メインイベントはKrushスーパー・ウェルター級タイトルマッチ。“マッスルタンク”小田は昨年8月にトーナメントを制して王者となり今回が初防衛戦。アビラルはHEATとISKAのベルトを持ち、Krushのベルトを加え3冠王を狙う。
1R、アビラルのストレートをブロックし、小田は接近してボディフックとローキック。接近戦でアビラルは飛びヒザを繰り出す。両者左フックを振り合うが、ともにガードが固くヒットを上げられない。近距離の打ち合いでアビラルは右のショートをアッパー気味に決め、小田をフラつかせてダウンさせる。さらにアビラルは右ストレートから返しの左フックで2度目のダウンを与え初回を終える。
2R、ダウンの挽回に向かう小田だが、アビラルが左フックをヒット。アビラルは右ストレートから入って左フック、右ストレートとパンチを繋いで小田を倒し、陣営からタオルが入ってアビラルが勝利した。
涙を見せたアビラルは「やっと結果を出せたと思います。本当にいつも応援ありがとうございます。最後に負けたのは大阪のK-1大会で、引退しようと思ってましたが、お父さんや館長が引退するのを止めてくれて感謝しています。引退したらKrushチャンピオンになれてなかったし、これからずっと言ってきたK-1チャンピオンに絶対なります。お父さん、感謝、ファンのみなさん、スポンサーさん、本当にありがとうございました。これから本当に世界一になれるように努力していきます」と話し、ネパール語でもメッセージした。