match result

試合結果

第14試合/-68.5kg契約/3分3R・延長1R

    所属ジム
    TEAM F.O.D
    K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST
    戦歴
    52戦 45勝(21KO) 6敗 0分 1無効試合
    60戦 49勝(25KO) 11敗 0分
    生年月日
    1997.8.21
    1993.5.11
    身長・体重
    180cm ・ 0.0kg
    175cm ・ 69.5kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    大阪府堺市
    愛知県名古屋市
    SNS

review

試合レビュー

海人はS-cup65kg級世界トーナメントの全試合KO制覇を皮切りに、国内外の強豪を次々と撃破。その高い完成度から"シュートボクシングの最高傑作"と称される。野杁は昨年9月に1日3試合に全てKO勝利を収め、第2代K-1 WORLD GPウェルター級王座を獲得。圧倒的な勝利を見せる姿から"怪物"の異名を取る。

1R、両者カーフキックを交換。野杁が前蹴りを出せば、海人は強い右ミドルを返す。海人が接近して左ボディ。野杁が左ボディを返せば、海人が右ヒザをボディに突き刺す。野杁が頭をつけるほど接近し左ボディ、左カーフキック。ロープを背おった海人に右ストレートから返す左ハイキックをヒットする。 オープンジャッジは三者とも10-10のイーブン。

2R、開始早々海人の右カーフキックで野杁がバランスを崩す。海人は左ジャブを起点にワンツー、右カーフと攻撃を散らす。野杁は頭をつけると至近距離で左ヒザ。左バックスピンキックは不発。野杁の左ボディに右ストレートを返すと、野杁が小さく後退。追撃の右ストレートが野杁の顔面を捉える。海人のハイキックの両手を広げ効いてないとアピールする野杁。ラウンドの終了間際には海人が右ストレートをヒットさせるが、野杁は上体を振り追撃を許さない。 オープンジャッジは三者とも10-10のイーブン。

3R、圧力をかけるのは野杁。コーナーを背負う海人に野杁が連打を見せると、海人も細かいパンチで応戦する。野杁の左ボディに海人は右アッパーを返す。頭を使える距離で野杁は左ボディ、海人は右ストレートで突き放す。野杁の右フックに海人は左フックを被せ、連打はさせず。ロープを背負う野杁に海人がフックの連打。さらにボディに右ヒザを突き上げる。ゴング直前には海人のワンツーに野杁が右ハイキックを見せ試合終了。判定は三者とも30-30。1Rの延長戦が行われる。

延長R、海人の細かいパンチ連打に野杁が左ミドル。野杁が前足のフェイントから左ミドルを連打すると、打ち終わりに海人が右カーフキックをヒット。頭をつけると海人が左右フック連打。離れ際には海人の右ストレートが伸びる。野杁も頭をつけながら右フックを強打。左右のボディフック連打、飛びヒザ蹴りと手数を緩めない。野杁は組みながらヒザを突き上げ、組み際に左フックをヒット。海人も右から左フックを返し野杁の攻撃を寸断する。野杁がコーナーを背おいパンチを交換する中試合終了のゴングが鳴った。判定はジャッジ三者とも海人。シュートボクシングの最高傑作が怪物を下し、国内70kg頂上決戦を制した。

海人のマイク
「これで日本に相手がいなくなりました。次は世界。自分は世界に行きます。世界と戦って世界一になります。そのためにはここにいる皆さん、PPVで見ている皆さんの力が必要です。皆さんこれからシュートボクサーの海人に力を下さい。一緒に世界一を獲りにいって下さい」

試合後の野杁正明のコメント
「(試合の感想は?)さんざんデカいこと言ったわりには、情けない結果になったんで悔しいの一言ですね。(対戦相手の印象は試合前と試合後で違う?)変わりはなかったですけど、身体の強さは戦ってて感じたのと、僕の対策はしっかり練ってるなって戦っててありましたね。(東京ドームの雰囲気は?)僕は東京ドームだろうが後楽園ホールだろうがあんまり変わりないので。大きい舞台で試合できたのはよかったですけど、勝たないと格闘技の世界、意味ないので、って感じですかね。

(今後の展望は?)本当にたくさんのファンのかたを失望させてしまったと思うので。それでも信じてくれてるファンの人たち、チームメイトだったりトレーナーだったり家族だったりを喜ばせるには、やっぱりさらに強くなって復活するしかないんで。またマイナスからにはなってしまうんですけど、しっかり強くなって帰ってきたいなと思います。(試合で誤算だったところは?)戦いづらかったというか、それが海人選手の巧さだったと思うんですけど。思ってたとおりに戦えなかったっていうのが素直な印象ですね。

(解説で魔裟斗さんが、野杁選手の得意の左のボディに海人選手が合わせてきて、そこが勝敗をわけたのではと話をしていたが、打ちづらかった?)そうですね。僕が得意としてる攻撃に対してのリターンはすごい対策してるなって印象がありましたし。僕が攻撃を出すと相手陣営のセコンドの『それ、練習でやってたヤツだよ!』とかっていう声も聞こえて、対策は練ってきてるなっていう印象はありましたね。

(右の拳を痛めた?)はい、折れましたね。1Rです。(それから強く打てない感じ?)そんなのいいわけになっちゃうんで。試合前にケガしてようが、試合でケガしようが、勝つヤツは勝つんで。それは本当に関係ないですね。(両腕ブロックを合わされたときに、相手が下がらなかったのは珍しいが、そういう選手は想定外?)いや、べつに想定外ではなかったですね。向こうは70でもやってますし、僕よりリーチとかもありますし。そこはけっこう想定内というか。それでも全然勝てる自信があったので、そこに驚きはなかったですね。

(海人選手のテクニックの中で、ここが勝敗をわけたと思うものは?)なんて言うんですかね……。一、二発で終わらないというか、しっかりブロックした上で三発、四発しっかり返してきてたんで。そこが印象点じゃないですけど、僕にはそれがなかったかなって思いますね。(自分を超える若い選手が出てきたことについては?)相手がどうこうじゃなくて、本当に自分自身に失望してますし、いまは。やっぱり、僕自身、まだまだこんなもんじゃないと思いますし、まだまだ進化できると思ってるので。敗者に口なしなんで何も言えないですけど、また強くなった野杁正明を次回必ずお見せするんで、それを楽しみにしといてほしいなと思いますね」

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動画

試合情報

BRAND
大会名
2022年6月19日(日)Yogibo presents THE MATCH 2022
日程
2022年06月19日(日)
会場
東京ドーム 
選手
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