大会情報

  • 日程 2016年12月18日(日)
  • 会場 後楽園ホール
  • 観衆

    1,850人(超満員札止め)

  • 開催日時概要

    (17:00開場/17:10オープニングファイト開始)

    大会概要

    対戦カード

    オープニングファイト第1試合◎Krush -53kg Fight/3分3R


    桜井 悠成 Sakurai Yusei

    オープニングファイト第1試合◎Krush -53kg Fight/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        28:30/27:30/27:30
    • ×
    x

    小只 直弥 Otada Naoya

     1R、両者ともサウスポーで構える。上背で勝る桜井に、しかし小只は積極的に右ジャブ、左ストレートと切り込む。桜井も左ミドル、左ストレートを返すがやや後手の印象。初回はまだお互い様子見といった感じで追える。

     2Rも小只は身長・リーチ差を苦にせず右のリードから左ストレートで切り込む。桜井も左ストレートを返すが、精度と勢いは小只が勝る。小只は左ストレート、左ミドル、左ストレートと命中率を上げ、桜井は鼻血が見られる。

     3R、優勢の小只は自信を持って前に出る。桜井も下がらず応戦し、右フックを返すが、ここで桜井の頭がバッティングとなり、小只は右こめかみ周辺から出血。しかし小只はひるまず、右フックと左ストレートの連打を見舞って依然攻勢。

     小只の傷にドクターチェックが行われるが試合は続行され、組みつきの多い桜井にレフェリーから注意・警告が出される。両者打ち合いでタイムアップとなるが、馬力に勝る小只が押して終了となる。

     判定は30-28、30-27、30-27の3-0で小只。ともにデビュー戦となった一戦を制した。

    オープニングファイト第2試合◎Krush -67kg Fight/3分3R


    鈴木 勇人 Suzuki Hayato

    オープニングファイト第2試合◎Krush -67kg Fight/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        28:24/28:24/28:24
    • ×
    x

    田畑 凌 Tabata Ryo

     1R、長身サウスポーの鈴木は威力ある左ミドルを打ち込み、前に来た田畑に左右フックを見舞って最初のダウンを奪う。立ち上がった田畑はすぐに向かうが、鈴木は左ミドルを間に織り交ぜながらの左右フック連打で迎え撃ち、2度目のダウンはスタンディングダウンで上げる。

     左ミドルからの左ストレート、左右フックの連打でフィニッシュに掛かった鈴木だが、田畑は右前蹴り、右ミドルで反撃。そして右ストレートで鈴木からダウンを奪い返す。

     勢いよく飛び出した田畑だが、鈴木はこれに左ストレートを打ち込んで応戦。両者やや見合いとなり、1Rを終える。

     2R、前に来る田畑に鈴木は左ストレートを突き刺し、左ミドルもボディに決めていく。鈴木は距離を作り、田畑が飛び込んでくると左ストレートを合わせ、間合いが開いたままだと左ミドルを打ち込む。田畑も左フックと右ストレートで反撃するが、大きなダメージを与えるには至らない。

     3R、鈴木は左ミドルの威力を落とさないが、田畑も軌道の読みづらい右クロスと右スイングフック、左フックと鈴木に迫る。

     バックステップしていきながら距離を作る鈴木は田畑の入り際に右フックをカウンターで当て、これでこの試合3度目のダウンを奪う。鈴木はその後も攻めんとする田畑をさばいて終了。

     判定は28-24、28-24、28-24の3-0で鈴木。両者計4度ダウンの乱打戦を制した。

    オープニングファイト第3試合◎Krush -63g Fight/3分3R


    石川 祐樹 Ishikawa Yuki

    オープニングファイト第3試合◎Krush -63g Fight/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 1-1
        27:29/28:28/29:28
    • ×
    x

    将 -masa- Masa

     石川は前日の計量で規定体重を800gオーバー。そのため1R減点1点からのスタートとなり、石川は10オンス、将は8オンスのグローブハンディが課され、さらに石川はファイトマネーが50%減額となる。

     1R、将はサウスポーからの左ミドルを音を立てて打ち込み、石川の出足を止める。石川が出ようとしても将は左ストレート、右フック、ボディへのヒザと攻撃に力を込める。だが、石川は圧力を落とさずに将へ迫り、左・右と順にフックでとらえる。将にロープを背負わせ、打ち合いに巻き込む石川。

     2R、石川はこのラウンドも圧力を発して将をロープに追い込み、左右のフックで襲う。将は鋭い左ミドル、ボディへのヒザを見舞うが、石川はタフさを見せ下がらない。将はラウンド後半には石川の圧力を持て余してきて、左右フックを被弾する場面が目立つ。

     3Rも前に出ていく石川と、これを下がり・回りながら応戦する将という展開になる。将は左右ボディフックを放ち始めるが、石川は圧力を落とさない。だが、このボディブローは効いたかか、石川はややガードが落ち、表情も幾分苦しそうになる。さらに手数も落ち、ラウンド後半は右ジャブ、左ストレート、ボディへのヒザと将の攻撃が目立つ。

     判定は29-27(将)、28-28、29-28(石川)の1-1でドロー。決着つかずのドローとなった。

    第1試合◎Krush HEAVYWEIGHT Fight/3分3R・延長1R


    木村 秀和 Kimura Hidekazu

    第1試合◎Krush HEAVYWEIGHT Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        28:30/28:29/27:30
    • ×
    x

    K-Jee Keiji

     1R、体に圧力とパワーを感じさせるK-Jeeは、パワフルな左フックの上下打ちからこれもパワフルな右ローを繋いでヒット。木村はK-Jeeの右ローにやや体が持っていかれる。右ローだけでなく、ロープに詰めての左ボディフックでも木村をとらえるK-Jee。だが、木村もボディへのミドルとヒザでK-Jeeに反撃していく。

     2R、1Rに比べやや勢いが落ちた印象のK-Jeeに木村はボディへの左ミドル、右前蹴り、ヒザ蹴りと打ち込み削る。だが、勢いこそ落としてもK-Jeeは前進を止めず、このラウンドも左フックと右ローで木村を襲う。そして跳びヒザも繰り出す。

     3R、インターバルの間に小比類巻会長の檄を受けたK-Jeeは開始から左右フックの連打で木村を襲い攻勢となる。勢いを維持はできないK-Jeeだが、しばらくすると左右フックにヒザ蹴りも交えて再ラッシュ。木村も右ストレート、ヒザと応戦するのだがパワーが不十分でK-Jeeをを下がらせられない。最後もK-Jeeがヒザ&ラッシュで木村を攻めて終了。

     判定は30-28、29-28、30-27の3-0でK-Jee。パワーと勢いで木村を上回って勝利した。

    ■試合後のK-Jee選手のコメント
    「(試合の感想は?)反省することばっかりですね。練習でやってきたこと、練習でのイメージ力が足りなかったのと、両方です。(勝利という部分では次につながるのでは?)でも、これからの未来にしっかりつなげていけるように、KOで勝ちたかったです。上原誠はみんな倒しているので。KOで倒せなかったことで、アピールができなかったな、と。判定だったら、マイクアピールもできないし。そこも反省ですね。次は絶対に倒します」

    第2試合◎第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R


    稲石 竜弥 Inaishi Tatsuya

    第2試合◎第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-2
        29:30/29:29/29:30
    • ×
    x

    安保 璃紅 Anpo Riku

     1R、稲石は左ミドルを放つもこれが安保にローブローとなってしまい一時中断。再開すると稲石は目線は顔を見ながら攻撃は中段・下段など、読みづらいパンチとキックを見舞っていく。しかし安保は堅固な構えを崩さず、右ヒザから繋いだ右ストレートをヒット。トリッキーな稲石だが、安保は右アッパーから右ストレートをヒット。しかし稲石も左フックを返してクリーンヒット。だが安保は逆にこれで火が付いたように左の蹴りをミドル、ハイと連打して当て初回を終える。

     2R、腕を思い切り伸ばした左右のフックを放つ稲石だが、安保は見切って当てさせない。これをかわしながら稲石に右ストレート、そして左ハイキックを繰り出して狙う。安保をコーナーに詰めた稲石は上下左右に力を込めたフックを見舞うが、安保は的確にブロックしてダメージを負わない。

     3R、稲石は右ボディストレートから左フック。その変則的な動きに安保はやや迷いが生じてきたか、手が出ず手数が落ちる。「ボディ効いてるぞ」というセコンドの声を受け、稲石は右ボディストレートから左フック。そして変則的なタイミングでの右ローも安保に打ち込む。だが、安保は打ち合いの中で左フックで稲石をとらえ、ラウンド最後も右ストレートを打ち込んで終える。

     判定は30-29(安保)、29-29、30-29(安保)の2-0で安保。ベテランのトリッキーファイター、稲石を降し2回戦に進出した。

    ■試合後の安保璃紅選手のコメント
    「(試合後、悔しさをあらわにしていたが?)3R通して、納得いかなかったので。相手がチャンピオンというのもあるんですけど、自分の中で納得いっていないので。(1回戦に勝ち、次にはつながったが?)はい、次はさらに進化して。もっと、みんなと練習して強くなります。(ずっとKO勝利が続いていたが?)KOへのこだわりはなかったんですけど、初めて3R戦ってみて、いい経験になりました。ファンのみなさん、観てくださるみなさんに、もっと強い自分を披露できるようにがんばります」

    第3試合◎第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R


    郷州 征宜 Goshu Masanobu

    第3試合◎第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 3R 1分10秒
    • ×
    x

    原田 ヨシキ Harada Yoshiki

     1R、開始から総合格闘技特有の変則的な足の運びで原田は上下にパンチを打ち分け郷州を襲う。しかし郷州はこれをブロックして徐々に反撃へと転じ、右ロー、右クロスと打ち込む。横へフットワークして郷州の前進をさばき、原田はジャブ・フック・ストレートとパンチを回転させる。だがロープに詰めた場面では郷州が右ストレートでとらえる。

     2R、原田は軽やかな足取りを見せながら、郷州にジャブ、ストレートと見舞う。しかし郷州は右ローを叩き込み、ジャブのタイミングよいヒットでも原田の動きを止める。フック、アッパーを大きく振るう原田だが、郷州はその内側を抜くように左ジャブを当てていき、原田は左目じりをカットして出血する。圧力を利かせてきた郷州は右ストレートを打ち込み原田を一瞬棒立ちにさせる。

     3R、原田は郷州を押してロープに詰めるが、郷州はクルリと体を入れ替え、原田に右ストレートを立て続けに叩き込み、これでダウンを奪取。立ち上がった原田だが反応が鈍く、郷州が再び攻勢を仕掛けると腰砕けとなり、2度目のダウンを宣せられる。フィニッシュに入った郷州は右ストレートを中心にラッシュを仕掛け、反撃のままならない姿を見てフェリーは間に入り、ここで試合をストップした。

    ■試合後の郷州征宣選手のコメント
    「(試合の感想は?)いままでずっとKOを狙って戦ってきて。今年の目標は全KOだったんですけど、ここまでなくて。だから、この試合は絶対にKOしたいと思って練習してきたので、倒せてよかったです。もちろん、トーナメントは勝たないとベルトが獲れないので。ほかの誰かが獲ってもつまらないと思うし、俺には獲れる実力があると思っています。(意識する相手は?)とりあえずは弱い相手がいいですね(笑)。決勝で強い相手とやりたいです。全部KOでベルトを獲りたいと思っています」

    第4試合◎第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R


    山本 真弘 Yamamoto Masahiro

    第4試合◎第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:28/30:28/30:28
    • ×
    x

    加藤 港 Kato Go

     1R、サウスポーの山本は右回りして加藤に左インローを打ち込み、右ストレートも見切ってかわす。飛び込んでくる加藤に右・左とカウンターのフックを合わせるが、これはクリーンヒットならず。加藤は攻撃の起点であるミドルを山本にかわされるため波に乗ることができない。

     2R、山本は左インローのヒットから出ていかんとするが、加藤はそこへ右ストレートを送って止める。ハイキックを繰り出し、加藤がリターンしたハイキックもよく見てブロックする山本だが、攻めて出る機会を見出せない。山本のローに加藤は右ミドルで応戦する。

     3R、山本は左の蹴りをロー、ミドルと飛ばし、そこから左と右のフックを飛ばすが、バックステップする加藤をとらえられない。加藤の右ミドルが鈍い音を立てて決まる。攻め込めない山本に対し、加藤は右ミドル、右ストレートと攻撃を見舞う。ブロックして当てさせない山本だが、やや守勢の印象。しかし終了間際に跳びヒザでアゴをとらえて加藤をフラつかせ、その後でフックをフォローし土壇場でダウンを奪って試合を終える。

     判定は30-28、30-28、30-28の3-0で山本。最後にダウンを奪う勝負強さを見せ2回戦へ進んだ。

    ■試合後の山本真弘選手のコメント
    「(試合の感想は?)とりあえず勝つことが大事なんで、ホッとしてます(苦笑)。(今年、練習環境を変えたが?)ちょっとずつ、身になってきたな、と。今年の成果が最後で出せたと思いますし、周りもわかってくれたかなって。前の悪いクセというか、つっこみすぎないようにして、そこは冷静にできたかな、と。

    (3Rの最後は持ち前のスピードを発揮していたが?)そこまではイーブンだと思ったので、最後の最後の20秒くらいで、一気にいきました。体力を貯めてました。年なんで、最初からいくとバテるんで(苦笑)。(優勝まであと3試合あるが?)とりあえず、次の2月のことしか考えてないですね。今日悪かったことと、いまやっていることを続ければ。今日の勝ちは自信になりました。今回は自分のために戦っているので」

    第5試合◎第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R


    レオナ・ペタス Leona Pettas

    第5試合◎第5代Krush -60kg王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:27/30:26/30:26
    • ×
    x

    ”DYNAMITE”髙橋 佑太 Dynamite Takahashi Yuta

     1R、髙橋はハイ、ローと蹴りを見舞っていくが、レオナはこれにすぐさま右ストレート、左ジャブとパンチを合わせていく。ボディストレート、顔へのヒザと攻撃に鋭さを感じさせるレオナ。ジャブから繋いだ右ローでも髙橋をとらえ、ダメージを与える。髙橋は右ローを放っていくが、レオナはすぐに対応して右ストレートを合わせる。そして打ち下ろしの右クロスを極め、これで髙橋をダウンさせて初回を終える。

     2R、レオナが右ローを打ち込むと髙橋は足のダメージを隠せない。レオナは距離を開けて髙橋のパンチを空転させながらボディにヒザ、左ミドルと決める。髙橋の右を腕で弾いてかわし、ジャブには左ジャブをカウンターで合わせていくレオナ。見切りがよく、髙橋のパンチをクリーンヒットさせない。

     3R、逆転せんと反撃に向かう髙橋だが、レオナは左右ストレートを突き刺し、右ローでも高橋を襲う。ディフェンスも堅固で髙橋のパンチにブロックを破らせない。体をぶつけるように向かい、前蹴りから左右ストレートを伸ばして向かう髙橋だが、レオナはこれを押し返し、左右ストレート、ボディへのヒザと髙橋に2度目のダウンを迫って試合終了を迎える。

     判定は30-27、30-26、30-26の3-0でレオナ。中国英雄伝説トーナメントで王者となった強さを見せて勝利した。

    ■試合後のレオナ・ペタス選手のコメント
    「(ひさびさのKrushだったが、試合の感想は?)1年4カ月ぶりですか。相手がメッチャ気持ちが強くて。腹に一発入って終わったと思ったら、そこから上がってきて。負けられないなと思いましたね。(ダウンをとったが?)狙ってとれたダウンじゃなくて、たまたまとれたダウンなので。

    (トーナメント出場選手の中では、自分が一番実績があることについては?)戦績が多いだけで、実力があるかはわからないし。今回も凄いしんどい試合だったので。(前日会見では舌戦もあったが?)前日は心理戦を仕掛けたら乗ってきて、相手が熱くなって、本番で手こずったというか。全然余裕がなくて、ギリギリでしたね。

    (トーナメントについては?)二本目のベルトがかかっているし、みんな言ってくれてるように、優勝候補が優勝するのは間違いないので。K-1に戻ったときにやりたい選手が二人いるので、そこに向けてがんばります。あと3回勝ってチャンピオンになって、K-1でもトーナメントに勝って、やりたい二人と戦えれば。そこを来年、がんばろうと思います」

    第6試合◎Krush -70kg Fight/3分3R・延長1R


    山崎 陽一 Yamazaki Yoichi

    第6試合◎Krush -70kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 延長判定
      • 0-3
        9:10/9:10/9:10
    • ×
    x

    藤村 大輔 Fujimura Daisuke

     7月に王者ピケオーに挑むも敗れ、再起戦となる山崎と、恵まれた体格で最初に学んだのは古武術だったという変わり種の藤村による-70㎏ファイト。

     1R、やる気を見せ前に行く藤村だが、山崎は後ろ足に重心を置いて構え、藤村の攻撃を見切ってかわす。しかし藤村は圧力を発して出て、右ストレート、右フックの強打で山崎を襲う。だが山崎は落ち着いてこの攻撃をブロックをし、冷静さを崩すことはない。そして狙いすました右ボディストレートを打ち込み藤村のガードを落とす。山崎の左ミドルに藤村は右ローを返す。

     2R、藤村は右ロー主体で出て、そこから左フック、右ストレートとパンチにつなげる。ラウンド中盤から反撃に転じた山崎はまずボディにパンチを集め、これで藤村の意識を落とした後で左フックを決め、藤村の腰を落としてダウンを奪う。

     そして落ち着きを保ったままで右アッパー、左フックとさらに藤村に攻撃を加えていく。左ボディフックを連打し、藤村がこれに打ち返してきても山崎は見切ってかわし、技量と余裕の差を見せる。

     3R、山崎は手応えのあったボディへの攻撃を右ストレート、左フックと打ち込む。しかし藤村もボディへのヒザを放って反撃。攻め落さんとする山崎だが、藤村も手数を落とさず応戦し、山崎に右ストレート・右クロスを入れて迫る。ロープに釘付けとなる山崎。攻撃を被弾し左目じりから出血が見られるが、目はしっかり藤村を見据えている。

     判定は28-28(山崎)、29-28、29-29でドロー。延長戦に突入となる。

     EXR、藤村は圧力を発して前に出て山崎を下がらせる。しかし山崎も押し返す。右ストレートを伸ばす藤村に山崎は左右ボディフックで応戦するが、藤村の右ストレートがとらえて山崎は横を向く。ここで山崎の左目じりの傷が開いてドクターチェックとなるも再開。接近戦を挑んでくる藤村に山崎は左フック、右アッパーで下らせんとするが、藤村も応戦してして左右ストレートを返し、右クロスを打ち込むなどして山崎を押し返す。山崎の左フックに藤村は右ストレートを返して囚虜う。

     判定は3者10-9で藤村。格上の山崎を降し、ジャンプアップとなる勝利を得た。

    ■試合後の藤村大輔選手のコメント
    「(試合の感想は?)練習でやったことができたりできなかったり。危ない場面もあったんですが、最後は根性で乗り切りました。(練習でできた部分は?)たとえば、自分の距離で右ストレートをコンパクトに、長く打つということを意識しました。(キャリアと実績のある選手に勝てたことについては?)人生の中でも大きなものでした。人生を変えられるんじゃないかなと思っています。

    (これからの目標は?)70kgを代表する選手になれれば。自分のレベルを上げていきたいです。今日の試合で自信につながりましたが、もともと自信はあったので。(現王者のピケオーの印象は?)外国人なので、バネやスピードが違うんですけど、テクニックでカバーできると思っているので、そんなに遠い存在とは思っていないです。

    (ピケオーには日本人選手が倒されているが?)外国人は強いなというイメージはありますけど、なんとか自分が戦える日が来ると思って、一生懸命戦っていきたいと思います」

    第7試合◎第5代Krush -65kg王座決定トーナメント・出場者決定戦/3分3R・延長1R


    小宮 由紀博 Komiya Yukihiro

    第7試合◎第5代Krush -65kg王座決定トーナメント・出場者決定戦/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:29/30:28/29:28
    • ×
    x

    眞暢 Masanobu

     来年2月に開幕する-65㎏王座決定トーナメント最後の1枠を巡り、階級を上げてきた眞暢とこれが56戦目となるベテラン小宮が争う。

     1R、小宮に対し眞暢は体の大きさを感じさせる。ジャブを細かく突いてくる眞暢に、小宮は右ロー、左ミドルと蹴りを飛ばして対抗する。眞暢がパンチで切り込まんとするところを左右のローを打ち込んで出足を止める小宮。そしてそこから前に出て、逆に右ストレートを眞暢に巧打する。

     2R、ローから切り崩しに行く眞暢だが小宮にカットされ、逆に小宮の右ローを連続して浴びる。右ストレートを伸ばすが小宮に届かず逆に再び右ローをもらってしまう。小宮がキャリアに裏打ちされた試合巧者ぶりを見せる展開に。小宮はローで眞暢のバランスを崩して転倒させる場面も見せる。

     3R、小宮は見切りのよさを際立たせ、眞暢のパンチを空転させて右ロー、左ミドルを打ち込んでいく。そして眞暢の突進をかわすとコーナーに詰めて左右の連打で襲うが、ここは眞暢も再び体を入れ替え、左右のフックを打ち込む。

     残り時間が少なくなり、前に出た小宮は右ストレート、右フックと攻勢。だが、眞暢も左フック、右ストレートでやり返す。しかしグローブと前腕で押して 小宮が眞暢を下らせて終了。

     判定30-29、30-28、29-28の3-0で小宮。トーナメント出場権を手に入れた。

    ■試合後の小宮由紀博選手のコメント
    「(Krush参戦は旗揚げ以来だが?)そのときとは全然違いますね、全日本キックの色がなくなっているので。いろいろな選手も出てきて、ますます格闘技が発展すればいいと思うので、また参戦することができてうれしいです。(リングの感触は?)後楽園がひさびさで、緊張してしまって、練習どおりにはいかなかったんですけど、それも次の試合で出したいと思います。

    (対戦相手の印象は?)気持ちも強くて、パンチもあって。その選手とどうやって打ち合うのかがテーマでした。仕留め仕切れないのは自分の甘さなので。(これで-65kgトーナメントの出場権を獲得したが、意気込みは?)僕のような選手が第一線でやらしてもらって。同年代に格闘技が死ぬほど好きな連中もいるし、もう一度高め合っていきたいです。

     格闘技の発展につながると思うので。次はしっかり仕上げて、ベルトを獲りにいきたいです。若い選手とやるのは楽しみですね、発想があって。そこに格闘技のおもしろいさがあるので。それを体感して、もう一皮むけて、盛り上げたいと思います」

    セミファイナル(第8試合)◎Krush -58kg Fight/3分3R・延長1R


    大岩 龍矢 Oiwa Tatsuya

    セミファイナル(第8試合)◎Krush -58kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:27/30:27/29:28
    • ×
    x

    伊藤 健人 Ito Kento

     王者・小澤海斗に惜敗し再起戦となる大岩と、その小澤と過去3戦して1敗2分という技巧派・伊藤の対戦。

     1R、ともにオーソドックスに構え、左ミドル、前蹴りを放つ伊藤に対し、大岩は腕力を活かした左右フックをさっそく振るっていく。大岩はパンチだけでなくローも威力を感じさせ伊藤をとらえる。大岩のジャブで鼻柱を赤くする伊藤。

     2R、両者攻防に激しさを増し、大岩はボディフック、ミドルと決めるが伊藤は表情を変えず、打点の高い顔面へのヒザを大岩に見舞い、左ミドル、ジャブも決めていく。しかし大岩はパワーに物を言わせた剛腕右フックから左ボディフック。だが、伊藤はやはり大崩れを見せない。

     それでもプッシングで伊藤を下がらせた大岩は、これに応じて厭うが前に出てきたところへ右ストレートを突き刺しダウンを奪う。立ち上がた伊藤に大岩は左右フックでフィニッシュに行くが、伊藤のガードは的確で破れない。

     3R、顔への左フック、右ストレートを振るってくる大岩に、伊藤はカウンターでボディへのヒザを打ち込む。次第に伊藤がヒザとミドルで大岩を下がらせ始める。しかし大岩も変わらず左右の剛腕フックで応戦。両者消耗戦に。大岩は伊藤のヒザをかわして右ストレートをヒット。だが、伊藤も左右ストレートとヒザで反撃していく。

     判定は30-27、30-27、29-28の3-0で大岩。王座再挑戦に一歩前進となる勝ち星を上げた。

    ■試合後の大岩龍矢選手のコメント
    「(試合の感想は?)1~2Rは練習どおりできたんですが、最終Rでいつもの悪いところが出て。試合のプレッシャーもあるし、ダウンを取ってホッとした自分がいて。そこが甘いところか、と。もっと攻められれば、上のステージにもいけるんじゃないかと思ってます。こんなもんじゃないと思っているので。

    (-58kg王者の小澤選手への挑戦に近づいた?)本当は今日、KO勝ちしたらマイクパフォーマンスも考えてたんですけど。ここで言わせてもらうと、この前、負けた試合を全然忘れてないし。僕をボコボコにしたって言ってましたけど、『ボコボコにされてねえし』と思っていて。もっと差をつけて、僕がボコボコにしてベルトを巻きたいです。正直、むかついているので、しっかり倒して。べルトというよりは、小澤海斗を倒したいという気持ちです。

     絶対に負けられないと思ってるし。3月にタイトル戦が決まってるそうですが、もし相手が僕じゃなかったら『負けんなよ』と言いたいですね。コッチも挑戦が決まるまで負けられないし、負けないし、小澤も負けるな、と。自分が勝って、自然とベルトが手に入るというイメージです」

    メインイベント(第9試合)◎Krush -53kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R


    武居 由樹 Takei Yoshiki

    メインイベント(第9試合)◎Krush -53kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 3R 2分45秒
    • ×
    x

    隆聖 Ryusei

     両者は4月10日に初代王座決定トーナメント準決勝で対戦。右アッパーで武居が隆聖をKOしている。どちらも試合前にKOを誓うが、2016年のKrushを勝利で締めくくるのはどちらとなるか。

     1R、武居は左ハイで先制し、その後も左ミドル、左ハイ、前蹴りと伸びのある蹴りを飛ばし、そこから右フック、左ストレートとさっそくラッシュを仕掛ける。しかし劣勢に思われた隆聖はここで右跳びヒザを放ち、武居をダウンさせる。

     立ち上がると両者の打ち合いがスタート。ややダメージがあるかの武居だが、左ストレートを当てて次第にダメージが抜けてきたかの印象。隆聖は胸のあたりを狙った跳びヒザを再び繰り出す。武居はしかし左の蹴り~左ストレートで反撃に転じる。隆聖はパンチの被弾で鼻血が見られる。左ストレートを武居が決めると隆聖は右フックを当て返す。

     2R、隆聖は顔面前蹴りを決め、武居から距離を取って左ストレートをダッキングしてかわす。ホールディングを注意される隆聖だが、武居にクリーンヒットを与えていない。しかしかし武居はエンジンが掛かってきたか、左ストレート、ハイキック、前蹴りと攻撃に勢いを増す。

     だが、隆聖も押されながらもダウンを奪った跳びヒザを繰り出す。武居は左の蹴りをミドルとハイで蹴り分ける。

     3R 、武居は前に出て右フック、左ストレートに鋭いミドルを織り交ぜる。武居が隆聖を押していくが、隆聖も右ストレートを打ち返す。だが、武居の左ストレートがクリーンヒットする。さらに武居は左ストレートを見舞い、右顔面ヒザと隆聖を追う。しかしここで武居の放った蹴りがローブローとなってしまい、一時中断。

     再開されると武居は攻勢を緩めず隆聖を押していく。そして左ストレートから左ハイを打ち込み、隆聖はこれにバランスを崩してダウン。立ち上がった隆聖に武居は顔面前蹴りを決め、これで2度目のダウンを奪う。

     残り時間が少ないが武居は倒しに行き、左ストレートからの右フックで打ち倒し、逆転そして終了間際のノックアウトを決めた。

     初防衛を果たした武居は「こんにちは、最初ダウンを取られちゃって、こんなダサい試合をしてすみません。でも今日はどうしても勝ちたくて、2週間前に僕の大事な応援してくれる方が亡くなってしまって、その人のためにも勝ちたくて頑張りました。もっともっと強くなってスターになりたいので、もっと強くなります。もっと強くなってK-1のリングに立ちたいと思います。ありがとうございました」と勝利を喜びつつ、今後の意気込みをマイクで語った。

    ■試合後の武居由樹選手のコメント
    「(試合の感想は?)初のメインで初防衛で。緊張というかフワフワしてた感じでした。1Rでダウンを取られて焦って。練習したことが出せなくて反省点ばかりです。メインは責任が違いました。(今年最後の試合だったが?)16年最後でプレッシャーもあったんですが、任せられたということで自信もついたのでよかったです。最初、ちょっと効いちゃってアセりましたね。3R盛り返して、自分も興奮したんですけどよかったです。

    (いままでの試合とは違う?)いつもどおりという感じで考えてたんですけど、リングに上がったら浮かれていたというか。(16年はどんな年だった?)チャンピオンになって防衛できたので、来年もいい年にしたいです。(17年の目標は?)代々木のK-1で戦いたいです。もっとしっかり練習してK-1のチャンピオンになりたいと思います。ベルト二本を目指していきたいです。

    (試合中、歓声は聞こえた?)全部聞こえてました。(試合は落ち着いていけた?)いや、ダウン取らなきゃいけないという感じでアセりましたね」