10月24日(金)都内にて、10・25「Krush.181」後楽園ホール大会の前日計量と会見が行われた。計量は全11試合、22選手が全員一発クリア。翌日の決戦へコマを進めた。
この日の会見は3部制で行われた。第2部では、今年8月の「Krush.179」で行われた第5代Krushフライ級王座決定トーナメント・一回戦に勝利し、準決勝へコマを進めた4選手が登壇した。
会見冒頭では、4選手が明日への意気込みを語った。
大久保「明日は何が何でも勝ちます」
安尾「こんなところで負けたら一回戦で勝った意味が本当にないんで、今回も必ず勝ってタイトルマッチに挑みます」
上遠野「今回はしっかり自分の課題をクリアして勝つのではよろしくお願いします」
海凪「明日は1回負けてる相手なので、絶対に何が何でも勝ちたいと思います」
続いて計量を終えた現在の心境と、フェイスオフで感じた相手の印象について。
大久保「向き合った印象は『覇気ねぇな』って感じです」
安尾「今は覇気無くても明日出すんで。今は出さなくてもいいかなと思っています」
上遠野「調子良さそうだなと思いました」
海凪「この前戦った時より身長伸びた気がして。身長伸びた気がしました」
この一戦の勝者は、12月19日(金)に予定されているトーナメント決勝で王座を争う。ベルトに向けた意気込みを問われた4選手は次のように答える。
大久保「みんな倒したりとかKOしたいとかいろいろあると思うんだけど、泥臭くても勝って、ここ勝たなきゃ決勝いけないんで、何が何でも泥臭くても勝ってやろうかなって感じです」
安尾「僕も同じなんですけど、一回戦、準決勝で負けたら結局タイトルマッチにいけないので、絶対ここで勝たないとダメ。しっかり勝ちたいと思っています」
上遠野「一回戦はちょっと情けない試合になっちゃったんですけど、準決勝はしっかり分かりやすい形で勝ちたいなと思ってます」
海凪「一回戦の試合は、本当にいいところがひとつも出せずにつまらない試合をしてしまったので、準決勝はおもしろい試合をして盛り上げます」
続いて記者からは、前戦から2ヶ月の間何を考えて練習に励んだかという質問が飛んだ。
大久保「勝つことしか考えてません」
安尾「この間は1ラウンド目からちょっとグダグダになってしまって、最後はKOで倒せたんですけど、全体的に見たら自分の中では全然ダメな試合だったので、今回もしっかりと1ラウンド目、この間ダメだったところをしっかり修正してやっていきたいと思います」
上遠野「僕も前回悪かったところを直す練習をたくさんしてきました」
海凪「前回よりも心を込めてしっかりと練習してきました。全部です」
ここで予想する決勝の相手についての質問。それぞれが名前を挙げ、大久保と上遠野が2票ずつを集める結果となった。両選手は無敗同士の決勝戦の実現を誓い合った。一方、名前が挙がらなかった安尾と海凪だが、両者ともペースを乱す様子はない。
安尾「どうも思ってないです。とにかく自分今回勝つんで絶対。それだけです」
海凪「いやあ、わかってないなって思いましたね。俺が勝ちます」
最後に4選手は明日への意気込みを語った。
大久保「明日は必ず勝ちます。自分のスピードマックスでやるんで目が追いつかないかもしれないですけど、判定の時になったら俺が勝っているので、期待してください。よろしくお願いします」
安尾「ここで勝たなきゃ意味がない。本当にそれだけなんで、ファンの皆様もみんな強いところを見たいと思っているので、この間よりは、しっかりとちゃんとした強さを、みんなに見せることができる試合ができるように、頑張りたいと思います」
上遠野「一番面白い試合をして、最後は倒して勝ちたいなと思っています。応援よろしくお願いします」
海凪「前回戦った時に飛びヒザ蹴りをしてしまって、当たらない距離でダウン取られちゃって負けているので、今回は飛びヒザはは飛ばないようにして。多分初めて上遠野選手からダウンを取っているので、今回は失神させてやろうかなと思います」
なお、準決勝に出場する4選手は全員21歳以下のフレッシュな顔ぶれ。宮田充プロデューサーは「誰がチャンピオンなるにしても、非常に若い選手が12月誕生すると思います」と、若き王者の誕生に期待を寄せた。
無敗同士の決勝を目指す大久保・上遠野の前に立ちはだかる安尾・海凪。意地と意地のぶつかり合いは、どのようなドラマを生むのか。