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「Krush-EX 2022 vol.8」11.12(土)GSP 中村拓己K-1プロデューサーが大会を総括「安尾瑠輝vs北山善は頭一つレベルが抜けていた。井上修一選手がデビューから2年3カ月かけて初勝利した姿もKrush-EXならではの味」

 11月12日(土)東京・GENスポーツパレスにて「サイクリー PRESENTS Krush-EX 2022 vol.8」が開催された。中村拓己K-1プロデューサーの大会後の総括コメントは以下の通り。

「本日の大会で2022年のKrush-EXは最後となりますが、今年は東京での大会をサイクリー様に冠協賛いただいて【サイクリー Presents】という形で大会を開催しました。改めてサイクリー様には御礼申し上げます。

 Krush-EXはキャリアが浅い・若い選手たちが経験を積む場、またK-1 JAPAN GROUPに参戦歴のない選手たちにもチャンスを作る場というコンセプトで大会を開催しているのですが、サイクリー様にはそのコンセプトに賛同・応援いただいたことをうれしく思います。

 今大会もK-1アマチュア・K-1甲子園出身選手が多い大会で、Krush-EXの意義を感じる大会でした。特に印象に残ったのは第3試合の安尾瑠輝選手と北山善選手のフライ級の試合ですね。

 北山選手はK-1 JAPAN GROUPの試合に出たいという希望があり、関係者の方にご紹介いただいて初参戦した選手です。北山選手は岡山から参戦してくれた選手なのですが、非常にいい選手だなと思いました。対戦相手の安尾選手は僕もアマチュアの頃から試合を見ていて、デビュー前から強い選手だと思っていたのですが、この試合はスピーディ且つハイレベルな試合だったと思います。他の試合と比べても、頭一つ抜けたレベルの試合だったと感じました。

 勝った安尾選手はこれでプロ戦績は2戦2勝となり、敗れた北山選手も中国地方から新たに強い選手が出てきたと思わせる試合内容でした。フライ級(51kg)は9月のKrushで大久保琉唯選手がチャンピオンになった階級ですが、まだ新しい階級で、選手層・数もこれからの階級です。そういった部分ではKrush-EXやプレリミナリーファイトからでもベルトを狙える選手が出てくる階級だと思うので、そこも含めて安尾選手・北山選手には注目してもらえればと思います。

 あとは川越亮彦選手と井上修一選手の試合ですね。2人はKrush-EXの常連ファイターで、なかなか結果を出せていない選手同士の対戦でした。試合はデビューして勝ち星がなかった井上選手が最後の最後まであきらめずに戦って、デビューから2年3カ月かけて初勝利を掴みました。井上選手が喜ぶ姿を見て、これもKrush-EXならではの味だなと。一つの勝利に向かって選手が頑張る姿や苦労した選手が花開く姿を魅せられたんじゃないかなと思います。

 今年1年、Krush-EXを開催してきて、たくさんの選手を発見・発掘することができました。2023年も継続してKrush-EXを開催予定なので、どんな選手が出てくるのか注目してください」
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