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大久保琉唯、地元の紫苑と対決「恥をかかせてやりますよ」石田龍大、ダウサヤーム戦でKO宣言「兼田選手よりも早くぶっ倒す」=7.13 K-1福岡

 7月13日(日)に福岡・マリンメッセ福岡B館で開催される「ECO信頼サービス株式会社 presents K-1 DONTAKU」の記者会見が、17日に都内会場にて行われ、追加対戦カードが発表された。

 -56kg契約では、大久保琉唯(日本/K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER) が地元九州の紫苑 (日本/KIZUNA田川本部道場)と激突。-58.5kg契約では石田龍大(日本/POWER OF DREAM) がダウサヤーム・ウォーワンチャイ (タイ/ウォーワンチャイプロモーション)と対戦する。

 大久保琉唯と石田龍大が登壇し、それぞれが意気込みを語った。以下、詳細とコメント。
[-56kg契約/3分3R・延長1R]
大久保琉唯(日本/K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)
vs
紫苑 (日本/KIZUNA田川本部道場)

 大久保は、24年9月にK-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント準決勝で玖村将史から判定勝ち、決勝は金子晃大にKO負けを喫して準優勝となった。24年12月の璃明武戦は判定勝ちを収め、タイトル戦線に浮上。25年2月は総合格闘家の竹見浩志郎から初のKO勝ち。5月は永坂吏羅が計量失格のため不戦勝となり、石井一成とエキシビションマッチを行った。

 紫苑は、第2代KPKB(九州プロキックボクシング)スーパーバンタム級王者でK-1甲子園2019 西日本予選 -55kg優勝の肩書を持つ。20年11月に野田蒼と対戦も判定負けを喫し、21年7月に吏羅(永坂吏羅)にKOで敗北も10月に井上咲也からKO勝ち。その後、着実に経験を積み、24年4月に堀井海飛と戦い積極的にパンチで攻めて判定勝ち。KPKBでキャリアを重ねている。

■大久保琉唯

――意気込み。

「今回の試合は、この間の5月31日の試合がなくなって7月に決まったんですけど、年内にベルトを巻くためにも絶対に落とせない試合。求められているのは、圧倒的なKOだと思います。ここをKOで勝って、必ず年内にベルトを巻きたいです」

――相手の印象。

「うまい選手だなと思いました。スピードが速いなと。でも怖さはないです」

――福岡大会への出場をアピールした理由は。

「一番はこないだの試合がなくなって、ファンのみなさんだったり僕自身もそうですけど、試合を待ってくれている人が多かったので。一番早く試合をしたいなというのがあったので、アピールしました」

――前回は永坂吏羅選手が計量失格になったが、その後のXでの発言をどう思っていたのか?

「単純にムカつきましたね。なんだ、こいつとかありました。まあ、そういう人もいるなと(苦笑)」

――もう一回、組まれたら?

「もう、やりたくないんじゃないですか。トラウマになっているんじゃないですかね」

――組まれたら?

「まあ全然、大丈夫です」

――池田幸司選手が金子晃大選手に勝って、ダイレクトリマッチでのタイトル挑戦をアピールしているが。

「でも、池田は次やったら勝てないです。100%言えます。僕が今年中に金子選手にリベンジして、ベルトを巻くことを宣言します」

――池田選手が金子選手からダウンを奪った試合は、どう見たか?

「マグレです。マグレのパンチが入っただけです」

――池田選手が「俺は金子に勝ったんだぞ」とアピールしていたが。

「マグレです!」

――2回目はない?

「2回目はない。勝負の世界なので絶対はないけど、あれはマグレです」

――池田選手に言いたいことは?

「俺がとるから、お前じゃねえぞ!」

――池田選手と金子選手のタイトルマッチが組まれたら?

「それは運営が決めることだけど、欲を言えば僕が先でもいいんじゃないかなと。でも池田選手が勝っているんで、それも仕方ないかなと思いますけど。金子選手に勝ってもらって、年内に僕が勝ってベルトを巻くことが理想です」

――55kgが群雄割拠になった現状をどう見ているか。

「金子選手が王者で、1位が僕」

――池田選手は?

「マグレです」

――今回は、今までの対戦相手と比べると戦績が下だと思うがモチベーションは?

「僕は格落ちだと思っていなくて。それを思っていると足をすくわれてしまう。オファーを受けた時からモチベーションは高いです」

――相手はビッグチャンスをものにするために必死でくることが予想されるが。

「地元で恥をかかせてやりますよ。倒します」
[-58.5kg契約/3分3R・延長1R]
石田龍大(日本/POWER OF DREAM)
vs
ダウサヤーム・ウォーワンチャイ (タイ/ウォーワンチャイプロモーション)

 石田は、K-1甲子園で優勝して結果を残すと、20年2月にKrushでプロデビュー戦を勝利。2戦目は髙橋直輝に判定で敗れたものの連勝を重ね、第9代Krushフェザー級王座決定トーナメントに出場すると準決勝で“狂拳”迅からKO勝ち。決勝は橋本雷汰と延長までもつれる試合を制して、同王座を獲得。25年2月は永坂吏羅から判定勝ち、5月に松本海翔をKOで下し10連勝となった。

 ダウサヤームは、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級6位。日本人キラーとして名を馳せ、20年には安本晴翔と判定1-2の大接戦を演じている。石井一成とも練習を積み、23年7月にK-1初参戦。フェザー級王者・軍司泰斗とのスーパーファイトに臨み、判定負けを喫したものの激しい打ち合いを見せた。今年3月はKPKB (九州プロキックボクシング)主催『KPKB vol.22』でK-1GYM SAGAMI-ONO KRESTの亀本勇翔をKOしてKPKBインターナショナルスーパーフェザー級王者となった。

■石田龍大

――意気込み。

「今年の自分の中の目標は、vs外国人だったのでいきなり強いタイ人とやらせてもらって光栄です。兼田(将暉)選手よりも早くぶっ倒したいと思います」

――相手の印象。

「一番最初に見たのが兼田選手との試合だったので、大したことないなと思いました。でも、いろいろと見ていくと強いやんと思って。兼田選手が強すぎるだけだったので、あまり参考にはしないですけど。めっちゃ手足が長くて強い選手やなと思っています」

――5月のKrush大阪大会で試合後に一人残された状況だったようだが、説明を。

「いつも通りに試合が終わって、古川(誠一)会長に何を言われるのか楽しみにして控室へ戻ったら荷物がなくて。スタッフに聞いたら、東京へ帰ったと(笑)」

宮田P「石田選手の実家が大阪だから、残してもいいやと思って東京へ帰ったと」

「あ、そうですね。ただバンデージを外せなかったので、K-1スタッフにやってもらいました(笑)」

――会長にクレームは入れなかった?

「電話で、『ありがとうございました』と伝えました」

――それも修行の一つだと。

「はい!」

――10連勝5KOの結果は?

「古川会長のご指導があって、技術面はもちろんですが、精神面も人間的にも強くなれたかなと思っています」

――その勢いで勝てそうですか?

「余裕です!」

――結構、強い相手だと思うが。

「個人的には、寺田選手が階級を上げて軍司選手がどこかに行ってしまったので。やりたい選手は兼田選手しかいないので。しっかり、兼田選手よりも早く倒してアピールしたいなと思います」

――話は変わるが、Xは順調に更新しているか?

「吏羅に教えてもらって(笑)。あそこから、ちょこちょこ意識するようにしています」

――永坂選手の計量失格は。

「あれは100%吏羅が悪いです。守れないなら契約するなと」

――永坂選手に言いたいことはあるか。

「今、ネチネチして引退するとか言っているので、そう言わずに反乱軍ならこれを機に反乱したらいいのに。おい吏羅、ネチネチすんな!」

――ジャイアンツファンだとか。

「大阪出身なんですけどジャイアンツファンで、いつか東京ドームで始球式やりたいです」

――コントロールは?

「めちゃくちゃいいです。昔、軽く部活で野球をやっていたくらいです」

――ジャイアンツは誰のファン?

「昔から坂本勇人選手が大好きです。他にもいますけど、一番は坂本選手です」

――オープンフィンガーグローブマッチもやりたいと宣言していたが。

「今はK-1タイトルに近づいている実感があるので、そこを優先したいですけど、全然オファーが来ればやってみたいなと思っています。ワクワクします」
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