木村ミノル、まさかのMAX70kg世界大会参戦!「K-1と自分が復活する姿を見せたい」=9.7K-1代々木第二
木村は、18年8月に第6代Krushウェルター級王座獲得。19年3月に和島大海をKOすると、20年3月の第3代K-1スーパー・ウェルター級王者決定トーナメントで優勝。12月にアビラル・ヒマラヤン・チーターからTKO勝利を収め、21年12月に“K-1 FINAL”として和島大海とタイトルマッチで対戦も判定負けを喫した。
その後、RIZINで試合をするも薬物検査で陽性となり失格に。昨年10月は大麻取締法違反の疑いで逮捕され、今年2月にレオナ・ぺタスの反乱軍リベリオン入りし一から出直すことを宣言していた。
以下、木村のコメント。
――意気込み。
「K-1のみなさん久しぶりです。あらためて自分の復活の場、トーナメントの大事な1枠をいただいて感謝しています。自分は前にK-1のチャンピオンだったプライドもあります。トーナメントでぶっちぎりの優勝をして、復活の舞台とさせていただきたいと思います」
――怪我で欠場していたと思うが経過や練習環境は?
「怪我が治ってから半年くらい。今までの人生で練習とかトレーニングを突き詰めた半年間になりました。身体もフィジカルもメンタルも充実していて。何よりも今まで一番自分が強く感じています。ドーピング検査があるので、試合の時にはクリーンな状態で試合をしますので、それを見てもらいたいです」
――体重は70kgまで落ちるか?
「今は84kgくらいあります」
――落ちるのか?
「そこも心配はやめていただいて、コンディションとかナーバスにするつもりもなくて、70kgに落とすのでベストな身体を作るのが仕事だと思っています」
――70kgの世界トーナメントは外国人天国になっているが、どう思っているか。
「元々70kgの縮図は、日本人がいなくて海外が強いという状況が長く続いている。自分しか、そこで太刀打ちできる選手がいないと思っています。僕も今のK-1の海外選手の試合をみますが、みんな強いですね。面白い選手も多い、強い選手もたくさんいる。自分の真価が問われるなと思っています」
――開幕戦で戦いたい選手、気になる選手は?
「開幕戦は誰でもいいと思っていて、メインは決勝トーナメント。そこは誰でもいいというか、自分も久々なのでやっていきながら選手の映像を見て対策していきたいですね。ブアカーオ選手に勝ったストーヤン選手とか、和島選手をKOしたフェルドンク選手、自分も好きなファイトスタイルや熱い選手が多い。その中でガンガンやっていってKOしたい」
――開幕戦、決勝トーナメント3試合あるが。
「自信あります。自分は1日3試合やっているんで。最速KO記録があると思うので、そこは万全で行きたい」
――以前の自分と比べて何が進化しているか。
「最後の和島選手の試合が終わってから自分の道のりは長くて、濃くて。ボクシングもチャレンジしたし、復帰戦して巌流島で矢地選手とMIXルールやったりとか、RIZINでロクク・ダリと試合したりとか、ブアカーオと試合したりとか。自分的には濃いキャリアを歩んでいて。その中でMMAの練習もレスリング、グラップリング、柔術とかいろいろな格闘技の練習をたくさんやってたので格闘家としてさらにいろいろな武器とバリエーションが増えた木村ミノルになっていると思いますね。
今までは純粋なキックボクサーという感じだったんですけれど、今はそれにボクシングも、ある意味MMAのフィジカルとかリズムとか全部組み合わせた新しい自分が見せられると思っていますね」
――トーナメント最速最短KO記録を塗り替える自信は?
「1秒でも塗り替えたいですね。そう思ってやっていきます。自分の魅力はKOするってところなので。それで今までK-1でも長くやってきたし、たくさんの人に僕は覚えられたと思っているので。それを存分に発揮するだけですね。自分はトラッシュトークが走りだと思うんですけど、KOして覚えてもらうというプライドを持っている。格闘技が低迷した時にKOで盛り上げてきた自負もある。自分もピンチですけど、K-1をまた盛り上げていけない状況で、K-1と自分が復活する姿を見せたい」