news

ニュース

「Krush.148」4.28(金)後楽園 第9代スーパー・ライト級王者となるのは誰だ!? 塚本拓真「誰の覚悟が一番強いか」vs小嶋瑠久「めちゃくちゃ強くなった自信がある」・稲垣柊「他の3人の自信を粉々にする」vs寺島輝「強けりゃ優勝するだけ」

 4月27日(木)都内にて開催を明日に控える「Krush.148」後楽園ホール大会の公開計量と前日会見が行なわれた。

 1月の一回戦を勝ち抜き、明日のスーパー・ライト級王座決定トーナメント準決勝・決勝に臨む塚本拓真、小嶋瑠久、稲垣柊、寺島輝の4選手は揃って計量をパスした。

 Krush Evangelistの石川直生さんは「どの選手も優勝候補といっても過言ではないです。塚本選手は長身を生かしたヒザに注目しています。小嶋選手は実力を証明するために懸ける思いは強い。互いに2試合目を考える余裕がないほどタフな試合になると思います。1回戦で唯一KOを見せてくれた稲垣選手と、このトーナメントが始まった時に多くの人が優勝候補に挙げた寺島選手も、互いにKOを狙わなくても攻撃が当たれば倒れる攻撃力を持ちます。この試合も2試合目を考える余裕のない試合になるでしょう」と語った。

 塚本は1回戦でK-1参戦経験もある大野祐志郎に勝利し、現在5連勝中。それでも「1回戦の改善点を無くして長所を伸ばす練習をしてきて、明日はすごい変わったところを見せれると思う」と自身の成長に手応えを感じているようだ。実力者揃いのトーナメントで1日2試合は過酷な戦いが予想されるが「トーナメントとかワンマッチは関係なく試合で大事なのは覚悟や気持ち。明日は覚悟や気持ちを見せてしっかりと(ベルトを)獲ってやろうと思ってます」と語った。

 対する小嶋は、かねてから実力を評価されていたものの、K-1では山崎秀晃、不可思、林健太とトップ選手たちに敗北。今回のトーナメントは1回戦でまず松本篤人に勝って復活をアピールし、今回はさらに自信を深めて臨むという。「過去最高の準備が出来て、1回戦の後の3か月間でめちゃくちゃいい練習が出来て、めちゃくちゃ強くなった。全員ぶっ倒してチャンピオンになります」と小嶋。

 前王者の佐々木大蔵には中学生の頃に指導を受けていたこともあり「いずれは大蔵先生より強くなったよと見せたい思いもある」と佐々木との師弟対決にも意欲を見せた。1日2試合の過酷なトーナメントに必要なものを問われると「強い思い」と即答。「どれだけチャンピオンになりたいか、その思いが強いヤツが必ず勝つんで。明日は俺が必ず勝ってチャンピオンになります」と言い切った。

 反対ブロックは、東本央貴をKOして1回戦で唯一KOで準決勝に上がってきた稲垣柊。目下7連勝(不戦勝を含む)と絶好調だが、稲垣はさらに高い場所を見ている。「誰と試合をする時も僕は自分が世界一になるトレーニングをやっているので(1回戦の後の)この3か月間もそのトレーニングをずっとやってきました」と稲垣。

 佐々木大蔵が保持していたKrushスーパー・ライト級王座への思いを聞かれると「正直、僕は佐々木大蔵選手に挑戦してこのベルトを巻きたかったんですけど、それはかなわなかったので。佐々木選手が巻いたベルトを僕が巻いて『稲垣柊のベルト』にして、しっかりKrushのベルトの価値を上げていきたい」と稲垣。

 会見の最後にファンへのメッセージを求められると「会見を聞いて3選手みなさんそれぞれ自信があるのは分かったんですけど、明日は僕の前でその自信が粉々に砕け散るのを見れるのが楽しみ」と言い放ち、王座戴冠に強い自信を見せた。

 対する寺島輝は終始リラックス。写真撮影でもファイティングポーズは取らず「自然体」を貫いた。昨年6月のKrushスーパー・ライト級タイトルマッチで佐々木大蔵にKO負けしたものの4選手の中では唯一のタイトルマッチ経験者であり、優勝候補に推す声も多い。1回戦では蓮實光に判定勝利して、この準決・決勝の舞台に上がってきた。

「試合感覚が抜けないように1回戦が終わってすぐ練習を始めて、自分が強くなる練習が出来て、明日は自信を持って臨めます」と寺島。他選手がベルト奪取への熱い思いを語っていても、寺島は「(佐々木に負けて)俺が獲れなかったベルトなんで、ベルトへの思いというか意地。それだけです」とここでも自然体を強調した。ファンへのメッセージを聞かれると「2試合も出来るんで楽しんでいかないともったいないんで。気負わず自然体で思い切り楽しんでいこうと思ってます。みなさん明日は期待しててください」と笑顔の寺島。実力者がひしめくトーナメントを勝ち抜き、栄えある第9代王座を掴んで歴史に名を刻むのは誰だ!?
塚本拓真
「今、表情を見ても4人みんな、自分に自信を持ってると思うし、みんなそれぞれ思いや覚悟はあると思います。明日は誰の思い、誰の覚悟が一番強いのか。しっかり見ててください。(1月の1回戦の後、この3カ月間でどんな準備をしたか)1回戦の改善点をしっかり無くす練習と、長所をしっかり伸ばす練習をしてきました。この3カ月が本当に充実した練習が出来た自信があるので、明日はこの3カ月ですごい変わったところを見せれると思います。(決勝戦は誰と戦いたい?)準決勝に照準を絞ってるので、まず準決勝に集中なのはもちろんですけど、その上でやりたいのはいつも言ってる寺島輝です。

(前王者・佐々木大蔵が長期政権を築いたベルトへの思いは?)佐々木大蔵選手が見せられて、僕に見せられないものはたくさんあります。ただ、逆に自分に見せられて、大蔵選手に見せられないものもあると思うので。しっかりチャンピオンになって、自分にしか見せられないものを見せていきたいなと思います。(1日2試合勝つために必要なことは?)自分はトーナメントとかワンマッチ関係なく試合は覚悟や気持ちが一番大切なものだと思ってるので。その覚悟や気持ちを見せて、明日はしっかり獲ってやろうと思ってます。

(ファンへのメッセージ)やっとこのチャンスが巡ってきたんで。明日は本当に自分のために、周りのために必ず獲って、みんなで一緒に喜んで貰いたいんで。必ず僕が獲るんで(試合後の)サイン会に来てください」

小嶋瑠久
「過去最高の準備が出来たので、明日はこの4人で一番強いヤツがベルトを獲ると思うので。間近でベルトを見て、すごいワクワクしてきたんで。必ず僕が全員KOして必ずチャンピオンになります。応援お願いします。(3カ月間どんな準備をしたか)この決勝に向けて、めちゃくちゃいい練習が出来て、めちゃくちゃ強くなった自信があるんで。すごい自信もあるので明日は自信を持って思いっきりぶつけたいと思います。(決勝戦は誰と戦いたい?)どっちでもいいですね。全員とやりたいです(ニヤリ)。

(前王者・佐々木大蔵が長期政権を築いたベルトへの思いは?)大蔵選手……というよりも、僕からしたら大蔵先生なんですよ。中学生の時に教えて貰ってた時もあったので。教え子っていったらアレなんですけど、僕がしっかりチャンピオンになって師弟対決? いずれ大蔵先生より強くなったんだぞっていう姿を見せたいので。そういう思いもありますね。

(1日2試合を勝つために必要なことは?)どれだけチャンピオンになりたいかという思いが強いヤツが必ず獲ると思うんで、必ず俺が獲ります。(ファンへのメッセージ)俺はたくさんの思いを背負ってる。これはただの重りじゃなくて、武器、パワーにして明日は必ず俺がチャンピオンになる。応援お願いします」
稲垣柊
「トーナメントが決まってからこの期間、確実に僕が一番ベルトへの想いを懸けて練習してきました。その想いを明日はリング上でしっかりと体現したいと思います。応援よろしくお願いします。

(この3カ月間でどんな準備をしたか)誰と試合をする時も僕は自分が強くなる、世界一になるトレーニングをやっているので3か月間そのトレーニングをずっとやってきたのと。相手選手の試合もしっかり見て、自分が負ける確率をゼロにするようにトレーニングしてきたんで。明日は自信を持ってリングに上がりたいと思います。(決勝戦は誰と戦いたい?)やりたいのは小嶋瑠久選手です。でも上がってくると思うのは塚本拓真選手です。どちらにしても僕が必ずベルトを巻くので応援よろしくお願いします。

(前王者・佐々木大蔵が長期政権を築いたベルトへの思いは?)正直、僕は佐々木大蔵選手に挑戦してこのベルトを巻きたかったんですけど、それはかなわなかったので。佐々木選手が巻いたベルトを僕が巻いて『稲垣柊のベルト』にして、しっかりKrushのベルトの価値を上げていきたいと思います。(1日2試合勝つために必要なことは?)実力もそうなんですけど、明日、誰が一番持ってるかの運も必要になってくると思うんで。明日はすべての運とかそういうものも含めた稲垣柊の1日にしたいと思ってます。

(ファンへのメッセージ)今日の会見を聞いて3選手、みなさんそれぞれ自信があるっていうのは分かったんですけど。明日はその自信がリング上で粉々に砕け散る、僕の前で。それを見れるのが楽しみなんで。明日は2試合必ず僕が勝ち切りたいと思います」

寺島輝
「しっかり準備をしてきました。自信を持って明日を迎えられるんで頑張って2試合勝ち抜きたいと思います。(この3カ月間でどんな準備をしたか)試合感覚が抜けないように、試合終わってすぐ練習を始めたんで。前回の自分の中で出来なかったことと、まあ自分の中で出来ることと。まあ自分が強くなる練習をすぐ始められたんでいい練習が出来たかなあ、という感じですかね。(決勝戦では誰と戦いたい?)拓真です。それだけです。

(前王者の佐々木大蔵選手が確立したKrushスーパー・ライト級のベルトへの思いは?)まあ思いもありますけど、俺が獲れなかったベルトなんで思いというか意地です。それだけです。(1日2試合勝つために必要なものは?)別に強けりゃ優勝すると思うんで。別にそんな考えてないです。目の前にいる相手を倒すだけです。(ファンへのメッセージ)いいトーナメントになると思います。なので、しっかり自分自身が一番、2試合も出来るんで楽しんでいかないともったいないんで。気負わず自然体で2試合、思い切り楽しんでいこうと思ってます。みなさん明日は期待しててください」
チケット購入