第2試合はKrushライト級。新太はRKSスーパーライト級暫定王者。中野は伝統派空手でナショナルチームに所属し、2月のデビュー戦を勝利し今回が第2戦となる。
1R、オーソドックスの新太に対し中野はサウスポー。新太が距離を詰めると中野は素早くバックステップし、逆に自身は鋭い踏み込みからのワンツー、前蹴り、ローと新太は繰り出す。中野のスピードに新太はリズムが合わず、踏み込みにフックでカウンターを狙うが当たらない。
2R、中野は独特の間合いからスッと詰め寄りストレート、右フック。新太が距離を詰めるとサークリングして逆に間合いをあける。新太の踏み込みにストレート、フックをカウンターで狙う中野。だが新太もガードしてヒットを与えず、来いよと中野を呼び込む。
3R、中野はスッと踏み込んでの左ストレートをヒット。さらに右フック、左ミドルと新太にヒットを増やしていく。さらに右フックで行く中野だが、新太もそこに右ストレートをカウンター。さらに攻撃せんと踏み込んだ中野だが、新太はカウンターの右ストレートでとらえダウンを奪取。挽回に向かい、左ストレート、右フックに力を込める中野だが、新太はガードを高く上げ被弾しない。
判定は29-28、28-28、28-28で新太に1票入るもドロー。延長戦に突入となる。
EXR、中野はストレートから繋いだ右フックを振るう。新太も前に出てパンチを振り返すが、ここで中野の頭部がバッティングとなり新太は左まぶたが切れ出血する。ドクターがチェックして再開に。新太は打ち気で向かい、左フックと飛びヒザ。中野は左ミドルを入れ、新太の前進に右フックとストレートをカウンターする。新太はカウンターを恐れず、流血しながら前に出て右ストレートと左フック。だが、ここで新太の出血が激しくなり再度のドクターチェックに。残り40秒から再開。新太は左ガードを上げて向かうが、中野がストレートと右フックをヒットする。今度は新太がバッティングとなってしまい、中野が左目横をカット。両者とも出血しドクターチェックを経て再開するも、すぐに終了のゴングとなる。
判定は3者10-9で中野。ともに流血となった試合を制した。