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「K-1 WORLD GP」7.17(月・祝)両国<公開練習>野杁正明、新技開発でアスケロフ戦を上回るKO勝ちを約束!「K-1チャンピオン=KOが約束事。会場が凍りついて引くようなKO劇を見せなきゃいけない」

 神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、7月17日(月・祝)両国国技館で開催される「AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023」の[スーパーファイト/-69.5kg契約/3分3R・延長1R]でアマンシオ・パラスキフと対戦するK-1ウェルター級王者・野杁正明が公開練習を行なった。

 野杁は公開練習として蹴りを中心としたミット打ちを披露。前回の試合は69kg契約での試合だったが、今回はさらに0.5kg上がっての69.5kg。野杁にとって今までで一番重い階級での試合となる。「67.5kg(ウェルター級)でもベルトを持っているので組まれればやりますけど、正直キツいんで。69.5kgで組んでもらって、そのための体作りもしていますし、体もデカくなってきているんで、今は過去最高に調子はいいのかなと思います」と、順調な仕上がり具合を告白した。

 昨年後半は怪我により欠場していた野杁だったが、今年3月「K’FESTA.6」で復帰。世界的な強豪ジャバル・アスケロフをKOで倒して、復活を大いにアピールした。「1Rでしっかり倒せましたし、力の差を見せつけるプラス、練習でやってきたことが出せて倒せたんで良かったかなと思います」と、野杁にとっても手応えも感じられる試合だったようだ。
 その試合のあとは「野杁正明と言ったら左ボディと、最近で言ったら右ストレートだけって思われるのが嫌だったんで、どの技でも倒せるように磨きをかけました」と、ひたすら自身の技に磨きをかけた。さらに「新たな技というか誰も使ったことがないような技を編み出したりとか、レベルアップに重点を置いてやってきました」と、新技の開発にも余念がない。

 その新技は、「めちゃくちゃ考えるというよりもミットだったり、マス(スパーリング)だったりでパッと思いついた時に出したら良かったなって感じですね」と、練習中に閃きがもたらす。「どの技でも倒せるというのが一番の武器。どの展開のパターンになってもどの技でも倒せるのが相手にとってもやりづらいと思うし、警戒もされると思うので、そこを目指してやっていますね」と、目的意識を持って取り組んでいるようだ。

 今回の対戦相手のアマンシオに関しては、「パンチ主体のパンチャータイプっていう感じですかね。タフな感じではあります」と印象を語った野杁。こういったタイプは得意なタイプだそうで、「攻略はしやすいというか、イメージは何通りもできているし、倒すパターンも何パターンか用意はできているので、試合当日にどれを当てはめるかっていう感じです」と、攻略のイメージはできているようだ。
 野杁の本来の階級はウェルター級で67.5kgだが、なかなか相手が見つからずに試合をする階級がだんだんとスーパー・ウェルター級の70kgに近づいてきている。「70kgでやってないんで、『そう甘くないぞ』って70kgの選手からは思われるかもしれないですけど、僕自身は通用すると思っているので自信はあります」と、階級を上げることにも満更でもない様子。

 もし、スーパー・ウェルター級に階級を上げるとするならば、まずは今大会でタイトルマッチを行なう和島大海とジョーダン・ピケオーの二人が、野杁の標的となるのは間違いない。このタイトルマッチに関して、一度自身がウェルター級の試合で負けているピケオーに勝ってほしいという気持ちはありつつも、「前回ピケオーがアビラル選手とやったあの仕上がりだと和島くんが競って、判定で勝つのかなと思います」と予想する。

 和島については「正攻法というか、サウスポーのお手本じゃないですけど、教科書通りの選手かなという印象です」と評価し、ピケオーについては「荒々しいタイプに見えつつも結構テクニシャンというか、僕と対戦した時も思ったんですけど、凄く頭を使ってるなっていう印象があったので、賢い選手かなという感じですね」という印象を持っている。和島vsピケオーについて、そう語る一方、スーパー・ウェルター級に階級を上げるにしても、「ゴールはそこじゃないんで」とさらに先を見ている。
 もちろん現在保持するK-1ウェルター級のベルトを簡単に返上するつもりもない。それは「僕の次にチャンピオンになれる器の選手がいない」と思っているからだ。K-1チャンピオンとはK-1の顔になりうる選手でなければいけないと考える野杁から見て、現在のウェルター級にはそれに適した選手がいないというのが現状だという。実際、70kgに近い方が野杁が希望する海外の強豪選手が呼んでもらえるという利点がある。それでも「67.5kgで僕がそそるような選手がいれば、全然67.5kgでもやります。チャンピオンとしてやらなきゃいけない義務もありますからね」と、チャンピオンとしてウェルター級にも片足を置きつつ、新たな戦いへのチャレンジを見据えているようだった。

 今後、どちらの階級で戦うにしても、野杁にとって今回の試合は「クリアしなきゃいけない相手」。「K-1チャンピオン=KOは約束事。今回は会場が凍りついて引くようなKO劇を見せなきゃいけないと思っています」と、6人のK-1王者が居並ぶ中でも、一際戦慄の走るKO劇を見せることを約束していた。
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