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「K-1 WORLD GP」12.3(土)大阪 1年越しの再戦は王者・大和哲也への挑戦権争奪戦!?林健太「不可思選手が大和選手と再戦するより、僕が挑戦したほうが面白い」vs不可思「林選手にリベンジして挑戦する方が盛り上がる」

 10月26日(水)都内にて、12月3日(土)に大阪・エディオンアリーナ大阪で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」の第二弾対戦カード発表記者会見が行なわれた。

 今年4月「K’FESTA.5」代々木第一体育館大会で大和哲也が王者になってから、活発な動きを見せているK-1のスーパー・ライト級戦線だが、今大会でも興味深い1戦が組まれた。それがK-1スーパー・ライト級ワンマッチの林健太vs不可思の試合だ。

 前回9月のK-1横浜アリーナ大会では大和がKrush王者の佐々木大蔵を破って王座の初防衛に成功しているが、同大会では林は小嶋瑠久を、不可思は大野祐志郎をそれぞれKOで撃破し、両者ともタイトル戦線に一歩近づいた形となった。林と不可思は1年前のK-1大阪大会でも対戦。この直接対決では林が判定勝利しているが、不可思は2019年12月のK-1名古屋大会で大和にKO勝利していることもあって、王者から次期挑戦者として指名を受けている立場でもある。林vs不可思の1年ぶりの再戦は、スーパー・ライト級王座の次期挑戦者の行方も占う重要な1戦となった。

 最初は不可思との1年ぶりの再戦に「またかよって、確かに思いました」という林だが、チャンピオンの大和が次期挑戦者に不可思を指名したという事実があれば「ここで勝てば僕は美味しいやろうなと思って受けましたね」と、挑戦権が転がり込んでくる可能性も出てくる。林も横浜アリーナ大会後の一夜明け会見で挑戦をアピールしていたが、この会見でも再度アピール。「ここで俺が負けて、不可思選手がもう1回タイトルマッチをするっていうのは、正直みんなまたかよって思いますよ。僕はやったことがないので、K-1のファンの人たちも楽しめると思うので負けられないですね」と、不可思に2連勝し、挑戦権強奪を目論む。

 一方、林に割り込まれた形となった不可思だが「逆にこの間の試合で勝って、次タイトルマッチだと『それはいきなりだろ?』という空気だと思うし、大阪で林選手をしっかりぶっ倒してからタイトルマッチをやるほうが盛り上がると思うので、だからちょうどいいかなと思います」と納得ずく。自身にとってはリベンジ戦にもなるため「まずはこのカードを受けてくれた林選手に感謝をしたいです。しっかりぶっ倒してリベンジさせてもらいます」と、この試合に対するモチベーションも高い。4月あたりは悪くなっていたという感覚も、前回の横浜アリーナ大会での試合前から戻ってきているそうで「本当にキャリアで一番っていうぐらい強いっていう自信がある」と自信満々。「今はK-1のベルトを獲れる自信があるんで、獲る気でいます」と、林にリベンジをして、改めて大和に挑戦者として名乗りを上げる腹づもりのようだ。

林健太
「僕は最初にK-1から不可思選手って聞いた時にまたかよって、確かに思いました。でも、今チャンピオンの大和選手が次のタイトルマッチの挑戦者に不可思選手を指名しているので、僕がいい勝ち方をして、僕しかいないよと。不可思選手じゃなくて僕とやってくださいと言えるようにしっかりKOで勝って挑戦したいと思います。

(1年前に対戦をして、ファイターとしてどんな印象を持った?)フィジカル差を感じました。スーパー・ライト級ってこんなに大きいんかっていうのを試合を通して、プレスを感じました。試合が終わってお父さんに言われたのは、『一回り不可思選手のほうが体がデカい。体を作り直せ』と。で、フィジカルジムも変えて、山崎秀晃さんの体を作ったジムに行かせてもらって、1年を通して体を作り上げてるので、去年よりはフィジカル差を感じないようになっているだろうなと思っています。

(どういうところを見せたい?)前回はさっき言ったカーフキックをバチバチ蹴ったのは僕なんですけど、カーフキックだけじゃなく新しい技も今は練習してて、不可思選手には凄く有効だろうなと思っています。それを見せたいですね。(9月横浜アリーナ大会の大和vs佐々木を見て)僕も大蔵くんが勝つと思っていました。だけどああいう大一番での強さは昔から凄いなと。僕は中学生ぐらいからテレビで大和選手を見ていて、あの時からずっと左フックが強いなと。左フックさえガードしとったら俺は絶対に勝てると思いましたね。

(大和と対戦した場合どう勝つ?)右手をここ(頭部のあたり)につけてたら勝てるんちゃうかなと思っていますね。俺はもう右手使わないですね。ここに固定。そうしたら絶対負けんですね。(挑戦権を奪う試合になるかもしれないが?)僕は大和選手と対戦経験がないんですけど、不可思選手は1回やっているじゃないですか? ここで俺が負けて、不可思選手がもう1回タイトルマッチをするっていうのは、正直みんなまたかよって思いますよ。僕はやったことがないので、K-1のファンの人たちも楽しめると思うので負けられないですね。

(フォトセッションで握手を求められていたが?)元々僕は人を煽ったりするタイプではないですし、相手がムカつくからこいつを試合で倒したろうとか思うタイプでもないので、本当に不可思選手はいい印象で、お互いに子供がいる父親なので、家族のために頑張ろうっていう感じなんですけど、リングに上がると家族がいますので生活するために倒すつもりで戦います。

(次期挑戦者に指名されていた不可思との対戦で、ラッキーだなという気持ちはある?)正直またかよって思いましたよ。去年の12月に不可思選手とやる時にしっかり勝って、家族でいいクリスマスを過ごそうと日々頑張っていたんですけど、もう1回いいクリスマスを過ごそうと思ったらまた戦わなあかんのか、全く同じ人だしまたかよって思いましたよ。で、1年経つのがめっちゃや早いなと思いましたね。大和選手に1回勝ってるので、ここで勝てば僕は美味しいやろうなと思って受けましたね。

(ファンの皆さんへのメッセージ)僕は大阪では凄く強いです。大阪ではトーナメントを含めて5戦やって5勝なので、大阪不敗神話を築くと応援してくださる方に言ったら、大阪だけじゃなく他でも頑張れと怒られたので(笑)あんまり言えへんですけど、とにかく年内いい勝ち方をして、家族でいいクリスマスを過ごそうと思います」

不可思
「まずはこのカードを受けてくれた林健太選手に感謝をしたいです。しっかりぶっ倒してリベンジさせてもらいます。(1年前に対戦をして、ファイターとしてどんな印象を持った?)強さもそうなんですけど、結構上手さを思った以上に感じましたね。このK-1のルールの戦いに慣れているなと思いました。(1年間の成長を問われる試合となったが?)この間の試合から今も練習で、本当にキャリアで一番っていうぐらい強い自信があるので、それを見せたいですね。それを見せればしっかり倒して勝つ自信もあるんで。

(9月横浜アリーナ大会の大和vs佐々木を見て)正直相性的に佐々木選手かなと思っていたんですけど、そこでリベンジした哲也さんがマジで渋いなと思いました。(大和と対戦した場合どういうふうに勝つ?)やるなら全部で上回って勝ちたいです。(いろんな団体のベルトを獲ってきて、ベルトまであと一歩だが、ここまでの道のりは長かった?)今年がいろいろあって、本当にしんどい時期とかもあったんですけど、感覚がめちゃくちゃ悪くなっちゃってとか。それが今はキャリアで一番強いというぐらい自信があるんで、一時はK-1キツいなっていう感じだったんですけど、今はK-1のベルトを獲れる自信があるんで、獲る気でいます。

(フォトセッションで握手を求めに行って、それから向き合ったがどういう気持ちだった?)普通に顔見知りなんでよろしくっていう感じで。でも、試合は試合なんで、向き合ったらスイッチが入るかなみたいな感じで。(チャンピオンの大和が次の挑戦者に指名した中で、林が入ってきた感じになるが、思うところは?)逆にこの間の試合で勝って、次タイトルマッチだと『それはいきなりだろ?』という空気だと思うし、それは大阪で林選手をしっかりぶっ倒してからタイトルマッチをやるほうが盛り上がると思うので、だからちょうどいいかなと思います。(ファンの皆さんへのメッセージ)しっかり大阪でリベンジするところを楽しみにしていてください」
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