news

ニュース

「Krush.176」5.25(日)後楽園 第3代Krushクルーザー級王座決定戦! 谷川聖哉「カーッとなったら負けると思いますし、自分のやることを貫き通す」 山口翔大「日本の重量級のロマンをぶっ潰した谷川聖哉をぶっ潰して、山口翔大のロマンを見せたい」

 5月24日(土)、開催を明日に控えた「Krush.176」後楽園ホール大会の前日計量&前日記者会見が行なわれた。
 メインイベントで行なわれるのは、谷川聖哉vs山口翔大の第3代Krushクルーザー級王座決定戦だ。谷川は昨年10月5日に行なわれたK-1 WORLD GP2024無差別級アジア予選に出場するもクォン・ジャンウォンに判定負け。しかし、12.14K-1代々木大会では無差別級トーナメントのリザーブファイトで実方宏介にKO勝利を飾り、その余勢をかっての今回の王座決定戦出場だ。
 対する山口も谷川と同じく昨年の10.5K-1 WORLD GP2024無差別級アジア予選に出場し、エロール・ジマーマンに善戦するもKO負け。また12.14K-1代々木大会の無差別級トーナメントでは病欠となったジャンウォンの代打で出場している。谷川、山口と共に空手で実績を残してK-1 GROUPのリングにやって来た2人が、Krushの舞台で王座を争う一戦だ。
「ここ2~3年ずっと日本人最強と言って何の資格もないまま胡座をかいていた部分があるので、ここでしっかりベルトを獲ってここは通過点なのでしっかり勝って締めたいと思います」と、力強くベルト奪取を誓った谷川。4年前の2021年7.27「Krush.127」で行なわれた第2代Krushクルーザー級王座決定戦では決勝でマハムード・サッタリに敗れているが、「いちK-1選手と、K-1チャンピオン、Krushチャンピオンができることって違うと思いますし、発言権とか説得力が変わるというのは周りを見て思っていますし、形のない称号的なものを持っているつもりだった自分を感じているので、ここでちゃんと1回ベルトを巻いて、発言権を得て言いたいことがたくさんありますし、楽しみにしていてください」と、今度こそチャンピオンになって何やら発信したいことがあるようだ。


 一方、試合前にSNSで谷川が所属するKRESTを含めて挑発してきた山口だが、会見の出だしは「空手家2人でタイトルマッチの舞台に立つことができるのは凄く嬉しく思いますし、空手時代から知らない仲ではない2人でメインを飾れるのは嬉しく思います。当日、会場、もしくはABEMAを観ている皆様に、特に空手をしている子供たちに僕みたいに鈍臭い運動神経が悪かった子供でもこうやってKrushのメインで空手家同士で対決できるところまで来たという背中を見せて目標にしてもらったらと思っていますので、応援よろしくお願いします」とお行儀のいいコメントだった。だが、途中から「ちょっといい子ちゃんぶろうかなと思ったけどやめて」と、口撃を開始。「重量級の日本人が世界に通用しないっていうのを谷川選手がドンドン証明してくれてたんで、逆に。山口翔大だったら通用するぞというロマンを見せられるのかなと。日本の重量級のロマンをぶっ潰した谷川聖哉をぶっ潰して、山口翔大のロマンを見せたいと思っています」と、辛辣なコメントを発し始めた。


 これに対して谷川は「彼は今、思春期みたいな感じで触れるもの全部火傷してっているんで、僕は全くもう触れたくもないし、それがファイトスタイルにも出ると思うんで」と、あくまでマイペースを貫き通す。また先日結婚したばかりで奥さんからは「私がついているんだからあんなちっちゃい奴に負けるはずないだろう」と言われたという。だが、「僕は僕でカーッとなったら負けると思いますし、自分のやることを貫き通す、9分間。まあ9分かからないと思うんですけど、だから言っとけっていう感じですかね」と、口では応戦せずに試合で証明するつもりだ。
 なお、宮田充プロデューサーから、明日のこの試合をシナ・カリミアンが興味を持っており、当日観戦に来るという不穏な情報が告げられた。こちらの動向にも注目だ。


チケット購入