このメイン・セミの勝者は王座への道が開ける可能性が高いスーパー・バンタム級の一戦。階級アップして初戦のバンタム級元王者・黒川は3度目のメインで連敗脱出して新階級での未来を切り開きたい。対する橋本は現在7連勝中と絶好調。再開後のKrushでメインを締めて存在をアピールするのはどっちだ?
1R、サウスポーの黒川が、まずはローで攻め込む。一方、橋本も冷静もカットしながらワンツーで迎撃。左右フックで飛び込む黒川だが、幻惑するようなステップで橋本も有効打を許さない。このままラウンドが終了するかと思われたが、黒川の目の覚めるような左ストレートで橋本がダウン。すぐに立ち上がった橋本だが、黒川がその後も貫録の試合運びを見せる。
2R、カーフとジャブを繰り出す黒川に対し、橋本は打ち終わりに左右フックを合わせる。前に出るのは橋本だが、手数では黒川。ガードの上ではあるが、強いワンツーで橋本の牙城を崩しにかかる。ポイントを奪い返したい橋本だが、ヒットアンドアウェーを繰り返す黒川を最後まで捕まえることができない。
3R、両者ともにガードを固めながら強いフックを打ち合う。有効打こそないが、緊張感のある攻防に場内のボルテージも上昇する。前に出る橋本に対し、黒川は足を使いながら攻撃の的を絞らせない。最後は巧みなクリンチを織り交ぜた黒川が、盤石とも言える試合運びで階級転向初戦を勝利で飾ってみせた。
試合後にマイクを握った黒川は、9月に行なわれる金子晃大VS璃明武のK-1 WORLD GPスーパー・バンタム級タイトルマッチの勝者に対し挑戦状を突きつけた。
「久々のメイン。Krushでは3回目のメインなんですが、こんな試合をしてすみません。この前、初めて連敗して自分のことを信じられなくなったり、不安で圧し潰されそうになったりしましたが、みなさんのおかげで帰ってくることができました。9月の頂上決戦、勝った方とやらせてください」