりに挑発する。山下は蹴りへのカウンターに警戒しながら左ミドルを続行。ラウンド終盤、竹内は山下の左ミドルを手で受け流し、右ストレートと左ボディフックをまとめる。
     2R、山下は変わらず左ミドル主体で前に行く。竹内もしかしプッシングでこれを押し返しすが、山下の蹴りの威力が強く竹内を下がらせる。一瞬オーソドックスに変わった竹内だが、やはりやり辛いかすぐオーソドックスに戻る。攻防の中で竹内を掴んでしまいレフェリーから警告を受ける山下だが、試合が再開されるとやはり左ミドルを当てて竹内を押していく。ラウンド終盤、竹内が右ストレートでとらえて一瞬山下の腰が落ちる。
     3R、前に出た竹内は右ストレートと左ボディで攻勢を掛けるが、山下も左ストレート、右フックで打ち合いに応じて反撃し、さらに左ミドルでとらえると、竹内はこれが効いて目に見えて動きが落ちる。後退ベースとなった竹内を山下は歩きながら追っていく。竹内は前蹴りで山下の前進を妨げ、ボディのダメージが抜けるとパンチの手数を戻していく。しかしやはり余力は山下が上回り左ミドルを当てていく。山下は左右のボディフックも当てるが、試合終了直前、竹内は右ストレートで打ち抜きこれで山下をフラつかせてダウンを奪取。山下がファイティングポーズを取ったところで終了のゴングとなる。
     判定は29-28、30-28、30-27の3-0で竹内。終了直前に奪ったダウンで勝利を決めた。

    第1試合/Krush -65kg Fight/3分3R・延長1R


    眞暢 Masanobu

    第1試合/Krush -65kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        29:30/29:30/28:29
    • ×

    鈴木 勇人 Suzuki Hayato

     1R、サウスポーの鈴木は眞暢のパンチを警戒しながら右ロー、左ミドルと当てる。距離の作り方が巧みな印象で眞暢のパンチに空を切らせる。踏み込んで右ローを放つ眞暢だが、距離が足りておらずローブローとなってしまう場面も。
     2R、鈴木の蹴りに右ストレートのカウンターを合わせて当て、そこから前に出んとする眞暢だが、すぐに鈴木の右ロー・左ミドルが飛んできて詰められない。だが右ローは効果的に鈴木をとらえる。鈴木の左ミドルを受けて即座に眞暢が右ローをリターンすると、鈴木は左脚にダメージを受け体をヨロめかせる。しかし鈴木はすぐに体勢を立て直し、再び左ミドルを中心に前へ出る。
     3R、鈴木の左ミドルに阻まれ眞暢は出られない。右ローを当てると鈴木はやはり体をヨロめかせるが、眞暢はその後の攻撃を続けられない。さらに右ローを放つ眞暢だが、これはローブローとなってしまいレフェリーから注意を受ける。
     再開すると鈴木は左ミドルでの攻めをブラさない。眞暢がロープに詰まったところで左ストレート、右フックとパンチもまとめる。判定は3-0で鈴木。左ミドルで眞暢の進入を阻んで勝利した。

    ■試合後の鈴木勇人選手のコメント
    「(試合を振り返って?)勝ちは勝ちなんですが、内容的には反省点しかないので。情けない試合でした。(相手の印象は?)こっちの左ミドルを警戒しているのはわかっていたので。どうくるかなと思っていたら、距離を取ってきて。そこを詰められなかったのが情けない試合の原因かと思います。(今後の目標は?)こんなんだったらやっていても意味ないので、反省をいかして練習して、誰もが納得する試合をしてお客さんを沸かせて勝ちたいと思いました」

    第2試合/Krush -58kg Fight/3分3R・延長1R


    里見 柚己 Satomi Yuzuki

    第2試合/Krush -58kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 3R 2分31秒
    • ×

    渡辺 武 Watanabe Takeshi

     1R、サウスポーの里見に渡辺は先手を取って左右のロー、右ストレートと攻める。ジッと攻撃を見極めるかの里見だが後手となってしまい、右ミドル、右ストレートと渡辺の攻撃を受ける。しかし渡辺が来るところへカウンターの左ストレートを振るってヒット。だが渡辺はヒット数で上回り、右ボディストレート、右ロー、右ストレートと当て、里見の顔を紅潮させる。
     2R、渡辺はやはり先手で攻め、ボディストレート、ロー、右クロスと渡辺を切り崩しに掛かる。里見はガードを固め、渡辺が攻めてくるところを左フック・左ストレートとカウンターを振るって狙う。渡辺は右ストレートをボディと顔に打ち分ける。だが、里見はボディストレートに合わせてヒザ蹴りを突き上げ、ボディへの前蹴りで渡辺を削る。ダメージを顔に出さず、ジリジリと渡辺を追い詰める里見。そして左ストレートを渡辺の上下に振るう。そしてラウンド最後には跳びヒザで襲うが、これは渡辺にクリーンヒットとならず。
     3R、やはりジリジリと前に来る里見をプッシングで押し戻し、渡辺はボディストレート、右ミドル。しかし里見はロープを背にしながら放った左ストレート・→左ハイで渡辺を打ち抜きダウンを奪う。立ち上がった渡辺は挽回に向かうが、里見は左ミドル、ボディストレートでとらえ、その後で左ストレートを決め2度目のダウンを奪取。最後はボディへの前蹴りから顔への跳びヒザで渡辺を前のめりに倒してKOした。

    里見のマイク
    「前回・前々回と2連敗してメチャクチャ悔しくて、今回はKOで勝ちたいと思ったんですけど、渡辺選手が強くて、ありがとうございました。KOで勝ったのでプロとしての仕事はできたと思います。自分は中国に借りがあるので、中国に乗り込んで戦ってくるので応援よろしくお願いします」

    ■試合後の里見柚己選手のコメント
    「(試合を振り返って?)今回はここまで二連敗しているので勝つのが大前提で、プラス倒すことを考えて。ただ、右をもらって止まっちゃいましたね。最終的にKOで勝てたのはよかったです。(相手の印象は?)パンチが強くて、一発もらったときに危ないなと思って。1Rで時間があったらどうなってたかわからないです。(最後はヒザでKOしたが?)ヒザの練習はずっと続けていて。試合の直前までヒザを含めて全体を練習して、最後に(ヒザが)出たのでよかったです。(今後の目標は?)今後、58kgでベルトを取りたいんですけど、今年は二人負けているので。天馬選手とはこの階級の頂点でまた戦えたらと思っていて。ワン選手も先日はホームでやってくれたので、今度は自分が中国に行って、アッチのホームで勝ちたいと思います」

    第3試合/Krush -55kg Fight/3分3R・延長1R


    登坂 匠 Tosaka Takumi

    第3試合/Krush -55kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分30秒
    • ×

    鈴木 優也 Suzuki Yuya

     HALEO TOP TEAM所属&本名で約2年ぶりの復帰を果たした登坂。1R、上半身をスピーディーに動かす登坂だが、鈴木はこれに惑わされずジャブとローを当てていく。しかし登坂もジャブを伸ばしてヒット。そして鈴木をパンチの間合いに呼び込むと、右フックから返した左フックでダウンを奪う。立ち上がった鈴木をロープに詰めると登坂は左右のフックから左ボディフックを打ち込んで効かせ2度目のダウンを奪う。ここも立った鈴木だが登坂に打ち合いへ呼び込まれると左フック、右ストレートの回転に屈して体勢を崩し、登坂が復帰戦を初回KOで勝利した。
    登坂のマイク
    「最後に試合をして2年経って、この2年間いろんなことがあって、いつも支えてくれるファンの人や三崎(和雄)さん、先生、チームのみなさん、ありがとうございます。僕はまだK-1に出たことがないんで、-55㎏面白いと思うんで、宮田さん(プロデューサー)使ってください」

    ■試合後の登坂匠選手のコメント
    「(試合を振り返って?)けっこう、早く終わったので自分でもビックリしているんですけど。こうやって復帰戦をいい感じで飾れたのでよかったと思います。(一度対戦経験のある鈴木選手との一戦だったが、今回の印象は?)僕の中で鈴木選手はなんでもできて。K-1でも凄くいい試合をしているので。KOできて本当にうれしいです。(2年ぶりのKrushのリングだったが?)最高ですね。(今後の目標は?)K-1出たいので。僕が出ないとつまらないと思うので、もっと自分をアピールしていきたいです」

    第4試合/初代Krush女子 -45kg王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R


    443 Yoshimi

    第4試合/初代Krush女子 -45kg王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 1-2
        30:29/28:29/28:29
    • ×

    COMACHI Comachi

     Krush女子の新階級-45kgの初代王座を決めるトーナメントがスタート。443(よしみ)とCOMACHIは過去2度の対戦経験があり、いずれも443が勝利している。

     1R、COMACHIは開始からすぐ体を前のめりにするように左右の連打で向かい、443をロープに詰める。443はCOMACHIを組んで押さえるが、これはレフェリーに注意を受ける。443はジャブでCOMACHIの進入を押さえ、徐々に前へ出ていく。しかしCOMACHIも前蹴りで対抗し、443の前進に合わせたストレートでグラつかせて反撃に転じる。
     2R、443は歩を進めてCOMACHIに向かうが、COMACHIはこれを後ろ・横へ回るステップでさばき圧力を受けない。しかし443は前進を落とさず、右ミドル、右ストレートと当てていく。接近戦では443が脚へのヒザ蹴りを送るが、COMACHIは左右のショートフックを回転させる。
     3R、COMACHIは圧力を増して443をコーナーに詰め左右のフックを回転させる。両者接近戦で相手を掴む反則が見られ、レフェリーから注意を受ける。左右ストレートとミドルで前に来る443に対し、COMACHIは距離を作ってステップからのミドル、ジャンピングハイキック、右ストレートとヒット。終盤も443に対し連打をまとめて試合を終える。
     判定30-29(443)、29-28(COMACHI)、29-28(COMACHI)の2-1でCOMACHI。僅差の接戦を制し決勝に上がった。

    ■試合後のCOMACHI選手のコメント
    「(試合を振り返って?)緊張しすぎて、凄く動きが固くて練習したことが出なかったのが心残りです。(これまで443選手は2敗していた相手だが印象は?)前から自分よりは気持ちの強い選手だなと思っていたんですけど、今回勝てたのは私のほうが気持ちが強かったからかなと思います。(決勝の相手は松下選手に決まったが?)松下選手にも2回負けてるんですけど、今日の先ほどの試合を観て気持ちの強い選手だなと思いますが、もっと練習で追い込んで気持ちでも技術でも勝てるようにがんばります」

    第5試合/初代Krush女子 -45kg王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R


    平岡 琴 Hiraoka Koto

    第5試合/初代Krush女子 -45kg王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        28:30/28:30/28:30
    • ×

    松下 えみ Matsushita Emi

     Krush女子-45kgのエースを宣言する平岡と松下が激闘。1R、平岡は軽快なステップからジャブを飛ばして距離を掴まんとしていたが、松下はそれを許さず前に出て距離を潰し、左右の連打で平岡を攻める。しかし平岡はプッシングで松下を押し下げて蹴りの距離に戻す。前蹴り・横蹴りを飛ばして距離を取らんととする平岡だが、接近戦での回転は松下が上回り、顔・ボディとフックを回転させて平岡に打ち込む。
     2R、平岡は左右のローからミドルへ繋げ、さらにパンチを連係するが、ここで右ストレート・左フックと松下が打ち合いへと持ち込み、平岡に攻勢を取る。しかし平岡はボディと脚へのヒザ蹴りを放って反撃に転じ、この脚への攻撃を効かせて松下の出足を鈍らせる。それでも松下はローに対して右ストレート・左フックでカウンターを取り、平岡をロープに詰めてここも攻勢となる。松下の連打にガードを固めさせられる平岡。
     3R、平岡はミドル、ハイ、バックスピンキックと放って松下へ向かう。そして続いての顔面前蹴りを決め、これで松下の顔をとらえて連打をまとめる。しかし松下も左フックから右ストレートを連係し、さらに圧力で平岡をコーナーに詰めてパンチで攻勢。平岡の右クロスに対し右ストレートのカウンターを決め、接近戦では常に圧力で上回って平岡を下がらせパンチを浴びせて終了する。
     判定は3者30-28で松下。COMACHIと決勝でベルトを争うこととなった。試合後、松下とCOMACHIがリングからファンに向けて意気込みを語った。

    COMACHIのマイク
    「福岡から来たMSJのCOMACHIです。今日は応援ありがとうございました。試合までに気持ちも体も強くして必ず勝ちたいと思います。絶対勝つので応援よろしくお願いします」

    松下のマイク
    「静岡県にあるT-KIX GYMの松下です。平岡選手はすごい強い選手で意気込みもすごくて緊張したんですけど、両親とかジムの人たちがたくさん応援に来てくれたことで頑張ることができました。COMACHI選手、いい試合をしましょう」

    ■試合後の松下えみ選手のコメント
    「(試合を振り返って?)平岡選手は優勝候補と言われていて緊張したんですけど、1R目から自分の距離で戦おうと意識していたので、それがよかったのかなと思います。(決勝の相手であるCOMACHI選手の印象は?)COMACHI選手は何度か戦わせていただいて、昨年の12月末、他団体でのタイトルマッチで勝ってるんですけど、自分も成長しいているのなら相手も成長していると思うので。また、ここからしっかり練習して勝ちにいきたいと思います」

    ■試合後の平岡琴選手のコメント
    「(試合を振り返って?)やっぱり、他団体のチャンピオンだけあって圧力が凄くて対応しきれなかったっていうのが敗因かなと思います。(一発の強さは平岡選手のほうがあったように見えたが?)威力的に倒されるなというものはなかったんですけど、前に出てくる突進力が凄かったです。(これからの平岡選手に期待しているファンにメッセージを)いまは一つの目標を失って、かなり落ちてるんですけど、こんなところで立ち止まってはいられないので。しっかり、この結果を受け止めて、必ず這い上がるので。これからも注目してください」

    第6試合/Krush -70kg Fight/3分3R・延長1R


    山内 佑太郎 Yamauchi Yutaro

    第6試合/Krush -70kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 2-0
        30:29/29:29/30:29
    • ×

    小鉄 Kotetsu

     右膝前十字靭帯断裂の重傷から2年ぶりの復帰となる山内と、その山内に過去敗北を喫しリベンジを懸ける小鉄。勝利で思いを結実させるのはどちらとなるか。
     1R、ともに前蹴りを放って距離を測る。小鉄の前蹴りと同じタイミングで山内は顔面前蹴りを飛ばし、これで小鉄をスリップさせる。前に出て圧力を掛けんとする小鉄に対し、山内は前蹴りをボディに送って止める。ボディストレート、脚への前蹴りといぶし銀のテクニックを見せる山内に、小鉄は右クロス、左フックと襲う。しかし山内は右ボディストレート、左フック、右ハイキックと反撃し、小鉄を再びスリップさせて初回を終える。
     2R、山内はボディへの前蹴りから右ストレートを打ち込み、そこから横蹴り、後ろ回し蹴りと変幻自在な攻め。しかし小鉄もノーモーションの右ストレートをヒットする。圧力を発して山内をコーナーに詰める小鉄。だが山内も体を入れ替える。圧力とタフさで上回り、小鉄は山内をコーナー・ロープに詰めていく。しかし山内は小鉄の不意をついたローキックんなどベテランらしい巧さが光る。小鉄は攻防中のバッティングにより左目周辺にカットが見られ出血する。
     3R、組み合いの展開から山内はバックステップして距離を作り、小鉄が出てくるところにショートの右ストレート。さらに山内が右ストレートを当て、小鉄は左目周辺の傷が開いてドクターチェックを受ける。再開すると小鉄は間合いを詰めてショートパンチを回転させるが、山内は接近際に右ローを当て、これを小鉄に効かせる。だが、小鉄もショートの左フックをヒット。山内は小鉄が接近してくる動きに合わせ、左フック、右ストレート、バックブローをヒット。小鉄も右ショートスト、右フックを見舞うが、山内も距離ができたところで後ろ回しなど、小鉄の返り血を浴びながら応戦して終了。判定は30-29、29-29、30-29の2-0で山内。カムバックしての勝利を飾った。

    山内のマイク
    「こんばんは。Krushファンのみなさん、知らない方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、Krushで頑張らせて頂いている山内佑太郎と申します。2年前に怪我をして久しぶりにリングに上がらせてもらいました。39歳で怪我をしたのが37、2年前でしたが諦め切れなくて戻ってきました。

     本当に1人の力じゃ無理で、見舞ってくれている三崎(和雄)さん、ありがとうございます。HALEOのデビッド社長もいつもありがとうございます。HALEOのトレーニング、サプリなしではここに上がれなかったと思うのでありがとうございます。パンツにロゴを入れてくれているたくさんの人たち、僕からチケットを買って足を運んで頂いて、大きい声で応援してくれているみんなありがとうございます。

     パワーとスピード、派手さもセンスもないんですけど、応援が力になって頑張れてます。2年前に靭帯を切った時に父親が倒れて、今回は初めて家で生中継で見ています。普段絶対言えないんですけど、お父さん、お母さん、生んでくれてありがとうございます。こんなにたくさんの人が応援してくれる人間になれました。しぶとくまだ頑張ります。賞味期限まであまり時間が無いので、なるべく早くチャンスをください」

    ■試合後の山内佑太郎選手のコメント
    「(2年ぶりの試合を振り返って?)もうちょっと思いどおりにできると思ったんですけど、身体が動かなすぎててビックリしました。(一度、対戦経験のある小鉄選手だったが印象は?)何かあるっていうよりはハートが強いのかなって思いましたけど。戦って気持ちのいい選手だなと思います。(2年ぶりのKrushのリングは?)Krushさんもそうですけど、僕は応援団が本当にたくさん来てくれるので、凄く心地いいのを思い出しました。(今後の目標は?)やっぱり、Krush-70hgで戦っているのでタイトルです。ただ、今日あらためて課題がいっぱい見つかったので。39歳、もういい加減課題ないかな、今日は思いどおりできるかなと思ったら全然できなかったので。また、これをモチベーションにしてタイトルに向けて全力でがんばります。(ファンにメッセージを)ちょっとKrushのがんばっている選手たちと、色が僕一人だけ違うと思うんですけど、この色を大事に、オッサンらしさを全面に出してやれるんだっていうのを出してがんばりたいと思います。ありがとうございました」

    セミファイナル(第7試合)/スーパーファイト/-62.5kg契約/3分3R・延長1R


    卜部 功也 Urabe Koya

    セミファイナル(第7試合)/スーパーファイト/-62.5kg契約/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:28/30:27/30:27
    • ×

    ヤニック・レーヌ Yannick Reine

     2月のK-1から約7ヵ月ぶりに功也が再起のリングイン。対戦相手はISKA世界王座を含め2つのタイトルを持ち、47戦42勝(9KO)5敗の戦績を誇る強豪ヤニック・レーヌ。
     1R、レーヌは功也と同じサウスポー。功也は右ジャブを飛ばし、そこから右ミドル、左ストレート、左ミドルとスピードで上回って当てる。コーナーを背にしたレーヌはそこから逃れんと前に出るが、両者ともにバッティングとなってしまいレーヌは目尻にカットを負う。ドクターチェックの後で再開。

     功也は圧力を発してレーヌをロープに詰める。前に出て来るレーヌだが、功也は右ハイキックを当ててフラつかせ、組みついてきても手で押してのけ反らせ、そこから右フックをヒット。さらに追撃せんと追う功也だが、ここはレーヌのジャブ&ステップに逃げられる。
     2R、功也は圧力を落とさずレーヌを追い、ロープ・コーナーと回らせる。傷口が開き血がしたり落ちてくるレーヌ。功也はレーヌをロープ際から逃さずに展開し、右フック、左ストレートと徐々にヒットを上げていく。だがレーヌもダッキングとクリンチを駆使して致命的な一打は浴びない。
     3R、前に来る功也をミドルとヒザでなんとか下げんとするレーヌだが、功也は下がらずプレシャーを緩めない。レーヌの左ストレートの直後に右フックを振るい、力を込めた左ストレートでダウンを迫る。功也はレーヌをロープに詰めて右ボディフック。そこから顔面への右フックを返し左ストレートも伸ばすが、レーヌはやはりクリーンヒットさせず左ストレートを返す。
     判定は30-28、30-27、30-27の3-0で功也。狙ったKOはならなかったが7ヵ月ぶりの試合を勝利で飾った。

    ■試合後の卜部功也選手のコメント
    「(Krushでの復帰戦を振り返って?)自分としては納得いく動きはできてないです。ただ、勝ちを拾ったっていう感覚だけですね。(相手の印象は?)ちょっと消極的な選手だなという感じがしたんですけど、それを捕らえきれない自分の実力不足というか。まだまだ、こんなんじゃダメだなと思いました。(今後の目標は?)やはり、世界一のベルト。現在、ライト級のベルトを巻いているウェイ・ルイ。そのベルトを目指して一戦一戦頑張りたいと思います。(ファンにメッセージを)復帰戦は無事勝ちました。でも、まだまだ僕は内容としては満足いってないので。目指すところはウェイ・ルイのベルト、ただ一つです」

    メインイベント(第8試合)/第2代Krush -53kg王座決定戦/3分3R・延長1R


    軍司 泰斗 Gunji Taito

    メインイベント(第8試合)/第2代Krush -53kg王座決定戦/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:24/30:24/30:24
    • ×

    隆聖 Ryusei

     前王者・武居由樹の返上により争われる-53㎏王座。K-1甲子園王者を経て順調に実力を伸ばしてきた軍司と-53㎏の名勝負製造機・隆聖。どちらの腰にベルトは輝くか。
     1R、隆聖はリングを大きく回って軍司から距離を取る。そして軍司が伸ばすジャブとストレートにフックを強振してカウンターを狙う。隆聖の左ハイキックに軍司はすぐさま右ボディストレートを返し、これに手応えがあったかニヤリとする。軍司は前に出てプレッシャーを掛け、隆聖にロープ・コーナーを背負わせる。軍司のハイキックのヒットから両者は打ち合いに突入し、ボディへのヒザから右ストレート、左フックで軍司は隆聖をフラつかせてダウンを奪取。
     ファイティングポーズを取り戦いに向かった隆聖だが、右ストレート、左右ボディフックと浴び、何とか軍司を押し戻すも軍司は左右のフックヒザを連係して隆聖を再びスタンディングダウンさせる。軍司は試合を決めてしまわんと右ストレート、左フックと猛攻と猛攻を掛けるもここでゴングとなる。
     2R、ジャブのヒットから軍司は追っていき、追い詰めてストレートを当て、そして右ボディフックで隆聖のガードを下げさせる。そこから顔面前蹴りで打ち抜くと、隆聖は腰砕けとなりダウン。軍司は隆聖を仕留めに掛かり、重い音を立てての右ボディフック、再度の顔面前蹴り。そして右ストレート、ボディフックを織り交ぜ隆聖を追う。隆聖がフックを返して当てても、軍司は効いてないぞと首を振る。
     3R、隆聖はステップでリングを回り、反撃の機をうかがう。そしてそこから前に出て軍司のパンチとハイキックをブロックで弾き、前蹴りとパンチを返すがクリーンヒットできない。だが、軍司も右ストレートを強振するも隆聖をとらえられない。隆聖はフックを当てて軍司を追うも、追撃は軍司がヘッドスリップしてかわし当てさせない。軍司は顔面前蹴り、右ストレート、跳びヒザと見舞って終了する。判定は30-24、30-24、30-24の3-0で軍司。新王者に輝いた。
    軍司のマイク
    「新-53㎏チャンピオンの軍司泰斗です。これからがスタートなので、ベルトの価値をもっと高めていきたいと思います。梶原会長をはじめ、ジムのみんな、親とか、迷惑を掛けてここまで育ててくれてありがとうございました。ずっと武居選手とやりたいと言っていて、今日KOじゃなかったんですけど、3月の(さいたま)スーパーアリーナで組んでもらいたいです。次の10月1日に僕のチームメイトの郷州征宜が出るので、そちらも応援よろしくお願いします」

    ■試合後の軍司泰斗選手のコメント
    「(試合を振り返って?)前回の試合の反省含めて、冷静に戦うことをイメージしてずっとやってきて。まあでも、1RKOじゃなかったのはちょっと悔しいですけど、冷静に戦えてたので今日はよかったと思います。(1Rで倒せそうな感覚はあった?)そうですね。最初にダウンとったときにいけるなと思ったんですけど、時間的にあと1分をきってたんで悔しいですね。

    (相手の粘りは感じた?)そうですね。打たれ強さはあるなっていうのは感じました。ボディも全部効いてたんで、やりづらくはなかったんですけど、凄く粘るなというか根性はあったと思います。(ベルトを巻いた感想は?)やっとかっていう感じですね。凄く重みを感じますね。(王者としてどんな戦いをしていきたい?)恥のないような試合をどんどんやっていかないとっていけないなって思いますね。(目指すチャンピオン像は?)チャンピオンイコール強い、イコールKO勝ちというのをずっと思って試合をやってきたので。次の試合からドンドンKOを狙ってやっていこうと思いました。

    (もともとは武居選手と戦いということだったが、そのあたりの思いは?)やっぱり、タイトルの挑戦権を得たときに、武居選手とやるということだったんですけど。アッチが返上してしまってできない状態でやっていたので。まあ、僕は53kg、けっこう体重を落とすのもきついので、全然55kgでもできるので、もし組んだくれたらやりたいですね。(ファンにメッセージを)これからもっと強い自分を見せていきたいと思うので、応援をよろしくお願いします。今日はありがとうございました」

    ■試合後の隆聖選手のコメント
    「(試合を振り返って?)軍司選手は強かったですね。あと、勉強になることもたくさんありましたし、感謝の気持ちもいっぱいですし。僕は絶対腐らないんで、また挑戦したいですね。(1Rから窮地に立たされたが、ダメージは?)効きましたけど、応援団のみんなの声を聞いて復活というか、立ち直れたのかな、と。(今後の目標は?)僕は、そもそも目標というものは持たないんでアレなんですけど。昔から決めていることがありまして、夢をたくさん持つというか。今回の挑戦も夢ですし、夢だったことを目の前にしてぶつかっていけたっていうのもありますし。それをさらに、ベルトを巻いたらっていう夢もありますから、これからもたくさんある夢を一つ一つクリアしていければと思っています。(ファンにメッセージを)今日は1Rでいいのをもらってしまって、全然いい動きができなかったですけど、応援団がいたおかげで3Rまで打ち合うことができたので。これからも絶対に腐らないでがんばっていきますので、応援よろしくお願いします」