8月30日(日)後楽園ホールで開催される「Krush.191」の[【株式会社アクセスライン PRESENTS】第13代Krushスーパー・フェザー級王座決定戦]に出場する西元也史選手のインタビューを公開!
──前戦は4月のK-1での江川優生戦、判定勝利でした。あの試合を今振り返ると?
西元 あんなにちゃんと自分のやりたいこととか、やってきたことがガチッとハマって実行できたのは初めてやったんで、何か不思議な感覚でした。
──そうなんですね。その理由というと?
西元 コンディションももちろんよかったとは思うんですけど、ここ最近にないぐらい緊張してたんですよ。ですけど、力を抜いて楽しんでやろうって思ってたら、すごく思った通りに体が動きましたね。相手が強かったからこそ、そうやって集中してやり切れたかなと思います。
──その緊張感と、力を抜こうというバランスが、いい方向に働いたんでしょうね。
西元 そうですね、そんな感じだと思います。だから、結果もそうですけど、すごく自信がつきました。
──同時に久々の連勝にもなりました。なかなか結果が出なくて苦しんでいた時期も長かったので、いい流れになっているのでは?
西元 自分自身、それは普段からすごく実感してますね。でも、あんまり意識しすぎるとよくないかなと思ってるので、今はもう、とりあえず勝つことだけ考えているつもりです。
──7月のカード発表会見の時点ではワンマッチの予定でしたが、その後、急きょ王座決定戦になりました。決まった時はどう思いましたか?
西元 そうなるんじゃないか、みたいなことは最初からけっこう、周りからも言われてたんですよ。横山(朋哉)選手が、K-1の暫定王者になったじゃないですか。だからKrush王座は返上するんじゃないか、ということで。もちろん、王座決定戦に変わったことはすごくビビッと来るものはありますけど、試合でやろうとしてることは何も変わらないんで。タイトルを変に意識しすぎると、僕の中で邪念が出てきちゃうんかなとか思っちゃったりするので、あんまり意識しすぎないようにはしてます。
──タイトルのチャンスは2022年12月、中島千博選手に挑戦した時以来になります。前回の経験を思い出すと、どうですか?
西元 あの頃は僕ももうちょっと若かったですし、メチャクチャ集中して賭けていたつもりはあったんですけど、あの時よりも今の自分の方が全然強いと思ってますし、あんまり、タイトルマッチだからというのは、関係ないかなとか思っちゃったりしますね。
──では相手の上野奏貴選手について、対戦する上で一番気をつけているのはどんなところですか?
西元 やっぱり距離感が上手ですよね。自分の距離で打って、それ以外は、うまくいなすという感じで、自分だけ上手にやるのが得意なのと、そういう攻防での細かい技術が、年齢関係なくすごく上手だと思うので、そういったところはしっかり集中して対応していこうかなと思ってます。
──デビューから8連勝の19歳ということで、勢いに乗ってますよね。そこは?
西元 勢いはメチャクチャありますよね。勝負に関して、すごく持ってるなあと思います。でも、俺もさんざんやってきたんで、そこは気合いを見せてやろうかなと思ってます。
──やっぱりそこで一番の武器になるのは、経験プラス、今の手応えですか。
西元 そうですね。今までやってきた自分を、どこまで信じきれるかだと思ってるので。やってきたことの違いを見せたいなと思います。
──相手に対して、どう攻めていきたいと思っていますか?
西元 最初の早い段階から、ガンガン当てに行きますよ。上野君のいいところは出させないように。それがうまいことハマって、早く決着がつく場合もありますし、そうならなくても、最後までしんどい思いさせようかなと思ってます。
──基本的なスタイルは、これまでと変えないと。
西元 でも前回の試合で、周りからスタイルに関して、「すごい練習したんだね」みたいなことをかなり言われたんですよ。打つところはもちろん打ち抜きますけど、自分も最低限もらわないとか、そういうところは考えてやってるので。もちろん根底は変わらず、攻めるつもりです。
──ここで勝てばいよいよチャンピオンですね。
西元 そうですね。一つの区切りというか、今までやってきた証拠が一つ、手に入ると思います。でも、獲らないと何も言えないですからね。実際に獲るまでは、あんまり口に出しすぎないようにしようと思ってますけど。
──その相手が、デビューから無敗で来ている若い新鋭というところは、実際どうですか?
西元 運営側は、上野君みたいな若い子に獲ってほしいんだろうなっていう感覚はすごくあって。もちろん負けなしで来てるし、これからどうにでもなるじゃないですか。K-1がスターにしたいっていう感覚とかもあると思うので「そんなことはさせへんぞ」ぐらいにさせるつもりです。君はまだまだ若かくて、時間あるんやから、と。もしかしたらK-1もそんなこと思ってないかもしれないですけど、僕はちょっと、胸の内ではそう思っちゃってるんで。空気とか関係なしで、僕はふさわしい相手やと思ってますし、強い相手やと思ってるので、何も文句はないですけどね。
──しかし、そうやって若い世代を迎え撃つ立場になりましたね。
西元 なりましたねえ(笑)。気づけばもう中堅っていうか、ほぼベテラン寄りになってきちゃってますからね。間違いなく、向こうからしたらオッサンですよね(笑)。怖いもんもないでしょうし。
──しかも今回はセミでお兄さんの空大選手も出て、「2人で上野祭りにする」と言っています。もちろん「そうはいかねえぞ」という気持ちは……。
西元 メチャクチャあります。北海道から来て、たくさん応援も来てくれるやろうし、すごく気持ちが入ってるのも分かるけど、リングでは俺と1対1やぞってことなんで。そんな簡単にいかへんぞって、思い知らせてやろうと思ってます。
──そして西元選手にとっては、大きな節目になる試合ですね。
西元 はい。それだけの気持ちを持って臨んでるし、これからは全部そういう試合やと思ってるんで。もう、何一つ取りこぼさないようにやっていきます。
──では最後に、改めてこの試合への“決意”をいただけますか?
西元 王座決定戦に変わったりしましたけど、それも全部含めて、僕は今の自分の運命やと思ってるんで。もう、ここから一つも落とさず、全部絶対獲ろうということだけ考えて練習してきたので、必ず勝ちます。
──分かりました。ありがとうございました!