王者・朝久泰央、最強挑戦者カマラと対戦で王座陥落ピンチ?「彼が優れてるところは何一つない」=9・12 K-1代々木第二
[【株式会社 torio PRESENTS】K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R] では、王者・朝久泰央(日本/朝久道場)が、最強の挑戦者アラッサン・カマラ(セネガル&フランス/Emergence Le Havre)を相手に、初防衛戦を行うこととなった。
会見には朝久が登壇し、過去最強ともいっていい“サバットキング”カマラを相手に並々ならぬ闘志を見せ「彼が優れてるところは何一つない」と断言した。なお、カマラはコメントのみの参加。以下は、朝久のコメント全文。
「カマラは会場で会ったら『ブラザー』って言って声をかけてくれる間柄であるんですけど、やっぱり自分は K-1王者。カマラは強いですけど、俺の方がもっと強いし破壊力ももっとある。俺が必ず倒して勝ちます。あと、カマラツインズが4階級制覇すると言っていますが、俺がずっと勝ち続けてる限りは、それはない。俺がずっと勝ち続けて、兄貴も復活したらすぐ勝つと思うんで、すぐに兄弟同時世界チャンピオンになりたいと思います。楽しみにしていてください」
――カマラ選手は、前回の佐々木大蔵戦でジャブで倒した印象だったが、幻想が高まっている中、オファーが来てどう思ったか?
「自分としては佐々木選手に勝ったからといって、何の幻想があるのかな?という感じではあるんですけどね。結局、この試合も自分が瞬殺して、結局カマラって強かったの弱かったの? という未来しかない。朝久泰央の絶対的な強さを見せる、そんな戦いを見せたいなと思っています」
――久しぶりの会見ですが、騒ぎがあった中で何を考えていたのですか?
「騒ぎとは、どんな騒ぎですか?」
――ネットで炎上した件です。
「いや、まあ炎上というと何か聞こえは悪いですけど、何か自分としてはでかい花火を上げたなという感じで誇らしい気持ちではいるんですよ」
――というと。
「K-1は、いろんな他団体の対抗戦に参加しないって言われてますけど、やっぱり自分もK-1だったり、RIZINとかいろいろ出させてもらう中で、いろんなつながりも増えて、これからK-1も対抗戦とかやっていくんだねっていう感じの話になった時に、実はK-1は参加しないでくれって言われてるよってある人から言われて。
え? そんなことないでしょと思ってたら、とある選手から泰央君ごめん、K-1で頑張ってきたけど、いろんな人から引き抜き的に誘われてとか、なんかそういう汚い話とかあって、なんかそういう話ってできないじゃないですか。
そういった中で、なんかK-1が他団体に参加しないとか言われて、なんかずっとK-1をくさされてたんで、自分はK-1のチャンピオンとしてK-1愛のある人間として、なんかどういう状況であれK-1を守っていくことが自分の義務だと思ってるんで。
それを貫いた自分はかっこいいなと思いましたね。だからまあ正義って結局ぶつかったら戦いとかでちゃんと成り立ちますけど、なんかひねくれた正義が信者によって神格化されたりしてる部分があるんで。だから自分は自分を貫いたことに誇りを持ってますし、そういった中で一緒に燃えてくれた(木村)萌那ちゃんだったり、(大久保)琉唯君だったり、こういう仲間がいて良かったなと思ってます。
やっぱりこういう今みたいな発言でも、良かったり悪かったり、いろんな意見も出ると思うけど、逆にその数字に媚びて、なんか僕は誰々の後を継ぎますだとか、なんか次のカリスマになりますとか、俺はそんな子分みたいな生き方したくないんで。
そんな子分みたいにしてK-1チャンピオンでいるくらいだったら、一日絶対的なチャンピオンとして次の日死ぬくらいの方が俺はかっこいいと思ってるんで。炎上がどうだというよりも花火を上げた俺かっこいいなと思ってますし、それを上げた以上は今回の9月の試合で、またカマラもいい選手ですけど、そういうとこを倒して、やっぱ朝久泰央はやべえなと、そういう試合を見せたいなと思ってます」
――アンチが結構多いと思うんですけど、朝久選手が倒れる姿を見たいという声も出てくるかもしれません。その人に対して何か一言ありますか?
「それは、もう大歓迎ですね。やっぱり格闘技って自分だけを応援するからじゃなくて、相手がいることで成り立つ部分もあると思うので、朝久嫌いだな、こんな位置にいなければいいのにって思う奴は全員カマラの応援をしてくれたらカマラも力になると思いますし。
ただ、誰が応援したところで俺の価値は変わりないんで。そういったところを見せたいなと思ってます。 はい、皆さん楽しみにしていてください。俺が強いんで」
――先ほど須藤プロデューサーから、「ぜひ70kgまで上げていってほしい」という話がありましたけど、考えていらっしゃいますか?
「はい、本当に考えてますね。65kgで試合をしていますけど、現状自分は62.5kgでも戦えますし。兄貴がチャンピオンになるその階級が被っているので65kgですけど、なんかその今のK-1とか見てても全員がスポーツしすぎてるっていうのを思ってて。何て言うんですかね、その全部をなんかこう乱闘しろとかそういった話じゃなくて、なんかでかいやつを倒すところとか、なんか普通のスポーツにない、その暴力的というか、なんかバイオレンスなところに格闘技のK-1の魅力があると思ってるんで。
そういったところを考えた時に、自分がこの65kgの体のまま67.5kg、70kgとか、そういったのをやっていくと、朝久はどんな戦い見せてくれるんだって全員がワクワクすると思うんですよ。そういったのを考えると、最終目標は70kgだなと思ってます」
―― カマラ兄弟は4階級制覇と言ってますけど、むしろ朝久兄弟が4階級制覇すると。
「そうですね。兄貴は、まあ骨格的にもあれかもしれないですけど、自分は62.5kgと65kgも取ったんで、あとは67.5kgと70kg取ったら4階級じゃないですか。カマラ兄弟は2人で4階級って言ってるんですけど、自分は1人で4階級狙ってるんで、その時点で見てる世界が違うなと思ってます」
――先ほど、会場でカマラ選手と仲良しになっちゃうとか言われていましたが、どんなところが仲が良かったりとか好きなところですか。
「会場で、どっちのカマラかわかんないけど『ブラザー』って言ってきて。その後にまた別のカマラが来て『ブラザー』って言うんで。えっ? さっきのブラザーはどっち? っていう感じです。でも、朝久道場の教えとして、敵として立ったからには親兄弟であれ思いっきりやれと言われています。ブラザーって言われてて、本当にカマラは人間としても選手としてもすごい好きではあるんですけど、敵として立つ以上は全部自分のものを奪いに来てる敵でしかないんで。だから、そういったところはもう本当にやれって言われる。感情の指示のままに思いっきりやるだけだと思ってます」
――カマラ選手はサバットで足技の使い手でパンチも得意なんですけども、空手家として優れてるとか、認めるところはありますか?
「自分は空手家っていうより朝久流の動きをしてるだけなんで、その蹴りに関しては多分カマラ選手もサバットでその他の選手と比べたらすごいなと思うし、そのリーチだったり距離感の作り方だったりは上手いなとは思うんですけど、また朝久流はまた別の次元で見ています。そういったところで彼の方が優れてるなって思うところは何一つないですね」
――警戒してる点は。
「まあ、負けてるとすれば自分の人間性ぐらいですかね(笑)。人間力は確実に彼の方が優しいし、できてると思うんでそれぐらいです」
――試合にも影響しますか?人間的には。
「いや、ないと思います。ひねくれてる奴の方がフェイントだったり駆け引きが上手いんで。恋愛もそうですけど、ちょっと駆け引きしつつ決めるところをドンって決めるタイプなんで。全部いい感じに決まると思います」
カマラのコメント
「ジェロム・レ・バンナの現役最後の試合でセコンドについた僕が、ジェロムからK-1の未来を託されてからおよそ2年、ついにK-1王者になる日が9月12日に決まった。この試合は7月の福岡大会で組まれると思っていたので、かなり待たされただけに、キングコングはK-1王座に飢えている。
朝久が素晴らしい技術と闘争心を兼ね備えていることは知っているが、僕には世界一のコーチから教わったサバットならではの打撃、K-1そのものを作り上げたジェロムから直々に受け継いだK-1スピリットがある。
K-1のKはカマラのK、そしてキングコングのKだ。キングの僕と、コングのアルフォセヌーで65kgから75kgの4階級をカマラツインズが制覇する。そのスタートがこの試合だ。サッカーのワールドカップも熱いけど、K-1はもっと熱いぜ。僕がフランスとセネガル2つの国を代表して、ド迫力のKO勝ちでK-1をより輝かせていくから見逃すな」
<2人の近況>
朝久は、24年12月にRIZIN大晦日大会でYURAから勝利。25年5月もRIZINに参戦し、ウザ強ヨシヤからTKO勝ち。7月はK-1でダニラ・クワチから勝利し、11月に稲垣柊を破り第8代K-1 WORLD GPK-1スーパー・ライト級王者となった。今年4月のRIZINではシンパヤックから1RKO勝ちを収めた。
カマラは26年2月のK-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界トーナメント準々決勝でダリル・フェルドンクと対戦。当初、フェルドンクの相手はカマラツインズのアルフォセヌーが戦う予定だったがアクシデントで欠場となり、アラッサンが代替出場した。前回は今年4月にK-1スーパー・ライト級(65kg)に階級を落として佐々木大蔵からTKO勝ちしている。