“逆輸入ファイター”畑中滉平、アキモフと激突!「海外で活躍する強い日本人がいることを見せたい」=「K-1 DONTAKU」7.20(日)福岡
<両選手の近況>
畑中はオーストラリア在住の逆輸入ファイターで、今年のK-1オーストラリア予選のワンマッチに出場しキャシディ・ハーバーフィールドから勝利を収めている。戦績は14戦13勝(11KO)1敗で、WKAインターコンチネンタル&オセアニア&豪州王者。IKBF豪州ウェルター級(-66.8kg)王座も獲得している。
アキモフは、ブラジリアンタイ所属の激闘派ファイター。24年3月にK-1へ参戦し、K-1 WORLD MAX最強決定トーナメント開幕戦で中島玲をバックブローでKO。続く7月の準々決勝でロマーノ・バグボード、準決勝もセルジオ・サンチェスをKOで倒した。決勝はストーヤン・コプリヴレンスキーと戦い準優勝に輝いた。
――畑中選手は、現在オーストラリア在住なんですよね?
「はい、そうです」
――なぜ、オーストラリアで生活することになったのでしょうか。
「元々は、英語の勉強を本格的にしたかったんです。それで、中学生の時に空手の先生がオーストラリアでセミナーを開くことになって、帯同させていただく機会があって」
――その時にオーストラリアにつながったと。
「セミナーが開催されたのはメルボルンだったんですけど、初めて海外へ行って、なんかすごく住みたいなと強く思うようになりました」
――運命的な経験だったんですね。
「はい。高校生の時も、日本じゃなくて海外に住みたいなと思っていて」
――たしか日本では、福岡にあるキックボクシングの龍二ジムに所属していましたね。
「小学校の時に少林寺拳法をやっていて、中学から沖縄空手を習っていました。空手をやりながら、12歳からキックボクシングを始めました。プロはRISEで2試合しましたが、アマチュアはKAMINARIMONで10戦くらい経験しました」
――オーストラリアへ行ったのは、高校卒業後ですか。
「ええ、18歳でオーストラリアのビクトリア大学へ入学しました」
――現在、25歳で学生ではないですよね。
「大学は2年前に卒業し、現在は選手と仕事しながら暮らしてます」
――ちなみに、どんな仕事をしているのでしょうか。
「トレーナーです。所属するTeam Hattonで、ボクシングとキックボクシングのコーチをしています」
――オーストラリアの格闘技事情は、どんな感じですか?
「格闘技人口は多いですね。とくにボクシングとMMAの選手が多い印象です。僕もプロのボクシングを3戦くらいしましたが、キックボクシングの方が合っているなと思います」
――今年のK-1オーストラリア大会では、ワンマッチでキャシディ・ハーバーフィールド選手と対戦してカーフキックを効かせて勝利しました。
「あの試合はちょっとダメダメで、自分の内容は全然ダメでしたね」
――そうですか? 凄くテクニックがあって、強い選手だなと思いました。
「いやー、ダメですね。いつも僕は試合で倒すんですけど、あの時は相手が研究してきて倒せなくて。僕はプロ2戦目のみ判定になりましたけど、あとは全部KOしているんです。それこそ10連続KO勝利だったのに、倒せなくて悔しかったですね。相手が強かったというよりも、タフだったなと」
――得意技は蹴りですか?
「すべてですね。パンチも蹴りも、どっちも同じくらいできます。これまで蹴りでもパンチでも、どちらでも試合で倒しています」
――今回の対戦相手は、怪我で欠場の中島龍之介選手からヴィクトル・アキモフ選手に変更になりましたが、KOを狙うと。
「もちろん、KOしたいですね。日本でも名前ある選手なんで。ここで食ったら美味しいなと思ってますね」
――地元・九州で、どんな試合を見せたいですか?
「やっぱりKOですね。あとは、全局面で勝ちたいなと思ってます。唯一倒せていないパンチがアッパーなんで、アッパーで倒したいですね。それ以外は、全部倒してるので」
――それは凄いですね! ちなみに日本でK-1に参戦することについては、どう感じていますか。
「K-1は、小さい時から見てた舞台なんで、オファーがあったのはめちゃくちゃ嬉しかったですね。それこそ中学生の時に、武尊選手の試合とかよく見ていました。あと、今回、ターザン選手がメインなんですよね?」
――ええ、ターザン選手はタイトル防衛戦でルーカス・アハテルバーグ選手と最強決定戦を行います。
「じつは、僕がドバイで試合をした時に、ターザン選手と一緒だったんです」
――そうなんですか。エンフュージョンですか?
「いえ、主催は違う団体ですが、僕はエンフュージョンの選手と戦いました。ターザン選手も同じ大会で試合をしたんですけど、サウナでばったり彼と会って。気が合ったというか、仲良くなって話をしたことを覚えています。それで今回、また同じ大会になって驚きましたね」
――畑中選手は“逆輸入ファイター”と呼ばれていますが、そのニックネームは近年だとMMAでは堀口恭司選手が有名です。
「光栄ですね。堀口選手は好きな選手だったので。逆輸入で試合して、かっこいいなと昔は思ってましたね」
――今は逆の立場です。
「自分がカッコいいなと思っていたので、嬉しいですね」
――ファイターとしての目標は何かありますか?
「世界タイトルを獲りたいですね。本当は、今回K-1からオファーがある前に世界タイトル挑戦の話があったんですよ。世界チャンピオンになってから日本でも試合をしたいと思っていたこともあるんで。でも、少し予定が変わったけど、まあいいかなと」
――ちなみにオーストラリアでは“Star Boy”と呼ばれていますね。
「あれは、入場曲にThe Weekndの『Star Boy』を使ってから呼ばれるようになっています。本当は入場曲を変えたいんですけど、みんなにそう呼ばれているので、20歳の時からずっと同じ曲なんですよね(笑)」
――分かりました。では、これからも入場曲は『Star Boy』で(笑)。最後に日本での試合を期待しているファンに、メッセージをお願いします。
「地元・福岡での試合は緊張しますが、日本のK-1に初めて出るので、海外にも活躍している強い日本人がおるんやぞってところを見てほしいですね」