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「K-1 WORLD GP」8.11(木・祝)福岡<公開練習>近藤魁成、スーパー・ライト級に新風を吹かせる!「令和・新しい時代になって、これからは僕たちの時代。僕らが昔の選手たちを倒していかないといけない」

 大阪・キックボクシングジム3Kにて、8月11日(木・祝)福岡国際センターで開催される「ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」の[K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R]で鈴木勇人と対戦する近藤魁成が公開練習を行なった。

 近藤は昨年末にウェルター級からスーパー・ライト級への転向を表明。その第一歩となった1月のKrush後楽園大会では66.5kg契約でアラン・ソアレスにKO勝利し、今回いよいよスーパー・ライト級での試合に臨む。この両者は2018年6月K-1さいたま大会のプレリミナリーファイトで対戦しており、この時はドローに終わっている。約4年の時を経て決着戦が決まった形だ。
 1RKOで終わったソアレス戦を振り返り、近藤は「結構落ち着いて相手を見ることができた試合だったと思います。今までと比べると相手と自分と観客を見ることができた試合だったと思います。早い時間でKOできたのはうれしかったんですけど、復帰戦だったので、もう1Rくらいはやれたらよかったかなとは思います。でも結果的に今回の試合につながったと思います」。

 怪我が続いていた右の拳の状況についても「右のパンチも全然打てたので完璧と言えば完璧です」と問題なし。「通常体重がすごく減ったので、65kgに階級を下げるからといって減量は問題ないです。体重はすぐ落とせる状況ですし、試合はいつでも大丈夫です。ずっとウェルター級(67.5kg)でやってきたので、そのフィジカルは生きてくると思いますし、体重を落とす分、スピードは上がっていると思います」とスーパー・ライト級が現時点ではベストウエイトという手応えも感じている。
 今回が2度目の対戦となる鈴木について近藤は「前回戦った時はミドルキックが硬かった印象で、蹴り中心に攻めてくる選手だと思います。今はミドルだけじゃなくてパンチでも倒しているので、蹴りだけの選手じゃなくなってきていると思います」と分析。

「いつかやらないといけない相手だと思っていたので、この機会にKOで決着をつけたい」という想いのもと、公開練習ではサンドバック打ちのみの披露となったが、近藤は「鈴木選手と戦うのは2回目なのであまり手の内を見せたくない。それでサンドバックのみにしました。作戦はしっかり練っているので当日を楽しみにしていてください」と理由を語った。
 近藤は記者会見やインタビューで「30代・ベテラン選手をボコボコにしていく」「若い世代の僕がこの階級をかき回す」という言葉を繰り返した。この日の取材でも「少し前のK-1は番狂わせや下の選手が上がっていくことで盛り上がっていた。もう一回盛り上げるには自分たちの世代がか上の世代を倒さないと盛り上がらない。令和・新しい時代になって、これからは僕たちの時代やと思うので、僕らが昔の選手たちを倒していかないといけない」と世代交代を宣言した。

「アマチュア時代に朝久道場の大会に出たことがあるんですけど、プロで試合するのは初めて。過去にK-1福岡を見に行ったこともあったんで、その大会に出られることがうれしいです。その福岡で決まった再戦、必ずKOで勝ってベルトに近づきます」とファンにメッセージを送った近藤。スーパー・ライト級に新世代の風を吹かせることができるか?
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