9月の-70kg世界Tへ向け、ムシンスキ、アカピャン要注目!“ジョーカー”璃久「勝ってすべてかっさらう」=7.13 K-1 DONTAKU前日会見
6選手の詳細と会見のコメントは以下の通り。
◎K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R
ゾーラ・アカピャン(アルメニア/Gridin Gym)
vs
璃久 (日本/eiL-08)
アカピャンは、ロシアの格闘技イベント『RCC』で活躍する“悩殺の貴公子”。24年3月にK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント開幕戦へ初出場すると、タラス・ナチュックから判定勝ち。続く7月の準々決勝はカスペル・ムシンスキと対戦するも、判定負けを喫した。10月はダリル・フェルドンクに延長判定負けも12月はロシアのRCCで勝利再起した。
璃久は、投げ技・立ち関節技有りの打撃格闘技シュートボクシング(SB)で実績を作り、23年7月のKrushで森田奈男樹からKO勝ち。12月はK-1でアビラル・ヒマラヤン・チーターから判定勝利。24年3月にK-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント開幕戦でデング・シルバと対戦もTKO負け。25年2月はモハメド・ブタザを下した。
■ゾーラ・アカピャン
――意気込み。
「日本は何度か来ていまして、素晴らしい国。相手とは、力を十分に出して戦いたい。今回の目的は2つあって、1つ目は試合のためにきたこと。2つ目は、おいしいものを食べること。とくに九州は、おいしいラーメンがあるということで、食べるためにやってきました」
――9月に-70kg世界トーナメントが開幕するが、そこへ向けての重要な試合。何を見せたいか?
「明日は9月のトーナメントへ向けて進むための大事な試合という認識をしています。もちろん明日の試合は十分に集中していますし、璃久選手が手強い相手だと思っています。それ以上の力を100%出して戦います。9月から始まるトーナメントですが、自分は昨年、すでに体験済みです。ただいい結果を出せなかったので、今度こそはという気持ちがあります。まず明日の試合に集中はもちろんですが、その先も見据えています」
■璃久
――意気込み。
「明日、アカピャン選手と試合なんですけど、やってくれたな宮田さんという感じです。こんな強い相手を選んで、宮田さん、ここにもいないし。で、明日はKOが出ないとマイクを持たせてくれないと。泥判定でも勝って、宮田さんに文句を言ってやります」
――今回の試合は9月の-70kg世界トーナメントの査定試合にもなるが、どんな思いがあるか?
「9月のトーナメントへは、今回、勝った方が出れると思っていましたけど、まあ決まったことなんで、そこは自分自身の問題。でもムカつくので、明日は全部引っくり返したいです。この間、モハメド・ブタザ選手とやった時は、みんなが負ける負けると言ってきて、勝ったら俺が強いじゃなくて、ブタザ選手が期待外れって。そんなおかしいことない。明日も強い選手やし、トーナメントが決まっていると。僕が明日勝ってトーナメントに出て、すべてかっさらおうかなと思っています」
カスペル・ムシンスキ(ポーランド/Armia Polkowice)
vs
チェン・ヨンホイ (中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP)
ムシンスキは“執念のラストマン”と呼ばれるポーランドの強豪。MFC世界タイトルをはじめ、ポーランド国内王座を総なめにしてきた覇王。24年3月にK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント開幕戦でストーヤン・コプリヴレンスキーからダウンを奪い勝利。準々決勝はゾーラ・アカピャンから勝利するも、準決勝はケガで欠場。12月はバレンティン・マヴロディンからKOで勝利した。
ヨンホイは、2020年WLF武林新一代-70kg王者。23歳と若く26戦 14勝(8KO) 12敗を持つ。中国のオウヤン・フェンに続き、70kg級で名を広めたい新鋭だ。
■カスペル・ムシンスキ
――意気込み。
――対戦相手の印象。
「とても、いい選手だと思います。でも私はたくさんの経験がありますし、たくさんのファイトスタイルの相手を倒してきました。今回は自分にとって楽しみな試合。彼に言いたいのは、倒される準備をしてきてほしいということです」
――9月に-70kg世界トーナメントが開幕するが、そこへ向けての重要な試合。何を見せたいか?
「9月のトーナメントはもちろん大事ですが、2つの試合を同時に考えることはできないため、まずは今回の試合に集中して、強さを証明してから次を考えていきたいです」
■チェン・ヨンホイ
――意気込み。
「出場できることが光栄です。この試合へ向けてのコーチ、チーム一丸となってしっかり準備をしてきました。試合へ向けての秘密兵器も用意しています」
――対戦相手の印象。
「とても強く、世界のランキングに入ったグッドファイターだと思っています。ただ、今回勝つためにやってきました。1つの試合ではなく、自分が新しい道へいく足掛かりにすぎないと思っています。明日はエキサイティングな試合をお見せして、K-1に中国にチェン・ヨンホイがいることをしっかり理解してもらえる試合をしたい」
アリエル・マチャド(ブラジル/Hemmers Gym/Madison Team)
vs
リオ・リチャードソン (オランダ/ Bari Gym)
マチャドは、ブラジルのキックボクシング団体「WGP Kickboxing」のライト・ヘビー級王者。23年9月のK-130周年記念無差別級トーナメント一回戦でミハル・トゥリンスキーを判定で下すも準決勝でリュウ・ツァーにKO負け。24年8月のブラジル予選を勝ち進み、 12月のK-1 WORLD GP 2024 無差別級トーナメントではリース・ブルーデネル、 エロール・ジマーマン、フェン・ルイを3連続KOで下して優勝した。
リチャードソンは、ピーター・アーツが連れてきた身長195cm、体重120kgの欧州の巨人。23年8月に朝倉未来の1分間格闘技「ブレイキングダウン9」においてヨーロッパ対抗戦に出場し、最強ホストの舞杞維沙耶(まきいざや)を豪快なパンチでKOした。25年6月にSENSHIで試合をする予定だったが中止になった。実力未知数だが一発の破壊力は抜群だ。
■アリエル・マチャド
――意気込み。
「準備は万全です」
――対戦相手の印象。
「相手は強いと思いますが、私の方がキャリアがある。12月にも試合をして勝っていますので、私の方が強いことを証明したい」
■リオ・リチャードソン
――意気込み。
「試合へ準備は万端です。K-1で初めての試合ですが、相手はトーナメントを優勝しているし、チャンピオンなので試合が楽しみです」