「Krush.138」6.17(金)後楽園<インタビュー>石田勝希「ただ単に階級を変えるだけでは意味がない。自分がスーパー・フェザー級の台風の目になって、この階級をかき回していきます」
――昨年12月のK-1大阪大会が久々のK-1 JAPAN GROUP参戦でした。K-1も初参戦だったと思うのですが、K-1のリングはいかがでしたか?
「国内トップの団体でもあるので、会場の雰囲気も含めて最高の舞台でした。ただ序盤は会場の雰囲気に飲まれて、自分の動きが出来なかったことは経験不足だったと思います。対戦相手の篠原選手もライト級のトップ選手ですし、一流選手の戦っているだけあって、技術があって上手かったです」
――そして今大会では約4年ぶりのKrush参戦が決まりました。
「4年前のゴンナパー・ウィラサクレック戦は試合一週間前のオファーだったので、正直ベストのパフォーマンスではなかったかなと思います。今回はスーパー・フェザー級に階級を下げることになったのですが、しっかり準備期間もあるのでコンディションを整えて試合に臨みたいと思います」
――改めて階級を下げた理由を教えてください。
「12月にK-1に出させてもらって、他の選手を見た時に階級を下げた方が結果を残せると思って決めました。ライト級時代は減量そのものも楽で、計量の1週間前にはリミットまで体重が落ちているような状況だったんですね。これまでより節制を意識すれば、問題なく体重は落ちると思います」
――対戦相手の横山朋哉選手にはどんな印象を持っていますか?
「いきなりトップ選手と戦えることになって、オイシイなと思いましたね。横山選手を倒せばKrushに残っているのはチャンピオンくらいだと思うので」
――ファイターとしてはどんな印象を持っていますか?
「めちゃくちゃいいファイターですよね。スピードもパワーもあって華がある選手だと思います」
――自分がスーパー・フェザー級をかき回したいですか?
「はい。ただ単に階級を変えるだけでは意味がないので、自分がスーパー・フェザー級の台風の目になって、この階級をかき回していきたいと思います。今年30歳にもなるので、ダラダラ格闘技を続けていてもしょうがないですし、目標にしているベルトに向かって一戦一戦が大事になると思います。そういった意味でも確実に結果を出して、誰もが『次の挑戦者は石田や』と認めるような存在になりたいと思います」
――どんな試合を見せたいですか?
「“Krush”なので倒す試合・壊す試合をしたいと思います」