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「K-1 WORLD GP」6.3(土)横浜<インタビュー>黒田斗真「バンタム級が4試合並んでますけどチャンピオンは僕なんで。誰が見ても『黒田斗真がチャンピオンやな』って分かる試合をします」

 6月3日(土)神奈川・横浜武道館「AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023 ~初代ミドル級王座決定トーナメント~」の[K-1バンタム級/3分3R・延長1R]でラマダン・オンダッシュと対戦する黒田斗真のインタビューを公開!

──黒田選手は昨年12月のK-1大阪大会で行なわれたK-1初代バンタム級王座決定トーナメントで見事優勝して初代王者になりましたが、改めて振り返ってみていかがですか?

「その1年前にもトーナメント(日本最強決定トーナメント)をしているんですけど、その時は圧倒的に勝ったんでラウンド数が少なかったんですよ。でも、この間の王座決定トーナメントは合計で11R戦ったので、凄え過酷やなって改めて感じましたね」

──日本最強トーナメントが2021年の5月に開催されていますから、王座決定トーナメントまで約1年半の間隔が空いていたわけですよね。その間にバンタム級のレベルが上がったと感じられました?

「そうですね。みんなレベルが上がっていたと思いますし、その分、僕もレベルは上がっているんですけど、世界トーナメントということで海外勢も入ってきたじゃないですか。一回戦で初めてタイの選手とやらせてもらったんですけど、日本人とは違う強さがあったなとは思いましたね」

──日本人だけではなく海外勢が入ってくることによって、より一層選手層に厚みが出ましたよね。あれから約4カ月経っているんですが、チャンピオンになっての実感はありますか?

「周りから『チャンピオン、チャンピオン』って言われるんで、チャンピオンなんかなっていう感じです(笑)」

──そしてチャンピオンとしての最初の試合が6月3日横浜武道館大会で決定しました。最初にオファーが来た時はどんな心境でしたか?

「前の試合が終わってから、次は6月ぐらいに試合をやろうかなと思っていたので、オファーが来た時は全然ビックリすることもなく、しっかりと準備はできていたので受けたっていう感じですね」

──チャンピオンという肩書がついての試合になりますけど、以前と気持ち的に違うものはありますか?

「前よりも背負っているものはあるんですけど、僕の中ではチャンピオンだから何かっていうのは特になくて、チャンピオンになってもチャンピオンでなくても、僕は常に挑戦し続けたいなと思っているんですよ。特に今回は外国人選手とできるっていうことですし、チャンピオンとしてじゃなくて、挑戦するつもりで戦いたいと思います」

──前から海外の選手とはやりたい気持ちはあったんですか?

「2回連続でトーナメントで優勝しているんで、今K-1にいる日本人の選手とやるメリットは僕にはもうおそらくないと思うんですよ。そういう部分でも海外の選手とこれからやっていきたいなという気持ちがあったので、ここで海外の選手との試合が組まれて良かったなと思います」

──その対戦相手がラマダン・オンダッシュ選手という16歳のレバノンの選手なんですけど、映像はご覧になっていますか?

「少しだけ見たんですけど……う~ん、そうですね。見ました、少しだけ(笑)」

──印象はどうですか? “アラブの神童”と呼ばれていて、凄く強いという触れ込みなんですが。

「格闘技人口も日本と比べたら全然少ないと思うし、その中で神童と呼ばれているだけだと思うんですよ。印象っていうのもスピードは速いと思うんですけど、当たらなかったら意味がないと思うし、僕は絶対に当たらない自信があるんで大丈夫かなと思います」

──映像を見た限りではそれほどのインパクトはなかったということですか?

「ないですね。16歳で若いなと。僕も若いですけど、それ以上に若いなと」

──分かりました。今大会は黒田選手を含めて、バンタム級の試合が4試合組まれました。それだけ期待されている階級だと思うんですけど、その中でチャンピオンとしてどんな試合を見せたいですか?

「バンタム級が4試合あるということなんですけど、最近は倒すことができてないので、そこはしっかり倒したいなと思います。僕のことを知らない人が見ても、他の試合の選手を知らない人が見ても、僕がチャンピオンやってすぐ分かるような試合をしたいと思います」

──チャンピオンになるということは一つ目標でもあったと思うんですけど、今それを達成した状況で、次はどんな展望を思い描いていらっしゃるんですか?

「今K-1とRISEの対抗戦をやっていると思うんですけど、RISEのチャンピオンの大崎一貴選手と僕はやりたいなと思っていますね」

──それは昨年「THE MATCH 2022」でRISEの風音選手に負けたことが引っかかっているからですか?

「『THE MATCH 2022』でRISE側に負けたっていうのもありますし、K-1では日本人のほとんどの選手とやって勝ってきているので、日本人とやるんやったら大崎選手とやりたいなと思います」

──K-1の中でも、日本最強決定トーナメントで対戦しているKrushチャンピオンの池田幸司選手なんかも、黒田選手とやりたいとおっしゃっていましたけど、そのへんはどうお考えですか?

「そんなに何回もやっても僕にはメリットがないと思うので、それやったら自分より強い選手とやっていきたいなと思います」

──そこも挑戦ということですね。でも、チャンピオンとして防衛戦もしなきゃいけないと思うんですよ。その場合、防衛戦の相手として相応しい基準はありますか?

「僕がやりたいなと思ったらやってもいいのかなと思います」

──では現状ではK-1の日本人選手の中にはいないということですか?

「いないです」

──では、最後にお聞きします。初代チャンピオンに黒田選手がなって、これから本格的にバンタム級も始まっていくと思うんですけど、チャンピオンとしてこの階級を今後どんな階級にしていきたいですか?

「特にバンタム級を、という考えはないですが、僕自身は守りに入るんじゃなくて、さっきも言ったようにずっと挑戦をしたいなと思っています」
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