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試合結果

第19試合/【ランドハウジングPresents】 K-1 WORLD GP第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R

    所属ジム
    K-1ジム北斗会館
    team VASILEUS
    戦歴
    41戦 33勝(13KO) 8敗 0分
    44戦 41勝(25KO) 3敗 0分
    生年月日
    1986.12.16
    1991.7.29
    身長・体重
    171cm ・ 0.0kg
    168cm ・ 60.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    長野県上田市
    鳥取県米子市
    SNS

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試合レビュー

 第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント決勝に勝ち進んだのは小宮山と武尊。

 1R、小宮山は離れた位置から前蹴り、ローを飛ばす。そして後ろ回し蹴りをボディに入れるが、空手出身の武尊も後ろ回し蹴りを返す。小宮山はフットワークを止めずにリングを右回り。武尊はジリジリと前に出て小宮山をロープに詰める。武尊は小宮山の前蹴りをヒザでカットし前蹴りを出しにくくさせる。そして前蹴りからバックブローを繰り出すもこれは小宮山が当てさせない。武尊はボディフックを打ち込み、さらに小宮山を追って初回を終了。

 2R、武尊は前蹴り、左インローと入れて小宮山を追う。小宮山は跳びヒザ、急に飛び出してのストレートと放つが武尊はクリーンヒットを与えない。小宮山はさらに下段後ろ回し蹴りも放つが武尊を止められず、逆にボディへのヒザ、ボディフックをもらう。バックブローの小宮山だが、これは当たりが浅い。1回戦でKOを見せたハイキックも繰り出す小宮山だが、武尊のプレッシャーが利いておりヒットとならない。武尊は前蹴りから右フックを振るう。

 3R、小宮山は前蹴りで武尊を下がらせてから顔面への後ろ回し蹴り。しかし武尊は笑みを浮かべて前に来る。小宮山がボディストレートに来ると武尊はそこへヒザを合わせる。さらに距離を詰めてきた武尊はボディへのヒザ、ボディフックと見舞い、小宮山はこれに観念したように倒れる。立ち上がった小宮山に武尊は左右のフックから左ミドルで2度目のダウンを与え、最後もフックで打ち倒して3階級制覇を成し遂げた。

■武尊のマイク
「今日は応援ありがとうございます。初めてさいたまスーパーアリーナのメインアリーナに来たんですけど超満員になって、最初新生K-1が始まった時は世代的にK-1を知らない人たちもいて、僕は子どもの頃からK-1ファイターになりたいと思って、アンディ・フグに憧れてやってきました。K-1にはそういう力やパワーがあって、そのK-1がなくなっちゃって…それからK-1を知らない世代も出てきて『今もK-1やってるの?』とか何も知られてないことが悔しかったです。でもこうやったさいたまスーパーアリーナのメインアリーナに戻ってこれて、超満員になって嬉しく思います。
 今日からは“新生”はいらないと思うんで、K-1でお願いします。K-1は希望とか夢とか与えられるパワーがあるし、それだけの力があると思います。地上波のゴールデンタイム放送は僕が現役中にやりたいと思っていることなので、そのためにはたくさんお応援しくれる人たちがいないとできません。応援してもらえると嬉しいです。ゴールデンタイムの実現に協力よろしくお願いします。
 僕は勝ち続けているんですけど、僕と対戦したいっていう人はいっぱいいるし、やりたいっていう選手もいます。立ち技最高のリングはK-1なので、僕とやりたいならK-1に上がってきてください。逃げも隠れもしないので、K-1が立ち技最高のリングです。K-1最高!」

■武尊選手のコメント
「(試合を振り返って?)僕の中では本当に-60kgというのは挑戦で。本当は最初に決まっていたタイトルマッチ1試合だけやるつもりで-60kgに上げて、-60kgで3試合やると思ってなかったんですけど、誰も成し遂げてない3階級制覇を全部トーナメントで獲れば文句ないだろうと思いました。一回戦でスタウロス選手と出来たのも嬉しかった。去年からずっと今日のこの日のために、今日のことばっか考えて生活してきて、それを全部今日出せて良かったなと思います。

(それぞれ対戦相手の印象は?)やっぱスタウロス選手は一発があって。体つきを見ててもパンチは凄い恐いなと試合前から思っていて。左フックの対策はすごくやってました。何発かもらいましたけど、上手く外せたんで。でもガードの上からでも効くパンチなんで重いなって感じました。(郷州は)本当に気持ちが強くて。タフだし気持ち強いし、ずっと手を出す選手なんでトーナメントではやりたくないと思っていました。それと準決勝でちょっと右膝痛めちゃって、踏ん張りが効かなかったんで蹴りで距離を取れないなと思って。右のパンチで倒そうと決めてて、郷州選手のパンチの軌道とか映像で見ていて、本当に作戦通り上手くはまって勝てたなって感じですね。

 決勝の小宮山選手は、蹴り技とか本当にテクニシャンだし、距離の間合いとか、バックスピンキックとかトリッキーな技も凄い多いんで、警戒するところが凄い一杯ありました。入りにくかったんですけど、決勝戦は中に入らないと最後まで距離が空いたまま終わっちゃうなと思ったんで、ちょっと強引で僕の技術不足ですけど強引にでも距離を詰めていけたんで。KOで最後締めれて良かったなと。僕、今までトーナメント決勝でKOしたことなかったんですよ。決勝までいくと身体の疲労とかダメージもあって最後まで倒しきるというのが出来てなかったんで、今回はそれも課題だったし、最後は本当に気持ちだけでしたね。

(今後の目標は?)今日のためにずっと去年からやってきて、獲ったら燃え尽きるんだろうなって思ってたんですけど、勝ってベルトを巻いてリングに立ってた時に、皆の盛り上がり、熱が凄い伝わってきました。逆にもっと燃えて、こんなんじゃまだまだだと思って。もっともっとでかいK-1にしたいし、昔格闘技ブームって言われてた時代を超えるK-1にしたいと思って。それが一番の目標です。本当は今回の大会で実現させたかったんですけど、地上波ゴールデンタイムで生中継、それは近いうちに絶対成し遂げたいんで。沢山の人に協力してもらって、お願いしたいです。

(弘嵩選手が一回戦で敗れたが影響はあった?)それは本当に悔しかったですね。トーナメントなんで当たる可能性もあったんですけど、ヒロ君は一回戦も入場口まで一緒にいて、本当に勝ってほしかったんで。東京に出てきて9年ぐらい毎日一緒に練習して、本当に兄貴なんで。負けた時は凄い悔しかったです。でもその後は準決勝も決勝もセコンドについてくれて、決勝は功也君も試合が終わってすぐついてくれて心強かった。皆で勝ったトーナメントだなと思いました。感謝ですね。

(決勝でサイズやパワーの違いは感じた?)手足の長さや上手さとかは感じましたけど。武尊はああいうスタイル苦手だろって言われてたし、だから余計に倒したかったし捕まえたいと思ってました。ああいうスタイルを批判する人もいるけど、あれも強さだし。小宮山選手は決勝戦も絶対ああいうスタイルで来ると思ったし、その戦い方相手にも倒せると絶対証明したかったので。ちょっと強引だけど行きました。

(現時点のベストは?)フェザー級ですね。-57.5kgがベストだなと。本当に無理矢理増やしました。追い込みやってると体重増えなくて。食べるトレーニングじゃないですけど、吐き気するぐらい食べ続けて頑張って作りました。アメリカに行った時も、一日一食はステーキ1kgとか食って(苦笑)。けっこう頑張って作った身体だったんで。食べないとすぐ落ちちゃうし。でも-60kgのチャンピオンになったんで、この後のことは考えてないんですけど、獲ったからにはトーナメントで勝った選手の分も背負わなきゃいけないし、-60kgで戦える身体をもう一回作り直したいなと思います。

(これで新生という言葉はなくすと発言していたが、満員のメインアリーナはいかがでしたか?)本当に最高でしたね。超満員ってのは選手からしたら本当に嬉しいし。やっぱ格闘技はテレビでも見ても面白いしパワーあるんですけど、実際に生で見るのは別物ぐらい違うんで。実際に会場に来て生で見てくれるというのは本当に嬉しかった。今日とかは特に本当に長い大会で、長時間の大会だったんですけど、最後まであれだけの人が残ってくれて。選手からしたらそこでもパワーもらえますね。めっちゃ嬉しかったです。

 最初の頃、K-1って今もやってるの?って言われたのが本当に悔しくて。僕は小さい頃から格闘技をやってて、K-1っていうのは凄いものだし。何でK-1見てくれないんだよっていう気持ちで悔しくて。芸能活動やってるから弱くなるとか言われるんですけど、僕はその分練習もするし、芸能活動してるから余計に負けられない。だけど見るきっかけを作らないんと、やっぱり会場で見たいと思わないんで。それをKrushの時からずっと続けてきて、やっと一つ形になった、さいたまスーパーアリーナのメインアリーナを超満員に出来るK-1になった、と。でもまだまだこれからだし、僕がずっと言っているK-1ファイター全員が外を歩いたら人だかりができるスーパースターと言われる人たちが何人もいるK-1にしていきたい。その中でも一番のスーパースターに僕はなりたいと思うので、それを実現させます」

※小宮山はダメージのためノーコメント

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試合情報

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大会名
2018年3月21日(水・祝)K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1~
日程
2018年03月21日(水)
会場
さいたまスーパーアリーナ(メインアリーナ)
選手
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