松谷は、23年7月に元K-1女子アトム級王者パヤーフォンを延長判定の末に撃破。11月に奥脇奈々を下して第4代Krush女子アトム級王者に。25年2月のK-1女子アトム級王座決定トーナメント準決勝でマフィア・ペットモンコンディー、決勝で末松晄を破り新女王となった。
末松は、23年4月にKrush女子大会に初参戦し谷田美穂から判定勝利。23年8月はKihoと激突しドロー。25年2月のK-1女子アトム級王座決定トーナメントではルシールを破るも、決勝で松谷に敗北を喫した。7月は大西と再戦し、判定で返り討ちに成功した。
1R、末松は前後左右に動きながら、ローキックも空振り。松谷は蹴りを外しながらミドルキックや前蹴り。松谷の蹴りにパンチを合わせる末松。松谷はサイドキックで突き放し、ミドルキック。末松はフックを放ち、タイミングがいい。松谷はミドルキックをダブルで放ち、カウンターを許さなかった。末松のパンチが目立った。
2R、松谷は左ミドルキック、前蹴りから掛け蹴りへのコンビネーション。末松はワンツー。松谷は左ミドルキックを連発し、右フックを入れた。末松は左フック、右ストレートも松谷はカウンターの蹴りを決める。松谷は右フック、ミドルキック、前蹴りとペースを掴んでいる印象を残した。
3R、松谷は左ミドルキックでペースを掴み、右のパンチ。末松は蹴りからパンチも、松谷は左の蹴りで防ぐ。右の蹴りをダブルで放ち、左の蹴りにつなげる。末松はワンツー。松谷はローからミドルキック、パンチからローキックと手数が多いイメージ。最後は蹴り合い、パンチの打ち合いを見せた。判定は1(松谷)-0で延長ラウンドへ。
延長ラウンド。前へ出てパンチを打つ末松。松谷は蹴りからパンチの回転を上げる。末松もローキック。松谷は前蹴りからパンチへ。末松のワンツーを、松谷は前蹴りで突き放す。末松がワンツー。松谷の蹴りをかわした末松はパンチを打ちに行く。ここも互角の展開か。末松は前へ出る。松谷は掛け蹴りを顔面へ。判定は2-1で松谷が勝利した。
松谷は「素直に嬉しいです。これ以上、末松選手に私の名前を出してくんなよ。今後は海外でも国内でもチャンピオンベルトを持った強豪と戦ってこのK-1のベルトの価値を高めていきたい。もっと強くなってリングに戻って来るのでよろしくお願いします」と挨拶した。