match result

試合結果

ダブルメインイベント第2試合(第8試合)/Krushスーパー・ウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

    所属ジム
    Mike's Gym
    K-1ジム目黒TEAM TIGER
    戦歴
    60戦 48勝(22KO) 9敗 1分
    25戦 16勝(8KO) 8敗 1分
    生年月日
    1990.9.1
    1996.5.18
    身長・体重
    178cm ・ 70.0kg
    178cm ・ 75.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    オランダ領キュラソー島
    東京都品川区
    SNS

review

試合レビュー

 VS日本人無敗を誇るピケオーが5度目のKRUSH王座防衛戦。挑戦者の神保は特攻精神で打倒“日本人キラー”を狙う。

 1R、神保は左インローを入れながらサークリングする。ピケオーはその進路をふさぐように動き、よく伸びるジャブを打ち込む。ピケオーの右フックに神保は右ストレートを合わせる・だがピケオーはプレッシャーをかけて神保に迫る。神保はジャブを伸ばしてパンチを連打し跳びヒザ。ピケオーのパンチはヘッドスリップでかわす。神保はさらにボディの連打から顔にパンチを走らせて初回を終える。

 2R、神保はボディストレート、左ミドル、ジャブ・右ストレートとパンチを当てる。しかしピケオーはこれで下がらず前に来る。ピケオーがボディフックから顔へのフック、ヒザとラッシュして来ても、神保は打ち返して一方的に攻めさせない。ピケオーはボディフックを打ち込み距離ができると前蹴りを連発するが、神保は右フックをヒット。ピケオーはジャブから右ストレート、左フックと次第にヒットを増やしていく。神保もフックを返すが、ピケオーはヘッドスリップでかわし当てさせない。ヒザ連打のピケオーに神保もハイキックを返して2Rを終える。

 3R、神保は左右のボディストレートを放ち、ガードを固めるピケオーの出方を見る。ピケオーは確実にブロックで神保の攻撃を防ぎ、前に出てプレッシャーを掛けていく。そして左ボディフックからの右フックで神保は崩れ落ちそうになるが、ここは必死に組みつきダウンを免れる。神保はKOを狙っての右ストレート、右ハイキックを振るっていくが、ピケオーは当てさせない。それをかわした後で神保に右ストレートをヒット。ピケオーも疲れが見られるが、ポイントをリードしている自覚から流し気味に試合を進める。後ろ重心で神保のストレートとハイキックをスウェーでかわしピケオーは試合を終える。

 判定は30-28、30-28、30-28の3-0でピケオー。5度目の防衛を成し遂げ、10人目の日本人に勝利した。

ピケオーのマイク
「神保は“特攻”ということで殴り合う試合を予想していたけど、逃げ回るような試合運びで、神保は最後まで戦えて命拾いしたんじゃないかな。まあ楽しい試合だったよ。次は久保優太が持つK-1ウェルター級のベルトを狙いに行く。久保は首を洗って待っていてくれ」
 ここで名前を挙げられた久保がリングに登場。両者ともにK-1のベルトをかけての対戦に向けてコメントを残した。

久保のマイク
「今日は解説席にいたんですけど、ピケオー選手防衛おめでとうございます。3月の試合からまだ練習してなくて、今日も某株主総会から来て最近バタバタ忙しいです(笑)。いずれ試合が組まれることがあると思うので、その時は頑張りますのでよろしくお願いします」

ピケオーのマイク
「久保が挑戦を受けてくれるなら、俺は今すぐにでも戦いたい。でもまずは一旦オランダに戻って練習して、いつになるか分からないけど。久保と試合をしたい。久保はいい選手だけど、特別の選手という認識はない。必ずKOで倒す」

■試合後の神保克哉選手のコメント
「(試合を振り返って?)ぜってー、やり返す、それだけです。(対戦相手の印象は?)正直、差は感じなかったです。拳が硬いなっていうくらいで。(試合の作戦は?)もっと打ち合ってよかったかなって後悔してます。打ち合ったほうが勝機があったのかなって思ってます。もっと効かせて倒せればよかったかなって思ってるんですけど、打ち合いにいけなくて。そこがちょっとダメでしたね。(今後の目標は?)ピケオーにやり返すんで、今後ともよろしくお願いします」

■試合後のジョーダン・ピケオー選手のコメント
「(試合を振り返って?)リラックスした状態で戦えたよ。自分にとってはスパーリングくらいの気持ちだった。観てる人からすると、調子悪いのかと思った人がいたかもしれないが、それはリラックスした気持ちだったからだ。相手は立ち止まって打ち合うような、激しい試合をするかと思ったんだけど、試合が始まると逃げ回るような感じだったので、そこはガッカリしたよ。(後半はディフェンスの技術が目立ったが?)最初のほうは相手も前に出てきたけど、その後はほとんどリング上で動き回って判定で勝とうという感じで、打ち合おうという意識は感じられなかった。もし、これが野杁正明のように打ち合ってくれれば、俺もガンガンいけるんだけど、結果的にそういう試合にはならなかった。

(K-1王者の久保については?)もし次チャンスがあって、久保と試合ができればうれしく思う。久保は強く、打てば打ち返してくる選手だ。今日の相手は打たれると逃げる試合運びだったけど、野杁、木村"フィリップ"ミノル、和島大海はみんな打ち合いに来てくれた。相手がそういう試合をしてくれれば、俺もお客さんを楽しませる激しい戦いができる。きっと久保とはそういう試合ができると思うから楽しみだ。(今後の目標は?)また日本に来て久保をKOして、K-1ベルトを奪うよ」


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動画

試合情報

BRAND
大会名
2019年6月21日(金)Krush.102
日程
2019年06月21日(金)
会場
後楽園ホール
選手
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