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「K-1カレッジ2022」8.21(日)GSP<特別コラム>K-1の未来はK-1甲子園だけじゃない!K-1カレッジにも注目せよ「僕はK-1カレッジで優勝して、格闘技で生計を立てられるようになって、人生が変わった」(第8代Krushバンタム級王者・池田幸司)

 8月21日(日)東京・GENスポーツパレスにて開催される「K-1カレッジ2022~大学生日本一決定トーナメント~」。今大会に向けてK-1公式YouTubeチャンネルでは、過去のK-1カレッジの各年代ごとの名勝負集を配信している。

 K-1甲子園に続き、2016年からスタートした大学生日本一を決めるK-1カレッジ。歴代優勝者のなかで、プロでも結果を残した選手の筆頭格は池田幸司だ。

 池田は幼少期に空手を学び、大学入学後は「飲んだくれて遊んでいた」と格闘技からフェードアウト。一念発起して、現在も所属するReBORN経堂に入門すると、アマチュア大会で頭角を現し、ABEMA「格闘代理戦争 4th season」にもエントリー。ここでは試合出場の機会を得られなかったが、直後のK-1カレッジ2019-55kgで優勝を果たした。

 プロデビュー後は第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント・K-1バンタム級日本最強決定トーナメントで一回戦敗退と思うような結果を残せなかったが、2021年8月から勝ち星を積み重ねて2022年3月に壬生狼一輝を下して第8代Krushバンタム級王座を獲得。7月には野田蒼をKOして初防衛に成功し、今やK-1・Krushバンタム級のトップ選手に登りつめた。

 池田自身「初めての1DAYトーナメントで、1回戦が終わった後に正直帰りたくなりました(苦笑)。僕にとっては『格闘代理戦争』直後の大会で、番組での屈辱を晴らすために、絶対優勝したかった大会です」と当時を振り返り「僕はK-1カレッジ優勝がきっかけで、Krushでプロデビューし、格闘技で生計が立てられるようになり、チャンピオンにもなり、人生が変わりました」とK-1カレッジが人生の転機になったと語っている。

 池田に次ぐ活躍を見せているのは松本日向だろう。松本も空手出身で、大学入学後にキックボクシング部に入部。K-1カレッジ2018-55kgで優勝を果たした。当初プロデビューする予定がなかったものの、ABEMA「格闘代理戦争 4th season」で注目を浴び、同年9月にK-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ所属としてデビューを果たした。プロでの獲得タイトルこそないものの、K-1・Krushバンタム級の中心選手として活躍を続けている。

 K-1カレッジでは優勝に手が届かなかったものの、プロで結果を残した選手もいる。第6代Krushライト級王者の瓦田脩二だ。K-1カレッジ2016-60kgに出場した瓦田は一回戦こそクリアしたものの準決勝敗退。その後はK-1アマチュアで実績を積んで、翌2017年9月にプロデビューし、2018年9月にプレリミナリーファイトでK-1初参戦。2020年9月に第6代Krushライト級王座決定トーナメントを制した。まさにK-1カレッジでの悔しさをバネにプロでの成功を掴んだパターンだ。

 K-1カレッジは出場選手が10代後半~20代前半ということもあり、K-1カレッジで格闘技生活に区切りをつける選手も多く、どうしてもK-1甲子園と比較するとプロに進む選手が少ない・プロで活躍する選手が少ない大会だった。しかしここで名前を挙げた池田・松本・瓦田のようにプロのトップ戦線に食い込む選手も徐々に増えつつある。K-1甲子園はもちろん、K-1カレッジで戦う“K-1の未来”たちにも注目だ。
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