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「K-1 WORLD GP」6.3(土)横浜 佐々木大蔵が連敗脱出をかけて“ムエタイ伝説の壊し屋”パコーンと対戦「試合で失ったものは試合でしか取り戻せない」(佐々木)

 4月24日(月)都内にて記者会見が行われ、6月3日(土)横浜武道館「K-1 WORLD GP 2023」の第2弾対戦カードが発表された。

 スーパー・ライト級ワンマッチとして佐々木大蔵vsパコーン・P.K.センチャイムエタイジムの一戦が決まった。佐々木は昨年9月のK-1横浜アリーナ大会で大和哲也の持つK-1スーパー・ライト級王座に挑戦するも判定負けでベルトに手が届かず。今年3月にはK-1×RISEの対抗戦メンバーにも選ばれ、RISE有明アリーナ大会で白鳥大珠と対戦するも、ここでも判定負けを喫した。佐々木が連敗するのは約4年ぶりで、目標のK-1王座に向けて3連敗は是が非でも避けたい状況だ。

 その重要な再起戦の相手は“ムエタイ伝説の壊し屋”パコーン。ムエタイの2大殿堂と言われるルンピニー・ラジャダムナンの両スタジアムで王者となり、現在K-1でも活躍中のジョムトーンに過去に勝利しているムエタイのビッグネーム。今年3月「K'FESTA.6」でK-1初参戦すると、元Krushスーパー・ライト級王者 鈴木勇人を巧みなテクニックで翻弄。判定勝利を収めて、今大会に連続参戦となる。

 佐々木は国内屈指のテクニシャンで、安定した強さを誇る選手だが、過去にK-1・Krushでゲーオとゴンナパーに敗れていてタイ人選手には未勝利。連敗脱出とともにタイ人越えというテーマもある試合になった。またパコーンとしてもここで佐々木に勝てば、スーパー・ライト級のタイトル戦線に絡んでくることになる。今後のスーパー・ライト級戦線を占う一戦だ。

 4年前にタイで武者修行した際、実はパコーンと同じジムで練習していたという佐々木。タイトルマッチと対抗戦で連敗した結果に「試合で失ったものは試合でしか取り戻せない。今振り返ると『なるようになったんだ』『だから次はこうしないといけない』という課題点が見つかった」と向き合い「3分3Rのなかでしっかり勝利を手にするための準備をしていきたい」と打倒パコーンに闘志を燃やした。

佐々木大蔵
「3月に続いて試合を組んでもらえることをうれしく思います。実は4年前にタイのP.K.センチャイムエタイジムに修行に行ったとき、パコーン選手もジムにいました。ちょうどパコーン選手が試合前で一緒に練習することはなかったのですが、間近で見ていた選手と、こういうタイミングで向き合えることに感慨深いものがあります。今僕は勝敗の重みを実感しているところで、パコーン選手は強い選手ですが、まず一勝をつかみ取りたいと思います。

(タイトルマッチ・対抗戦と重要な試合を落としているが)今僕は2連敗していて、試合で失ったものは試合でしか取り戻せないと思っていますし、そこで得たものもあります。試合が終わった瞬間は受け止めきれずにいましたが、時間が経って試合のことを考えている・振り返るうちに『なるようになったんだ』『だから次はこうしないといけない』という課題点が見つかったし、セコンドやチームのみんなからいただいた言葉も踏まえて、格闘技に向き合っています。

 結果がすべての世界ですが、自分が乗っているときは結果にフォーカスしていないところもあって。もちろんやるべきことはやらないといけないですが、そういう経験もできたと思うし、今度はそれを試合で証明していかなければいけない。試合を組んでもらえることは当たり前じゃないので、それも含めて歩んでいきたいです。(vsムエタイについて)パコーン選手の名前を聞いてから対策やイメージは持っているんですけど、パコーン選手も同じ人間です。3分3Rのなかでしっかり勝利を手にするための準備をしていきたい」

パコーン・P.K.センチャイムエタイジム
「3月に続いてK-1で試合ができることをうれしく思う。初めてK-1ルールの試合を経験して、どんな動きをすればいいかが分かった。今回は前回以上の試合を見せられると思う。対戦相手の佐々木はこの階級のトップ選手だと聞いているが、その相手に勝ってK-1のベルトを狙っていきたい」
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